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家族
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「…ここ…」
見覚えのある風景。
あれ、昔よく遊んでた公園…ずっと寂れてて読めない看板…押しボタン式の横断歩道。
全部知ってる。
自然と足が方向を決めて歩き出す。
ここを真っ直ぐ行って曲がれば…そこにあるのは私の実家。
「…私、帰ってきたの…?」
扉を開けたら母が出迎えてくれた。
「沙紀!おかえり」
「ただいま…」
リビングに行けば父と姉が居る。
「おかえり」
「ただ…いま」
「久しぶりじゃん!元気にしてた?」
「うん…」
私の家族だ。いつもと変わらない光景。
「今日はハンバーグよ。沙紀好きでしょう?」
「好き…うん、お腹空いた…」
「ふふ、いっぱい食べなさい」
目の前のご飯を食べれば、私の作るものと似ているけど違う、いくら作っても勝てない母の味。
「美味しい」
「そう?良かったわ」
「うん…」
勝てないけれど…誰かと一緒に作ればまた違って美味しい。二人で…。
「そういえばデザートにスイカを買ったの。後で切り分けましょう」
「スイカ…好きだよ」
ポツリと呟くと父は首を傾げながらも面白そうに言う。
「そんなに好きだったか?昔は美味しいけど種が面倒だとか言っていたのに」
「やっぱり…夏はスイカだから」
「はは、そうだな!」
お腹いっぱい食べた後はいつもソファでゆっくりして。
あれ、後ろに誰も居ない…?
振り返れば普通の背もたれ。それが当たり前なのに、私を包み込んでくれる何かがあった気がして…。
違和感を感じて畳の部屋に向かい座ると、何故か横になりたくなる。
「冷たい…」
イグサの匂いが好きだったはずなのに、どうにも落ち着かないのは何故だろう。
「沙紀、何そんなところで寝転がってるの」
「お姉ちゃん」
「暇なら久しぶりにトランプでもする?」
「…する」
リビングに行くと姉が両親にも声をかける。
「今日は母さんかサキどちらが負けるかな」
「もう、酷いんだから」
いつも嘘に弱い母と私が負けるのを分かっていて笑う父と姉に思わず口が動いた。
「私だって勝ったことあるよ」
「サキが勝てるなんて凄いじゃん!その友達手加減してくれたんでしょ?」
「友達じゃなくて…誰かと…」
『私と一緒にやろうか』
『サキはやっぱり凄いな』
「……誰…?」
『これからどうしたいか君が決めていい』
『もっと頼ってくれていいんだよ』
あの優しい声は
『ずっと君を想っていた』
私を守ってくれる手は
『愛しているよ、サキ』
「沙紀?」
隣に座る母が心配そうに私を見る。
「どうしたの…泣いたりなんかして」
「お、かあさ…ん…」
優しく頭を撫でてくれる母の手は温かい。
「沙紀が泣くなんて、よっぽど何かあったんでしょ。大丈夫よ」
「お母さん…私帰りたい…」
私がそう言うと、母は不思議そうな顔をする。
「もう帰ってきてるじゃない」
「違うの…」
ただ首を振る私は駄々をこねる子供で、母の前では私はずっと子供だった。
「大好きな人がいる、大事な場所に帰りたい」
私を迎え入れてくれたあの場所に。
「ごめんなさい…私、お母さんもお父さんもお姉ちゃんも、大好き。愛してる。でもその人たちと生きていきたいの、これからずっと一緒に居たい」
涙を流しながら必死に言葉を繋ぐ。
「沙紀」
「ごめんなさい…」
「何も謝ることじゃないわ、当たり前よ。子供は大きくなったら親元から巣立つものだから」
「っ……」
「もし沙紀が結婚して子供を産むのなら貴女は母親になる。その子供が大きくなったら笑顔で見送るのよ」
顔を上げると、瞳を潤ませながら微笑む母の姿があった。
「…私結婚したよ」
「あら、そうなの」
「きっと赤ちゃんいっぱいできるよ」
「幸せいっぱいね」
「うんっ……」
ギュッと抱きしめられる。これが最後。
「大人になったのね」
「ありがとう…お母さん」
手を振る母と父と姉の姿が消えていく。
「沙紀、いってらっしゃい」
「いってきます。……さようなら」
「サキ……」
ぼんやりと、私を呼ぶ声が聞こえる
「っ…サキ!目が覚めたか!」
「……ハインツさん…?」
大好きな彼の顔が見えた。
「サキ……良かった……」
握ってくれている手の感触を確かめて現実だと認識し、涙が溢れ出た。
「ハインツさ…っ…」
「サキ…」
「わたし…かえってきたの…」
「っ…ああ」
「わたしの、帰る場所は…ここだから」
「帰ってきてくれたんだな…ありがとう…」
ハインツさんの胸の中で泣き崩れる。
扉が開く音がして、そこに立っていたのはヴェルくんだった。
「サキ…さ、ん」
持っていた物も全部落として、駆け寄り私を抱きしめる。
「サキさんっ……」
「ヴェルくん…会いたかったぁ…」
今までに無いくらい彼の前で大泣きして、肩を濡らしてしまうことも考えず顔を押し付ける。
「生きて…ます…?」
「生きてる…ぅ…」
「…呼吸してます?」
「してる……」
私の生存確認が出来た彼も私と同じくらい涙を流す。
「よか…った…、サキさん…大好き、愛してます、もうどこにもいかないで…」
「行かないよ…ちゃんとかえってきた…から」
ハインツさんが呼んで皆も来てくれた。
私はあの時ハインツさんの目の前で気を失い、まる二日眠っていたそうだ。
「ずっと意識が戻らなくて…本当に……このままどこかへ行ってしまいそうだった」
ミスカさんがポツリと呟き私の手を握る。
言葉にならない心配と恐怖を抱えて私が目を覚ますのを待っていてくれた。
「私…家に帰ってた」
「それって、サキの居た世界の…?」
リュークの言葉に頷く。
「いつも通りお母さんもお父さんもお姉ちゃんも居て、温かかった」
「うん…そこがサキちゃんの家…だもんね」
一人暮らしをしている時もそこは仮住まいで、いつでも実家が私の帰る場所だった。
しょっちゅう帰省してお母さんのご飯食べて、お父さんと最近のこととかお話して、たまに来るお姉ちゃんと遊んでた。
「ずっと私の家だった…けど、今はもう皆と居るここが家で、黒騎士団が私の帰る場所だから」
どうしてあの夢を見たのか分からない。
あそこで元の世界に戻りたいと願えば戻れたのか、ただの自分勝手な想像で作られたものだったかもしれない。
でも家族にちゃんと別れを言えたから、もう何も悔いは無い。
「心配かけてごめんね、待っててくれてありがとう。私の…帰る場所になってくれて…ありがとう」
そこに誰かがいるからこそ帰る理由になる。私にとっては彼らが帰る理由で、生きる理由なのだ。
「僕たちにとってはサキさんが帰る場所です」
「サキがどこに行っても俺たちはずっと待つし、迎えに行くよ」
ヴェルくんとリュークの言葉に頷く皆を、真っ直ぐ見つめた。
「あのね」
「ああ」
「私…皆との子供が欲しい」
「!」
「私もお母さんになりたい」
今まで与えられてきた愛を今度は私が与える番。
「ありがとう…サキ」
彼らと共に新しい場所を作っていくんだ。
「これからもっと幸せになろう」
「はい…!」
見覚えのある風景。
あれ、昔よく遊んでた公園…ずっと寂れてて読めない看板…押しボタン式の横断歩道。
全部知ってる。
自然と足が方向を決めて歩き出す。
ここを真っ直ぐ行って曲がれば…そこにあるのは私の実家。
「…私、帰ってきたの…?」
扉を開けたら母が出迎えてくれた。
「沙紀!おかえり」
「ただいま…」
リビングに行けば父と姉が居る。
「おかえり」
「ただ…いま」
「久しぶりじゃん!元気にしてた?」
「うん…」
私の家族だ。いつもと変わらない光景。
「今日はハンバーグよ。沙紀好きでしょう?」
「好き…うん、お腹空いた…」
「ふふ、いっぱい食べなさい」
目の前のご飯を食べれば、私の作るものと似ているけど違う、いくら作っても勝てない母の味。
「美味しい」
「そう?良かったわ」
「うん…」
勝てないけれど…誰かと一緒に作ればまた違って美味しい。二人で…。
「そういえばデザートにスイカを買ったの。後で切り分けましょう」
「スイカ…好きだよ」
ポツリと呟くと父は首を傾げながらも面白そうに言う。
「そんなに好きだったか?昔は美味しいけど種が面倒だとか言っていたのに」
「やっぱり…夏はスイカだから」
「はは、そうだな!」
お腹いっぱい食べた後はいつもソファでゆっくりして。
あれ、後ろに誰も居ない…?
振り返れば普通の背もたれ。それが当たり前なのに、私を包み込んでくれる何かがあった気がして…。
違和感を感じて畳の部屋に向かい座ると、何故か横になりたくなる。
「冷たい…」
イグサの匂いが好きだったはずなのに、どうにも落ち着かないのは何故だろう。
「沙紀、何そんなところで寝転がってるの」
「お姉ちゃん」
「暇なら久しぶりにトランプでもする?」
「…する」
リビングに行くと姉が両親にも声をかける。
「今日は母さんかサキどちらが負けるかな」
「もう、酷いんだから」
いつも嘘に弱い母と私が負けるのを分かっていて笑う父と姉に思わず口が動いた。
「私だって勝ったことあるよ」
「サキが勝てるなんて凄いじゃん!その友達手加減してくれたんでしょ?」
「友達じゃなくて…誰かと…」
『私と一緒にやろうか』
『サキはやっぱり凄いな』
「……誰…?」
『これからどうしたいか君が決めていい』
『もっと頼ってくれていいんだよ』
あの優しい声は
『ずっと君を想っていた』
私を守ってくれる手は
『愛しているよ、サキ』
「沙紀?」
隣に座る母が心配そうに私を見る。
「どうしたの…泣いたりなんかして」
「お、かあさ…ん…」
優しく頭を撫でてくれる母の手は温かい。
「沙紀が泣くなんて、よっぽど何かあったんでしょ。大丈夫よ」
「お母さん…私帰りたい…」
私がそう言うと、母は不思議そうな顔をする。
「もう帰ってきてるじゃない」
「違うの…」
ただ首を振る私は駄々をこねる子供で、母の前では私はずっと子供だった。
「大好きな人がいる、大事な場所に帰りたい」
私を迎え入れてくれたあの場所に。
「ごめんなさい…私、お母さんもお父さんもお姉ちゃんも、大好き。愛してる。でもその人たちと生きていきたいの、これからずっと一緒に居たい」
涙を流しながら必死に言葉を繋ぐ。
「沙紀」
「ごめんなさい…」
「何も謝ることじゃないわ、当たり前よ。子供は大きくなったら親元から巣立つものだから」
「っ……」
「もし沙紀が結婚して子供を産むのなら貴女は母親になる。その子供が大きくなったら笑顔で見送るのよ」
顔を上げると、瞳を潤ませながら微笑む母の姿があった。
「…私結婚したよ」
「あら、そうなの」
「きっと赤ちゃんいっぱいできるよ」
「幸せいっぱいね」
「うんっ……」
ギュッと抱きしめられる。これが最後。
「大人になったのね」
「ありがとう…お母さん」
手を振る母と父と姉の姿が消えていく。
「沙紀、いってらっしゃい」
「いってきます。……さようなら」
「サキ……」
ぼんやりと、私を呼ぶ声が聞こえる
「っ…サキ!目が覚めたか!」
「……ハインツさん…?」
大好きな彼の顔が見えた。
「サキ……良かった……」
握ってくれている手の感触を確かめて現実だと認識し、涙が溢れ出た。
「ハインツさ…っ…」
「サキ…」
「わたし…かえってきたの…」
「っ…ああ」
「わたしの、帰る場所は…ここだから」
「帰ってきてくれたんだな…ありがとう…」
ハインツさんの胸の中で泣き崩れる。
扉が開く音がして、そこに立っていたのはヴェルくんだった。
「サキ…さ、ん」
持っていた物も全部落として、駆け寄り私を抱きしめる。
「サキさんっ……」
「ヴェルくん…会いたかったぁ…」
今までに無いくらい彼の前で大泣きして、肩を濡らしてしまうことも考えず顔を押し付ける。
「生きて…ます…?」
「生きてる…ぅ…」
「…呼吸してます?」
「してる……」
私の生存確認が出来た彼も私と同じくらい涙を流す。
「よか…った…、サキさん…大好き、愛してます、もうどこにもいかないで…」
「行かないよ…ちゃんとかえってきた…から」
ハインツさんが呼んで皆も来てくれた。
私はあの時ハインツさんの目の前で気を失い、まる二日眠っていたそうだ。
「ずっと意識が戻らなくて…本当に……このままどこかへ行ってしまいそうだった」
ミスカさんがポツリと呟き私の手を握る。
言葉にならない心配と恐怖を抱えて私が目を覚ますのを待っていてくれた。
「私…家に帰ってた」
「それって、サキの居た世界の…?」
リュークの言葉に頷く。
「いつも通りお母さんもお父さんもお姉ちゃんも居て、温かかった」
「うん…そこがサキちゃんの家…だもんね」
一人暮らしをしている時もそこは仮住まいで、いつでも実家が私の帰る場所だった。
しょっちゅう帰省してお母さんのご飯食べて、お父さんと最近のこととかお話して、たまに来るお姉ちゃんと遊んでた。
「ずっと私の家だった…けど、今はもう皆と居るここが家で、黒騎士団が私の帰る場所だから」
どうしてあの夢を見たのか分からない。
あそこで元の世界に戻りたいと願えば戻れたのか、ただの自分勝手な想像で作られたものだったかもしれない。
でも家族にちゃんと別れを言えたから、もう何も悔いは無い。
「心配かけてごめんね、待っててくれてありがとう。私の…帰る場所になってくれて…ありがとう」
そこに誰かがいるからこそ帰る理由になる。私にとっては彼らが帰る理由で、生きる理由なのだ。
「僕たちにとってはサキさんが帰る場所です」
「サキがどこに行っても俺たちはずっと待つし、迎えに行くよ」
ヴェルくんとリュークの言葉に頷く皆を、真っ直ぐ見つめた。
「あのね」
「ああ」
「私…皆との子供が欲しい」
「!」
「私もお母さんになりたい」
今まで与えられてきた愛を今度は私が与える番。
「ありがとう…サキ」
彼らと共に新しい場所を作っていくんだ。
「これからもっと幸せになろう」
「はい…!」
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