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異世界なんてもう嫌だ! ~終~
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全ての始まりを引き起こした場所。
最初に訪れた村の外れに位置する森の中。
俺は佇んでいた。
だって・・・帰れそうな気がしたから。
「犯人は犯行後に必ず現場に戻る。って言うよね~。」
「五月蠅いぞ、ウン子。」
「だぁーから!ウン子って呼ぶな!」
王都での一件。
正直なところ、やっつけな暴論であったことは事実だ。
しかし、それだからこそ合点の行く事も出来たのだ。
「いい加減、本当の事教えてくれてもいいんだぜ?」
「・・・気付いているのなら好きにすればよいではないか。莫迦者め。」
この世界について、俺が辿り着いた結論。
それは、この世界その物が、俺達「人間」の願望で出来上がっている。という事。
朝一から電車に揺られ、遅くまで残業し自分の時間など微塵も感じられない。
そんな連中の「夢」や「望み」それが幾年も重なって出来た危うい存在。
この世界に憑りつかれた者をヒトは「廃人」と呼ぶ。
この世界から抜け出そうともがく者をヒトは「サバイバー」と呼び
それすらも踏破し再び立ち上がった者をヒトは「ヒト」と認める。
故に、この世界は常に同じ時間軸の中で輪廻しているのだ。
醒めない「楽園」を人々に魅せる為に。
この世界での苦悩など、現実世界から考えれば甘い蜜を含んだ苦悩だ。
現実は「明日をどう生きるか」「金をどう稼ぐか」「支払いをどう済ませるか」
生々しくも夥しいモノばかりだ。
「スライムをどう倒すか」「武器は新調したい」「強敵と戦いたい」
そんな知恵と勇気で紡がれる世界ではない。
モンスターと出くわし、それを倒せば金が手に入る事など在りはしない。
道行く人を殴り倒し、金を手に入れるなど愚の骨頂だからだ。
世界中を旅する事すら一般人には難しい。
結論を言うに、今俺の居るこの世界は
とても朧気で危うい世界なのだ。
恐らく、本当の俺は病院のベットの上。
意識もなく、複数の管に繋がれているだけの。
意識を取り戻したとして、以前のような生活が約束されている訳ではない。
それを考えた時、急に涙が溢れてきた。
「戻った所で、こんなに楽しい経験・・・何処にもありゃしねぇよ・・・。」
「だからこの世界に居続けるのか?」
「俺さ、事故ったんだよ。多分、後遺症が残るレベルの・・・。」
「だから夢は持てないとでも?」
「ただでさえ、夢も理想もない世界だったよ。それがもっと悪化するなんて。」
「夢を持たない者にこの世界は微笑んではくれないぞ。」
「・・・ど、どういう・・・事だよ。」
「リョウ、お前はこの世界の本質を見抜いてしまった。最初こそ驚いただろうが
お主は、その聡明な頭脳でこの世界がどういう物かを知った。
この世界は、夢を見るものに先を与える。終わらぬ冒険を。だが、夢を失った者には
今までと変わらないただの生活しか待っていない。この世界を構築しているのは
人々の夢だから・・・。それがない者に先を与える事が出来ないんだ。」
「で、でも!・・・それでもこの世界に居続ける人間はいる!」
「そう、サバイバーと呼ばれる者達。だが彼らも好きでここに留まってはいない。
進も地獄、戻るも地獄。そんな中でどちらの地獄がマシか。
・・・何かを失う地獄か、何も得られない地獄か。
失う位なら・・・とかれらは此処に居る。だが、それでも満足できないから元の世界に戻ろうと
もがき、苦しんでいる。」
「・・・。」
それから数日が経った。
この数日間、ディオラの顔を見ていない。
それに、村の空気も少し重いようだ。
無理もない、王都で起こった王子による先王暗殺の件はこの村まで轟いている。
偉大な王を失った事、そして、その穴を埋める筈だった王子が主犯であった事
小さな村にはこれ以上ないショックであろう。
本当であれば、この先も物語が続くはずなのであろう。
だが、俺が夢を失った事でこの世界に「次」が訪れる事は無いのだ。
なんとなく・・・この世界には居られない。そう察した。
その次の瞬間には、俺はベットで横たわっていた。
俺の顔を見た白い服の女が、慌てて飛び出し白衣の男と舞い戻って来た。
腰の神経に重い後遺症を残した物の
俺は、今
車いすで何不自由ない暮らしが出来るまで改善した。
そして、俺のリハビリに尽力してくれた作業療法士の女性「三島 梓さん」と結婚。
月並みではあるが、人並みの幸せを手に入れた。
・・・そんなある日の事だ。
仕事帰り、俺は駅近くのレストランで梓さんとディナーの約束をしていた為
彼女を待っていた。
そこに、なにやら見覚えのある人物を見かけたのだ。
「・・・あれは・・・。」
よれたスーツ、手入れのされていない革靴、重責につぶされた猫背。
その一瞬、まさかと思った。それと同時に・・・。
「おい!あぶねぇぞ!」
叫んでいた。
直後に襲われる強烈なデジャブ。そう・・・まさしく俺の事故の記憶。
そして、巨大な鉄骨につぶされる若者
周辺は一瞬にして騒動となった。
俺は直ぐに人ごみに飲まれ、身動きが出来なかった。
「す、すみません、通して!通してください!」
俺一人では、この人ごみの中でまともに車いすを操作できない。
中心部の方から聞こえる太い声
「大変だ・・・!誰か!救急車!おい、にいちゃん大丈夫か!」
間違いない、俺を救ってくれた中年の男性の声だった。
何としても、彼を見つけてお礼を言わねばと車輪に手を掛けたがその直後
「亮くん!」
やって来た梓さんによって後ろから車いすを引かれ人ごみから出てしまった。
「危なかったねぇ、亮くん。」
「う、うん。・・・ありがとう。」
「ここで事故なんて・・・珍しい。亮くんが無事で良かった。」
「そ・・・そうね!」
彼女の言葉に「無事じゃないけど」と笑いそうになった自分が居る。
「何笑ってるの?亮君」
「え?笑ってた?」
「笑ってたよ。」
「いやぁ・・・梓さんと居られて嬉しいなぁ。って」
「え!何よ、急に。」
「さ、行こう。」
「うん。」
がんばれよ、若モンよ。
夢のない異世界なんて・・・俺はもうゴメンだ。
こんな異世界・・・もう嫌だね!
最初に訪れた村の外れに位置する森の中。
俺は佇んでいた。
だって・・・帰れそうな気がしたから。
「犯人は犯行後に必ず現場に戻る。って言うよね~。」
「五月蠅いぞ、ウン子。」
「だぁーから!ウン子って呼ぶな!」
王都での一件。
正直なところ、やっつけな暴論であったことは事実だ。
しかし、それだからこそ合点の行く事も出来たのだ。
「いい加減、本当の事教えてくれてもいいんだぜ?」
「・・・気付いているのなら好きにすればよいではないか。莫迦者め。」
この世界について、俺が辿り着いた結論。
それは、この世界その物が、俺達「人間」の願望で出来上がっている。という事。
朝一から電車に揺られ、遅くまで残業し自分の時間など微塵も感じられない。
そんな連中の「夢」や「望み」それが幾年も重なって出来た危うい存在。
この世界に憑りつかれた者をヒトは「廃人」と呼ぶ。
この世界から抜け出そうともがく者をヒトは「サバイバー」と呼び
それすらも踏破し再び立ち上がった者をヒトは「ヒト」と認める。
故に、この世界は常に同じ時間軸の中で輪廻しているのだ。
醒めない「楽園」を人々に魅せる為に。
この世界での苦悩など、現実世界から考えれば甘い蜜を含んだ苦悩だ。
現実は「明日をどう生きるか」「金をどう稼ぐか」「支払いをどう済ませるか」
生々しくも夥しいモノばかりだ。
「スライムをどう倒すか」「武器は新調したい」「強敵と戦いたい」
そんな知恵と勇気で紡がれる世界ではない。
モンスターと出くわし、それを倒せば金が手に入る事など在りはしない。
道行く人を殴り倒し、金を手に入れるなど愚の骨頂だからだ。
世界中を旅する事すら一般人には難しい。
結論を言うに、今俺の居るこの世界は
とても朧気で危うい世界なのだ。
恐らく、本当の俺は病院のベットの上。
意識もなく、複数の管に繋がれているだけの。
意識を取り戻したとして、以前のような生活が約束されている訳ではない。
それを考えた時、急に涙が溢れてきた。
「戻った所で、こんなに楽しい経験・・・何処にもありゃしねぇよ・・・。」
「だからこの世界に居続けるのか?」
「俺さ、事故ったんだよ。多分、後遺症が残るレベルの・・・。」
「だから夢は持てないとでも?」
「ただでさえ、夢も理想もない世界だったよ。それがもっと悪化するなんて。」
「夢を持たない者にこの世界は微笑んではくれないぞ。」
「・・・ど、どういう・・・事だよ。」
「リョウ、お前はこの世界の本質を見抜いてしまった。最初こそ驚いただろうが
お主は、その聡明な頭脳でこの世界がどういう物かを知った。
この世界は、夢を見るものに先を与える。終わらぬ冒険を。だが、夢を失った者には
今までと変わらないただの生活しか待っていない。この世界を構築しているのは
人々の夢だから・・・。それがない者に先を与える事が出来ないんだ。」
「で、でも!・・・それでもこの世界に居続ける人間はいる!」
「そう、サバイバーと呼ばれる者達。だが彼らも好きでここに留まってはいない。
進も地獄、戻るも地獄。そんな中でどちらの地獄がマシか。
・・・何かを失う地獄か、何も得られない地獄か。
失う位なら・・・とかれらは此処に居る。だが、それでも満足できないから元の世界に戻ろうと
もがき、苦しんでいる。」
「・・・。」
それから数日が経った。
この数日間、ディオラの顔を見ていない。
それに、村の空気も少し重いようだ。
無理もない、王都で起こった王子による先王暗殺の件はこの村まで轟いている。
偉大な王を失った事、そして、その穴を埋める筈だった王子が主犯であった事
小さな村にはこれ以上ないショックであろう。
本当であれば、この先も物語が続くはずなのであろう。
だが、俺が夢を失った事でこの世界に「次」が訪れる事は無いのだ。
なんとなく・・・この世界には居られない。そう察した。
その次の瞬間には、俺はベットで横たわっていた。
俺の顔を見た白い服の女が、慌てて飛び出し白衣の男と舞い戻って来た。
腰の神経に重い後遺症を残した物の
俺は、今
車いすで何不自由ない暮らしが出来るまで改善した。
そして、俺のリハビリに尽力してくれた作業療法士の女性「三島 梓さん」と結婚。
月並みではあるが、人並みの幸せを手に入れた。
・・・そんなある日の事だ。
仕事帰り、俺は駅近くのレストランで梓さんとディナーの約束をしていた為
彼女を待っていた。
そこに、なにやら見覚えのある人物を見かけたのだ。
「・・・あれは・・・。」
よれたスーツ、手入れのされていない革靴、重責につぶされた猫背。
その一瞬、まさかと思った。それと同時に・・・。
「おい!あぶねぇぞ!」
叫んでいた。
直後に襲われる強烈なデジャブ。そう・・・まさしく俺の事故の記憶。
そして、巨大な鉄骨につぶされる若者
周辺は一瞬にして騒動となった。
俺は直ぐに人ごみに飲まれ、身動きが出来なかった。
「す、すみません、通して!通してください!」
俺一人では、この人ごみの中でまともに車いすを操作できない。
中心部の方から聞こえる太い声
「大変だ・・・!誰か!救急車!おい、にいちゃん大丈夫か!」
間違いない、俺を救ってくれた中年の男性の声だった。
何としても、彼を見つけてお礼を言わねばと車輪に手を掛けたがその直後
「亮くん!」
やって来た梓さんによって後ろから車いすを引かれ人ごみから出てしまった。
「危なかったねぇ、亮くん。」
「う、うん。・・・ありがとう。」
「ここで事故なんて・・・珍しい。亮くんが無事で良かった。」
「そ・・・そうね!」
彼女の言葉に「無事じゃないけど」と笑いそうになった自分が居る。
「何笑ってるの?亮君」
「え?笑ってた?」
「笑ってたよ。」
「いやぁ・・・梓さんと居られて嬉しいなぁ。って」
「え!何よ、急に。」
「さ、行こう。」
「うん。」
がんばれよ、若モンよ。
夢のない異世界なんて・・・俺はもうゴメンだ。
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