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取り戻した日常
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「団長、失礼します!」
戦地から情報を持ち帰ってきた団員がいつもと違い勢いよく執務室の扉を開ける。
「!やったか」
「はい!デリアノアが降伏しました!ルーシャでも黒騎士団が城を落としたと報告が」
「よし、王都には伝えたな?」
「既にルーシャに到着していました。すぐに引渡しになるかと」
頷いたハインツさんは書類にサインをし、団員に渡す。
「ひとまず黒騎士団は全員帰還だ。アレクに指示を仰ぐように。もう一往復頑張ってくれ」
「了解です!ありがとうございます!」
彼が笑顔で執務室を後にして、私は急に入ってきた情報を飲み込むのに精一杯だった。
「ハインツさん…終わった…の?」
「ああ!こちらの勝利だ!」
「っ…!よかっ……よかったぁ…」
戦争が終わった。
思わず力が抜け床に座り込み、ハインツさんがしゃがんで抱きしめてくれる。
「ほんとにおわった…?」
「ああ」
「みんなかえってくる…?」
「明後日にはなってしまうが、皆揃って帰ってくるよ」
ようやく終わった…長かった…。
二ヶ月弱、冬の寒さの中勝利の為にひたすら突き進んだ彼らの努力が報われた。寮に居る皆もどれだけ奔走していたか。
「よかった…」
「本当に…サキもありがとう」
「私なんて何も…」
首を横に振る私の背中を大きな手が摩る。
「皆で協力して乗り越えたんだ」
「…はい…!」
終わった後も事後処理に追われ慌ただしく過ごし、二日後の昼。
もう、帰ってくるかな…帰ってくるよね…まだかな…。
私は門の前でひたすらぐるぐる歩き回っていた。
そうして待つこと三十分。地面を蹴る音がしてバッと顔を上げる。馬に乗ったアレクさんが見えて、その後ろに続く皆の姿があった。
嬉しくて思わず目いっぱいに手を振ると、団員の皆が私の名前を呼んで手を振り返してくれる。
あぁ…帰ってきてくれた…良かった…。
涙を必死に拭いながら門の前で出迎える。
「サキさんただいまー!!」
「おかえりなさい!」
「二ヶ月振りのサキさん…ヤバい泣けてきた…」
その向こうに見えたのは私の大好きな夫たち。
「ほら、ヴェルストリア」
「っ…」
馬から降りたヴェルくんがラグトさんに背を押され、私の元へ走ってくる。
私も待ちきれなくて走り出し彼の胸に飛び込んだ。
「ヴェルくん…!」
「サキさん…っ」
やっと…やっと、会えた…触れてる…温かい。
「おかえりなさい…」
「ただいま、サキさん…会いたかった…」
「私も……大丈夫…だった?」
「!……はい。ちゃんと、向き合えました」
「そっか、頑張ったね」
「サキさん……」
彼と共に涙を流し、その白い髪を撫でる。
思い詰めていたものはすっかり無くなったようで、今までよりも精悍な顔つきになっている気がした。
「怪我は無い?」
「少し…かすり傷程度です。手当して貰ったので大丈夫ですよ」
私を安心させるように優しく笑う彼をまた抱きしめる。
「良かった…」
「サキ」「サキちゃん!」
こちらに来た二人にも抱きしめて貰い、ようやく触れられた喜びで涙が止まらない。
「ミスカさん…ラグトさん…」
「ただいま」
「っ…おかえりなさい」
「寂しい思いさせてごめんね、待っててくれてありがとう」
「うん…帰ってきてくれてありがとう、ございます」
泣き崩れそうになるのを堪える私の元へ、リュークが戸惑う表情で近づいてくる。
「サキ…」
「リューク…っ」
両手で彼の顔を引き寄せて唇を重ねた。
「!」
お互い少しずつ強く抱き締めキスを深めていく。あの時拒んでしまったことの後悔が日が経つにつれて大きくなっていて、耐えられなかった。
「サキ…ごめん、俺サキの気持ち考えれてなかった」
「ううん、私も…自分のことでいっぱいで、突き放しちゃって…ごめんね」
流れる涙を掬ってくれる彼と見つめ合い、また顔が近づいて…
「二人ともそのくらいにしてやれ」
ミスカさんに声をかけられ周りを見ると、団員皆が目を背けていた。
「すみませんっ!」
慌てて離れて彼らと顔を見合わせると不思議と笑みが零れた。
二ヶ月振りの笑顔は、涙でぐちゃぐちゃの顔でみっともなかったけど、心の底からの喜びを皆に伝えることが出来た。
「リューク、おかえり」
「ただいま!…ねぇ、サキ…」
リュークが夫たちに目を向ける。
「どうしたの?」
「サキさん、すみません!今日何も準備出来てなくて!」
ヴェルくんに続いてラグトさんも謝る。
「本当にごめんね、もう一日でも早く帰ってこれたら…」
「え、何の話…?」
「今日はサキの誕生日だろう。お祝いすると言ったのに…プレゼントも用意出来ていない」
ミスカさんに言われてようやく気づく。今日は12月25日。
戦争が始まってから頭がいっぱいですっかり忘れていた。
「そんなことどうでもいいよ。皆が無事で帰ってきてくれただけで充分過ぎるから」
「どうでもよくないよ!大事な約束守れないなんて…」
リュークも皆もしょんぼりしてしまっている。
「気持ちだけでも凄く嬉しいよ!そんな暗い顔しないで」
そう言うとなんとか切り替えたみたいでそれぞれ笑顔になった。
ヴェルくんが先輩たちに目配せする。
「サキさん、遅れてになってしまいますが明日お祝いさせて貰えませんか?」
「でもお仕事もあるのに、無理しないで…」
「仕事なんかどうにでもなる。サキの誕生日は俺たちにとって特別な日だ。サキがそう言ってくれたように」
「ミスカさん…」
戦争の後なんて疲れて大変なのに申し訳ないと思いながら、彼らがそこまで私を想ってくれているのが嬉しくて、その気持ちも無駄にしたくなかった。
「じゃあ…明日楽しみにしてるね!」
「ああ」「はい!」「うん!」
「サキ大好き!」
私に抱きついたリュークはミスカさんに引き離された。
その日の夕食は大盛況で食堂は団員たちでいっぱいだった。
「美味い!やっぱサキさんのご飯が一番だ!」
「幸せ…ゆっくり味わって食べよう」
「干し肉は当分嫌だ…」
戦地ではまともな食事も出来なかったのだろう、とても嬉しそうに食べてくれている。
「張り切っていっぱい作っちゃったので、どんどん食べてください」
「「はい!」」
食堂に集まって一緒にご飯を食べれるのが、いつも通りのこの光景がどれだけ大切なものなのかを改めて実感する。
「サキさん、本当に美味しいです。貴女の料理がどれだけ恋しかったことか…」
ヴェルストリアくんはほぼ半泣きでご飯を頬張っている。
「ありがとう!…一人で食べるの凄く寂しくて、あんまり美味しく感じられなかったの」
「サキちゃん…」
「一緒に食べるご飯はやっぱり美味しいですね!」
「うん!本当に今幸せだよ!食事って大事だなぁ…」
ラグトさんの言葉に頷く。体調面でも精神面でも食事は欠かせないものなのだと改めて感じた。
明日からまたご飯作れるし、喜んでもらえるように頑張ろう!
夕食は団員たちによって綺麗に完食された。
ご飯を食べて眠くなったようで、皆早めに寝床につく為食堂を後にした。
久しぶりのベッドだもんね…。
今日帰還するまでに一番隊の人たちが頑張ったお陰で事務仕事などはだいぶ片付いて、明日からはそれなりに休む時間が取れるそうだ。
それにホッとしていると、リュークに飛びつかれる。
「サキ、今日するよね!特別な日だもん!」
「え」
「お、俺も言おうと思ってたのに!サキちゃん、一緒に居たいな…」
「サキさん、お祝いは明日ですから今夜は僕と…」
ラグトさんもヴェルくんも!?
「俺もサキが欲しい、誕生日の夜だけでも傍に居させてくれ」
ミスカさんの声も聞こえたかと思えば上からキスをされる。
「ミスカずるい!」
「リュークさんはさっきしたじゃないすか!」
二人が言っている間にヴェルくんが私の唇を奪う。
「んんっ」
舌を絡める甘いキスに惑わされそうになるけれど、なんとか引き離す。
「きょ、今日は駄目!」
「えぇー…」
「私も…したい…一緒に居たいけど」
「「!」」
「疲れてるのに無理して欲しくない…今日はちゃんと休んで…?」
顔を赤くしながらそう伝えると、皆も真っ赤になって顔を隠していた。
「サキに言われたらそうするしかないよね…」
三人もリュークの言葉に頷き分かってくれたみたいだ。
「ヴェルくんも、明日はお料理は大丈夫だからね。私出来なかった分も頑張るから」
「じゃあ…お願いします」
「うん!」
渋々ながらもそれぞれ部屋に戻る。
「サキ、おやすみ!」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
四人に手を振ったが、ラグトさんが急に立ち止まる。
「俺だけキスしてない!」
彼はバッと振り返りこちらに来ると、口元に軽くキスをした。
「おやすみ、サキちゃん」
「はい!おやすみなさい」
日常の小さなやり取りが堪らなく愛おしい。
また、黒騎士団に幸せな日々が戻ってきた。
戦地から情報を持ち帰ってきた団員がいつもと違い勢いよく執務室の扉を開ける。
「!やったか」
「はい!デリアノアが降伏しました!ルーシャでも黒騎士団が城を落としたと報告が」
「よし、王都には伝えたな?」
「既にルーシャに到着していました。すぐに引渡しになるかと」
頷いたハインツさんは書類にサインをし、団員に渡す。
「ひとまず黒騎士団は全員帰還だ。アレクに指示を仰ぐように。もう一往復頑張ってくれ」
「了解です!ありがとうございます!」
彼が笑顔で執務室を後にして、私は急に入ってきた情報を飲み込むのに精一杯だった。
「ハインツさん…終わった…の?」
「ああ!こちらの勝利だ!」
「っ…!よかっ……よかったぁ…」
戦争が終わった。
思わず力が抜け床に座り込み、ハインツさんがしゃがんで抱きしめてくれる。
「ほんとにおわった…?」
「ああ」
「みんなかえってくる…?」
「明後日にはなってしまうが、皆揃って帰ってくるよ」
ようやく終わった…長かった…。
二ヶ月弱、冬の寒さの中勝利の為にひたすら突き進んだ彼らの努力が報われた。寮に居る皆もどれだけ奔走していたか。
「よかった…」
「本当に…サキもありがとう」
「私なんて何も…」
首を横に振る私の背中を大きな手が摩る。
「皆で協力して乗り越えたんだ」
「…はい…!」
終わった後も事後処理に追われ慌ただしく過ごし、二日後の昼。
もう、帰ってくるかな…帰ってくるよね…まだかな…。
私は門の前でひたすらぐるぐる歩き回っていた。
そうして待つこと三十分。地面を蹴る音がしてバッと顔を上げる。馬に乗ったアレクさんが見えて、その後ろに続く皆の姿があった。
嬉しくて思わず目いっぱいに手を振ると、団員の皆が私の名前を呼んで手を振り返してくれる。
あぁ…帰ってきてくれた…良かった…。
涙を必死に拭いながら門の前で出迎える。
「サキさんただいまー!!」
「おかえりなさい!」
「二ヶ月振りのサキさん…ヤバい泣けてきた…」
その向こうに見えたのは私の大好きな夫たち。
「ほら、ヴェルストリア」
「っ…」
馬から降りたヴェルくんがラグトさんに背を押され、私の元へ走ってくる。
私も待ちきれなくて走り出し彼の胸に飛び込んだ。
「ヴェルくん…!」
「サキさん…っ」
やっと…やっと、会えた…触れてる…温かい。
「おかえりなさい…」
「ただいま、サキさん…会いたかった…」
「私も……大丈夫…だった?」
「!……はい。ちゃんと、向き合えました」
「そっか、頑張ったね」
「サキさん……」
彼と共に涙を流し、その白い髪を撫でる。
思い詰めていたものはすっかり無くなったようで、今までよりも精悍な顔つきになっている気がした。
「怪我は無い?」
「少し…かすり傷程度です。手当して貰ったので大丈夫ですよ」
私を安心させるように優しく笑う彼をまた抱きしめる。
「良かった…」
「サキ」「サキちゃん!」
こちらに来た二人にも抱きしめて貰い、ようやく触れられた喜びで涙が止まらない。
「ミスカさん…ラグトさん…」
「ただいま」
「っ…おかえりなさい」
「寂しい思いさせてごめんね、待っててくれてありがとう」
「うん…帰ってきてくれてありがとう、ございます」
泣き崩れそうになるのを堪える私の元へ、リュークが戸惑う表情で近づいてくる。
「サキ…」
「リューク…っ」
両手で彼の顔を引き寄せて唇を重ねた。
「!」
お互い少しずつ強く抱き締めキスを深めていく。あの時拒んでしまったことの後悔が日が経つにつれて大きくなっていて、耐えられなかった。
「サキ…ごめん、俺サキの気持ち考えれてなかった」
「ううん、私も…自分のことでいっぱいで、突き放しちゃって…ごめんね」
流れる涙を掬ってくれる彼と見つめ合い、また顔が近づいて…
「二人ともそのくらいにしてやれ」
ミスカさんに声をかけられ周りを見ると、団員皆が目を背けていた。
「すみませんっ!」
慌てて離れて彼らと顔を見合わせると不思議と笑みが零れた。
二ヶ月振りの笑顔は、涙でぐちゃぐちゃの顔でみっともなかったけど、心の底からの喜びを皆に伝えることが出来た。
「リューク、おかえり」
「ただいま!…ねぇ、サキ…」
リュークが夫たちに目を向ける。
「どうしたの?」
「サキさん、すみません!今日何も準備出来てなくて!」
ヴェルくんに続いてラグトさんも謝る。
「本当にごめんね、もう一日でも早く帰ってこれたら…」
「え、何の話…?」
「今日はサキの誕生日だろう。お祝いすると言ったのに…プレゼントも用意出来ていない」
ミスカさんに言われてようやく気づく。今日は12月25日。
戦争が始まってから頭がいっぱいですっかり忘れていた。
「そんなことどうでもいいよ。皆が無事で帰ってきてくれただけで充分過ぎるから」
「どうでもよくないよ!大事な約束守れないなんて…」
リュークも皆もしょんぼりしてしまっている。
「気持ちだけでも凄く嬉しいよ!そんな暗い顔しないで」
そう言うとなんとか切り替えたみたいでそれぞれ笑顔になった。
ヴェルくんが先輩たちに目配せする。
「サキさん、遅れてになってしまいますが明日お祝いさせて貰えませんか?」
「でもお仕事もあるのに、無理しないで…」
「仕事なんかどうにでもなる。サキの誕生日は俺たちにとって特別な日だ。サキがそう言ってくれたように」
「ミスカさん…」
戦争の後なんて疲れて大変なのに申し訳ないと思いながら、彼らがそこまで私を想ってくれているのが嬉しくて、その気持ちも無駄にしたくなかった。
「じゃあ…明日楽しみにしてるね!」
「ああ」「はい!」「うん!」
「サキ大好き!」
私に抱きついたリュークはミスカさんに引き離された。
その日の夕食は大盛況で食堂は団員たちでいっぱいだった。
「美味い!やっぱサキさんのご飯が一番だ!」
「幸せ…ゆっくり味わって食べよう」
「干し肉は当分嫌だ…」
戦地ではまともな食事も出来なかったのだろう、とても嬉しそうに食べてくれている。
「張り切っていっぱい作っちゃったので、どんどん食べてください」
「「はい!」」
食堂に集まって一緒にご飯を食べれるのが、いつも通りのこの光景がどれだけ大切なものなのかを改めて実感する。
「サキさん、本当に美味しいです。貴女の料理がどれだけ恋しかったことか…」
ヴェルストリアくんはほぼ半泣きでご飯を頬張っている。
「ありがとう!…一人で食べるの凄く寂しくて、あんまり美味しく感じられなかったの」
「サキちゃん…」
「一緒に食べるご飯はやっぱり美味しいですね!」
「うん!本当に今幸せだよ!食事って大事だなぁ…」
ラグトさんの言葉に頷く。体調面でも精神面でも食事は欠かせないものなのだと改めて感じた。
明日からまたご飯作れるし、喜んでもらえるように頑張ろう!
夕食は団員たちによって綺麗に完食された。
ご飯を食べて眠くなったようで、皆早めに寝床につく為食堂を後にした。
久しぶりのベッドだもんね…。
今日帰還するまでに一番隊の人たちが頑張ったお陰で事務仕事などはだいぶ片付いて、明日からはそれなりに休む時間が取れるそうだ。
それにホッとしていると、リュークに飛びつかれる。
「サキ、今日するよね!特別な日だもん!」
「え」
「お、俺も言おうと思ってたのに!サキちゃん、一緒に居たいな…」
「サキさん、お祝いは明日ですから今夜は僕と…」
ラグトさんもヴェルくんも!?
「俺もサキが欲しい、誕生日の夜だけでも傍に居させてくれ」
ミスカさんの声も聞こえたかと思えば上からキスをされる。
「ミスカずるい!」
「リュークさんはさっきしたじゃないすか!」
二人が言っている間にヴェルくんが私の唇を奪う。
「んんっ」
舌を絡める甘いキスに惑わされそうになるけれど、なんとか引き離す。
「きょ、今日は駄目!」
「えぇー…」
「私も…したい…一緒に居たいけど」
「「!」」
「疲れてるのに無理して欲しくない…今日はちゃんと休んで…?」
顔を赤くしながらそう伝えると、皆も真っ赤になって顔を隠していた。
「サキに言われたらそうするしかないよね…」
三人もリュークの言葉に頷き分かってくれたみたいだ。
「ヴェルくんも、明日はお料理は大丈夫だからね。私出来なかった分も頑張るから」
「じゃあ…お願いします」
「うん!」
渋々ながらもそれぞれ部屋に戻る。
「サキ、おやすみ!」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
四人に手を振ったが、ラグトさんが急に立ち止まる。
「俺だけキスしてない!」
彼はバッと振り返りこちらに来ると、口元に軽くキスをした。
「おやすみ、サキちゃん」
「はい!おやすみなさい」
日常の小さなやり取りが堪らなく愛おしい。
また、黒騎士団に幸せな日々が戻ってきた。
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