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嫉妬
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左手が温かい……。
その感覚で目覚めると、ラグトさんが私の手を握ったまま床に座りベッドにもたれ眠っていた。
え、もしかして私が握ってなんて言っちゃったからずっと……?
あわあわと焦っているとラグトさんが目を開ける。
「おはよ……ん、どしたの?」
「ご、ごめんなさい!床で寝かせてしまって……」
「慣れてるから平気だよ。よく眠れた?」
「はい……お陰様で……」
落ち込む私に「気にしなくていい」と笑いかけてくれたが、流石に一人でベッドを使ってぐーすか眠っていたのは罪悪感が大きかった。
「ごめんね、俺たちは雑魚寝するの当たり前だからさ……あんまり考えてなくて。ちゃんと皆にも言っておくから!」
私を一度ギュッと抱きしめて「またね!」とラグトさんはお仕事に向かった。
私があまり気にするのも良くないかもだけど……皆にはどんな時でもちゃんと休んで欲しい。無理して欲しくない。
でも今日は怖い夢見なかったな……。ずっと温かくて、気持ちよく寝れた気がする。
彼に握っていてもらった手のひらを頬に当て、まだ残るその温もりを感じていた。
朝食の時間になるとミスカさんが迎えに来てくれた。
「おはよう。よく眠れたみたいで良かった」
「おはようございます。ラグトさんのお陰で……」
「そんなに気にするな。今日は俺と一緒に居よう。朝飯はもう食べれそうか?」
「はい!お腹すいちゃいました」
ミスカさんと食堂に入ると、扉の近くに座っていた団員が嬉しそうに声をあげる。
「サキさん!」
その声で周りの皆も気づき手を振って私を歓迎してくれた。
「歩いてる姿見れただけで泣きそう……」
「あの可愛い笑顔を守れたんだぜ俺たち……まじで良かった幸せ……」
「一緒に飯食べましょ!」
「ありがとうございます……!」
中央の席を空けてくれたのでミスカさんと座る。
「怪我は大丈夫ですか?」
「はい!痛みもそんなに無いので、もうすぐ治ると思います」
「今までサキさんに色々任せちゃってたから、俺たちその分も頑張りますよ!」
「掃除を特にやらないとな……」
本当に、ここに帰って来れて良かった。
恋人たちは勿論だけど私を迎えてくれる皆の、この明るい場所が大好きだ。
「……食べ切れるか?」
団員たちが私たちの分をいっぱい持ってきてくれたのだけど、お皿にこんもりと盛られていて私のだけでもほぼ二人前だと思う。
「頑張れば……大丈夫です!」
いつも食べる量は少なくはないが多くもない。勿論ヴェルストリアくんの作ってくれたご飯は美味しいからいっぱい食べれちゃうけど。
「食べれるだけで良い。残りは俺が食べるから」
「ミスカさんの分も結構多いですよ」
「普段もこれくらいだ。あんまり食べ過ぎると無くなってしまって怒るからな」
ミスカさんはどうやら大食らいらしい。一口が大きいから今もどんどんご飯が無くなっていく。
私も負けじと食べていると、ふと前の席に座っていた団員さんに気づく。
「口元にソース付いてますよ」
「え!ほんとだ、ありがとうございます!」
「ふふ、どういたしまして」
笑いかけると何故か手が止まってしまった正面の彼に首を傾げて、ミスカさんの視線に気づかなかった。
「サキ」
「はい!なんですか……」
ミスカさんのほうを向くとブロッコリーを口に入れられた。
「みふかはん?」
もぐもぐして飲み込むと次はじゃがいもを食べさせられる。
「美味いか」
私がこくりと頷くと満足げな表情になり、ようやく解放された。
何がなんだか分からないが彼が嬉しそうなのでまあいっか、とまた食事に戻った。
結局残った分を食べてもらい朝食を終えてその後は二人でゆっくり過ごしていた。
「サキ、俺たちのことなんだが」
「はい」
「付き合っているというのを三番隊の奴らには一応言っておきたいんだ」
「!」
「どうせバレることだが……牽制にはなるだろう」
牽制とは何だろうと思ったが、ミスカさんと付き合っていることを言えるのが嬉しくて頷く。
「照れますけど……実は皆に自慢したかったんです」
好きな人のことはつい話したくなってしまうし、こんなに素敵な人なんだって見せびらかす……じゃないけどやっぱり自慢したい。
「男たちに自慢しても意味が無いだろう」
「三番隊の皆さんはミスカさんのこと私よりいっぱい知ってるじゃないですか。それがちょっと悔しくて……」
出会ってからの時間が長いのだからしょうがないけど、先輩後輩や上司部下として親しくしている彼らを見ると蚊帳の外にいる気持ちになる。
ふとミスカさんは少し膨れた私の頬を両手で包み、上を向かせた。
美しい顔を眺めてあっさりと気分を良くした私は彼の手に擦り寄る。
カッコいい……こんなにカッコいい人が彼氏だなんて、やっぱり言いふらしたくなっちゃうよね。
そんなことをぼんやり考えていると急に唇を塞がれた。
「んんっ」
前とは違う、まるで食べられるようなキス。
大きな口が唇を覆い、角度を変えながらどんどん深くなっていく。
「はぁ……あ、んん」
お互いの呼吸を与え合い、たまに混じる新鮮な空気がひんやりと冷たく感じる。
最後、私の唇を少し舐めてミスカさんは離れた。
「っは……みすか、さ……」
「……サキ、こんなに嫉妬深くて情けない俺を見せるのはサキだけだ」
「!」
いつも表情にはあまり出ていないけど、もしかして嫉妬していてくれたのだろうか。
「他の奴を見て欲しくない。俺だけ見ていて欲しい。こんな欲に塗れた俺の姿なんて、あいつらは知らない」
私が欲しいと訴えかける熱い水色の瞳。
誰も知らない私だけの彼。
その特別が嬉しくて堪らなくなって、またキスをした。
「ミスカさん好き……」
「ああ。好きだ、サキ」
二人で笑顔になる。
「自慢しに行くか」
「ふふ、ミスカさんもしてくれるんですか」
「むしろ俺がしないとな」
手を繋ぎ第三番隊のところへ行く。今は休憩中のようで、ミスカさんはラグトさんも呼び他の皆に集まってもらった。
だいぶザワザワした空気の中で前に立っているのは少し緊張した。
「俺はサキと付き合っている。もうすぐ結婚もする予定だ」
ミスカさんの突然の告白に皆一瞬唖然としたが、すぐに笑顔になって沸き立つ。
「おめでとうございます!!」
「俺たちの尊敬する隊長がサキさんと……!」
「俺はずっと気づいてたぜ……」
「隊長があんなに丸く……いや、幸せそうになってくれて嬉しいっす!」
嬉しい反応が返ってきて二人で顔を見合わせ笑い合う。
ミスカさんは本当に皆に慕われている。
「先日のこともあって俺はサキと居る時間が増えるだろう。仕事は疎かにしないが、出来れば手伝ってくれると嬉しい。よろしく頼む」
「勿論です!」
「何でもやります!」
隊員たちが喜びの声を上げる中、ミスカさんがさらっと言う。
「そしてラグトもサキと付き合っている」
「「え!?」」
一気にラグトさんに視線が集まる。
「なんでそこに居るのかと思ったら」
「ラグトお前マジかよ!」
「羨ましすぎる……」
「嘘だろ!?」
「俺には当たり強くない!?」
ラグトさんは皆の視線に追われて私の元へ逃げてくる。
「う、嘘じゃないもんね?」
尻尾が垂れた犬の目で助けを求められて、胸がキュンとした私は彼の頬に小さくキスをした。
「本当ですよ」
「っ……!」
すると隊員たちはダメージを食らったように膝を付いた。
「可愛い……」
「目に毒すぎて辛い。見たいけど見たくない」
「やっぱ羨ましすぎる……」
「わーい!ほんとだもんね!」
ラグトさんは勝ち誇り私に抱きつく。
色々言ってはいるけれど皆温かい目で見守ってくれていて、ラグトさんもやっぱり好かれているんだなぁと思う。
そして祝福の言葉を貰いながら私はさりげなく恋人のカッコいいところを自慢することが出来た。
無事交際の報告を終え、またその夜。
やっぱり床で寝かせるわけにはいかないので私が寝たら部屋に戻ってと言うときっぱり断られた。
「サキの様子が気になってどうせ眠れない」
「でもこの部屋だとソファしかないですし、ミスカさんには小さすぎるし……」
「俺らのことは気にしなくていい」
そうは言っても……と考えて、これしかないと思い口に出す。
「一緒にベッドで寝ましょう!」
「は……それは……」
だいぶ大きいベッドだからミスカさんでも余裕をもって寝れる。
昨日はうとうとしてそこまで考えられなかったが、最初からそれで良かったのだと気づく。
「隣で寝てもらえたら凄く安心するし」
「うっ」
「手も繋いでくれますか……?」
「……」
黙ってしまったミスカさんに、つい欲張って悪いことを言ってしまったかと思い不安で見つめていると頭を抱えながら了承してくれた。
「じゃあ、おやすみなさい」
「……おやすみ」
傍にミスカさんが居る嬉しさに浸りながら、私は今日もぐっすり眠ることが出来たのだった。
その感覚で目覚めると、ラグトさんが私の手を握ったまま床に座りベッドにもたれ眠っていた。
え、もしかして私が握ってなんて言っちゃったからずっと……?
あわあわと焦っているとラグトさんが目を開ける。
「おはよ……ん、どしたの?」
「ご、ごめんなさい!床で寝かせてしまって……」
「慣れてるから平気だよ。よく眠れた?」
「はい……お陰様で……」
落ち込む私に「気にしなくていい」と笑いかけてくれたが、流石に一人でベッドを使ってぐーすか眠っていたのは罪悪感が大きかった。
「ごめんね、俺たちは雑魚寝するの当たり前だからさ……あんまり考えてなくて。ちゃんと皆にも言っておくから!」
私を一度ギュッと抱きしめて「またね!」とラグトさんはお仕事に向かった。
私があまり気にするのも良くないかもだけど……皆にはどんな時でもちゃんと休んで欲しい。無理して欲しくない。
でも今日は怖い夢見なかったな……。ずっと温かくて、気持ちよく寝れた気がする。
彼に握っていてもらった手のひらを頬に当て、まだ残るその温もりを感じていた。
朝食の時間になるとミスカさんが迎えに来てくれた。
「おはよう。よく眠れたみたいで良かった」
「おはようございます。ラグトさんのお陰で……」
「そんなに気にするな。今日は俺と一緒に居よう。朝飯はもう食べれそうか?」
「はい!お腹すいちゃいました」
ミスカさんと食堂に入ると、扉の近くに座っていた団員が嬉しそうに声をあげる。
「サキさん!」
その声で周りの皆も気づき手を振って私を歓迎してくれた。
「歩いてる姿見れただけで泣きそう……」
「あの可愛い笑顔を守れたんだぜ俺たち……まじで良かった幸せ……」
「一緒に飯食べましょ!」
「ありがとうございます……!」
中央の席を空けてくれたのでミスカさんと座る。
「怪我は大丈夫ですか?」
「はい!痛みもそんなに無いので、もうすぐ治ると思います」
「今までサキさんに色々任せちゃってたから、俺たちその分も頑張りますよ!」
「掃除を特にやらないとな……」
本当に、ここに帰って来れて良かった。
恋人たちは勿論だけど私を迎えてくれる皆の、この明るい場所が大好きだ。
「……食べ切れるか?」
団員たちが私たちの分をいっぱい持ってきてくれたのだけど、お皿にこんもりと盛られていて私のだけでもほぼ二人前だと思う。
「頑張れば……大丈夫です!」
いつも食べる量は少なくはないが多くもない。勿論ヴェルストリアくんの作ってくれたご飯は美味しいからいっぱい食べれちゃうけど。
「食べれるだけで良い。残りは俺が食べるから」
「ミスカさんの分も結構多いですよ」
「普段もこれくらいだ。あんまり食べ過ぎると無くなってしまって怒るからな」
ミスカさんはどうやら大食らいらしい。一口が大きいから今もどんどんご飯が無くなっていく。
私も負けじと食べていると、ふと前の席に座っていた団員さんに気づく。
「口元にソース付いてますよ」
「え!ほんとだ、ありがとうございます!」
「ふふ、どういたしまして」
笑いかけると何故か手が止まってしまった正面の彼に首を傾げて、ミスカさんの視線に気づかなかった。
「サキ」
「はい!なんですか……」
ミスカさんのほうを向くとブロッコリーを口に入れられた。
「みふかはん?」
もぐもぐして飲み込むと次はじゃがいもを食べさせられる。
「美味いか」
私がこくりと頷くと満足げな表情になり、ようやく解放された。
何がなんだか分からないが彼が嬉しそうなのでまあいっか、とまた食事に戻った。
結局残った分を食べてもらい朝食を終えてその後は二人でゆっくり過ごしていた。
「サキ、俺たちのことなんだが」
「はい」
「付き合っているというのを三番隊の奴らには一応言っておきたいんだ」
「!」
「どうせバレることだが……牽制にはなるだろう」
牽制とは何だろうと思ったが、ミスカさんと付き合っていることを言えるのが嬉しくて頷く。
「照れますけど……実は皆に自慢したかったんです」
好きな人のことはつい話したくなってしまうし、こんなに素敵な人なんだって見せびらかす……じゃないけどやっぱり自慢したい。
「男たちに自慢しても意味が無いだろう」
「三番隊の皆さんはミスカさんのこと私よりいっぱい知ってるじゃないですか。それがちょっと悔しくて……」
出会ってからの時間が長いのだからしょうがないけど、先輩後輩や上司部下として親しくしている彼らを見ると蚊帳の外にいる気持ちになる。
ふとミスカさんは少し膨れた私の頬を両手で包み、上を向かせた。
美しい顔を眺めてあっさりと気分を良くした私は彼の手に擦り寄る。
カッコいい……こんなにカッコいい人が彼氏だなんて、やっぱり言いふらしたくなっちゃうよね。
そんなことをぼんやり考えていると急に唇を塞がれた。
「んんっ」
前とは違う、まるで食べられるようなキス。
大きな口が唇を覆い、角度を変えながらどんどん深くなっていく。
「はぁ……あ、んん」
お互いの呼吸を与え合い、たまに混じる新鮮な空気がひんやりと冷たく感じる。
最後、私の唇を少し舐めてミスカさんは離れた。
「っは……みすか、さ……」
「……サキ、こんなに嫉妬深くて情けない俺を見せるのはサキだけだ」
「!」
いつも表情にはあまり出ていないけど、もしかして嫉妬していてくれたのだろうか。
「他の奴を見て欲しくない。俺だけ見ていて欲しい。こんな欲に塗れた俺の姿なんて、あいつらは知らない」
私が欲しいと訴えかける熱い水色の瞳。
誰も知らない私だけの彼。
その特別が嬉しくて堪らなくなって、またキスをした。
「ミスカさん好き……」
「ああ。好きだ、サキ」
二人で笑顔になる。
「自慢しに行くか」
「ふふ、ミスカさんもしてくれるんですか」
「むしろ俺がしないとな」
手を繋ぎ第三番隊のところへ行く。今は休憩中のようで、ミスカさんはラグトさんも呼び他の皆に集まってもらった。
だいぶザワザワした空気の中で前に立っているのは少し緊張した。
「俺はサキと付き合っている。もうすぐ結婚もする予定だ」
ミスカさんの突然の告白に皆一瞬唖然としたが、すぐに笑顔になって沸き立つ。
「おめでとうございます!!」
「俺たちの尊敬する隊長がサキさんと……!」
「俺はずっと気づいてたぜ……」
「隊長があんなに丸く……いや、幸せそうになってくれて嬉しいっす!」
嬉しい反応が返ってきて二人で顔を見合わせ笑い合う。
ミスカさんは本当に皆に慕われている。
「先日のこともあって俺はサキと居る時間が増えるだろう。仕事は疎かにしないが、出来れば手伝ってくれると嬉しい。よろしく頼む」
「勿論です!」
「何でもやります!」
隊員たちが喜びの声を上げる中、ミスカさんがさらっと言う。
「そしてラグトもサキと付き合っている」
「「え!?」」
一気にラグトさんに視線が集まる。
「なんでそこに居るのかと思ったら」
「ラグトお前マジかよ!」
「羨ましすぎる……」
「嘘だろ!?」
「俺には当たり強くない!?」
ラグトさんは皆の視線に追われて私の元へ逃げてくる。
「う、嘘じゃないもんね?」
尻尾が垂れた犬の目で助けを求められて、胸がキュンとした私は彼の頬に小さくキスをした。
「本当ですよ」
「っ……!」
すると隊員たちはダメージを食らったように膝を付いた。
「可愛い……」
「目に毒すぎて辛い。見たいけど見たくない」
「やっぱ羨ましすぎる……」
「わーい!ほんとだもんね!」
ラグトさんは勝ち誇り私に抱きつく。
色々言ってはいるけれど皆温かい目で見守ってくれていて、ラグトさんもやっぱり好かれているんだなぁと思う。
そして祝福の言葉を貰いながら私はさりげなく恋人のカッコいいところを自慢することが出来た。
無事交際の報告を終え、またその夜。
やっぱり床で寝かせるわけにはいかないので私が寝たら部屋に戻ってと言うときっぱり断られた。
「サキの様子が気になってどうせ眠れない」
「でもこの部屋だとソファしかないですし、ミスカさんには小さすぎるし……」
「俺らのことは気にしなくていい」
そうは言っても……と考えて、これしかないと思い口に出す。
「一緒にベッドで寝ましょう!」
「は……それは……」
だいぶ大きいベッドだからミスカさんでも余裕をもって寝れる。
昨日はうとうとしてそこまで考えられなかったが、最初からそれで良かったのだと気づく。
「隣で寝てもらえたら凄く安心するし」
「うっ」
「手も繋いでくれますか……?」
「……」
黙ってしまったミスカさんに、つい欲張って悪いことを言ってしまったかと思い不安で見つめていると頭を抱えながら了承してくれた。
「じゃあ、おやすみなさい」
「……おやすみ」
傍にミスカさんが居る嬉しさに浸りながら、私は今日もぐっすり眠ることが出来たのだった。
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