19 / 184
初めて町へ 1
しおりを挟む
花を裏庭に植えてから、朝食を終えて花の水やりをするのが私の日課だ。団員たちも空いた時間に来てくれていて、黒騎士団の憩いの場の一つになっている。
お花、どのくらいで大きくなるのかなぁ。
この庭はまだ殺風景だ。もっと花が増えたら綺麗だろうなと考えていると私の名前を呼ぶ声がした。
「ミスカさん!おはようございます」
「おはよう。花の水やりか?」
こちらに向かってきたミスカさんはちょうど朝日に照らされていて、見惚れてしまうくらい綺麗だった。
「はい。お花を育てるのは初めてなので勝手が分からないんですけど、お水はしっかりあげないとと思って」
「ああ、今の時期ならそろそろ朝と夕方二回やったほうがいい」
「そうなんですね!ミスカさん植物とか詳しいんですか?」
「昔教えてもらったことがあってな」
騎士団に入る前かな?
「ここも、色んなお花があったらもっと綺麗だろうなってさっき思ってたんです。今まで使われていなかったのが勿体ないですよね」
私がそう言うとミスカさんは何やら考え込んでしまった。
変なこと言ってたかな私……。
「花とか、見に行きたいか?」
「え?」
「町に花屋がある。実際に見たいならと思って」
それって……。
「町に行けるんですか…!」
思わず大声を出してしまったがそれくらい嬉しい。町があるのは知っていたけど、機会も無いため行くことはないと思っていた。けれどちょっぴり、いや結構気になっていたのだ。
「団長に確認して、条件付きにはなるが大丈夫だろう」
「本当ですか!あの、お花屋さんの他にもお店ありますか?どんな感じですか?」
ミスカさんはつい前のめりになってしまった私の頭をぽんぽんと撫でてなだめる。彼を見上げると、とても優しい顔をしていた。
「可愛いな、サキは」
「ふぇ!?」
「そんなに焦らなくても大丈夫だ、見れば分かる。団長のところへ行こう」
「は、はぃ」
真っ赤になってしまった私はしばらく顔を隠して移動した。
「ということで、サキを町に連れて行っても良いですか」
「そうだね、ずっとここに居るのも息が詰まるだろう。危ないから外へはなかなか行かせてあげられないけど半日くらいなら大丈夫だ」
「ありがとうございます!」
ハインツさんの許しをもらい早速用意する。
まず条件として出されたのは容姿を変えること。この髪色だと目立って色々大変なんだそう。髪色を変えられるスプレーがあるそうなのでそれを使う。
しかしそのスプレーは赤、青、黄の三色しか無い。もちろんこの世界では普通の髪色なのだと分かっている。
でも……自分がこの髪色になるっていう想像がつかない……!
今までの人生で黒か茶色しか経験の無い私にとってどれを選んでも似合う自信がなかった。
「これで……いいかな……?」
結局青色を選びなんとか染めることができた。だいぶムラがあるがフードも被るので気にしなくて良いだろう。
それにしてもやっぱり色が浮いてる気がする……落ち着かないなぁ。
納得いかないまま部屋を出てミスカさんに見せる。
「どうですか……?」
「ああ、この色なら周りに馴染めるな」
「それなら良かったです!……ミスカさん?」
「サキはどんな髪色でも似合うな」
「あ、ありがとうございます……」
ミスカさんにそう言ってもらえて、照れくさかったけど安心した。
フード付きのローブを羽織り、顔を薄いレースのような布でマスクのように覆ったら見た目はだいぶ誤魔化すことが出来たと思う。
そしてもう一つ、三人護衛を連れて行くこと。
ミスカさんと、あともう二人はミスカさんの部下の人が来てくれることになった。
「サキさんとお出かけ!?」
「やったー!町でも何処でもお供します!」
「お前たちは後ろから付いてこい」
「「えぇー……」」
二人は分かりやすくしょんぼりしている。
「あの……お二人も一緒に見て回ってもいいんじゃ…」
「四人だと歩きづらいからな」
「そう……ですか?」
ミスカさんは改めて私に向き直る。
「言い出しておいて今更だが、俺は背が高いからどうしても目立つし嫌な目で見られる。隣に居たらサキも何か言われるかもしれない。それでも……大丈夫か?」
「全然大丈夫です!ミスカさんと一緒に行けるの凄く嬉しいです」
「……そうか。じゃあ行こう」
黒騎士団の敷地は町からだいぶ離れているそうで普段は馬に乗って行くそうだ。
馬……こんなに近くで初めて見た……。
「男しかいないから馬車がないんだ、すまない。一緒に馬に乗ってくれるか?」
「はい!乗りたいです!」
馬に乗るだなんて滅多にない機会だ。私は既にワクワクが止まらなかった。
「サキならそう言ってくれると思っていた」
ミスカさんは最初から分かっているというように微笑んだが、後ろの二人は相当心配していた。
「馬に乗りたいなんて……サキさん怖くないのかな……?女性は普通近寄りもしないのに」
「ミスカ隊長が居るから絶対落ちはしないけど、乗ってみて泣いちゃったらどうしよう……」
ミスカさんが飼っているという馬は濃い茶色の毛並みで、とても優しい目付きをしていた。そっと顔を撫でると軽く息を吐きながら顔を擦り寄せてくる。
可愛い~!
「上に持ち上げるからそこに足を掛けて跨いで乗ってくれ。手を前に置いてそこに体重をかけると安定する」
「分かりました」
いざ乗るとなると緊張する。ミスカさんの両手が私の腰を掴み軽々と上に持ち上げた。
すごい…目線が高い……!
言われた通りに馬の背に跨り体重をかけるが少しふらついてしまう。
「わっ」
不安定な私の背中をミスカさんが手で支えてくれる。
「大丈夫だ。俺は後ろに乗るからそのままでいてくれ」
「は、はい」
そう言いミスカさんは颯爽と乗り、私を抱き締めるような形で手綱を握った。
「最初はゆっくり走る。違和感があったら言ってくれ」
「はい!お願いします」
馬に乗った後ろの二人にも声をかけ私たちは出発した。
土を蹴る足音に合わせ揺れる体、馬の体温を感じる手足、全てが新鮮だ。
「ミスカさん!私乗ってます!」
「ふっ……そうだな。乗り心地は悪くないか?」
「大丈夫そう……あ、もうちょっと後ろに行っても良いですか?」
「ああ、近づいた方が安定しやすい。嫌じゃなければもたれかかっても良い」
「ありがとうございます」
体を後ろに寄せようとするが、馬の背に乗りながらだと上手くバランスが取れず難しい。そんな私を見て、ミスカさんは腕をお腹に回してぐっと後ろに引き寄せてくれた。
「ここで良いか」
「は、はい」
どうしよう、すごいドキドキする……!
分厚い胸板を背中に感じる。お腹に回された太い腕で体をしっかり固定されてて、先程持ち上げてもらった時にも腰に触れた手は大きくて。
意識してしまった、男の人なんだと。
心臓の鼓動が大き過ぎてミスカさんに聞こえてないか心配になる。
でも一人でこんなこと考えているのが恥ずかしくて、なるべく顔に出さないよう努力していた。
「そろそろスピードを上げるからしっかり掴まっていてくれ」
そう言うと手綱をひと振りし一気に加速する。
「わぁ!気持ちいい……」
風を正面に受け周りの景色がどんどん過ぎていく。陽の光と柔らかい草の匂い。豊かな自然を感じて、私のドキドキしていた鼓動もゆっくり落ち着いていった。
お花、どのくらいで大きくなるのかなぁ。
この庭はまだ殺風景だ。もっと花が増えたら綺麗だろうなと考えていると私の名前を呼ぶ声がした。
「ミスカさん!おはようございます」
「おはよう。花の水やりか?」
こちらに向かってきたミスカさんはちょうど朝日に照らされていて、見惚れてしまうくらい綺麗だった。
「はい。お花を育てるのは初めてなので勝手が分からないんですけど、お水はしっかりあげないとと思って」
「ああ、今の時期ならそろそろ朝と夕方二回やったほうがいい」
「そうなんですね!ミスカさん植物とか詳しいんですか?」
「昔教えてもらったことがあってな」
騎士団に入る前かな?
「ここも、色んなお花があったらもっと綺麗だろうなってさっき思ってたんです。今まで使われていなかったのが勿体ないですよね」
私がそう言うとミスカさんは何やら考え込んでしまった。
変なこと言ってたかな私……。
「花とか、見に行きたいか?」
「え?」
「町に花屋がある。実際に見たいならと思って」
それって……。
「町に行けるんですか…!」
思わず大声を出してしまったがそれくらい嬉しい。町があるのは知っていたけど、機会も無いため行くことはないと思っていた。けれどちょっぴり、いや結構気になっていたのだ。
「団長に確認して、条件付きにはなるが大丈夫だろう」
「本当ですか!あの、お花屋さんの他にもお店ありますか?どんな感じですか?」
ミスカさんはつい前のめりになってしまった私の頭をぽんぽんと撫でてなだめる。彼を見上げると、とても優しい顔をしていた。
「可愛いな、サキは」
「ふぇ!?」
「そんなに焦らなくても大丈夫だ、見れば分かる。団長のところへ行こう」
「は、はぃ」
真っ赤になってしまった私はしばらく顔を隠して移動した。
「ということで、サキを町に連れて行っても良いですか」
「そうだね、ずっとここに居るのも息が詰まるだろう。危ないから外へはなかなか行かせてあげられないけど半日くらいなら大丈夫だ」
「ありがとうございます!」
ハインツさんの許しをもらい早速用意する。
まず条件として出されたのは容姿を変えること。この髪色だと目立って色々大変なんだそう。髪色を変えられるスプレーがあるそうなのでそれを使う。
しかしそのスプレーは赤、青、黄の三色しか無い。もちろんこの世界では普通の髪色なのだと分かっている。
でも……自分がこの髪色になるっていう想像がつかない……!
今までの人生で黒か茶色しか経験の無い私にとってどれを選んでも似合う自信がなかった。
「これで……いいかな……?」
結局青色を選びなんとか染めることができた。だいぶムラがあるがフードも被るので気にしなくて良いだろう。
それにしてもやっぱり色が浮いてる気がする……落ち着かないなぁ。
納得いかないまま部屋を出てミスカさんに見せる。
「どうですか……?」
「ああ、この色なら周りに馴染めるな」
「それなら良かったです!……ミスカさん?」
「サキはどんな髪色でも似合うな」
「あ、ありがとうございます……」
ミスカさんにそう言ってもらえて、照れくさかったけど安心した。
フード付きのローブを羽織り、顔を薄いレースのような布でマスクのように覆ったら見た目はだいぶ誤魔化すことが出来たと思う。
そしてもう一つ、三人護衛を連れて行くこと。
ミスカさんと、あともう二人はミスカさんの部下の人が来てくれることになった。
「サキさんとお出かけ!?」
「やったー!町でも何処でもお供します!」
「お前たちは後ろから付いてこい」
「「えぇー……」」
二人は分かりやすくしょんぼりしている。
「あの……お二人も一緒に見て回ってもいいんじゃ…」
「四人だと歩きづらいからな」
「そう……ですか?」
ミスカさんは改めて私に向き直る。
「言い出しておいて今更だが、俺は背が高いからどうしても目立つし嫌な目で見られる。隣に居たらサキも何か言われるかもしれない。それでも……大丈夫か?」
「全然大丈夫です!ミスカさんと一緒に行けるの凄く嬉しいです」
「……そうか。じゃあ行こう」
黒騎士団の敷地は町からだいぶ離れているそうで普段は馬に乗って行くそうだ。
馬……こんなに近くで初めて見た……。
「男しかいないから馬車がないんだ、すまない。一緒に馬に乗ってくれるか?」
「はい!乗りたいです!」
馬に乗るだなんて滅多にない機会だ。私は既にワクワクが止まらなかった。
「サキならそう言ってくれると思っていた」
ミスカさんは最初から分かっているというように微笑んだが、後ろの二人は相当心配していた。
「馬に乗りたいなんて……サキさん怖くないのかな……?女性は普通近寄りもしないのに」
「ミスカ隊長が居るから絶対落ちはしないけど、乗ってみて泣いちゃったらどうしよう……」
ミスカさんが飼っているという馬は濃い茶色の毛並みで、とても優しい目付きをしていた。そっと顔を撫でると軽く息を吐きながら顔を擦り寄せてくる。
可愛い~!
「上に持ち上げるからそこに足を掛けて跨いで乗ってくれ。手を前に置いてそこに体重をかけると安定する」
「分かりました」
いざ乗るとなると緊張する。ミスカさんの両手が私の腰を掴み軽々と上に持ち上げた。
すごい…目線が高い……!
言われた通りに馬の背に跨り体重をかけるが少しふらついてしまう。
「わっ」
不安定な私の背中をミスカさんが手で支えてくれる。
「大丈夫だ。俺は後ろに乗るからそのままでいてくれ」
「は、はい」
そう言いミスカさんは颯爽と乗り、私を抱き締めるような形で手綱を握った。
「最初はゆっくり走る。違和感があったら言ってくれ」
「はい!お願いします」
馬に乗った後ろの二人にも声をかけ私たちは出発した。
土を蹴る足音に合わせ揺れる体、馬の体温を感じる手足、全てが新鮮だ。
「ミスカさん!私乗ってます!」
「ふっ……そうだな。乗り心地は悪くないか?」
「大丈夫そう……あ、もうちょっと後ろに行っても良いですか?」
「ああ、近づいた方が安定しやすい。嫌じゃなければもたれかかっても良い」
「ありがとうございます」
体を後ろに寄せようとするが、馬の背に乗りながらだと上手くバランスが取れず難しい。そんな私を見て、ミスカさんは腕をお腹に回してぐっと後ろに引き寄せてくれた。
「ここで良いか」
「は、はい」
どうしよう、すごいドキドキする……!
分厚い胸板を背中に感じる。お腹に回された太い腕で体をしっかり固定されてて、先程持ち上げてもらった時にも腰に触れた手は大きくて。
意識してしまった、男の人なんだと。
心臓の鼓動が大き過ぎてミスカさんに聞こえてないか心配になる。
でも一人でこんなこと考えているのが恥ずかしくて、なるべく顔に出さないよう努力していた。
「そろそろスピードを上げるからしっかり掴まっていてくれ」
そう言うと手綱をひと振りし一気に加速する。
「わぁ!気持ちいい……」
風を正面に受け周りの景色がどんどん過ぎていく。陽の光と柔らかい草の匂い。豊かな自然を感じて、私のドキドキしていた鼓動もゆっくり落ち着いていった。
485
お気に入りに追加
1,120
あなたにおすすめの小説
異世界の美醜と私の認識について
佐藤 ちな
恋愛
ある日気づくと、美玲は異世界に落ちた。
そこまでならラノベなら良くある話だが、更にその世界は女性が少ない上に、美醜感覚が美玲とは激しく異なるという不思議な世界だった。
そんな世界で稀人として特別扱いされる醜女(この世界では超美人)の美玲と、咎人として忌み嫌われる醜男(美玲がいた世界では超美青年)のルークが出会う。
不遇の扱いを受けるルークを、幸せにしてあげたい!そして出来ることなら、私も幸せに!
美醜逆転・一妻多夫の異世界で、美玲の迷走が始まる。
* 話の展開に伴い、あらすじを変更させて頂きました。

美醜逆転異世界で、非モテなのに前向きな騎士様が素敵です
花野はる
恋愛
先祖返りで醜い容貌に生まれてしまったセドリック・ローランド、18歳は非モテの騎士副団長。
けれども曽祖父が同じ醜さでありながら、愛する人と幸せな一生を送ったと祖父から聞いて育ったセドリックは、顔を隠すことなく前向きに希望を持って生きている。けれどやはりこの世界の女性からは忌み嫌われ、中身を見ようとしてくれる人はいない。
そんな中、セドリックの元に異世界の稀人がやって来た!外見はこんなでも、中身で勝負し、専属護衛になりたいと頑張るセドリックだが……。
醜いイケメン騎士とぽっちゃり喪女のラブストーリーです。
多分短い話になると思われます。
サクサク読めるように、一話ずつを短めにしてみました。

4度目の転生、メイドになった貧乏子爵令嬢は『今度こそ恋をする!』と決意したのに次期公爵様の溺愛に気づけない?!
六花心碧
恋愛
恋に落ちたらEND。
そんな人生を3回も繰り返してきたアリシア。
『今度こそ私、恋をします!』
そう心に決めて新たな人生をスタートしたものの、(アリシアが勝手に)恋をするお相手の次期公爵様は極度な女嫌いだった。
恋するときめきを味わいたい。
果たしてアリシアの平凡な願いは叶うのか……?!
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています

ただ貴方の傍にいたい〜醜いイケメン騎士と異世界の稀人
花野はる
恋愛
日本で暮らす相川花純は、成人の思い出として、振袖姿を残そうと写真館へやって来た。
そこで着飾り、いざ撮影室へ足を踏み入れたら異世界へ転移した。
森の中で困っていると、仮面の騎士が助けてくれた。その騎士は騎士団の団長様で、すごく素敵なのに醜くて仮面を被っていると言う。
孤独な騎士と異世界でひとりぼっちになった花純の一途な恋愛ストーリー。
初投稿です。よろしくお願いします。

異世界転生〜色いろあって世界最強!?〜
野の木
恋愛
気付いたら、見知らぬ場所に。
生まれ変わった?ここって異世界!?
しかも家族全員美男美女…なのになんで私だけ黒髪黒眼平凡顔の前世の姿のままなの!?
えっ、絶世の美女?黒は美人の証?
いやいや、この世界の人って目悪いの?
前世の記憶を持ったまま異世界転生した主人公。
しかもそこは、色により全てが決まる世界だった!?

私は女神じゃありません!!〜この世界の美的感覚はおかしい〜
朝比奈
恋愛
年齢=彼氏いない歴な平凡かつ地味顔な私はある日突然美的感覚がおかしい異世界にトリップしてしまったようでして・・・。
(この世界で私はめっちゃ美人ってどゆこと??)
これは主人公が美的感覚が違う世界で醜い男(私にとってイケメン)に恋に落ちる物語。
所々、意味が違うのに使っちゃってる言葉とかあれば教えて下さると幸いです。
暇つぶしにでも呼んでくれると嬉しいです。
※休載中
(4月5日前後から投稿再開予定です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる