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始まりの村にて ~その2~
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その道中、での出来事。
俺は外の世界が危険だとは知らず、村を出て旅を続けた。
その結果、動物には追い掛け回されるわ、魔物には殺されかけるわ、山賊に掴まって命からがら逃げ出すわ。と散々な目に合った。しかし、不思議なものですべて無事に潜り抜けている。そうして何時しか俺はとある称号を手に入れた。
「フラグブレイカー」である。
これに気付いたのは数日前の事だ。
自身の頭部の上で天使の輪の様に文字が浮かび上がっている事に気付いた。
其処に書かれた文字が、その称号であった。触ろうと手を伸ばすと、何処からか声が聞こえ意識を失った。
その声に耳を傾けていた結果、この文字が称号である事。そして、この称号がどういう物なのかを理解するに至った。
早い話が、よくある「死亡フラグだ!」とかそういう類の物を寄せ付けない物らしい。但し、例外がある。
この称号を手にする以前に、一度でもパーティーを組むなり、イベント成立させた相手には、この称号の効果はないらしい。
そういう面では安心だ。そんなイベントを行ったつもりもないし、パーティーを組んだつもりもない。
そうこうしている内に、次の村まで到達した俺が初めに目にしたもの、それは・・・。
「オッチャン、この夕飯美味しいよ!」
「おーう、嬢ちゃん。清々しい程の食欲だねぇ。」
『うぉぉぉい!何でウンディーネ(あいつ)が此処に・・・。』
「ん?」
「しまった!目が合ったぁ!」
「おやおや。リョウさんじゃないか!」
「な、なんで。こっちに来るな!あり得ねぇ!」
「ふっふっふ。精霊を出し抜こうなんて、百年早いのだよ。人間君。」
「じょ、冗談だろ。どうしてお前に会うのさ!それに、俺の称号だとこういうイベントは・・・。」
「君の称号は僕には無意味なのだよ。・・・何故なら。君は僕の封印を解き、パーティーを組んだ状態で始まりの村に着いたからさ!」
「え・・・。」
「君はその後に称号を手に入れた・・・。この意味がどういう事か分かるかい?」
「ふざけるな!俺が何時お前の封印を・・・!」
「水辺の祠さ。」
「あ・・・あれがぁ?」
「そうさ。」
「で、でも俺の称号はイベントすら折るはず・・・お前と会うこと自体、無理だろ。」
「・・・僕はね、君の称号と真逆の『フラガー』という称号があるのだよ。ふふふ。」
「そ、そうなのか・・・でもそのフラグも・・・。」
「折られたって、別の所で何かが生まれているさ。」
「・・・。」
「所で、リョウ。宿は決まっているのかい?」
「これからだけどさ・・・。」
「なら来たまえよ。」
「え。」
「こんな事も有ろうかと二人分の予約をしておいたのだ。」
「す、スゲェ。」
が、しかし。案の定のフラグブレイカー。
この世界の通貨など持っている訳がなく、精霊が持っている訳もなく・・・。
「なんで野宿になるのかねぇ!」
「仕方がないだろう?払えないモンは払えんのだ。」
「お前が金もねぇのに予約するからだろうが!」
「五月蠅いわ!さっきからお前、お前と!ディオナ様と呼べ!」
「な~にが、ディオナ様だぁ?お前なんかウン子で十分だ!」
「な、何をぉ!貴様、精霊を何だと思っている!」
「ウンディーネの娘っ子でウン子だ!いい語呂じゃないか!ははは。」
「も、もう許さん!村ごと水流で押し流してくれるわ!」
「わぁ、待て!そんなデタラメに力を使うなぁ!」
「今更、命乞いとは女々しいぞ。リョウ!沈んでしまえぇ!」
「う、うわぁぁぁ!」
ウンディーネが謎の呪文を詠唱すると、何処からか水滴が集まり、巨大な水龍へと変わる。ここで敢えて言うが『水流』と『水龍』を合わせているウンディーネのセンスも底が知れている・・・。
「ま、まずい。このままだと村が・・・。」
「Das Schlagle des Windgeistes 【風霊の羽ばたき】」
「!」
謎の声と共に、まるで台風の直撃を受けたかのような暴風が押し寄せる濁流を防ぎ、濁流が左右に割れた。
「これは・・・。」
「シルヴィー・・・?」
「また、馬鹿な真似をしましたね。ディオナ。」
「邪魔しないでよ、シルヴィー!」
「あら、それが大親友に向ける言葉?」
「むぅ・・・。」
「あ、あの・・・そんな事より、俺を・・・た、助けて・・・げふ。」
俺の意識が戻ったのは凡そ三日後。
意識を取り戻した俺が真っ先に、ディオナに投げ掛けたのは、疑問の山であった。
「つまり、彼女は風の精霊『シルフ』であり、お前の親友だ。と?」
「その通り、呑み込みが早いな。リョウ。」
『シルフにウンディーネって事は、四大精霊揃い踏みって事も有り得るのか。皆、ディオラ(こいつ)みたいなやつだったら・・・考えるだけでも恐ろしい。』
「こんばんは。旅人のリョウ。この度はこの大馬鹿者の失態に巻き込んでしまいごめんなさい。きつく叱っておきましたので、許してください。ね!」
「ひ、ひぃぃ!」
「あいつがあそこまで怯えるとは・・・。一体何者・・・。」
「ディオナとは古い馴染みで、妹のような存在です。」
「だ、誰が妹だ・・・この鬼、悪魔ぁ!」
「・・・何か?」
「な、何でもございません。はい。すみません。」
「どうでも良いのですが・・・もう、精霊とか異世界とか思考が追い付かないので、そっとしておいてください・・・。」
泣き言をぼやいた時、宿の扉が勢い良く開いた。
「あぁ、此処だ、此処だ!」
「ん?」
「勇者様、お目覚めですか!」
「ゆ、勇者?」
「私、この村で村長をしております『コルド』と申します。精霊のシルフにウンディーネを共に旅をする人間など、我々は見たことがございません。貴方が勇者に違いない!」
「ご、誤解では・・・。」
「いえ、私の眼に狂いはありません。どうか村を救ってください!」
「・・・えぇ!」
「良いね、サクっと救っちまえよぉ~。」
「ディオラ、そう簡単に決めないでください。お願いされているのは彼です。」
「そんな事よりさぁ?村長さん。」
「は、はい?」
「天然水、飲む?」
「え?」
「お前はまた、そうやって人を小馬鹿にして・・・。」
真剣な空気をぶち壊す様に、ディオナが茶々を入れ、俺はそれを呆れたようにあしらう。此処まで来るともう慣れたものだ。
「所で、旅人さん。村長の頼み事は引き受けるのですか?」
「え、あ、あぁ。俺なんかで良ければ話は聞きますが・・・。」
「ありがとうございます!やはり貴方は英雄だ!」
「でも、村長。俺、さっき目覚めたばかりなので・・・療養もかねて休みたいのですが・・・。」
「も、勿論です。後日改めてご連絡します!それでは。」
この決断が後の俺に大きな影を落とす事は、まだ理解できずに居た。
俺は外の世界が危険だとは知らず、村を出て旅を続けた。
その結果、動物には追い掛け回されるわ、魔物には殺されかけるわ、山賊に掴まって命からがら逃げ出すわ。と散々な目に合った。しかし、不思議なものですべて無事に潜り抜けている。そうして何時しか俺はとある称号を手に入れた。
「フラグブレイカー」である。
これに気付いたのは数日前の事だ。
自身の頭部の上で天使の輪の様に文字が浮かび上がっている事に気付いた。
其処に書かれた文字が、その称号であった。触ろうと手を伸ばすと、何処からか声が聞こえ意識を失った。
その声に耳を傾けていた結果、この文字が称号である事。そして、この称号がどういう物なのかを理解するに至った。
早い話が、よくある「死亡フラグだ!」とかそういう類の物を寄せ付けない物らしい。但し、例外がある。
この称号を手にする以前に、一度でもパーティーを組むなり、イベント成立させた相手には、この称号の効果はないらしい。
そういう面では安心だ。そんなイベントを行ったつもりもないし、パーティーを組んだつもりもない。
そうこうしている内に、次の村まで到達した俺が初めに目にしたもの、それは・・・。
「オッチャン、この夕飯美味しいよ!」
「おーう、嬢ちゃん。清々しい程の食欲だねぇ。」
『うぉぉぉい!何でウンディーネ(あいつ)が此処に・・・。』
「ん?」
「しまった!目が合ったぁ!」
「おやおや。リョウさんじゃないか!」
「な、なんで。こっちに来るな!あり得ねぇ!」
「ふっふっふ。精霊を出し抜こうなんて、百年早いのだよ。人間君。」
「じょ、冗談だろ。どうしてお前に会うのさ!それに、俺の称号だとこういうイベントは・・・。」
「君の称号は僕には無意味なのだよ。・・・何故なら。君は僕の封印を解き、パーティーを組んだ状態で始まりの村に着いたからさ!」
「え・・・。」
「君はその後に称号を手に入れた・・・。この意味がどういう事か分かるかい?」
「ふざけるな!俺が何時お前の封印を・・・!」
「水辺の祠さ。」
「あ・・・あれがぁ?」
「そうさ。」
「で、でも俺の称号はイベントすら折るはず・・・お前と会うこと自体、無理だろ。」
「・・・僕はね、君の称号と真逆の『フラガー』という称号があるのだよ。ふふふ。」
「そ、そうなのか・・・でもそのフラグも・・・。」
「折られたって、別の所で何かが生まれているさ。」
「・・・。」
「所で、リョウ。宿は決まっているのかい?」
「これからだけどさ・・・。」
「なら来たまえよ。」
「え。」
「こんな事も有ろうかと二人分の予約をしておいたのだ。」
「す、スゲェ。」
が、しかし。案の定のフラグブレイカー。
この世界の通貨など持っている訳がなく、精霊が持っている訳もなく・・・。
「なんで野宿になるのかねぇ!」
「仕方がないだろう?払えないモンは払えんのだ。」
「お前が金もねぇのに予約するからだろうが!」
「五月蠅いわ!さっきからお前、お前と!ディオナ様と呼べ!」
「な~にが、ディオナ様だぁ?お前なんかウン子で十分だ!」
「な、何をぉ!貴様、精霊を何だと思っている!」
「ウンディーネの娘っ子でウン子だ!いい語呂じゃないか!ははは。」
「も、もう許さん!村ごと水流で押し流してくれるわ!」
「わぁ、待て!そんなデタラメに力を使うなぁ!」
「今更、命乞いとは女々しいぞ。リョウ!沈んでしまえぇ!」
「う、うわぁぁぁ!」
ウンディーネが謎の呪文を詠唱すると、何処からか水滴が集まり、巨大な水龍へと変わる。ここで敢えて言うが『水流』と『水龍』を合わせているウンディーネのセンスも底が知れている・・・。
「ま、まずい。このままだと村が・・・。」
「Das Schlagle des Windgeistes 【風霊の羽ばたき】」
「!」
謎の声と共に、まるで台風の直撃を受けたかのような暴風が押し寄せる濁流を防ぎ、濁流が左右に割れた。
「これは・・・。」
「シルヴィー・・・?」
「また、馬鹿な真似をしましたね。ディオナ。」
「邪魔しないでよ、シルヴィー!」
「あら、それが大親友に向ける言葉?」
「むぅ・・・。」
「あ、あの・・・そんな事より、俺を・・・た、助けて・・・げふ。」
俺の意識が戻ったのは凡そ三日後。
意識を取り戻した俺が真っ先に、ディオナに投げ掛けたのは、疑問の山であった。
「つまり、彼女は風の精霊『シルフ』であり、お前の親友だ。と?」
「その通り、呑み込みが早いな。リョウ。」
『シルフにウンディーネって事は、四大精霊揃い踏みって事も有り得るのか。皆、ディオラ(こいつ)みたいなやつだったら・・・考えるだけでも恐ろしい。』
「こんばんは。旅人のリョウ。この度はこの大馬鹿者の失態に巻き込んでしまいごめんなさい。きつく叱っておきましたので、許してください。ね!」
「ひ、ひぃぃ!」
「あいつがあそこまで怯えるとは・・・。一体何者・・・。」
「ディオナとは古い馴染みで、妹のような存在です。」
「だ、誰が妹だ・・・この鬼、悪魔ぁ!」
「・・・何か?」
「な、何でもございません。はい。すみません。」
「どうでも良いのですが・・・もう、精霊とか異世界とか思考が追い付かないので、そっとしておいてください・・・。」
泣き言をぼやいた時、宿の扉が勢い良く開いた。
「あぁ、此処だ、此処だ!」
「ん?」
「勇者様、お目覚めですか!」
「ゆ、勇者?」
「私、この村で村長をしております『コルド』と申します。精霊のシルフにウンディーネを共に旅をする人間など、我々は見たことがございません。貴方が勇者に違いない!」
「ご、誤解では・・・。」
「いえ、私の眼に狂いはありません。どうか村を救ってください!」
「・・・えぇ!」
「良いね、サクっと救っちまえよぉ~。」
「ディオラ、そう簡単に決めないでください。お願いされているのは彼です。」
「そんな事よりさぁ?村長さん。」
「は、はい?」
「天然水、飲む?」
「え?」
「お前はまた、そうやって人を小馬鹿にして・・・。」
真剣な空気をぶち壊す様に、ディオナが茶々を入れ、俺はそれを呆れたようにあしらう。此処まで来るともう慣れたものだ。
「所で、旅人さん。村長の頼み事は引き受けるのですか?」
「え、あ、あぁ。俺なんかで良ければ話は聞きますが・・・。」
「ありがとうございます!やはり貴方は英雄だ!」
「でも、村長。俺、さっき目覚めたばかりなので・・・療養もかねて休みたいのですが・・・。」
「も、勿論です。後日改めてご連絡します!それでは。」
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