72 / 184
副団長からの助言
しおりを挟む
ハインツさんの誕生日のこと考えなくちゃ……。
昨日その話を聞いてから直近の最重要課題となったのだった。
誕生日って言ったらまずはプレゼントだよね。ハインツさんへのプレゼント……前はチョコレートあげたから食べ物以外がいいな。
私のお菓子褒めてくれたし……。
ニヤニヤしながら思い出してしまって一向に決まらない。
どうしたものかと悩みながら朝食を持って席に着こうとしたところで、隅の席にアレクさんが居るのに気づき声をかける。
「アレクさん!」
「サキさん、お疲れ様です」
「あの、お隣座っても良いですか?」
「……ええ、構いません」
了承を得てそそくさと座る。
すれ違って挨拶をすることはあったけれど二人きりというのは初めてだ。少し緊張する。
「先日ご結婚されたそうですね、おめでとうございます」
「あ、そうなんです!ありがとうございます!」
ハインツさん、アレクさんには言ってたんだ!お祝いしてもらえるのはやっぱり嬉しいな。
アレクさんはきっちり背筋を伸ばしてご飯を口に運ぶ。何をするにしても丁寧で落ち着いている人だなと関心してしまう。
「普段あまり食堂ではお見かけしないので、今日は来ていただけて嬉しいです」
「今日は時間がありましたので。まだ数回しか頂けていませんが、貴女方に作ってもらう料理は美味しくて栄養もあってとても助かっています」
美味しいって言ってもらえたよ、ヴェルくん!
先程お仕事で早めに行ってしまった彼に心の中で伝える。
「団員たちからもとても好評のようですね。以前は食事に来る人数もこんなには居なかったですから」
「皆さんいつもいっぱい食べてくれるんです。私が出来ることは少ないので、料理で役に立って喜んでもらえるのは凄く嬉しいです」
「……」
アレクさんは手に持っていたスプーンを机に置く。
「戻ってきた時にはここの様子がすっかり変わっていてだいぶ驚きました」
「そんなに……ですかね?私が来たばかりの頃も皆さんとても仲が良いというか信頼し合っているのが伝わってきて、私にも優しく接して下さって、今も変わらず素敵な場所だと思います」
私をじっと見つめた彼はこちらに向き直り急に頭を下げた。
「え!?あ、アレクさんどうしたんですか」
私変なこと言っちゃったかな……!?
「いえ、すみませんでした。最初団長から貴女の事を聞いて、他国の間者か、金権力目当ての者かと疑ってしまいましたので」
「そんな、疑われて当然なので気にしないでください。突然現れてここに居させて欲しいなんて……」
自分で言っててだいぶ不審者なのに今更気づいた。ハインツさんたちの懐が深すぎる……ありがとうございます……。
「しかし、貴女が攫われたということと黒騎士団全員がそれに対抗したと聞き信用は出来ました」
皆が……私を助け出してくれた。あの時は凄く怖かったけど、それ以上に黒騎士団に居たいって、この場所が大切なんだって心から感じたことが一番記憶に残っている。
本当に、ここに来て黒騎士団の皆と出会えて良かった。
「それに団長が「昨日婚約した」と言うものですから止めようにも遅すぎました」
プロポーズの次の日……!?なんかちょっと気まずくない!?
「あの……はい、悪い者ではありませんので……今後ともよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
お互い頭を下げて改まって言うと、顔を上げたアレクさんが少し微笑んだ。
「サキさんがここに来てくれて良かったです」
「っ……ありがとうございます!」
副団長のお墨付きを得ることが出来た。ちゃんと信用して貰えて良かった。
それにしてもアレクさんの笑った顔初めて見たなぁ……。どちらかと言うと、日本人寄りのイケメンって感じなんだよね。クールビューティな人だ。
団員皆イケメンだからもう耐性は付いたよ、初対面で黙って見惚れてしまうことは多分もう無い。
あ、というか本題をすっかり忘れていた。
「アレクさん、ちょっと聞きたいことがありまして……」
「何でしょうか」
「ハインツさんの好きなものって分かりますか?」
「団長の好きなもの、ですか」
アレクさんは手を止めしばらく考える。
「無かったら全然、無理にではないので……」
「いえ、昔何か貰ったと言って喜んでいた気がするのですが……」
指折り数える。
「チョコレート、ケーキ、クッキー、マカロン、タルト……」
全部スイーツじゃん!ハインツさんどれだけ甘いもの好きなの……!?
「た、食べ物以外で何か……」
「そうですね……好きな物というのは彼はあまり無いと思います」
「物は無いですか……」
しゅんとする私に彼は不思議そうに言う。
「団長にプレゼントするのでしょう?貴女から貰うものなら何でも喜ぶのでは無いですか?」
「喜んではくれると思うんですけど……初めてお祝いする誕生日なので気合いが入っちゃってて」
「……誕生日を……祝うのですか?」
「あ、はい!ええと……」
そっか、ここでは当たり前じゃないんだった。
「生まれてきてくれてありがとうっていう意味で、お祝いしたいなと思って」
「そうですか……」
何か引っかかっているような様子だったけれど、またこちらを向く。
「団長へのプレゼントですが、仕事で使う物なら心当たりがあります」
「本当ですか!」
「最近ペンを一本折ってしまったそうです。普段二本使っていますから、新しいのをプレゼントするのはどうしょうか」
仕事で使ってもらえるものなら間違い無いし、凄く良い!
「ありがとうございます!是非そうさせて頂きます!」
「参考になったなら何よりです」
ようやく決まった~!アレクさんに聞いて良かった!
「では私は仕事に戻りますので。ご馳走様でした」
「はい!ありがとうございました!」
ペコペコと頭を下げてアレクさんに感謝しながら見送る。
それにしてもこんなタイミング良くペンが壊れてくれるなんて……いや、折ったって言ってたよね。ペンって折れるものなのかな。
……不思議だなぁ……。
深くは考えず、プレゼントとが決まったことに私はとりあえず安堵していた。
仕事へ向かうアレクはプレゼントについてサキに助言出来て良かったと、そんなことを考えていた。
ハインツがペンを壊したのはサキのせいだとも言えるからだ。
「団長……何ですか、今の音は」
「……ペンを……折ってしまった」
「馬鹿力にも程があるでしょう」
書類仕事も終わり机が片付いた後で助かった。インクまみれになってしまったら一からやり直しだ。
ハインツはインクを拭きながらため息をつく。
「サキが……可愛い……」
「……まさかそれでペンを折ったんですか」
そのまさかなのだかハインツは答えなかった。昨日はサキとの初めてで、今仕事が終わってから思い出してしまったのだから。それをアレクに言えるはずも無かった。
「私の頭を撫でて嬉しそうな顔をするサキもとても可愛かった……」とぽやぽや考えているハインツをアレクは白い目で見る。
毎度サキのことでペンを折られては困る、何とかしなければ。
ということで、今回サキにペンを貰ったら絶対に折ることは無いだろう。是非それを長く使って欲しいものだ。
それとは別だがアレクはもう一つ気になることがあった。
「誕生日……」
まさかサキから「同じ事」を聞くとは思わなかった。アレクはそれを詮索しても良いのか迷う。
彼女は夫たちと普通に暮らしている訳で、部外者が余計な口を出すものではないと思ったから。
世の中には色々な人がいるのだから「同じ事」をする人も居るのだろう。
「……考えても仕方がありませんね」
サキが真に良い人だと先程確認出来たアレクは彼女たちなら問題無いだろうと、そう思うことにした。
昨日その話を聞いてから直近の最重要課題となったのだった。
誕生日って言ったらまずはプレゼントだよね。ハインツさんへのプレゼント……前はチョコレートあげたから食べ物以外がいいな。
私のお菓子褒めてくれたし……。
ニヤニヤしながら思い出してしまって一向に決まらない。
どうしたものかと悩みながら朝食を持って席に着こうとしたところで、隅の席にアレクさんが居るのに気づき声をかける。
「アレクさん!」
「サキさん、お疲れ様です」
「あの、お隣座っても良いですか?」
「……ええ、構いません」
了承を得てそそくさと座る。
すれ違って挨拶をすることはあったけれど二人きりというのは初めてだ。少し緊張する。
「先日ご結婚されたそうですね、おめでとうございます」
「あ、そうなんです!ありがとうございます!」
ハインツさん、アレクさんには言ってたんだ!お祝いしてもらえるのはやっぱり嬉しいな。
アレクさんはきっちり背筋を伸ばしてご飯を口に運ぶ。何をするにしても丁寧で落ち着いている人だなと関心してしまう。
「普段あまり食堂ではお見かけしないので、今日は来ていただけて嬉しいです」
「今日は時間がありましたので。まだ数回しか頂けていませんが、貴女方に作ってもらう料理は美味しくて栄養もあってとても助かっています」
美味しいって言ってもらえたよ、ヴェルくん!
先程お仕事で早めに行ってしまった彼に心の中で伝える。
「団員たちからもとても好評のようですね。以前は食事に来る人数もこんなには居なかったですから」
「皆さんいつもいっぱい食べてくれるんです。私が出来ることは少ないので、料理で役に立って喜んでもらえるのは凄く嬉しいです」
「……」
アレクさんは手に持っていたスプーンを机に置く。
「戻ってきた時にはここの様子がすっかり変わっていてだいぶ驚きました」
「そんなに……ですかね?私が来たばかりの頃も皆さんとても仲が良いというか信頼し合っているのが伝わってきて、私にも優しく接して下さって、今も変わらず素敵な場所だと思います」
私をじっと見つめた彼はこちらに向き直り急に頭を下げた。
「え!?あ、アレクさんどうしたんですか」
私変なこと言っちゃったかな……!?
「いえ、すみませんでした。最初団長から貴女の事を聞いて、他国の間者か、金権力目当ての者かと疑ってしまいましたので」
「そんな、疑われて当然なので気にしないでください。突然現れてここに居させて欲しいなんて……」
自分で言っててだいぶ不審者なのに今更気づいた。ハインツさんたちの懐が深すぎる……ありがとうございます……。
「しかし、貴女が攫われたということと黒騎士団全員がそれに対抗したと聞き信用は出来ました」
皆が……私を助け出してくれた。あの時は凄く怖かったけど、それ以上に黒騎士団に居たいって、この場所が大切なんだって心から感じたことが一番記憶に残っている。
本当に、ここに来て黒騎士団の皆と出会えて良かった。
「それに団長が「昨日婚約した」と言うものですから止めようにも遅すぎました」
プロポーズの次の日……!?なんかちょっと気まずくない!?
「あの……はい、悪い者ではありませんので……今後ともよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
お互い頭を下げて改まって言うと、顔を上げたアレクさんが少し微笑んだ。
「サキさんがここに来てくれて良かったです」
「っ……ありがとうございます!」
副団長のお墨付きを得ることが出来た。ちゃんと信用して貰えて良かった。
それにしてもアレクさんの笑った顔初めて見たなぁ……。どちらかと言うと、日本人寄りのイケメンって感じなんだよね。クールビューティな人だ。
団員皆イケメンだからもう耐性は付いたよ、初対面で黙って見惚れてしまうことは多分もう無い。
あ、というか本題をすっかり忘れていた。
「アレクさん、ちょっと聞きたいことがありまして……」
「何でしょうか」
「ハインツさんの好きなものって分かりますか?」
「団長の好きなもの、ですか」
アレクさんは手を止めしばらく考える。
「無かったら全然、無理にではないので……」
「いえ、昔何か貰ったと言って喜んでいた気がするのですが……」
指折り数える。
「チョコレート、ケーキ、クッキー、マカロン、タルト……」
全部スイーツじゃん!ハインツさんどれだけ甘いもの好きなの……!?
「た、食べ物以外で何か……」
「そうですね……好きな物というのは彼はあまり無いと思います」
「物は無いですか……」
しゅんとする私に彼は不思議そうに言う。
「団長にプレゼントするのでしょう?貴女から貰うものなら何でも喜ぶのでは無いですか?」
「喜んではくれると思うんですけど……初めてお祝いする誕生日なので気合いが入っちゃってて」
「……誕生日を……祝うのですか?」
「あ、はい!ええと……」
そっか、ここでは当たり前じゃないんだった。
「生まれてきてくれてありがとうっていう意味で、お祝いしたいなと思って」
「そうですか……」
何か引っかかっているような様子だったけれど、またこちらを向く。
「団長へのプレゼントですが、仕事で使う物なら心当たりがあります」
「本当ですか!」
「最近ペンを一本折ってしまったそうです。普段二本使っていますから、新しいのをプレゼントするのはどうしょうか」
仕事で使ってもらえるものなら間違い無いし、凄く良い!
「ありがとうございます!是非そうさせて頂きます!」
「参考になったなら何よりです」
ようやく決まった~!アレクさんに聞いて良かった!
「では私は仕事に戻りますので。ご馳走様でした」
「はい!ありがとうございました!」
ペコペコと頭を下げてアレクさんに感謝しながら見送る。
それにしてもこんなタイミング良くペンが壊れてくれるなんて……いや、折ったって言ってたよね。ペンって折れるものなのかな。
……不思議だなぁ……。
深くは考えず、プレゼントとが決まったことに私はとりあえず安堵していた。
仕事へ向かうアレクはプレゼントについてサキに助言出来て良かったと、そんなことを考えていた。
ハインツがペンを壊したのはサキのせいだとも言えるからだ。
「団長……何ですか、今の音は」
「……ペンを……折ってしまった」
「馬鹿力にも程があるでしょう」
書類仕事も終わり机が片付いた後で助かった。インクまみれになってしまったら一からやり直しだ。
ハインツはインクを拭きながらため息をつく。
「サキが……可愛い……」
「……まさかそれでペンを折ったんですか」
そのまさかなのだかハインツは答えなかった。昨日はサキとの初めてで、今仕事が終わってから思い出してしまったのだから。それをアレクに言えるはずも無かった。
「私の頭を撫でて嬉しそうな顔をするサキもとても可愛かった……」とぽやぽや考えているハインツをアレクは白い目で見る。
毎度サキのことでペンを折られては困る、何とかしなければ。
ということで、今回サキにペンを貰ったら絶対に折ることは無いだろう。是非それを長く使って欲しいものだ。
それとは別だがアレクはもう一つ気になることがあった。
「誕生日……」
まさかサキから「同じ事」を聞くとは思わなかった。アレクはそれを詮索しても良いのか迷う。
彼女は夫たちと普通に暮らしている訳で、部外者が余計な口を出すものではないと思ったから。
世の中には色々な人がいるのだから「同じ事」をする人も居るのだろう。
「……考えても仕方がありませんね」
サキが真に良い人だと先程確認出来たアレクは彼女たちなら問題無いだろうと、そう思うことにした。
183
お気に入りに追加
1,120
あなたにおすすめの小説
異世界の美醜と私の認識について
佐藤 ちな
恋愛
ある日気づくと、美玲は異世界に落ちた。
そこまでならラノベなら良くある話だが、更にその世界は女性が少ない上に、美醜感覚が美玲とは激しく異なるという不思議な世界だった。
そんな世界で稀人として特別扱いされる醜女(この世界では超美人)の美玲と、咎人として忌み嫌われる醜男(美玲がいた世界では超美青年)のルークが出会う。
不遇の扱いを受けるルークを、幸せにしてあげたい!そして出来ることなら、私も幸せに!
美醜逆転・一妻多夫の異世界で、美玲の迷走が始まる。
* 話の展開に伴い、あらすじを変更させて頂きました。

美醜逆転異世界で、非モテなのに前向きな騎士様が素敵です
花野はる
恋愛
先祖返りで醜い容貌に生まれてしまったセドリック・ローランド、18歳は非モテの騎士副団長。
けれども曽祖父が同じ醜さでありながら、愛する人と幸せな一生を送ったと祖父から聞いて育ったセドリックは、顔を隠すことなく前向きに希望を持って生きている。けれどやはりこの世界の女性からは忌み嫌われ、中身を見ようとしてくれる人はいない。
そんな中、セドリックの元に異世界の稀人がやって来た!外見はこんなでも、中身で勝負し、専属護衛になりたいと頑張るセドリックだが……。
醜いイケメン騎士とぽっちゃり喪女のラブストーリーです。
多分短い話になると思われます。
サクサク読めるように、一話ずつを短めにしてみました。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています

ただ貴方の傍にいたい〜醜いイケメン騎士と異世界の稀人
花野はる
恋愛
日本で暮らす相川花純は、成人の思い出として、振袖姿を残そうと写真館へやって来た。
そこで着飾り、いざ撮影室へ足を踏み入れたら異世界へ転移した。
森の中で困っていると、仮面の騎士が助けてくれた。その騎士は騎士団の団長様で、すごく素敵なのに醜くて仮面を被っていると言う。
孤独な騎士と異世界でひとりぼっちになった花純の一途な恋愛ストーリー。
初投稿です。よろしくお願いします。

異世界転生〜色いろあって世界最強!?〜
野の木
恋愛
気付いたら、見知らぬ場所に。
生まれ変わった?ここって異世界!?
しかも家族全員美男美女…なのになんで私だけ黒髪黒眼平凡顔の前世の姿のままなの!?
えっ、絶世の美女?黒は美人の証?
いやいや、この世界の人って目悪いの?
前世の記憶を持ったまま異世界転生した主人公。
しかもそこは、色により全てが決まる世界だった!?

私は女神じゃありません!!〜この世界の美的感覚はおかしい〜
朝比奈
恋愛
年齢=彼氏いない歴な平凡かつ地味顔な私はある日突然美的感覚がおかしい異世界にトリップしてしまったようでして・・・。
(この世界で私はめっちゃ美人ってどゆこと??)
これは主人公が美的感覚が違う世界で醜い男(私にとってイケメン)に恋に落ちる物語。
所々、意味が違うのに使っちゃってる言葉とかあれば教えて下さると幸いです。
暇つぶしにでも呼んでくれると嬉しいです。
※休載中
(4月5日前後から投稿再開予定です)

公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる