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【10話】再び目撃する
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ーーーー
【好感度パラメーター】
・シャッテン・スティロアビーユ▼
005/100 ︎ ⤴︎
ーーーー
ステータスを確認すれば、なんとツェルの好感度がほんのすこーし上がっていた。
私のあの対応でマイナスにならないで、むしろ何かの箇所で好感を持っていてくれていたとか。なんていい人なのだろう、流石メインヒーローだ。
このステータス確認も初めよりだいぶ持続性が伸びていて、元々1分くらいだったのが今じゃ5分くらいは持つようになった。
ツェルと出会った事で無事?【シャッテン・スティロアビーユ】の項目が開いたし、ここ最近こういう面ではなんの成長も見られなかっただけ、かなり良いのではないのかと自分を褒めておく。
それで私がいま何をしているのかって言うと、王宮の行ける所を歩き回ってツェルを探していたのだ。
仕事はって?洗濯物はちゃんと運んだし、少し離れたくらいじゃたぶん大丈夫そうなのよ。
なんせ、私モブだから。
ここは王宮。私と同じ王宮使用人見習いなんて、沢山居るのだ。
転生した時はモブなんて!と思っていたけれど、こう言う時はモブなのがむしろ有難いとさえ思い始めてくる。
"個人として認識される状態"だったら、こんな風におサボりなんて出来ないからね。
なかなかモブとしての生き方が、様になってきたんじゃないの?嬉しくないけれど。
とりあえずさっきからずっと色んな所に行ってみてるのだけれど、ツェルが全然見付からない。
庭園で遭遇したのが奇跡なくらいに、ツェル居ない。
もしかして"王宮使用人見習い"だと行けない場所に、居るのかもしれないけれど⋯⋯。そうなると厄介だなぁ。
どうでもいいけれど、私はどうやら行動範囲に制限があるらしいのだ。
王宮使用人見習いの立ち入りが許可されていない場所に行くと、まず扉が開かない。
強引に誰かの後ろに着いて行けば入れるのかなぁと思ってやってみれば、なんと見えない壁のような物に阻まれて先へ進めなくなったのだ。
ここに来てまた一つ、非現実的なゲーム要素が追加されてしまった。
本当にどこまでも逃避もさせてくれなければ、没入すらさせてくれないな、この世界は!
そう思っていれば、ちょっと遠くの方から、
『⋯⋯から⋯⋯なんだよっっ!』
怒声とパシンって乾いた、何かを叩く音が聞こえてくるではないか。
丁度私が居る通路の反対側、更にもう少し奥の方に開けているスペースから、その声の主が見えた。
「(うげっっ)」
去年より、少し伸びた背。
去年より、物凄くピリピリとした空気は、結構離れているここからですら、鳥肌が立ちそうなくらいに刺さってくる。
何よりも目がびっくりするくらいに血走っているのに、一切光が無い。
アシュレイ・スティロアビーユ第1王子こと、レイが誰かに向かって罵声を上げていた。
「(怖い怖い怖い怖い。あの人あんなに怖かった?!違うよねっっ?!)」
前はもう少し飄々としていたと言うか、あっけらかんとしていなかっただろうか。
遠くから見ても、よく分かるラスボス的な雰囲気。
確かに私は"王子様"を探していたけれど、探していたのは弟の方で、お兄ちゃんは探していなかったのに⋯⋯。
探している時には全く会えないのに、探していない時にはこうやってあっさり出てきちゃうから、物欲センサーか何かが働いていたのだろうか。
さて相当腹が立つ事があったのか、声量をどんどんと大きくしているレイは、
『ねぇなに君無能なの?こんなことも分かんないの?!』
『申し訳ございません!』
『謝れば済むと思ってるでしょ?!』
目の前で土下座をしている男の人?がどうやら何か分からなかったようで、怒っているらしかった。
なんかレイの言い方が、浮気した彼氏に怒る女の子みたいだ。
修羅場か?修羅場なのか?
「でもまぁ浮気は良くないよ、浮気は」
「そうですねぇ」
うんうん人様の物に手出すのも、相手がいるのに他所に行こうとするのも良くない。
ついでに言えば私、大の浮気嫌いなので、
「浮気する人は何かしらの罰を受ければいいと思うんだ」
「そうですねぇ」
と、検討違いなことをぶつぶつ言っていた。
その間にもレイはヒートアップして、
『君達みたいなのが居るから、つまらないんだよ!』
とか言っている。
「いやぁ~それは理不尽だと思うぞ~殿下~」
「そうですねぇ」
「何がつまらないのか分からないけれど、自分がつまらないのを人のせいにするのは、ねぇ?」
「宜しくないですよねぇ」
「ですよね~やっぱりそう思いま⋯⋯す⋯⋯」
ずっと1人だと思っていて周りに誰もいなかったから、やんややんやと野次を飛ばしていたんだけれど⋯⋯。
私、いま誰と話してるのっっ?!
慌てて声のする方ーー左隣を見れば、
「ところでどうして使用人"見習い"が、こんな所に居るのでしょうか?」
「ヴァ⋯⋯」
にっこり清々しい笑顔を浮かべているのに、背景にブリザードが見えるよ⋯⋯。
端正な顔立ちと青い髪。
片眼鏡に、王族の側近だけが着れる服。
王宮の社蓄代表、ヴァルデ・ベルクが横に居た。
⋯⋯いつの間に。
「その腕章は洗濯班の子ですね。自分の持ち場はどうしましたか?」
「お、終わりました」
咄嗟に嘘を吐いてしまったが、いまのヴァルデがもうやっているのか分からないけれど、確かこの人使用人のまとめ役みたいな事もしていた筈なので。
すぐバレるのになんで吐いたんだ、私。
でも怖いんだよこの背景のブリザードがっっ!!
向こうの闇落ちし掛けているレイの方が、まだマシに見えるレベルではっっ!!
「そうですか。そもそも此処は見習いが入っていいと、許可をされている場所ではないのですが?」
「迷い込みました!」
これは本当!嘘じゃない!
ぼけーっと歩いていたから、気が付いたら見習いが入っちゃいけない所に来ていたみたいだ。
みたいって言うのはね?正直自分でもいま、自分がどこに居るのか分かっていないからなんだ。
そもそもどうして入れているんだ???
「そうですか。なら送りますので付いて来てください」
「あ、はい。ありがとうございます」
ツェルを探しているのだとか、間違っても言えない雰囲気。
せめて伝言とかも⋯⋯ダメだなモブだし。
バレて見付かっちゃったものは仕方がない。
ツェルを探すのは今度にしてひとまずヴァルデに従おうと、渋々ヴァルデの後を追いかけようとした時、
『もう消えちゃえ』
ヴァルデのブリザードが怖くてすっかり忘れていたレイの声が聞こえた。
「(はい?いま"消えちゃえ"って言った?)」
レイの方を見れば、なんかぶつぶつ詠唱して大きめの魔法陣を展開しているじゃないか。
「(あれやばいんじゃないのっっ?!)」
【好感度パラメーター】
・シャッテン・スティロアビーユ▼
005/100 ︎ ⤴︎
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ステータスを確認すれば、なんとツェルの好感度がほんのすこーし上がっていた。
私のあの対応でマイナスにならないで、むしろ何かの箇所で好感を持っていてくれていたとか。なんていい人なのだろう、流石メインヒーローだ。
このステータス確認も初めよりだいぶ持続性が伸びていて、元々1分くらいだったのが今じゃ5分くらいは持つようになった。
ツェルと出会った事で無事?【シャッテン・スティロアビーユ】の項目が開いたし、ここ最近こういう面ではなんの成長も見られなかっただけ、かなり良いのではないのかと自分を褒めておく。
それで私がいま何をしているのかって言うと、王宮の行ける所を歩き回ってツェルを探していたのだ。
仕事はって?洗濯物はちゃんと運んだし、少し離れたくらいじゃたぶん大丈夫そうなのよ。
なんせ、私モブだから。
ここは王宮。私と同じ王宮使用人見習いなんて、沢山居るのだ。
転生した時はモブなんて!と思っていたけれど、こう言う時はモブなのがむしろ有難いとさえ思い始めてくる。
"個人として認識される状態"だったら、こんな風におサボりなんて出来ないからね。
なかなかモブとしての生き方が、様になってきたんじゃないの?嬉しくないけれど。
とりあえずさっきからずっと色んな所に行ってみてるのだけれど、ツェルが全然見付からない。
庭園で遭遇したのが奇跡なくらいに、ツェル居ない。
もしかして"王宮使用人見習い"だと行けない場所に、居るのかもしれないけれど⋯⋯。そうなると厄介だなぁ。
どうでもいいけれど、私はどうやら行動範囲に制限があるらしいのだ。
王宮使用人見習いの立ち入りが許可されていない場所に行くと、まず扉が開かない。
強引に誰かの後ろに着いて行けば入れるのかなぁと思ってやってみれば、なんと見えない壁のような物に阻まれて先へ進めなくなったのだ。
ここに来てまた一つ、非現実的なゲーム要素が追加されてしまった。
本当にどこまでも逃避もさせてくれなければ、没入すらさせてくれないな、この世界は!
そう思っていれば、ちょっと遠くの方から、
『⋯⋯から⋯⋯なんだよっっ!』
怒声とパシンって乾いた、何かを叩く音が聞こえてくるではないか。
丁度私が居る通路の反対側、更にもう少し奥の方に開けているスペースから、その声の主が見えた。
「(うげっっ)」
去年より、少し伸びた背。
去年より、物凄くピリピリとした空気は、結構離れているここからですら、鳥肌が立ちそうなくらいに刺さってくる。
何よりも目がびっくりするくらいに血走っているのに、一切光が無い。
アシュレイ・スティロアビーユ第1王子こと、レイが誰かに向かって罵声を上げていた。
「(怖い怖い怖い怖い。あの人あんなに怖かった?!違うよねっっ?!)」
前はもう少し飄々としていたと言うか、あっけらかんとしていなかっただろうか。
遠くから見ても、よく分かるラスボス的な雰囲気。
確かに私は"王子様"を探していたけれど、探していたのは弟の方で、お兄ちゃんは探していなかったのに⋯⋯。
探している時には全く会えないのに、探していない時にはこうやってあっさり出てきちゃうから、物欲センサーか何かが働いていたのだろうか。
さて相当腹が立つ事があったのか、声量をどんどんと大きくしているレイは、
『ねぇなに君無能なの?こんなことも分かんないの?!』
『申し訳ございません!』
『謝れば済むと思ってるでしょ?!』
目の前で土下座をしている男の人?がどうやら何か分からなかったようで、怒っているらしかった。
なんかレイの言い方が、浮気した彼氏に怒る女の子みたいだ。
修羅場か?修羅場なのか?
「でもまぁ浮気は良くないよ、浮気は」
「そうですねぇ」
うんうん人様の物に手出すのも、相手がいるのに他所に行こうとするのも良くない。
ついでに言えば私、大の浮気嫌いなので、
「浮気する人は何かしらの罰を受ければいいと思うんだ」
「そうですねぇ」
と、検討違いなことをぶつぶつ言っていた。
その間にもレイはヒートアップして、
『君達みたいなのが居るから、つまらないんだよ!』
とか言っている。
「いやぁ~それは理不尽だと思うぞ~殿下~」
「そうですねぇ」
「何がつまらないのか分からないけれど、自分がつまらないのを人のせいにするのは、ねぇ?」
「宜しくないですよねぇ」
「ですよね~やっぱりそう思いま⋯⋯す⋯⋯」
ずっと1人だと思っていて周りに誰もいなかったから、やんややんやと野次を飛ばしていたんだけれど⋯⋯。
私、いま誰と話してるのっっ?!
慌てて声のする方ーー左隣を見れば、
「ところでどうして使用人"見習い"が、こんな所に居るのでしょうか?」
「ヴァ⋯⋯」
にっこり清々しい笑顔を浮かべているのに、背景にブリザードが見えるよ⋯⋯。
端正な顔立ちと青い髪。
片眼鏡に、王族の側近だけが着れる服。
王宮の社蓄代表、ヴァルデ・ベルクが横に居た。
⋯⋯いつの間に。
「その腕章は洗濯班の子ですね。自分の持ち場はどうしましたか?」
「お、終わりました」
咄嗟に嘘を吐いてしまったが、いまのヴァルデがもうやっているのか分からないけれど、確かこの人使用人のまとめ役みたいな事もしていた筈なので。
すぐバレるのになんで吐いたんだ、私。
でも怖いんだよこの背景のブリザードがっっ!!
向こうの闇落ちし掛けているレイの方が、まだマシに見えるレベルではっっ!!
「そうですか。そもそも此処は見習いが入っていいと、許可をされている場所ではないのですが?」
「迷い込みました!」
これは本当!嘘じゃない!
ぼけーっと歩いていたから、気が付いたら見習いが入っちゃいけない所に来ていたみたいだ。
みたいって言うのはね?正直自分でもいま、自分がどこに居るのか分かっていないからなんだ。
そもそもどうして入れているんだ???
「そうですか。なら送りますので付いて来てください」
「あ、はい。ありがとうございます」
ツェルを探しているのだとか、間違っても言えない雰囲気。
せめて伝言とかも⋯⋯ダメだなモブだし。
バレて見付かっちゃったものは仕方がない。
ツェルを探すのは今度にしてひとまずヴァルデに従おうと、渋々ヴァルデの後を追いかけようとした時、
『もう消えちゃえ』
ヴァルデのブリザードが怖くてすっかり忘れていたレイの声が聞こえた。
「(はい?いま"消えちゃえ"って言った?)」
レイの方を見れば、なんかぶつぶつ詠唱して大きめの魔法陣を展開しているじゃないか。
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