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大親友「遠藤」の話
「タイムカプセル」の裏側で・・・。 1
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今回、遠藤が改めて私に暴露した裏話は
私の体験談「タイムカプセル」の話で起きていた一件だ。
大雑把に話を説明すると
成人を迎えた我々は、小学生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こす事となる。
その中で、クラスメートの一人「橋本(もっちゃん)」と呼ばれる青年に起きた悲劇。
実の所、この話には「未回収の伏線」の様な物があるのだが
この話はその「伏線」に繋がる。
一件が落ち着き、暫くの後
「遠藤」は転職した。
本来、彼は自宅アパートの近所に出来たという「畳製造」の会社に勤めていた。
しかし、その会社は立ち上がったばかりという事もあり
確立された作業指南・タイムテーブルなどが存在しておらず
一日の流れの殆どが「手探り」の状態だったそうだ。
それだけに留まらず、週の労働時間も規定ギリギリのラインまで要求されるという
限りなくブラックに近い職場だった。
結果、彼は「悩むくらいなら」と転職を決めた。
・・・そこまでは良かった。
ここで敢えて「伏線」について話すが
本編である「タイムカプセル」において「未回収」となってしまったもの。
それは私の師匠「X氏からの鑑定結果」である。
「橋本(もっちゃん)」はX氏の鑑定を聞く前に「持病によって亡くなってしまった」。
だが、X氏に言わせると「それ自体は今回の件とは関係がない」という。
そして
「あぁ~・・・次はその友達の所に行っちゃったかぁ・・・。」という意味深な発言をした。
更に・・・恐ろしいのは
「彼、建築系に行くと思うよぉ~w」という予言。
その予言は見事的中。
「遠藤」は程なくして今の職である「鳶職」に就いた。
それから数年後
本章の柱と呼べる「アパートで。」に繋がる訳だが・・・。
私の見立てでは
この「アパートで。」が全ての事の始まりであり
元凶となる「宗教(原因)」があったからだと思っていた。
しかし、X氏の見解は違った。
「コレが始まりなんだよ。」
彼が示唆したのは「タイムカプセル」だった。
時系列を整理すると納得だ。
二十歳になった我々は「タイムカプセル」を掘る。
その後、「霊障」に悩まされる「橋本(もっちゃん)」の相談に「遠藤」が名乗りを上げる。
(X氏曰く、この時から既に始まっていた)
「霊障」という事を聞き、私の出番が来るも「橋本(もっちゃん)」はその後他界。
直後、仕事に悩んでいた「遠藤」が「転職」
数年後「アパートで。」の事件へと繋がる。
のだそうだ。
X氏は続けて言う。
「(彼)が招き入れたんだよ。」と。
私は最初こそ、その言葉の意味が分からなかった・・・。
私の体験談「タイムカプセル」の話で起きていた一件だ。
大雑把に話を説明すると
成人を迎えた我々は、小学生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こす事となる。
その中で、クラスメートの一人「橋本(もっちゃん)」と呼ばれる青年に起きた悲劇。
実の所、この話には「未回収の伏線」の様な物があるのだが
この話はその「伏線」に繋がる。
一件が落ち着き、暫くの後
「遠藤」は転職した。
本来、彼は自宅アパートの近所に出来たという「畳製造」の会社に勤めていた。
しかし、その会社は立ち上がったばかりという事もあり
確立された作業指南・タイムテーブルなどが存在しておらず
一日の流れの殆どが「手探り」の状態だったそうだ。
それだけに留まらず、週の労働時間も規定ギリギリのラインまで要求されるという
限りなくブラックに近い職場だった。
結果、彼は「悩むくらいなら」と転職を決めた。
・・・そこまでは良かった。
ここで敢えて「伏線」について話すが
本編である「タイムカプセル」において「未回収」となってしまったもの。
それは私の師匠「X氏からの鑑定結果」である。
「橋本(もっちゃん)」はX氏の鑑定を聞く前に「持病によって亡くなってしまった」。
だが、X氏に言わせると「それ自体は今回の件とは関係がない」という。
そして
「あぁ~・・・次はその友達の所に行っちゃったかぁ・・・。」という意味深な発言をした。
更に・・・恐ろしいのは
「彼、建築系に行くと思うよぉ~w」という予言。
その予言は見事的中。
「遠藤」は程なくして今の職である「鳶職」に就いた。
それから数年後
本章の柱と呼べる「アパートで。」に繋がる訳だが・・・。
私の見立てでは
この「アパートで。」が全ての事の始まりであり
元凶となる「宗教(原因)」があったからだと思っていた。
しかし、X氏の見解は違った。
「コレが始まりなんだよ。」
彼が示唆したのは「タイムカプセル」だった。
時系列を整理すると納得だ。
二十歳になった我々は「タイムカプセル」を掘る。
その後、「霊障」に悩まされる「橋本(もっちゃん)」の相談に「遠藤」が名乗りを上げる。
(X氏曰く、この時から既に始まっていた)
「霊障」という事を聞き、私の出番が来るも「橋本(もっちゃん)」はその後他界。
直後、仕事に悩んでいた「遠藤」が「転職」
数年後「アパートで。」の事件へと繋がる。
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X氏は続けて言う。
「(彼)が招き入れたんだよ。」と。
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