東京が消えたなら。

メカ

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投稿停止を行っていた理由。

昨年から・・・。

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昨年、7月17日以降から投稿をストップしていた理由について。

大きな理由として挙げられるのは
その年、3月。
・・・福島沖を震源とする地震によって大きな被害を被った事が
まだ記憶に新しい。

震災後時点では
自身の防災への知識が役立つのではないか?
これから起こりうる「可能性」について
皆さんに発信できるのではないか?と考え投稿を続けていた本作ですが

その年の7月・・・。
私は、ある事を思い出していました。

それは、今は亡き父との思い出です。

皆さんの記憶にもまだ新しい事でしょう。
「東日本大震災」による「茨城県」の「津波被害」が・・・。

あの日、あの時、あの場所に
私の父が「居た」のだ。
仕事の長期出張で、茨城県の支部へと赴いていたのだ。

父は、生還を果たし無事帰宅する事ができましたが
その翌年、持病で亡くなりました。

そして、あの日・・・。
地震速報の後、父から一通のラインが入りました。

「これが、最後になるかも知れないからね。先にさよならを言っておくよ。」

あの日、父は津波によって帰らぬ人となる事を覚悟したそうです。
亡骸となっても家に帰る事は叶わない・・・と。

その出来事を思い出してしまった私は、改めて
物語の続きを書く事ができませんでした・・・。

福島沖での地震。
その後も書き綴った物語。
その関係者はどの様な気持ちでこの作品を読むだろうか?

そう考えた時、怖くなりました・・・。

同じ被害を少しでも減らせれば・・・その思いで知識を書き綴るのは
間違っては居ないはず・・・。
しかし、そこには物語という「着色」がもう付いてしまっている。

私は
「この一年、災害による甚大な影響が出なかった時
この文章と共に、改めてこの物語の進退を考えよう。」

そう決意し、蓋をすることにした・・・。

私の書き綴っている文章など、プロの防災家からすれば
お子様程度の知識であろう。

しかし、この物語の中に組み込まれている防災への知識は
間違いなく、素人の私を驚愕させ興味をもって調べに至る物ばかりであった。
そして、別の素人の誰かの役に立てる事を夢見て・・・。

ゆっくりと、再スタートを切っていきたいと思う。

平和であるべき「明日」の為に・・・。
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