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エピソード《花厳布良乃の世界》
乃ち、この世界はループしているっていうこと。
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何十回。いいや……何百回、リツの変わり果てた姿を目にしたのだろうか。
アタシは律儀にもリツの言葉、遺言を毎回守った。守って、全部――死なせた。
「メラちゃん、顔真っ青だよ……大丈夫?」
×××回目の、夏休み前日。
……別称、約一週間ぶりの七月二十四日。誰もが何も知らない中、アタシだけは知っている。恐らく今回もリツは残虐に殺される、と。
「ジュン……」
昼休み前の自習で彼が心配そうに問う、既に毎度お馴染みと化していた。何百と聞いた似た台詞、ここが変化したことは一度もない。というのも、他の場面や各々の言葉は違う時もある。……結果的に運命は同じ道でも。
言いたい。アタシ、実は同じ時間をループしているみたいって。
言って、吐いて、白状して楽になりたい。リツは合宿最終日、何者かによって殺されるって。何度試しても、どんなに繰り返しても一度たりとも助からなかった。だから。
「バーン! 授業中、小城原姫々ちゃんが二年三組の教室に失礼しまーす」
憂鬱という単語が色濃くなる中、初めての出来事が起きた。
「キキ……?」
目先、ジュンも似たような……いや。驚きの方が強いらしく彼女の名前を呼称する。
これまでキキが授業中に訪ねて来るなんてことはなく、記憶がある中では初だ。でも、油断してはならない。今までだって初見はありつつも、最後が大きく変わることは有りもしないのだから。
「どうして、きぃちゃんがここに……? 今」
「自習時間なのは知ってるよーん。だって、姫々のクラスもそうだもん。みーんな、どの学級もお勉強タイム。姫々、つまらないからめーちゃんとジュンちゃん。ついでに、ここの教室に住み着いた友達と話しに来たの」
彼女の言う住み着いた、とは所謂、幽霊のことを指す。……別に今更、キキの意味深な単語に畏怖はないが周囲はそうもいかないらしい。
「よっとらしょ。あはは、すごーく異色! みたいな顔で見られてる気がするー」
身近にあった椅子に座るなり、普段と何ら変化のない声で周辺への感想と共に見渡す。段々と空気が張り詰めている、もしくは不穏な予感というものを察した。
「……キキ。教室、戻りなよ」
「えー、何で? 姫々、苦労してここまで来たのにぃ? ぷぅ、めーちゃんのケチ。――本当によいのか? ここで引き返したら、また同じことの繰り返しなのに」
びくっ。
そんな幼稚的な感覚が、アタシの背筋を不意に凍らせた。後半の問い、明らかに雰囲気がいつもと違った。例えるならば、そう……全てを見透かしたかのような物言い。まさかキキは、この世界の『理』に気付いて……。
「にゃーんてね! 残念ですが、姫々は根幹を揺るがすようなキャラではありませーん。ついでにお弁当作るの忘れちゃったから優しい先輩たちがおごってくれないかなぁ、とかも思ってませーん」
「きぃちゃんがお弁当忘れるなんて、何だか珍しいね」
「だって、夢を見てて寝坊しちゃったんだもん。誰も死なない幸せな夢を、ね」
鐘が鳴る。全てが始まり、終わりを告げる昼休憩のチャイムが。
「さぁて、みんなお待ちかねのご飯ターイム! うぅ、でも姫々……」
「購買、一緒に行こうか。きぃちゃんの好きなものが売ってればいいけれど。メラちゃんはどうする?」
スクールカバンから財布を取り出し、ポケットに収めながらジュンは立ち上がる。その振る舞い、気遣いは何百回と見てきたものと変化はない。彼女の存在以外は。
「……ごめん。アタシは、その……今日はいいや。用事あるの、思い出したから」
「そっか、それは仕方ないね。きぃちゃん、僕達だけでいつもの場所に行こうか」
「賛成でありますぞ! めーちゃんは、また放課後の練習でね。バイりん! ねぇねぇ、ジュンちゃん。姫々イチオシのバナナ・オレもおまけで――」
会話が遠くなり、二人が去る。この感覚、いつぞやの合宿中にリツがジュンを殴った時を彷彿とさせるような。
「……思い出すだけ、無駄か」
何も救えなかった。何も得られなかった。何度もリツが身体を張っているというのに。アタシは何かを……。
リツのところに行こう。今回も同じように、でも少し変えれば希望や情報が……本当にこれが正解なのだろうか。奇しくも、ループ中に逢ったリツは全員信じてくれた。絆とか腐れ縁だからとか、はっきりとした理由は分からないがとにかく懸命に説明すれば信用を得られる。どんなに突飛な内容でも。それは恐らく、今回だって。
「リツ」
保管庫のような狭い教室。勝手に軽音部の部室と称している、そこに毎度のことながら彼は居る。ベースを鳴らして居る、はずだった。
「ほう、来たか。あまり年寄りを待たせるのは賢明ではないぞ、時渡りの娘」
教室の中央、ガタつきのある椅子に着席しながら弾く彼の姿は何処にもない。代わりに居たのは……。
「黒い、蝶?」
艶やかな両翅を優雅に上下へと動かし、何処となく存在感のある相手。と、同時にリツとは明らかに違う女性の声音。ハスキーというべきか、低い声の持ち主が耳を擽った。蝶とアタシ以外は誰も居ないというのに。
「うむ、その表情は我が愛しき声の在処を探してるとみた。時渡りの娘、お主よき聴覚を持っておるのう。流石はばんど、というもので旋律を刻んでおる者じゃ」
感心と通解、のような穏やかな口調は未だに姿を現さない。……耳を擽る、違う。その表現は正しくないことに気付いた。脳に語られている、その方がしっくりと。
「あなたは、誰……?」
しかし、口頭で問うてみる。他に手段がないのだから。……アタシのことを時渡りの娘と呼ぶ、誰かに。
「ふふふ、芸の薄い模範的な問い掛けじゃのう。が、展開は面白い。よかろう、あの惨劇を幾度と目に触れても折れぬ心を評して妾も真摯に答えるのが務めというもの。妾の等位は――死神。乙町律を含む死者の管理と、少々厄介者と賭け事をしている……しがない、蝶よ」
「蝶……」
総ての単語に引っかかりを覚えた。それでも最後の回答だけが出たのは、現段階で一番身近だからだろうか。
「さて、つまらぬ序言はこれくらいでよいかのう。妾もそう、暇ではなくてな。ここまで付きおうてくれた勘のよき見物客からしたら、道化は役割を十分に果たしたと称えよう」
「何を、言って……」
死神と名乗った蝶。もしくは蝶姿の死神……。この際、どちらでも構わない。分かるのは、この状況に嫌な予感がするということ。
「して、逆に問おう。お主はこの与えられた期間に何をした? 二千回ものに及ぶ、繰り返し……時渡りの副作用で記憶の維持は十分の一、二百回程度か」
「アタシ、は」
繰り返し、それはこの世界の理とも呼ぶループのこと。
副作用、曖昧だった記憶……悪夢と呼称していた、あの簡易な総称と同意義が偶発的に理解した。……目先の、人ならざる者によって。
「平等の機会は与えたつもりじゃった。憎悪に燃ゆるあやつに、警告と天誅の計らいで苦の役割を与えてしまった。実質、無関係のお主にとっては呪いに近しいものじゃろう」
「呪い……」
ぞっと寒気がした。全く現実的な内容のにも関わらず、妙にしっくり来てしまう程度には……アタシにも無駄な耐性が付いてしまったということだろう。
「然れど、一度は下した決定に変わりはない。……お主の世界はもう飽きた、のじゃよ」
「うっ」
刹那、酷い偏頭痛がアタシを襲った。それだけではない、視界は真っ黒で耳には雑音が蔓延る。あらゆる器官が使命を放棄した、感覚。立っていられなかった。『誰か』の声も聞こえない……ただ、ひとつの言葉を除いて。
「――バイりん、めーちゃん」
聞き覚えるのある声で、呼び方で、独特な挨拶と共にアタシの世界は白くなった。
アタシは律儀にもリツの言葉、遺言を毎回守った。守って、全部――死なせた。
「メラちゃん、顔真っ青だよ……大丈夫?」
×××回目の、夏休み前日。
……別称、約一週間ぶりの七月二十四日。誰もが何も知らない中、アタシだけは知っている。恐らく今回もリツは残虐に殺される、と。
「ジュン……」
昼休み前の自習で彼が心配そうに問う、既に毎度お馴染みと化していた。何百と聞いた似た台詞、ここが変化したことは一度もない。というのも、他の場面や各々の言葉は違う時もある。……結果的に運命は同じ道でも。
言いたい。アタシ、実は同じ時間をループしているみたいって。
言って、吐いて、白状して楽になりたい。リツは合宿最終日、何者かによって殺されるって。何度試しても、どんなに繰り返しても一度たりとも助からなかった。だから。
「バーン! 授業中、小城原姫々ちゃんが二年三組の教室に失礼しまーす」
憂鬱という単語が色濃くなる中、初めての出来事が起きた。
「キキ……?」
目先、ジュンも似たような……いや。驚きの方が強いらしく彼女の名前を呼称する。
これまでキキが授業中に訪ねて来るなんてことはなく、記憶がある中では初だ。でも、油断してはならない。今までだって初見はありつつも、最後が大きく変わることは有りもしないのだから。
「どうして、きぃちゃんがここに……? 今」
「自習時間なのは知ってるよーん。だって、姫々のクラスもそうだもん。みーんな、どの学級もお勉強タイム。姫々、つまらないからめーちゃんとジュンちゃん。ついでに、ここの教室に住み着いた友達と話しに来たの」
彼女の言う住み着いた、とは所謂、幽霊のことを指す。……別に今更、キキの意味深な単語に畏怖はないが周囲はそうもいかないらしい。
「よっとらしょ。あはは、すごーく異色! みたいな顔で見られてる気がするー」
身近にあった椅子に座るなり、普段と何ら変化のない声で周辺への感想と共に見渡す。段々と空気が張り詰めている、もしくは不穏な予感というものを察した。
「……キキ。教室、戻りなよ」
「えー、何で? 姫々、苦労してここまで来たのにぃ? ぷぅ、めーちゃんのケチ。――本当によいのか? ここで引き返したら、また同じことの繰り返しなのに」
びくっ。
そんな幼稚的な感覚が、アタシの背筋を不意に凍らせた。後半の問い、明らかに雰囲気がいつもと違った。例えるならば、そう……全てを見透かしたかのような物言い。まさかキキは、この世界の『理』に気付いて……。
「にゃーんてね! 残念ですが、姫々は根幹を揺るがすようなキャラではありませーん。ついでにお弁当作るの忘れちゃったから優しい先輩たちがおごってくれないかなぁ、とかも思ってませーん」
「きぃちゃんがお弁当忘れるなんて、何だか珍しいね」
「だって、夢を見てて寝坊しちゃったんだもん。誰も死なない幸せな夢を、ね」
鐘が鳴る。全てが始まり、終わりを告げる昼休憩のチャイムが。
「さぁて、みんなお待ちかねのご飯ターイム! うぅ、でも姫々……」
「購買、一緒に行こうか。きぃちゃんの好きなものが売ってればいいけれど。メラちゃんはどうする?」
スクールカバンから財布を取り出し、ポケットに収めながらジュンは立ち上がる。その振る舞い、気遣いは何百回と見てきたものと変化はない。彼女の存在以外は。
「……ごめん。アタシは、その……今日はいいや。用事あるの、思い出したから」
「そっか、それは仕方ないね。きぃちゃん、僕達だけでいつもの場所に行こうか」
「賛成でありますぞ! めーちゃんは、また放課後の練習でね。バイりん! ねぇねぇ、ジュンちゃん。姫々イチオシのバナナ・オレもおまけで――」
会話が遠くなり、二人が去る。この感覚、いつぞやの合宿中にリツがジュンを殴った時を彷彿とさせるような。
「……思い出すだけ、無駄か」
何も救えなかった。何も得られなかった。何度もリツが身体を張っているというのに。アタシは何かを……。
リツのところに行こう。今回も同じように、でも少し変えれば希望や情報が……本当にこれが正解なのだろうか。奇しくも、ループ中に逢ったリツは全員信じてくれた。絆とか腐れ縁だからとか、はっきりとした理由は分からないがとにかく懸命に説明すれば信用を得られる。どんなに突飛な内容でも。それは恐らく、今回だって。
「リツ」
保管庫のような狭い教室。勝手に軽音部の部室と称している、そこに毎度のことながら彼は居る。ベースを鳴らして居る、はずだった。
「ほう、来たか。あまり年寄りを待たせるのは賢明ではないぞ、時渡りの娘」
教室の中央、ガタつきのある椅子に着席しながら弾く彼の姿は何処にもない。代わりに居たのは……。
「黒い、蝶?」
艶やかな両翅を優雅に上下へと動かし、何処となく存在感のある相手。と、同時にリツとは明らかに違う女性の声音。ハスキーというべきか、低い声の持ち主が耳を擽った。蝶とアタシ以外は誰も居ないというのに。
「うむ、その表情は我が愛しき声の在処を探してるとみた。時渡りの娘、お主よき聴覚を持っておるのう。流石はばんど、というもので旋律を刻んでおる者じゃ」
感心と通解、のような穏やかな口調は未だに姿を現さない。……耳を擽る、違う。その表現は正しくないことに気付いた。脳に語られている、その方がしっくりと。
「あなたは、誰……?」
しかし、口頭で問うてみる。他に手段がないのだから。……アタシのことを時渡りの娘と呼ぶ、誰かに。
「ふふふ、芸の薄い模範的な問い掛けじゃのう。が、展開は面白い。よかろう、あの惨劇を幾度と目に触れても折れぬ心を評して妾も真摯に答えるのが務めというもの。妾の等位は――死神。乙町律を含む死者の管理と、少々厄介者と賭け事をしている……しがない、蝶よ」
「蝶……」
総ての単語に引っかかりを覚えた。それでも最後の回答だけが出たのは、現段階で一番身近だからだろうか。
「さて、つまらぬ序言はこれくらいでよいかのう。妾もそう、暇ではなくてな。ここまで付きおうてくれた勘のよき見物客からしたら、道化は役割を十分に果たしたと称えよう」
「何を、言って……」
死神と名乗った蝶。もしくは蝶姿の死神……。この際、どちらでも構わない。分かるのは、この状況に嫌な予感がするということ。
「して、逆に問おう。お主はこの与えられた期間に何をした? 二千回ものに及ぶ、繰り返し……時渡りの副作用で記憶の維持は十分の一、二百回程度か」
「アタシ、は」
繰り返し、それはこの世界の理とも呼ぶループのこと。
副作用、曖昧だった記憶……悪夢と呼称していた、あの簡易な総称と同意義が偶発的に理解した。……目先の、人ならざる者によって。
「平等の機会は与えたつもりじゃった。憎悪に燃ゆるあやつに、警告と天誅の計らいで苦の役割を与えてしまった。実質、無関係のお主にとっては呪いに近しいものじゃろう」
「呪い……」
ぞっと寒気がした。全く現実的な内容のにも関わらず、妙にしっくり来てしまう程度には……アタシにも無駄な耐性が付いてしまったということだろう。
「然れど、一度は下した決定に変わりはない。……お主の世界はもう飽きた、のじゃよ」
「うっ」
刹那、酷い偏頭痛がアタシを襲った。それだけではない、視界は真っ黒で耳には雑音が蔓延る。あらゆる器官が使命を放棄した、感覚。立っていられなかった。『誰か』の声も聞こえない……ただ、ひとつの言葉を除いて。
「――バイりん、めーちゃん」
聞き覚えるのある声で、呼び方で、独特な挨拶と共にアタシの世界は白くなった。
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