美醜逆転の異世界で騎士様たちに愛される

志季彩夜

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大好きを伝える方法

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「サキ~今日しよ!」
「う、うん」

 ここ最近、二日に一回のペースでしている。皆帰ってきてからだいぶ遠慮が無くなったみたいだ。
 勿論夫婦だし良いのかもしれないけど、こんなにしてるっていうのがちょっと恥ずかしいというか…日本育ちなものだから慣れていない訳で。

「ボーッとしちゃって、何考えてるの?」
「え、ううん。なんでもないよ」

 リュークが服を脱いでいる間に他に意識をやっていたことが気に食わなかったようで、勢いよく押し倒されてキスを受ける。

「んんっ…はぁ…」
「俺、サキの特別になりたい」
「…?もう特別だよ」

 夫という何よりも特別で大事な人なのにこれ以上はあるのだろうか。

「んー…もっとっていうか…サキの初めてが欲しい!何でもいいから!」
「初めて…えっちなこと以外でも?」
「出来ればえっちなことが良い」

 えぇ…お題が難しい…。
 普通に初めてはハインツさんだったし、キスはヴェルくん。
 あ、リュークはこうやって思い出せるきっかけが欲しいのか、スイカ以外にも。
 そう思ったら真面目に答えたいけど知識不足で全く思いつかない。

「ごめん…全然分かんない…」
「えー、何か無いかなぁ…」

 そう言いながら探すように私の体を愛撫し始めるから、そんな事を考える余裕も無くなってきた。
 乳首を舌と指で弄られる。

「ああ…っん、ぁ」
「サキ舐めるの好きだよね」
「う、ん…」

 硬くなったものだけ舌の先で器用に弾かれ、体が跳ねる。

「っ…あ!」
「じゃあ、ここ、舐められたことある?」

 リュークはそう言うと、トロトロになっているアソコを指で擦る。

「へ、舐めるって…」
「やったー!サキの初めて!」
「まって、うそ…」

 戸惑う私もお構い無しに無理やり脚を開かせ、自分は寝そべりアソコに顔を近づける。
 そんな至近距離で見られたら電気を消していたって意味が無い。

「やだぁ!見ちゃ……っ!?」

 突然柔らかい何かが陰部に触れた。

「大丈夫!痛くしないから」
「ち、ちが…そっちじゃ…」

 彼は躊躇いなく舌で舐め、いつもとは違う快感を私に与えてくる。

「だめっ…きたないから!そんなとこ…」
「ん…綺麗だよ?サキはどこも美味しいね」

 絶対美味しい訳がない。
 脚を閉じたいけれどリュークにしっかり抑えられて、また気持ち良さを感じてしまって上手く力も入らない。
 中に舌を伸ばし浅いところを擦り溢れてくる愛液を舐めとる。
 びちゃびちゃと音を立つその行為がまだ受け入れきれてない私はただ嬌声を上げていた。

「はあ…っん…やら…っ」
「気持ちい?」
「きもちから…も、やめ…」
「ここはもっと気持ちいいよ」
「っ…あ!」

 膣の上の、小さい突起を唇で挟まれ脚が勝手に閉じようと力が入る。
 どことも違う、繊細な快感。

「凄く敏感なところなんだって。ちゃんと優しく舐めるからね」
「あぁ…んっ、はぁ」

 軽く吸われたり舌で上下に舐められたり、ずっと私の体はビクビクと反応していた。

「りゅーくっ、だめ、イっちゃ…」
「ん、サキ、イッて」
「はあっ…ん!」

 ゆるゆるとした快感が弾けて一瞬腰が浮いた。

「クリだけでイけたね!サキ凄い!」
「はぁ……むり…」

 恥ずかしいし、恥ずかしいし、気持ちいい。
 最終的に気持ちよさに負けてしまう私…チョロすぎる…。

「サキ…あ、ヤバい、キス出来ない!」

 慌てたリュークはバッと口を洗いに行き、改めて私にキスをした。

「俺キス出来ないと死んじゃう」
「じゃあもう舐めないで」
「それはヤダ」
「……」

 なんとも欲張りな夫だ。
「まあまあ」と私をなだめながら四つん這いにさせ、後ろから挿入してくる。

「んっ…」
「今日はゆっくり動こっか?」
「うん…」

 私がイッた後に緩く擦られるのが好きなのを知っているリュークは、長さのある抜き差しを続ける。
 知っていてもしない時はしないので彼の気分次第ということだ。それが機嫌がいい時なのか悪い時なのかは私にも分からない。

「あっ、あん…」
「ねぇ、サキ明日もしよー?」
「そんな、いっぱい…っするの」
「予約しておけば俺のものでしょ?」

 予約制なの…?レストランのディナーみたいに言わないでよ…。

「いい?」
「ん…っ…あした、つかれてなかった、ら…」
「嬉しい!サキ大好き!」
「っ!きゅ、に…はやくしな、っあぁ!」

 一気に責め立てられて呆気なく達した私を抱きしめながらリュークも中に出す。

「は…っ…ぁ…」
「約束ね!」
「キャンセルありだから…」
「え!?」

 そう言っておきながらも結局流されてしまうんだろうけど…。
 横になってもリュークは後ろから抱きついたままで、私の首元に顔を埋めて離さない。

「俺のサキ大好きって気持ち伝わってる?」
「うん、凄く。なんか…えっちするともっと伝わってくる気がする」
「だよね!えっちしないと好きが溢れて溺れちゃうかも」
「そうだったら今度は私が溺れちゃうよ」
「あはは!じゃあ二人で溺れよ!」

 面白そうに笑ったリュークは私の肩に顔を擦り寄せる。
 気持ちいいのもあるけど肌から直接彼を感じれるというのがしたい理由の一番なのかな、と思う。

「私もリューク大好きなの伝わってる?」
「うん!サキ、終わった時嬉しそうな顔してるから」
「えっ」

 ただ自分は息を荒らげてボヤーっとしているだけだと思っていたけれど…。

「笑ってたってこと?」
「笑ってる…訳じゃないけど、とろーんとしててめっちゃ可愛い」
「なんか恥ずかしい…」

 変な顔じゃないと良いけど…。
 私はリュークの腕の中でモゾモゾ動いて彼に向き合う。

「リュークが好きって言ってくれるの凄く嬉しい」
「サキぃ…!好きだよ!大好き!」
「ふふ…くすぐったい…!」

 言葉と共に可愛いキスを与えられ、眠りにつくまでの楽しい時間を過ごしていた。
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