美醜逆転の異世界で騎士様たちに愛される

志季彩夜

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夜の執務室

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「こんばんは、お邪魔します」
「ああ、サキ。今日もお疲れ様」

 夜、空いている日があればハインツさんの所にお邪魔して、またお茶とお菓子と共に過ごしていた。
 以前よりは全然会えるタイミングも増えてたまに食堂にも来てくれたりするけれど、この時間に二人で過ごすのはやっぱり特別な気がするのだった。

「ちょうど終わったところだ。お菓子を貰ってもいいかな」
「はい!どうぞ」

 ソファの隣に座った彼に招かれて私は膝の間に座る。

「この前貰ったクッキー、とても美味しかったよ」
「嬉しいです!実は今日も持ってきちゃいました」
「ああ!ありがとう、ちょうど昨日無くなってしまって……。サキは私のことは何でもお見通しだな」
「ふふ、まだまだですよ。これからハインツさんのこともっと知っていきますから」

 ハインツさんは顔を綻ばせて頭を撫でてくれる。

「私もサキのことをもっと知りたい。過ごしていく内にお互い色んな面が見えてくるものなのだろうか」
「……駄目なところ見ても幻滅しないで下さいね」
「幻滅なんてするはずが無い。サキの全てが愛おしいんだから」

 気恥しい気持ちになりながらもしばらくお喋りして、ふと彼の手が後ろから私の腕を撫でる。首元にキスをして、胸にそっと触れ始めた。
 いつもはおやすみのキスをして別れるのだが、今日はする日らしい。
 部屋、少し散らかったままだったな……と思っていると、ハインツさんは私のシャツのボタンを外し始めた。

「えっ、ここで……!?」
「もう誰も来ないから大丈夫だよ」
「いえ、すぐそこが部屋じゃないですか……」
「たまには気分も変えたいだろう」

 そんなバリエーション要らないと思う……。
 待ちきれないとでも言うように服の中に手を忍ばせ、ブラも外し直に触れる。
 零れた胸を掬い上げ指で乳首を優しく撫でられる。

「あっ……ん」

 う、後ろ……当たってる……。
 ズボン越しでも硬く勃っているのが分かり、体が勝手に期待するようにゾクリと反応した。
 それを知ってかハインツさんは私のお尻にそれを押し付けるように自分の体を前に寄せる。
 胸を弄られ腰がモジモジしてしまうとハインツさんの吐息が耳元にかかる。

「きゃっ……!」

 急に両膝裏を片手で持ち上げられ、スカートとショーツをまとめて脱がされる。
 執務室のソファに素肌で座るなんて恥ずかしくて、ギュッと脚を固く閉じる。

「ハインツさん……やっぱり部屋に……」
「下が気になるか?」
「だって汚れちゃう……」

 私がそう言うと彼は私を膝の上で横抱きにしアソコに手を伸ばす

「私の服ならいくらでも汚してくれて構わない」
「そ……それもそれで………っ…あぁ!」

 胸を弄られただけで濡れてしまった膣に彼は指を入れ、中を掻き混ぜる。
 弱いところを押され、片手で肩を抱かれ支えられている私はハインツさんの胸に顔を埋め、彼の服を両手で小さく掴むので精一杯だった。
 堪えるように体を震わせる私にハインツさんは優しく言う。

「サキの可愛い声が聞きたいな」
「は……あぁ……はずか、しい……っ」

 いつもと違う場所と言うだけで羞恥心が出てきてしまう。ハインツさんが普段仕事をする部屋なのにえっちなことをしているなんて、と思うと余計に恥ずかしい。

「大きい声を出しても誰にも聞こえない。もっと乱れて、気持ち良くなって」
「っ…やぁ!だめ!はげし……いっ」

 ぐちゅぐちゅと音を立て勢いよく責め立てる動きに、声を堪えるどころでは無くなってしまった。

「はぁ……!んん、ああ!」
「……可愛い」
「あぁぁ…っん!あっ、イク!だめぇ……っ!」

 強烈な快感に抗えず背を反らせながら大きく絶頂した。

「は……あ…っ」
「サキ…もう入れさせてくれ」
「まってぇ……いま……」

 イッたばかりの私の静止の声は届かず、ズボンの前からアレを取り出したハインツさんは私の体を持ち上げアソコにあてがうとゆっくり下ろす。

「あぅ……っ…は……」

 膣が大きいもので広げられていく感覚。
 それをゆっくり味わう暇もなく抽挿は始まる。
 トントンとリズム良く打たれ……いや、私の体が上下に動かされ、奥に快感を与えられる。

「あん!ああ!おく……!」
「サキは……っ、奥が好きなのか」
「あ、すきっ……!」
「っ……可愛すぎる」

 グッと腰を押さえつけられグリグリと先端で奥を抉られた。

「んぁあ!…ぁ……」

 目の前がパチっとなって、また果ててしまったことを認識する。

「サキ、イッた?」
「イッ、た……」

 ぐったり彼にもたれかかるとお尻を持ち上げ抜いてもらえて、休憩できる……と思ったら全然違った。
 ハインツさんは私を抱え移動すると、今は何も置かれていない作業台に私の力の抜けた腕を預ける。

「や……なに……っあん!」

 立ったまま後ろから彼のモノが入ってきた。
 ガッチリ腰を掴まれたまま突かれるとびしょびしょに濡れたアソコから愛液が飛び散っている気がする。
 ギリギリカーペットまで届いていないだろうかと心配したのは一瞬だけで、そこからはもう快楽に身を委ねてしまっていたのだった。

「これっ……おかしくなっ、ちゃ……!」

 身長差のある彼と私で腰の位置が合うはずもなく私は床につま先も着かず、つまりは下半身を持ち上げられているのだ。
 体の自由が利かない状態でハインツさんの良いように中を抉られるのは、本来辛いと思うはずなのに私は何故か嬉しくて堪らなかった。

「あぁっ、きもちっ……!」
「私も気持ちいいよ」
「はいん、つさん…っ」
「ああ……サキ、可愛い……」

 この時のハインツさんはいつもの笑顔など無く、真剣な表情で私だけを見据えこれ以上を食べ尽くそうとしている。
 見えなくても分かる。こんなに激しくて、笑ってるはずが無いもん。

「またイッちゃ……!…」
「沢山イッて。私も…出すよ」
「は……っああん!」
「くっ……」

 強く締まった中を満たす熱いものを感じながら体を震わす。

「はぁ……はぁ……」
「もっと、サキが欲しい」
「え………っ、ああ!」

 少し萎んだように思えたそれはすぐに硬くなり、愛液と精液が混じり合った中を再び突き始めた。


「うぅ……疲れた……」

 ようやく部屋に戻って来れた時には体はボロボロで。

「サキ」
「ん……」

 隣で横になるハインツさんからのキスを受け、する時もこれくらい優しくて良いんじゃないかと思う。
 でも自分から求めていた気がするんだよなぁ。記憶が曖昧だけど……。
 結局彼に惚れてしまったのが運の尽きなのかもしれない。

「ハインツさん……もっとキスして」
「ああ、愛してるよ、サキ」
「私も……愛してます」

 ハインツさんの愛を強く感じられるのがやっぱり幸せなのだった。
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