17 / 184
夜の差し入れ
しおりを挟む
今日も食堂は賑わっている。
最初はヴェルストリアくんと二人で先に食べていたのだが、今は団員の皆と時間を合わせて一緒に食べるようにした。
大人数での食事が一番楽しいよね。
ミスカさんやリューク、ラグトさんもよく食べに来てくれていてとても嬉しい。でも……。
「やっぱり忙しいよね……」
「ん?急にどうしたの」
リュークに問いかけられて、知らずに声に出ていたことに気づく。
「あのね……ハインツさんは食堂に来ることないから、忙しくて時間合わないんじゃないかと思って」
「あーそうだね、団長は桁違いに仕事が多いんだ……。三つの部隊があってそれぞれの管理は隊長が行うけど、最終的にまたそれを確認するのは全部団長だし」
「リュークさんは団長の補佐もされているんですよね?」
ヴェルストリアくんの質問に「まぁ一応ね」と答えるリュークに少し驚く。
確か第二番隊の副隊長だって聞いたけど補佐もだなんて、すごいなぁ。
「団長、朝は早くから鍛錬してるし夜はその日の書類仕事に追われてるからちょうど食事の時間と被ってるんだと思う。俺も手伝えたら良いんだけど……」
「そうなんだ……。でも私からしたらリュークもすごい頑張ってるよ。忙しい中、私のこと気にかけて様子見に来てくれてるんでしょう?」
「え、なん……いや、俺がサキに会いたいだけだよ!」
「ふふ、それも嬉しいなぁ」
リュークはいつもご飯を食べ終わった後、急ぎ気味で出ていくから何となく分かる。「無理しないでね」と言うと頬をかいて照れていた。
「………」
「ヴェルストリア、そんな目するなよ……」
私が想像していたよりハインツさんはだいぶ忙しいみたいだった。どうしても心配になってしまう。
何か私に出来ることないかな……?
一晩中考えて、仕事の合間でも食べれるような差し入れを作ることにした。
それなら邪魔にはならないはず……。
次の日の午後、早速キッチンに立って準備は万全。小麦粉、卵など基本的なクッキーの材料と人参、ほうれん草などの野菜。
焼き菓子なら日持ちするし野菜も混ぜれば少しは栄養を摂取出来る。疲れた時には甘い物…と言うけれど、甘い物が苦手かもしれないので砂糖は控えめにしておく。
好み聞いておけば良かったな。
「わぁ!いい匂い!」
オーブンから出したクッキーは彩り綺麗でいい感じの焼き具合だ
粗熱が取れるまで待って一つ食べてみる。
うん、大丈夫!美味しい~!
ついつまみ食いが過ぎて五つほど無くなってしまったが問題ない、作った人の特権だから。
そうして夕食後、どうやって渡そうかと悩みソワソワしていたらすっかり遅くなってしまった。結局クッキーは簡易的な袋に入れて、飲み物と一緒に持っていくことにする。
執務室へ行くと扉の隙間から明かりが漏れていた。軽くノックをして声をかけてみる。
「夜分遅くにすみません、サキです」
「サキ!?あ、ああ入ってきてくれ」
執務室に入ると書類が机に積み上がっていて、ハインツさんは少し疲れた様子だった。
「何かあったか?」
「えっと、差し入れをと思いまして」
「……私に、か?」
「はい、いつもお忙しいと聞いたので。余計なお世話かもしれませんが少し心配になってしまって」
「っ……いや、嬉しいよ!わざわざありがとう」
ハインツさんが明るく笑ってくれたお陰でホッと安心した。
二人でソファに座り私はトレーを差し出す。
「紅茶とクッキーです。クッキーは日持ちするので仕事の合間にでも食べてもらえれば」
「色鮮やかだね。何味かな」
「これが人参で、緑のがほうれん草です」
「にんじ……っん、か」
急につかえたように言葉が途切れ、戸惑ったような表情になった
「……もしかして人参お嫌いですか?」
「いや……嫌いと言うほどではない、あまり、食べないだけで」
それは食わず嫌いというものではないだろうか。まさかハインツさんに苦手な物があるだなんて。知らずに作ってしまって申し訳ないが、子供っぽい一面が見れて嬉しくもある。
「私知らなくて、ごめんなさい。無理して食べなくて大丈夫ですよ」
「無理なんかしていないよ!君が作ってくれた物なんだ。食べたいに決まってる」
ハインツさんはオレンジ色のクッキーを一つ手に取り、ぱくっと口に入れた。
「!」
「ど、どうですか?」
「ちゃんと人参の味がするのに美味しい……」
そう言いもう一個ながら頬張る。
「本当に美味しいよ!サキ!」
さっきの躊躇いが嘘のように目を輝かせて言うものだから、つい笑ってしまった。
「あはは!そんなに喜んでもらえたなら良かったです……!っふふ……ハインツさん可愛い……」
「っ……!?」
「人参はしっかり加熱すれば甘く食べやすくなりますよ。今度違うものを作ってきますね」
笑いがやっと落ち着いて深く息を吐く。
ハインツさんがじっと私の顔を見ているのに気がついて、ふと視線を交わす。少しの沈黙の後、私は口を開いた。
「「あの」」
あ、被っちゃった!
「ご、ごめんなさい。ハインツさんどうぞ」
「あ、ああ。その……時間がまだあるようなら、もう少しここに居てくれないか……?」
戸惑いながらそう言ってくれたハインツさんに私は嬉しくて大きく頷く。
「はい!私も、もう少しここに居たいです。それを言おうと思って」
「!そうか、ありがとう」
ハインツさんは仕事は後で良いと言って、二人でソファに座ったまま少し話す。
「ほうれん草のクッキーもほんのり甘くて美味しいな」
「甘いの大丈夫でしたか?」
「ああ、むしろ……甘い物は結構好きなほうだ」
照れながらそう教えてくれる。
そうなんだ!好みが分かるともっと色々作りたくなっちゃうな。
「……サキと会うのはなんだか久しぶりな気がするな」
「そうですね」
実は一緒に森へ行った日から一度も会うことが無かったのだ。彼は基本的に執務室に居る為、廊下ですれ違うことも無い。リュークがよく様子を見に来てくれるのは時間の取れないハインツさんの代わりでもあるのだろう。
「今日やっぱりご迷惑かと思ったんですけど会えないと寂しくて、ハインツさんに会える口実ができ……」
口から零れた本音がだいぶ恥ずかしいことに気づいてどんどん声が小さくなってしまった。
私……そんなふうに思ってたんだ……会いたいって。
確かに忙しいと聞いて心配したのは事実だが、あんなに張り切ってクッキーを作っていたのはハインツさんに会える楽しみだったのかもしれない。
「……サキ」
「じ、自分勝手でごめんなさい!我儘言える立場じゃないのに……忘れてください……」
笑って誤魔化そうとすると手をそっと取られる。
「私も我儘を言っていいかい?」
「え……?」
「また空いてる夜があればここに来て欲しい」
「!」
微笑んでそう言ってくれたハインツさんに私は何度も首を縦に振る。
「空いてます……!毎日空いてます!」
「っはは!そうか、サキが来たいと思ってくれたならいつでも良いよ」
また少しだけお喋りして、私は部屋に戻ることにした。
「お仕事無理しないでくださいね。お邪魔している私が言えることではないですけど……」
「いや、サキが来てくれると思うと一層頑張れるよ」
「それなら……良かったです?」
「うん、良いことだ」
二人で笑い合う。
「じゃあおやすみなさい」
「おやすみ、サキ」
サキが出て行った後、ハインツは頭を抱えて悶絶していた。
「可愛すぎる……あんなの」
勘違いしてしまう。そんなことあるはずないのに。
「会えないと寂しい……なんて、はぁ……夢みたいだ……」
自分から言ったことだが、これからサキが来る度にこの湧き上がる激情を抑えなければならないと思うと、やっぱり頭を抱えるしかないのであった。
最初はヴェルストリアくんと二人で先に食べていたのだが、今は団員の皆と時間を合わせて一緒に食べるようにした。
大人数での食事が一番楽しいよね。
ミスカさんやリューク、ラグトさんもよく食べに来てくれていてとても嬉しい。でも……。
「やっぱり忙しいよね……」
「ん?急にどうしたの」
リュークに問いかけられて、知らずに声に出ていたことに気づく。
「あのね……ハインツさんは食堂に来ることないから、忙しくて時間合わないんじゃないかと思って」
「あーそうだね、団長は桁違いに仕事が多いんだ……。三つの部隊があってそれぞれの管理は隊長が行うけど、最終的にまたそれを確認するのは全部団長だし」
「リュークさんは団長の補佐もされているんですよね?」
ヴェルストリアくんの質問に「まぁ一応ね」と答えるリュークに少し驚く。
確か第二番隊の副隊長だって聞いたけど補佐もだなんて、すごいなぁ。
「団長、朝は早くから鍛錬してるし夜はその日の書類仕事に追われてるからちょうど食事の時間と被ってるんだと思う。俺も手伝えたら良いんだけど……」
「そうなんだ……。でも私からしたらリュークもすごい頑張ってるよ。忙しい中、私のこと気にかけて様子見に来てくれてるんでしょう?」
「え、なん……いや、俺がサキに会いたいだけだよ!」
「ふふ、それも嬉しいなぁ」
リュークはいつもご飯を食べ終わった後、急ぎ気味で出ていくから何となく分かる。「無理しないでね」と言うと頬をかいて照れていた。
「………」
「ヴェルストリア、そんな目するなよ……」
私が想像していたよりハインツさんはだいぶ忙しいみたいだった。どうしても心配になってしまう。
何か私に出来ることないかな……?
一晩中考えて、仕事の合間でも食べれるような差し入れを作ることにした。
それなら邪魔にはならないはず……。
次の日の午後、早速キッチンに立って準備は万全。小麦粉、卵など基本的なクッキーの材料と人参、ほうれん草などの野菜。
焼き菓子なら日持ちするし野菜も混ぜれば少しは栄養を摂取出来る。疲れた時には甘い物…と言うけれど、甘い物が苦手かもしれないので砂糖は控えめにしておく。
好み聞いておけば良かったな。
「わぁ!いい匂い!」
オーブンから出したクッキーは彩り綺麗でいい感じの焼き具合だ
粗熱が取れるまで待って一つ食べてみる。
うん、大丈夫!美味しい~!
ついつまみ食いが過ぎて五つほど無くなってしまったが問題ない、作った人の特権だから。
そうして夕食後、どうやって渡そうかと悩みソワソワしていたらすっかり遅くなってしまった。結局クッキーは簡易的な袋に入れて、飲み物と一緒に持っていくことにする。
執務室へ行くと扉の隙間から明かりが漏れていた。軽くノックをして声をかけてみる。
「夜分遅くにすみません、サキです」
「サキ!?あ、ああ入ってきてくれ」
執務室に入ると書類が机に積み上がっていて、ハインツさんは少し疲れた様子だった。
「何かあったか?」
「えっと、差し入れをと思いまして」
「……私に、か?」
「はい、いつもお忙しいと聞いたので。余計なお世話かもしれませんが少し心配になってしまって」
「っ……いや、嬉しいよ!わざわざありがとう」
ハインツさんが明るく笑ってくれたお陰でホッと安心した。
二人でソファに座り私はトレーを差し出す。
「紅茶とクッキーです。クッキーは日持ちするので仕事の合間にでも食べてもらえれば」
「色鮮やかだね。何味かな」
「これが人参で、緑のがほうれん草です」
「にんじ……っん、か」
急につかえたように言葉が途切れ、戸惑ったような表情になった
「……もしかして人参お嫌いですか?」
「いや……嫌いと言うほどではない、あまり、食べないだけで」
それは食わず嫌いというものではないだろうか。まさかハインツさんに苦手な物があるだなんて。知らずに作ってしまって申し訳ないが、子供っぽい一面が見れて嬉しくもある。
「私知らなくて、ごめんなさい。無理して食べなくて大丈夫ですよ」
「無理なんかしていないよ!君が作ってくれた物なんだ。食べたいに決まってる」
ハインツさんはオレンジ色のクッキーを一つ手に取り、ぱくっと口に入れた。
「!」
「ど、どうですか?」
「ちゃんと人参の味がするのに美味しい……」
そう言いもう一個ながら頬張る。
「本当に美味しいよ!サキ!」
さっきの躊躇いが嘘のように目を輝かせて言うものだから、つい笑ってしまった。
「あはは!そんなに喜んでもらえたなら良かったです……!っふふ……ハインツさん可愛い……」
「っ……!?」
「人参はしっかり加熱すれば甘く食べやすくなりますよ。今度違うものを作ってきますね」
笑いがやっと落ち着いて深く息を吐く。
ハインツさんがじっと私の顔を見ているのに気がついて、ふと視線を交わす。少しの沈黙の後、私は口を開いた。
「「あの」」
あ、被っちゃった!
「ご、ごめんなさい。ハインツさんどうぞ」
「あ、ああ。その……時間がまだあるようなら、もう少しここに居てくれないか……?」
戸惑いながらそう言ってくれたハインツさんに私は嬉しくて大きく頷く。
「はい!私も、もう少しここに居たいです。それを言おうと思って」
「!そうか、ありがとう」
ハインツさんは仕事は後で良いと言って、二人でソファに座ったまま少し話す。
「ほうれん草のクッキーもほんのり甘くて美味しいな」
「甘いの大丈夫でしたか?」
「ああ、むしろ……甘い物は結構好きなほうだ」
照れながらそう教えてくれる。
そうなんだ!好みが分かるともっと色々作りたくなっちゃうな。
「……サキと会うのはなんだか久しぶりな気がするな」
「そうですね」
実は一緒に森へ行った日から一度も会うことが無かったのだ。彼は基本的に執務室に居る為、廊下ですれ違うことも無い。リュークがよく様子を見に来てくれるのは時間の取れないハインツさんの代わりでもあるのだろう。
「今日やっぱりご迷惑かと思ったんですけど会えないと寂しくて、ハインツさんに会える口実ができ……」
口から零れた本音がだいぶ恥ずかしいことに気づいてどんどん声が小さくなってしまった。
私……そんなふうに思ってたんだ……会いたいって。
確かに忙しいと聞いて心配したのは事実だが、あんなに張り切ってクッキーを作っていたのはハインツさんに会える楽しみだったのかもしれない。
「……サキ」
「じ、自分勝手でごめんなさい!我儘言える立場じゃないのに……忘れてください……」
笑って誤魔化そうとすると手をそっと取られる。
「私も我儘を言っていいかい?」
「え……?」
「また空いてる夜があればここに来て欲しい」
「!」
微笑んでそう言ってくれたハインツさんに私は何度も首を縦に振る。
「空いてます……!毎日空いてます!」
「っはは!そうか、サキが来たいと思ってくれたならいつでも良いよ」
また少しだけお喋りして、私は部屋に戻ることにした。
「お仕事無理しないでくださいね。お邪魔している私が言えることではないですけど……」
「いや、サキが来てくれると思うと一層頑張れるよ」
「それなら……良かったです?」
「うん、良いことだ」
二人で笑い合う。
「じゃあおやすみなさい」
「おやすみ、サキ」
サキが出て行った後、ハインツは頭を抱えて悶絶していた。
「可愛すぎる……あんなの」
勘違いしてしまう。そんなことあるはずないのに。
「会えないと寂しい……なんて、はぁ……夢みたいだ……」
自分から言ったことだが、これからサキが来る度にこの湧き上がる激情を抑えなければならないと思うと、やっぱり頭を抱えるしかないのであった。
578
お気に入りに追加
1,121
あなたにおすすめの小説

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
異世界の美醜と私の認識について
佐藤 ちな
恋愛
ある日気づくと、美玲は異世界に落ちた。
そこまでならラノベなら良くある話だが、更にその世界は女性が少ない上に、美醜感覚が美玲とは激しく異なるという不思議な世界だった。
そんな世界で稀人として特別扱いされる醜女(この世界では超美人)の美玲と、咎人として忌み嫌われる醜男(美玲がいた世界では超美青年)のルークが出会う。
不遇の扱いを受けるルークを、幸せにしてあげたい!そして出来ることなら、私も幸せに!
美醜逆転・一妻多夫の異世界で、美玲の迷走が始まる。
* 話の展開に伴い、あらすじを変更させて頂きました。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています

美醜逆転異世界で、非モテなのに前向きな騎士様が素敵です
花野はる
恋愛
先祖返りで醜い容貌に生まれてしまったセドリック・ローランド、18歳は非モテの騎士副団長。
けれども曽祖父が同じ醜さでありながら、愛する人と幸せな一生を送ったと祖父から聞いて育ったセドリックは、顔を隠すことなく前向きに希望を持って生きている。けれどやはりこの世界の女性からは忌み嫌われ、中身を見ようとしてくれる人はいない。
そんな中、セドリックの元に異世界の稀人がやって来た!外見はこんなでも、中身で勝負し、専属護衛になりたいと頑張るセドリックだが……。
醜いイケメン騎士とぽっちゃり喪女のラブストーリーです。
多分短い話になると思われます。
サクサク読めるように、一話ずつを短めにしてみました。
訳ありな家庭教師と公爵の執着
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝名門ブライアン公爵家の美貌の当主ギルバートに雇われることになった一人の家庭教師(ガヴァネス)リディア。きっちりと衣装を着こなし、隙のない身形の家庭教師リディアは素顔を隠し、秘密にしたい過去をも隠す。おまけに美貌の公爵ギルバートには目もくれず、五歳になる公爵令嬢エヴリンの家庭教師としての態度を崩さない。過去に悲惨なめに遭った今の家庭教師リディアは、愛など求めない。そんなリディアに公爵ギルバートの方が興味を抱き……。
※設定などは独自の世界観でご都合主義。ハピエン🩷 さらりと読んで下さい。
※稚拙ながらも投稿初日(2025.1.26)から、HOTランキングに入れて頂き、ありがとうございます🙂 最高で26位(2025.2.4)。

転生したら美醜逆転世界だったので、人生イージーモードです
狼蝶
恋愛
転生したらそこは、美醜が逆転していて顔が良ければ待遇最高の世界だった!?侯爵令嬢と婚約し人生イージーモードじゃんと思っていたら、人生はそれほど甘くはない・・・・?
学校に入ったら、ここはまさかの美醜逆転世界の乙女ゲームの中だということがわかり、さらに自分の婚約者はなんとそのゲームの悪役令嬢で!!!?

女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる