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霊視鑑定人X氏による鑑定など。
歪んだ家 鑑定
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今回のこの話をX氏に話した所、真っ先に
「彼(広樹)は記憶が曖昧なんだね・・・。」
と意味深な発言をされました。
この一言は、後に大きな結果を意味するのですが・・・。
まず初めに
件の3階はX氏の見立てでは「彼が幼い頃から既に呪われていた。」
という物でした。
「恐らく、両親も数多くの異変に悩まされていた事だろう。
故に、階段の前に扉を設け、厳重に封印しておきたかったのだろう。」
・・・と。
そもそも、3階が呪われるきっかけは何だったのだろうか。
それについてX氏の指示を受けながら、調べる事となった。
結果、分かったのは
広樹の両親の死と祖父母の死の状況が一致した事に端を発する多くの矛盾点だった。
彼の祖父母は「やはり」1階の「客間」で亡くなっていた事が分かった。
それと同時に、広樹の中で祖父母が亡くなった時の記憶が非常にあやふやである事も分かった。
実際の所、彼の祖父母が亡くなったのは彼が8歳の頃だそうだ(叔母談)
その死因は祖父が「客間」で「溺死」。祖母は翌朝の緊急搬送後に
帰宅する際、事故で亡くなっている。
祖父の死因については「肺水腫」であったそうだ。
死因などの細かな描写は、広樹・叔母共に一致していたのだが
何故か、亡くなった場所・時期についてはズレが生じた。
広樹が言うには
祖父母が亡くなったのは彼が10歳の時、3階の「カビた部屋」だったそうだ。
これについては
X氏と私は同意見で一つの仮説を立てた。
広樹は幼い頃、祖父母の死を受け入れられなかったのではないか?
その結果として、彼は何らかの影響を経て記憶を改竄したのでは?と。
そして、その仮説が真実味を帯びる・・・。
叔母の話では
祖父母が亡くなった後、彼の自宅3階に仏間を設けたそうだ。
勘の良い方ならお察しが付くであろう。
それが「カビた部屋」だったのだ。
だが、それと同時に彼の両親は叔母夫婦にある相談をしていた。
祖父母が亡くなってから3階で奇妙な事が起こる・・・と。
その甲斐もあってか、3階は彼が物心つく頃には「開かずの間」となっていたのだ。
しかし、我々はさらに驚くべき事実を知る。
ある日の事だ。
彼の両親は彼を一人留守番させ、買い物に出掛けた。
帰って来た両親はリビングに彼が居ない事を不審に思い
家中を探した。
彼が居たのは、鍵のかかった3階・・・しかも仏間だったそうだ。
どうやって入ったのか、未だに不明なままだ。
だが、幼い彼は「じぃじとばぁばが泊まりに来たよ。」と
嬉しそうに語っていたのだという。
その事に恐怖した両親は、仏間から仏壇を撤去した・・・。
それからだ・・・あの部屋に「カビ」が生え出したのは・・・。
と叔母が語った。
今思えば、祖父がなくなったのも
3階のトイレがリビングに繋がっていたのも
仏間がカビた事も
「水分・水まわり」が関係しているのだ。
その家も、今となっては存在しない。
この一件で多くのショックを受けた彼は誰も住まなくなった実家を取り壊してしまったからだ。
空き地に残ったのは、かつてそこで我々が遊んでいたのだ。という
淡い記憶だけだった・・・。
「彼(広樹)は記憶が曖昧なんだね・・・。」
と意味深な発言をされました。
この一言は、後に大きな結果を意味するのですが・・・。
まず初めに
件の3階はX氏の見立てでは「彼が幼い頃から既に呪われていた。」
という物でした。
「恐らく、両親も数多くの異変に悩まされていた事だろう。
故に、階段の前に扉を設け、厳重に封印しておきたかったのだろう。」
・・・と。
そもそも、3階が呪われるきっかけは何だったのだろうか。
それについてX氏の指示を受けながら、調べる事となった。
結果、分かったのは
広樹の両親の死と祖父母の死の状況が一致した事に端を発する多くの矛盾点だった。
彼の祖父母は「やはり」1階の「客間」で亡くなっていた事が分かった。
それと同時に、広樹の中で祖父母が亡くなった時の記憶が非常にあやふやである事も分かった。
実際の所、彼の祖父母が亡くなったのは彼が8歳の頃だそうだ(叔母談)
その死因は祖父が「客間」で「溺死」。祖母は翌朝の緊急搬送後に
帰宅する際、事故で亡くなっている。
祖父の死因については「肺水腫」であったそうだ。
死因などの細かな描写は、広樹・叔母共に一致していたのだが
何故か、亡くなった場所・時期についてはズレが生じた。
広樹が言うには
祖父母が亡くなったのは彼が10歳の時、3階の「カビた部屋」だったそうだ。
これについては
X氏と私は同意見で一つの仮説を立てた。
広樹は幼い頃、祖父母の死を受け入れられなかったのではないか?
その結果として、彼は何らかの影響を経て記憶を改竄したのでは?と。
そして、その仮説が真実味を帯びる・・・。
叔母の話では
祖父母が亡くなった後、彼の自宅3階に仏間を設けたそうだ。
勘の良い方ならお察しが付くであろう。
それが「カビた部屋」だったのだ。
だが、それと同時に彼の両親は叔母夫婦にある相談をしていた。
祖父母が亡くなってから3階で奇妙な事が起こる・・・と。
その甲斐もあってか、3階は彼が物心つく頃には「開かずの間」となっていたのだ。
しかし、我々はさらに驚くべき事実を知る。
ある日の事だ。
彼の両親は彼を一人留守番させ、買い物に出掛けた。
帰って来た両親はリビングに彼が居ない事を不審に思い
家中を探した。
彼が居たのは、鍵のかかった3階・・・しかも仏間だったそうだ。
どうやって入ったのか、未だに不明なままだ。
だが、幼い彼は「じぃじとばぁばが泊まりに来たよ。」と
嬉しそうに語っていたのだという。
その事に恐怖した両親は、仏間から仏壇を撤去した・・・。
それからだ・・・あの部屋に「カビ」が生え出したのは・・・。
と叔母が語った。
今思えば、祖父がなくなったのも
3階のトイレがリビングに繋がっていたのも
仏間がカビた事も
「水分・水まわり」が関係しているのだ。
その家も、今となっては存在しない。
この一件で多くのショックを受けた彼は誰も住まなくなった実家を取り壊してしまったからだ。
空き地に残ったのは、かつてそこで我々が遊んでいたのだ。という
淡い記憶だけだった・・・。
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