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お絵描きの途中
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今日はラグトさんが午後からお休みなので一緒に居てくれることになった。
今は二人で私の部屋に戻ってきたところ。
「なんかやりたいこととかある?」
「えっと、良かったら数字を教えてくれませんか?」
「数字?あ、サキちゃん文字読めないんだっけ?」
「そうなんです……」
私は引き出しからそれを取り出す。
「トランプっていう遊びで使うカードを作りたいんです。この前リュークに手伝って貰って形は出来たんですけど」
今はまだ白い紙のままなのだ。
ここにマークと数字を描きたいと言うとラグトさんは何となく理解してくれたみたいで、早速数字の書き方を教わることになった……けれど
「ここ机は無いよねー……」
この部屋にはソファの前に置いてあるローテーブルしか無い。ソファに座って屈みながら書くのも難しい。
別の部屋に行けばいいのだけれど、ふと思いついた。
「床に座ります?」
「……え?」
この世界では部屋の中も外靴で入る海外と同じスタイルなので、日本のお座敷みたいに床に座ることは無い。
「野営の時は地面に座ったりするけど……部屋の中で?」
「私の居たところでそういう文化があって。嫌だったら全然、余計なこと言っちゃってごめんなさい」
「ううん!床に座って机で書くなんて面白いね!」
楽しそうにそう言ってくれたので、ソファと反対側にシーツを敷く。座布団代わりに毛布を畳んで置いてみた。
「この上に座るの?」
「はい。こうやって、正座で……」
靴を脱いで私が座って見せるとラグトさんも真似をする。
「わー!これ結構難しい」
「しばらくそのまま座ってると足が痺れます」
「え、じゃあなんでこの座り方があるの!?」
それは……なんでだろう、礼儀作法の一つかなぁ……。
「ふふ……冗談です、好きに座ってください。特に決まりは無いので」
「あ、そうなんだ!良かったぁ」
ホッとしたように足を崩したラグトさんは胡座をくむ。
「なんか新鮮だな、この感じ」
「私はこっちのほうが安心します」
どちらかと言うと椅子に座るより畳とかで下に座る方が好きだった。
準備が整ったところで、用意したノートとペンを彼に渡し見本を書いてもらう。
「これが1で、2……」
あ、あれに似てるかも。
縦棒が並んでる……本の巻数とかでよくあるやつ。名前が分からないけど。
「0はこうだよ。10からは並べていくだけだから」
「ありがとうございます!」
お手本を見ながら同じように書いていく。
なんだかたどたどしい字だが一応書けた気がする。
「どうですか?」
「うん、完壁!可愛い字だね」
それは……個性の一つとして捉えられるレベルの書き方ということか。
なら問題無いか!可愛い字のほうがなんか良いかも。
単純に好きな人から「可愛い」と言われれば何でも嬉しくなってしまう。
何回か練習して、カード作りに入ることにした。
「マークはハート、スペード、ダイヤ、クローバーの四つです」
「これはサキちゃんの世界でも同じなんだね」
しかし実際トランプを想像してみて、どの位置にマークや数字が描いてあったか正確に思い出せない。
右上左下が数字で、真ん中にマークだった気がする。
何となくでそう決めてラグトさんにも描いていって貰う。
「2から10までが数字であと四枚がこの文字って、なんでなんだろ」
「A」「J」「Q」「K」はちょっと面倒になりそうだったのでそのまま描くことにした。
「ゲームによってはその四枚が10とか11になることがあるので」
「へぇー!これだけでいっぱい遊べるの凄いね。早くやりたいなぁ」
そう言いながらもラグトさんは綺麗にマークと数字を描いていく。
スペードとか難しいのに……なんでそんなに上手なの……?
はたまた私の方へ目を向けると何とも歪な形をしている。ハートですら左右対称では無い。
この大きな差にショックを受けている私にラグトさんは気にしなくていいと慰めてくれる。
「サキちゃんが描いたって分かる方が皆も嬉しいと思うよ!」
「でも……私もラグトさんみたいに綺麗に描きたい……」
「……描きたいの?」
「はい……」
私がしょんぼりしながら答えるとラグトさんは何故か凄く笑顔になった。
「なんで笑うんですか……」
「いや……もう、サキちゃん可愛いなぁ……」
「!?」
唐突に言われて動揺していると、彼は私の手からペンを取りカードの中心に点と線を描く。
「アタリを付けたら分かりやすいでしょ?大体真っ直ぐの線で描いてから丸い部分を付け足したら綺麗に描けると思うよ」
言われた通りにその点と線を基準に描いてみると、先程より断然良くなった。
「ラグトさん凄いです!」
「あはは、サキちゃんに褒められると照れちゃうな~」
照れながら笑顔で私の描いたものを上手だと言ってくれる彼が好き過ぎて、思わず勢いよく抱きついてしまった。
「わっ」
そのまま床に倒れ込みラグトさんの上に乗っかってしまって、彼の胸に顔を埋める。
「ご、ごめんなさい」
「ううん、そんなに嬉しかったの?」
上手に描けたことよりラグトさんの笑顔が嬉しかったのだけど、そうは言えずに彼に頭を撫でられる。
「なんかあの時みたいだね」
「あの時?」
「ほら、蜂が来た時……」
蜂という言葉を聞いただけで身震いしてしまった。
「あっ、ごめんね!怖いよね!」
「大丈夫です……」
「でも、もう絶対出ないから安心して」
絶対というのはだいぶ難しいと思うけど、彼が言うのなら絶対なのだろう。
「ありがとうございます」
「うん、なんか怖いことあったらまた言ってね」
ラグトさんの腕の中に居るのが幸せで離れたくない。ふと、裸で抱きしめた時の彼の体を思い出してしまった。
そんなこと考えるなんて……私……。
「サキちゃん、どうかした……」
多分私の顔は真っ赤になっているだろう。すぐそういう目で見ちゃってはしたないと思われるかもしれない。
すると突然体が前に引っ張られて彼の顔が目の前に来た。
一瞬茶色の瞳と目が合って、唇が重ねられた。
「んっ」
すぐには離れず長く求められるキス。頭も優しく撫でられて、ひたすらに心地良かった。
「はぁ……」
「……サキちゃん、その……」
さっきまでカッコいい雰囲気だったのだが、だんだん目が泳ぎ落ち着かない様子で顔を赤くした。
「し……」
「し?」
「しちゃダメ……?」
するというのは……えっちのこと……だよね?
私もまた顔を赤くした。
「えっ、あ、ええと……今から……?」
「いや、急にごめん!今じゃなくても……」
しかし現在、アレが勃っている気がする。
それに……私も……。
「いい、ですよ」
「!」
「私もしたい……から」
なんとか口に出して伝えると、ラグトさんは嬉しそうに笑った。
「ありがとう、サキちゃん大好き」
キュンと心を撃ち抜かれた私はラグトさんにキスをする。その間に彼の手は下から私の服の中に侵入し、背中を辿ってブラを外す。
胸を押し付けたままだと触ってもらえなくて、もどかしくて私は両手を床について少し起き上がる。
「っ……」
服とブラの下で胸が揉まれ乳首が弄られ、見えない分与えられる快感1つ1つに大袈裟に反応してしまう。
ふいに乳首をきゅっと摘まれて大きな声が出てしまった。
「ひゃっ……ぁ!んんっ」
慌てて唇を噛んで声を抑える。
「どうしたの?」
「だって……外聞こえちゃう……」
今はまだ夕方前で、執務室に行くために廊下を通る人だっているかもしれない。
「大丈夫だよ、多分」
「多分……?」
「この部屋一応客室だからちゃんと防音だし、扉の前に立たないとあんまり聞こえないから」
あ、客室だったんだ。道理で設備が凄い揃ってると思った。
でもこの部屋に誰か訪ねてきたら聞かれちゃうから、あんまり声は出せない。
ラグトさんは私を支えながら起き上がり、逆に押し倒す。律儀に毛布も下に敷いてくれた。
ロングスカートとショーツもさらっと脱がされて、慌ててアソコを手で隠す。
「明るいから……あんまり見ないでください……」
「わ、分かった。ごめんね」
見ないように目を逸らしながら手探りで触れて、指を中に入れる。
「大丈夫そう?」
「はい……」
キスをしながら中を解していく。先程から濡れていたそこは早く彼のモノを欲しがっていた。
「ラグトさん……」
「……うん」
ズボンの前だけ開けて取り出したものを私のアソコに擦り付ける。
「普通に、ベッドですれば良かったんじゃ……」
今更床でしようとしていることに気づいた彼にムッとして腕をつつく。
「っ……入れるね」
入れる時にチラッと見てしまったのはしょうがないので許そう。
ゆっくり挿入され、ようやく満たされた感じに安心する。そこから少しずつ動くうちに気持ちよさが増していく。
「あぁ……っ、は、ん」
私の体が動かないようにと腰を持って固定してくれているのだけれど、中を正確に同じところを擦られてそこに強く熱が集まり同時に全身も快感でビリビリしてくる。
「ラグトさ……きもちい……?」
「うんっ……気持ちいい、幸せ」
嬉しい、気持ちいい、好き。
溢れる感情と速くなった抽挿に堪えきれなかった。
「はぁっ……あ……イッ、く……」
「ん……俺も……」
「うん……っあ……っっ!」
声を抑えながらイッたことで余計に体に力が入り、膣もギュッと締めてしまった。
「っ……」
中に熱いものが出されて、ようやく深く息を吐く。
「なんか……悪いことしちゃった気分です……」
「うん、確かに…」
顔を見合わせ笑い合う。
力が抜けた体を抱き起こして貰って、またキスをした。
「シャワー浴びる?」
頷くとお姫様抱っこで運んでくれる。
「見てないよ」
「ふふ……」
前もそう言っていたなと思い出しクスクス笑ってしまう。
シャワーで汗を流し、出てきた時に気づいた。
「ご飯作りに行かなきゃ……!」
「あ!」
慌てて準備をして食堂へ向かう。
「ラグトさんは……なぜここに?」
「俺も手伝うよ!」
ヴェルくんにジトーっと見られバレてないか心配になりながらも、その後なんとか乗り切ったのだった。
今は二人で私の部屋に戻ってきたところ。
「なんかやりたいこととかある?」
「えっと、良かったら数字を教えてくれませんか?」
「数字?あ、サキちゃん文字読めないんだっけ?」
「そうなんです……」
私は引き出しからそれを取り出す。
「トランプっていう遊びで使うカードを作りたいんです。この前リュークに手伝って貰って形は出来たんですけど」
今はまだ白い紙のままなのだ。
ここにマークと数字を描きたいと言うとラグトさんは何となく理解してくれたみたいで、早速数字の書き方を教わることになった……けれど
「ここ机は無いよねー……」
この部屋にはソファの前に置いてあるローテーブルしか無い。ソファに座って屈みながら書くのも難しい。
別の部屋に行けばいいのだけれど、ふと思いついた。
「床に座ります?」
「……え?」
この世界では部屋の中も外靴で入る海外と同じスタイルなので、日本のお座敷みたいに床に座ることは無い。
「野営の時は地面に座ったりするけど……部屋の中で?」
「私の居たところでそういう文化があって。嫌だったら全然、余計なこと言っちゃってごめんなさい」
「ううん!床に座って机で書くなんて面白いね!」
楽しそうにそう言ってくれたので、ソファと反対側にシーツを敷く。座布団代わりに毛布を畳んで置いてみた。
「この上に座るの?」
「はい。こうやって、正座で……」
靴を脱いで私が座って見せるとラグトさんも真似をする。
「わー!これ結構難しい」
「しばらくそのまま座ってると足が痺れます」
「え、じゃあなんでこの座り方があるの!?」
それは……なんでだろう、礼儀作法の一つかなぁ……。
「ふふ……冗談です、好きに座ってください。特に決まりは無いので」
「あ、そうなんだ!良かったぁ」
ホッとしたように足を崩したラグトさんは胡座をくむ。
「なんか新鮮だな、この感じ」
「私はこっちのほうが安心します」
どちらかと言うと椅子に座るより畳とかで下に座る方が好きだった。
準備が整ったところで、用意したノートとペンを彼に渡し見本を書いてもらう。
「これが1で、2……」
あ、あれに似てるかも。
縦棒が並んでる……本の巻数とかでよくあるやつ。名前が分からないけど。
「0はこうだよ。10からは並べていくだけだから」
「ありがとうございます!」
お手本を見ながら同じように書いていく。
なんだかたどたどしい字だが一応書けた気がする。
「どうですか?」
「うん、完壁!可愛い字だね」
それは……個性の一つとして捉えられるレベルの書き方ということか。
なら問題無いか!可愛い字のほうがなんか良いかも。
単純に好きな人から「可愛い」と言われれば何でも嬉しくなってしまう。
何回か練習して、カード作りに入ることにした。
「マークはハート、スペード、ダイヤ、クローバーの四つです」
「これはサキちゃんの世界でも同じなんだね」
しかし実際トランプを想像してみて、どの位置にマークや数字が描いてあったか正確に思い出せない。
右上左下が数字で、真ん中にマークだった気がする。
何となくでそう決めてラグトさんにも描いていって貰う。
「2から10までが数字であと四枚がこの文字って、なんでなんだろ」
「A」「J」「Q」「K」はちょっと面倒になりそうだったのでそのまま描くことにした。
「ゲームによってはその四枚が10とか11になることがあるので」
「へぇー!これだけでいっぱい遊べるの凄いね。早くやりたいなぁ」
そう言いながらもラグトさんは綺麗にマークと数字を描いていく。
スペードとか難しいのに……なんでそんなに上手なの……?
はたまた私の方へ目を向けると何とも歪な形をしている。ハートですら左右対称では無い。
この大きな差にショックを受けている私にラグトさんは気にしなくていいと慰めてくれる。
「サキちゃんが描いたって分かる方が皆も嬉しいと思うよ!」
「でも……私もラグトさんみたいに綺麗に描きたい……」
「……描きたいの?」
「はい……」
私がしょんぼりしながら答えるとラグトさんは何故か凄く笑顔になった。
「なんで笑うんですか……」
「いや……もう、サキちゃん可愛いなぁ……」
「!?」
唐突に言われて動揺していると、彼は私の手からペンを取りカードの中心に点と線を描く。
「アタリを付けたら分かりやすいでしょ?大体真っ直ぐの線で描いてから丸い部分を付け足したら綺麗に描けると思うよ」
言われた通りにその点と線を基準に描いてみると、先程より断然良くなった。
「ラグトさん凄いです!」
「あはは、サキちゃんに褒められると照れちゃうな~」
照れながら笑顔で私の描いたものを上手だと言ってくれる彼が好き過ぎて、思わず勢いよく抱きついてしまった。
「わっ」
そのまま床に倒れ込みラグトさんの上に乗っかってしまって、彼の胸に顔を埋める。
「ご、ごめんなさい」
「ううん、そんなに嬉しかったの?」
上手に描けたことよりラグトさんの笑顔が嬉しかったのだけど、そうは言えずに彼に頭を撫でられる。
「なんかあの時みたいだね」
「あの時?」
「ほら、蜂が来た時……」
蜂という言葉を聞いただけで身震いしてしまった。
「あっ、ごめんね!怖いよね!」
「大丈夫です……」
「でも、もう絶対出ないから安心して」
絶対というのはだいぶ難しいと思うけど、彼が言うのなら絶対なのだろう。
「ありがとうございます」
「うん、なんか怖いことあったらまた言ってね」
ラグトさんの腕の中に居るのが幸せで離れたくない。ふと、裸で抱きしめた時の彼の体を思い出してしまった。
そんなこと考えるなんて……私……。
「サキちゃん、どうかした……」
多分私の顔は真っ赤になっているだろう。すぐそういう目で見ちゃってはしたないと思われるかもしれない。
すると突然体が前に引っ張られて彼の顔が目の前に来た。
一瞬茶色の瞳と目が合って、唇が重ねられた。
「んっ」
すぐには離れず長く求められるキス。頭も優しく撫でられて、ひたすらに心地良かった。
「はぁ……」
「……サキちゃん、その……」
さっきまでカッコいい雰囲気だったのだが、だんだん目が泳ぎ落ち着かない様子で顔を赤くした。
「し……」
「し?」
「しちゃダメ……?」
するというのは……えっちのこと……だよね?
私もまた顔を赤くした。
「えっ、あ、ええと……今から……?」
「いや、急にごめん!今じゃなくても……」
しかし現在、アレが勃っている気がする。
それに……私も……。
「いい、ですよ」
「!」
「私もしたい……から」
なんとか口に出して伝えると、ラグトさんは嬉しそうに笑った。
「ありがとう、サキちゃん大好き」
キュンと心を撃ち抜かれた私はラグトさんにキスをする。その間に彼の手は下から私の服の中に侵入し、背中を辿ってブラを外す。
胸を押し付けたままだと触ってもらえなくて、もどかしくて私は両手を床について少し起き上がる。
「っ……」
服とブラの下で胸が揉まれ乳首が弄られ、見えない分与えられる快感1つ1つに大袈裟に反応してしまう。
ふいに乳首をきゅっと摘まれて大きな声が出てしまった。
「ひゃっ……ぁ!んんっ」
慌てて唇を噛んで声を抑える。
「どうしたの?」
「だって……外聞こえちゃう……」
今はまだ夕方前で、執務室に行くために廊下を通る人だっているかもしれない。
「大丈夫だよ、多分」
「多分……?」
「この部屋一応客室だからちゃんと防音だし、扉の前に立たないとあんまり聞こえないから」
あ、客室だったんだ。道理で設備が凄い揃ってると思った。
でもこの部屋に誰か訪ねてきたら聞かれちゃうから、あんまり声は出せない。
ラグトさんは私を支えながら起き上がり、逆に押し倒す。律儀に毛布も下に敷いてくれた。
ロングスカートとショーツもさらっと脱がされて、慌ててアソコを手で隠す。
「明るいから……あんまり見ないでください……」
「わ、分かった。ごめんね」
見ないように目を逸らしながら手探りで触れて、指を中に入れる。
「大丈夫そう?」
「はい……」
キスをしながら中を解していく。先程から濡れていたそこは早く彼のモノを欲しがっていた。
「ラグトさん……」
「……うん」
ズボンの前だけ開けて取り出したものを私のアソコに擦り付ける。
「普通に、ベッドですれば良かったんじゃ……」
今更床でしようとしていることに気づいた彼にムッとして腕をつつく。
「っ……入れるね」
入れる時にチラッと見てしまったのはしょうがないので許そう。
ゆっくり挿入され、ようやく満たされた感じに安心する。そこから少しずつ動くうちに気持ちよさが増していく。
「あぁ……っ、は、ん」
私の体が動かないようにと腰を持って固定してくれているのだけれど、中を正確に同じところを擦られてそこに強く熱が集まり同時に全身も快感でビリビリしてくる。
「ラグトさ……きもちい……?」
「うんっ……気持ちいい、幸せ」
嬉しい、気持ちいい、好き。
溢れる感情と速くなった抽挿に堪えきれなかった。
「はぁっ……あ……イッ、く……」
「ん……俺も……」
「うん……っあ……っっ!」
声を抑えながらイッたことで余計に体に力が入り、膣もギュッと締めてしまった。
「っ……」
中に熱いものが出されて、ようやく深く息を吐く。
「なんか……悪いことしちゃった気分です……」
「うん、確かに…」
顔を見合わせ笑い合う。
力が抜けた体を抱き起こして貰って、またキスをした。
「シャワー浴びる?」
頷くとお姫様抱っこで運んでくれる。
「見てないよ」
「ふふ……」
前もそう言っていたなと思い出しクスクス笑ってしまう。
シャワーで汗を流し、出てきた時に気づいた。
「ご飯作りに行かなきゃ……!」
「あ!」
慌てて準備をして食堂へ向かう。
「ラグトさんは……なぜここに?」
「俺も手伝うよ!」
ヴェルくんにジトーっと見られバレてないか心配になりながらも、その後なんとか乗り切ったのだった。
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