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プロポーズ
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結婚…なんて考えてもいなかった…。
確かにプロポーズのようなことを言ってしまっていたけど、無意識に。
「今日、言おうと思っていたんだ。彼らもその意思があって了承してくれたから。サキにはまだ教えていなかったんだが…ここでは女性は二十歳になるまでに結婚することが義務付けられている」
「え!?」
それだと…私がここに来た時に結婚を強要されてたかもしれないってこと…?
ハインツさんは私のことを考えて隠していてくれたのだろう。
「サキが二十歳だと知られていなくても、そのくらいの歳の女性が結婚していないというのは男性から狙われやすい。勿論そんなことはさせないが…体裁が悪くもなるだろう」
まだ抱きついているリュークに頭をぐりぐり押し付けられながら、私はその話を聞いて頷く。
「結婚するとなると君をこの世界に縛り付ける理由の一つになってしまうと思っていたが…」
立ち上がったハインツさんは握った私の手を口元に近づけキスをする。
「サキが私たちと生きたいと行ってくれてとても嬉しい。改めて…愛してるサキ、結婚してくれ」
全身を駆け巡る幸福感。顔も、耳まで真っ赤になるのと同時に涙が零れ落ちたのを感じた。
「ずっと一緒に居よう」
目線を合わせてくれたミスカさんの優しい眼差し。
「サキ大好き…!ね、結婚しよ?」
リュークは下から上目遣いで微笑む。
「サキちゃん…俺と結婚してください!」
必死な表情で真っ直ぐ見つめるラグトさん。
「貴女の一生を僕にください」
私の傍に来て膝を付くヴェルストリアくんの潤む瞳。
付き合うことが出来た時も嬉しくて幸せだったのに、それ以上があるなんて。
この世界に来たばかりの時は結婚なんて自分には関係ないと、そんな相手もいないし一生出来ないんじゃないかとも思っていた。
でも今はこんなに大好きな人たちがいる。
結婚という明確な繋がりで彼らと一緒になれる…結婚とはこんなに素晴らしくて尊いものなのだと知る。
勿論そんなに簡単に決めることではないとか、楽しいばかりじゃなくて嫌なところも見えてくるかもしれないと色々考えることある。
でも最初も「この人たちとなら」って思ったんだ。その直感めいたものが正しいと私は信じる。
大好きで愛おしい存在。きっとこれは愛。
「…っはい!私も…皆のこと愛してる!」
私は彼らからの想いに負けないくらい最大限の愛で答えた。
ずっと皆に抱きしめられて嬉しかったが、このままだと話が進まないとハインツさんが引き離す。
「とりあえず結婚の書類手続きをしなければならない。その為にサキの身元をハッキリさせるものが必要なのだが」
私はこの世界では戸籍などが無い。家系も出身地も何も無いと婚姻は出来ないだろう。
「実はもう用意してある」
「!?」
「ヒューズさんに頼んで孫として戸籍に入れて貰うことにした」
え、どなた?
「ヒューズさんって…もしかしてヒューズ・ザナディア元公爵ですか!?黒騎士団設立者の…」
ヴェルストリアくんの驚きの声にハインツさんが頷く。
黒騎士団の設立者さんって貴族なんだよね…?この寮の元々の持ち主で団長だった人。
「彼は今隠居していてここ数年の様子は周りに知られていない。息子夫婦も今は…亡くなられている。…そこにつけ込むようになってしまうが、今まで知られていなかった孫ということにしようと思う」
そっか…確かにそれなら何となく辻褄が合う気がする。
「でも…私も貴族の後継者ということになってしまいませんか?」
「血筋的にはそうなってしまうが現在領土を統治しているのは彼の甥だ。その後継者として息子もいる。サキに継承権がいくことは無いと言っていいだろう」
「そうなんですね…!」
ハインツさんの用意周到さにびっくりしながらも、彼らとちゃんと結婚することが出来るのだと安心を得てほっとする。
結婚かぁ…それって恋人じゃなくて夫婦になるってこと…だよね。ふ、夫婦だなんて聞くとまだ早い気がしちゃうけど!
顔を赤らめ一人で照れ照れしていたが、今後のことを考えて余計に真っ赤になった。
「あ、あのぉ…」
「サキさん、どうかしましたか?」
「……えっと…」
「何か言いづらいことでもあったか」
この場で聞いてもいい事なのか分からず躊躇ってしまうが、ちゃんと聞かないといけないよね…と思いなんとか口を開く。
「夫婦になるって…その…家族になるわけだし皆は……あ、赤ちゃんとか考えてるのかなって」
「「!!」」
ただ一緒に居れたらとは思っていたけれど、彼らとの子供もいつか…欲しいなって。
でも子供は居なくてもいいという考えの人も居るわけで、もしそうなら話し合ったほうが良いだろう。
「サキは…どう思っているんだ?」
「私はその、皆との子供なら…欲しいです」
そう返事をすると、ミスカさんは私のおでこにキスをして嬉しそうに言った。
「俺もサキとの子供が欲しい」
「ミスカさん…」
「そりゃ欲しいに決まってるよ!もう…サキはたまに突然凄いこと言うよね…」
「な、なんかごめんね…」
その時ふとこちらに来たヴェルストリアくんが座っていた私の顔を手ですくい上げ自分の方へ向かせる。
彼は熱を帯びた眼差しで妖しく微笑む。
「サキさん、子供を作るって…そうゆうことでもあるんですよ?僕たちに抱かれてもいいって」
「っ…!」
「貴女から言ってくれた事ですから、もう取り消しは無しです。覚悟してくださいね」
勿論…することも分かっていたけど改めて彼の口から言われると恥ずかしくて仕方がない。
「ヴェルストリアだけじゃないし!お、俺だってサキちゃんと…」
ラグトさんは私よりも真っ赤になっている。言葉に詰まる彼の姿を見て少し表情をほぐすことが出来た。
「私も…したいと思ってる…。け、経験無いから分からないけど!多分、大丈夫…?」
だんだん自信が無くなって声が小さくなってしまったが一応伝えたところで、皆の雰囲気が急に変わった。
え、何このピリピリした空気。
「勝負っすね」
「ああ」
「後から恋人となった身としては申し訳ないが、これに関して譲る気は無い」
「はい、ここは公平に」
「勝った人から順番ね」
勝負!?皆戦うの!?
「ま、待って!そんな危な…」
「「ジャンケンっ、ポン!!」」
へ?
「あぁぁ!負けたっ」
崩れ落ちたリュークにこの状況を聞くと彼は涙目で答える。
「サキとえっちする順番…」
「えぇ!?」
いつの間にかジャンケン大会は終わったようだ。最初がハインツ、次にラグトさん、ミスカさん、ヴェルストリアくん、リュークの順番らしい。
ジャンケンで決めるんだ…決闘とかじゃなくて良かったけど…。
ハインツさんが満面の笑みで私を抱っこする。
「サキ!君の初めてを私にくれるかい?」
子供のように喜ぶ彼に思わず笑ってしまう。
「ふふ…はい!お願いします」
そんなハインツさんの様子を見て皆もしょうがないか、という表情を浮かべる。
「サキの怪我のこともあるから、今すぐというわけではない。サキが大丈夫だと思う時が来たら教えてくれ」
ミスカさんにそう言われて、自分からその時にしたいと言うのは…ちょっと恥ずかしくてずっと言え無さそうだと思ってしまった。
「あの…先に決めておいて頂けたら心の準備はするので、二週間後とかでどうでしょうか…?」
「あ、ああ…サキが良いのなら…怪我が治っていればそうしようか」
やっぱり先に決めるのも恥ずかしかった。その日まで意識してしまう。
今日だけで大事な話を色々進めてしまったけれど、これからまた話し合ってお互いを分かりあっていくのだろう。彼らとならきっと大丈夫。
季節はもうすぐ秋、私は恋人たちと結婚することになりました。
確かにプロポーズのようなことを言ってしまっていたけど、無意識に。
「今日、言おうと思っていたんだ。彼らもその意思があって了承してくれたから。サキにはまだ教えていなかったんだが…ここでは女性は二十歳になるまでに結婚することが義務付けられている」
「え!?」
それだと…私がここに来た時に結婚を強要されてたかもしれないってこと…?
ハインツさんは私のことを考えて隠していてくれたのだろう。
「サキが二十歳だと知られていなくても、そのくらいの歳の女性が結婚していないというのは男性から狙われやすい。勿論そんなことはさせないが…体裁が悪くもなるだろう」
まだ抱きついているリュークに頭をぐりぐり押し付けられながら、私はその話を聞いて頷く。
「結婚するとなると君をこの世界に縛り付ける理由の一つになってしまうと思っていたが…」
立ち上がったハインツさんは握った私の手を口元に近づけキスをする。
「サキが私たちと生きたいと行ってくれてとても嬉しい。改めて…愛してるサキ、結婚してくれ」
全身を駆け巡る幸福感。顔も、耳まで真っ赤になるのと同時に涙が零れ落ちたのを感じた。
「ずっと一緒に居よう」
目線を合わせてくれたミスカさんの優しい眼差し。
「サキ大好き…!ね、結婚しよ?」
リュークは下から上目遣いで微笑む。
「サキちゃん…俺と結婚してください!」
必死な表情で真っ直ぐ見つめるラグトさん。
「貴女の一生を僕にください」
私の傍に来て膝を付くヴェルストリアくんの潤む瞳。
付き合うことが出来た時も嬉しくて幸せだったのに、それ以上があるなんて。
この世界に来たばかりの時は結婚なんて自分には関係ないと、そんな相手もいないし一生出来ないんじゃないかとも思っていた。
でも今はこんなに大好きな人たちがいる。
結婚という明確な繋がりで彼らと一緒になれる…結婚とはこんなに素晴らしくて尊いものなのだと知る。
勿論そんなに簡単に決めることではないとか、楽しいばかりじゃなくて嫌なところも見えてくるかもしれないと色々考えることある。
でも最初も「この人たちとなら」って思ったんだ。その直感めいたものが正しいと私は信じる。
大好きで愛おしい存在。きっとこれは愛。
「…っはい!私も…皆のこと愛してる!」
私は彼らからの想いに負けないくらい最大限の愛で答えた。
ずっと皆に抱きしめられて嬉しかったが、このままだと話が進まないとハインツさんが引き離す。
「とりあえず結婚の書類手続きをしなければならない。その為にサキの身元をハッキリさせるものが必要なのだが」
私はこの世界では戸籍などが無い。家系も出身地も何も無いと婚姻は出来ないだろう。
「実はもう用意してある」
「!?」
「ヒューズさんに頼んで孫として戸籍に入れて貰うことにした」
え、どなた?
「ヒューズさんって…もしかしてヒューズ・ザナディア元公爵ですか!?黒騎士団設立者の…」
ヴェルストリアくんの驚きの声にハインツさんが頷く。
黒騎士団の設立者さんって貴族なんだよね…?この寮の元々の持ち主で団長だった人。
「彼は今隠居していてここ数年の様子は周りに知られていない。息子夫婦も今は…亡くなられている。…そこにつけ込むようになってしまうが、今まで知られていなかった孫ということにしようと思う」
そっか…確かにそれなら何となく辻褄が合う気がする。
「でも…私も貴族の後継者ということになってしまいませんか?」
「血筋的にはそうなってしまうが現在領土を統治しているのは彼の甥だ。その後継者として息子もいる。サキに継承権がいくことは無いと言っていいだろう」
「そうなんですね…!」
ハインツさんの用意周到さにびっくりしながらも、彼らとちゃんと結婚することが出来るのだと安心を得てほっとする。
結婚かぁ…それって恋人じゃなくて夫婦になるってこと…だよね。ふ、夫婦だなんて聞くとまだ早い気がしちゃうけど!
顔を赤らめ一人で照れ照れしていたが、今後のことを考えて余計に真っ赤になった。
「あ、あのぉ…」
「サキさん、どうかしましたか?」
「……えっと…」
「何か言いづらいことでもあったか」
この場で聞いてもいい事なのか分からず躊躇ってしまうが、ちゃんと聞かないといけないよね…と思いなんとか口を開く。
「夫婦になるって…その…家族になるわけだし皆は……あ、赤ちゃんとか考えてるのかなって」
「「!!」」
ただ一緒に居れたらとは思っていたけれど、彼らとの子供もいつか…欲しいなって。
でも子供は居なくてもいいという考えの人も居るわけで、もしそうなら話し合ったほうが良いだろう。
「サキは…どう思っているんだ?」
「私はその、皆との子供なら…欲しいです」
そう返事をすると、ミスカさんは私のおでこにキスをして嬉しそうに言った。
「俺もサキとの子供が欲しい」
「ミスカさん…」
「そりゃ欲しいに決まってるよ!もう…サキはたまに突然凄いこと言うよね…」
「な、なんかごめんね…」
その時ふとこちらに来たヴェルストリアくんが座っていた私の顔を手ですくい上げ自分の方へ向かせる。
彼は熱を帯びた眼差しで妖しく微笑む。
「サキさん、子供を作るって…そうゆうことでもあるんですよ?僕たちに抱かれてもいいって」
「っ…!」
「貴女から言ってくれた事ですから、もう取り消しは無しです。覚悟してくださいね」
勿論…することも分かっていたけど改めて彼の口から言われると恥ずかしくて仕方がない。
「ヴェルストリアだけじゃないし!お、俺だってサキちゃんと…」
ラグトさんは私よりも真っ赤になっている。言葉に詰まる彼の姿を見て少し表情をほぐすことが出来た。
「私も…したいと思ってる…。け、経験無いから分からないけど!多分、大丈夫…?」
だんだん自信が無くなって声が小さくなってしまったが一応伝えたところで、皆の雰囲気が急に変わった。
え、何このピリピリした空気。
「勝負っすね」
「ああ」
「後から恋人となった身としては申し訳ないが、これに関して譲る気は無い」
「はい、ここは公平に」
「勝った人から順番ね」
勝負!?皆戦うの!?
「ま、待って!そんな危な…」
「「ジャンケンっ、ポン!!」」
へ?
「あぁぁ!負けたっ」
崩れ落ちたリュークにこの状況を聞くと彼は涙目で答える。
「サキとえっちする順番…」
「えぇ!?」
いつの間にかジャンケン大会は終わったようだ。最初がハインツ、次にラグトさん、ミスカさん、ヴェルストリアくん、リュークの順番らしい。
ジャンケンで決めるんだ…決闘とかじゃなくて良かったけど…。
ハインツさんが満面の笑みで私を抱っこする。
「サキ!君の初めてを私にくれるかい?」
子供のように喜ぶ彼に思わず笑ってしまう。
「ふふ…はい!お願いします」
そんなハインツさんの様子を見て皆もしょうがないか、という表情を浮かべる。
「サキの怪我のこともあるから、今すぐというわけではない。サキが大丈夫だと思う時が来たら教えてくれ」
ミスカさんにそう言われて、自分からその時にしたいと言うのは…ちょっと恥ずかしくてずっと言え無さそうだと思ってしまった。
「あの…先に決めておいて頂けたら心の準備はするので、二週間後とかでどうでしょうか…?」
「あ、ああ…サキが良いのなら…怪我が治っていればそうしようか」
やっぱり先に決めるのも恥ずかしかった。その日まで意識してしまう。
今日だけで大事な話を色々進めてしまったけれど、これからまた話し合ってお互いを分かりあっていくのだろう。彼らとならきっと大丈夫。
季節はもうすぐ秋、私は恋人たちと結婚することになりました。
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