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【7話】転職しました!
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朝日が登る前に起きて、身支度を整える。
埃が付いていないかとか髪がほつれていないかとか、確認してから部屋を出た。
早歩きだけれどなるべく音はたてないように歩いて、ついたのは洗濯場。
「おはようございまーす」
と、挨拶をすれば、
「あ!ナイおはよー」
「おはようマリーナ」
メイド服を着た、くるくるの巻き髪の女の子がこちらまで走り寄ってきた。
どうやってこの色素が作られてるのか分からない、綺麗な薄ピンク色の髪。
髪よりもちょっと濃いめの、やっぱりピンクのぱっちりした目。
そばかすも彼女の愛嬌を際立たせていて、すごく可愛い。
そして行動の制限が一切無く、自由に動き回っている姿。
会話も勿論、問題なく可能。
お気付きでしょうか?そうです。
このマリーナは、【フォーチュン♥ラブ♥アドベンチャー】のサブキャラクターだ。
ゲーム序盤でヒロインに色々と王宮のやり方だったり噂話を教えてくれる、おしゃべりなメイドさんが居るのだけれど、彼女がそれ。
マリーナは頻度高くは出てこないキャラだから詳細設定はほとんど無くて、確か公式設定集にも説明は"先輩使用人"の一言だけだった。
だから、どう言う子なのかはよく知らない。
ただゲームをしていた時は、とにかくお喋り大好きな子って印象を持っていた。
新しい噂話を仕入れると「知ってる?」って、わざわざ教えに来てくれるくらいだったから。
実際私のその印象は当たっていて、お陰様でお喋り大好きなマリーナとはすぐに仲良くなれたのだ。
初めて、ゲームっぽくない。ちゃんと人らしい行動を取る子と知り合いになれたので、ちょっとだけこの世界が異世界としてちゃんと機能しているんだなって思わせてくれた、マリーナは凄く人。
凄"い"人じゃないからね?凄"く"人なの。
場所は変わろうとも相変わらず、その辺に居るモブはモブなんだけれども、主要キャラとかマリーナから見た時に、モブってどう見えているんだろう?ってふと気になった。
主に、目が見えているのか否かとか。
レイにパン屋を潰されてしまってから私は、ちゃっかり王宮使用人に転職していた。
と言ってもまだ見習いだから基本的に洗濯物とか掃除とか、下っ端中の下っ端がやる事をお仕事にしているのだけれども。
どうしてこうなったのか、事の経緯を説明する。
◆
まずレイから離れた後の私は、路地裏で"自動お着替え機能"を使って、パン屋の店員Aから女Aに戻った。
そしてその姿で、レイの所に戻ったのだ。
戻るとは言っても話しかけるとも近づくとも言ってはいないから、ちょっと離れた所で様子を見ているって言う屁理屈を最大限に使って。
これは正直、ちょっとした賭けだった。
もしレイが私と同じ、あるいはもっと性能の良いステータスチェックが出来たとしたのならば、この実験は確実に失敗してしまうからだ。
成功率は五分五分。
案の定レイは少し待ったあとに、迷いなく私が"自動お着替え機能"を発動した路地裏まで歩いて行ったから、それを見た時に「絶対何かしらの追跡能力持ってんじゃん」って、ビクビクしていたんだけれど⋯⋯。
もう結論から発表しよう!
無事、回避出来ちゃったんだなー!
私はレイとの約束を破ってはいない。
ちゃんと行ったもん、気付かれなかっただけで。
ちゃんと戻ったもん、違う姿になりますよーとは言っていないだけで。
つまり、気が付かなかった方が悪いと思うの。
途中路地裏まで来たレイに「こう言う子見なかった?」って話しかけられた時にはドキッとしたけれど、幸いな事にレイはステータス確認は出来なかったみたいで、特にバレることもなく、私は逃げるのに成功したのだった。
こんな感じでまたしてもモブなことを良い事に、セコイ小技使って奴から離れたのに⋯⋯。
今、何故そうまでして逃げた王宮に使用人としているのかって言うと、実はちょっとした問題が発生してしまったのだ。
まずレイから逃げた次の日に、私はステータスの確認をした。何が変わったのか、正確に把握して起きたかったから。
ーーーー
【名前】ナイ/女A ⚠︎
【年齢】12
【職業】国民▼
【■■■】
■■■■■■
■■■■■■
【好感度パラメーター】
■■■■■■
■■■/■■■
・ヴァルデ・ベルク▼
000/100
■■■■■■
■■■/■■■
■■■■■■
■■■/■■■
・アシュレイ・スティロアビーユ▼
025/100 ⤴︎︎︎⤴︎︎⤴︎︎︎
【■■】
■■■■■■
■■■■■■
ーーーー
ステータスは概ね大丈夫だったんだけど、一部見落としてた記号を見付けた時には、思わず首を傾げてしまった。
名前の横の"⚠︎"マーク。
初めて見た謎のマークがどうにも嫌な予感がしてならなかったから、そのマークの所を凝視してみると、やっぱり⚠︎マークは詳細ウィンドウと同じな様で。
出てきた言葉がこれだった。
ーーーー
【名前】ナイ/女A ⚠︎この項目はロックされて
います。※変更の場合は
[ナイ]の命名者が解除後
に変更可能になります。
ーーーー
まぁつまり名前にロックが掛かったせいで、変更が出来なくなったようです⋯⋯。
変更可能だったの?!と言う疑問については、うん、なんか可能だったみたいとしか言えない。
気が付かなかったわ~気が付かないまま使えなくなっちゃったわ~⋯⋯。
とりあえず書いてある事によれば、"ナイの命名者"=レイに名前を解除してもらわないとダメみたいで。名前がナイなのは嫌だし女Aも出来れば取りたいから、折角逃げたのに、結局接触しなくきゃいけない事態になったのだ。
この三歩進んで二歩下がる感じよ⋯⋯。
けれども困った事に、"レイが認識する姿"=パン屋の店員は使えなくなってしまっている。
レイにナイだと認識して貰えなければ名前の解除は出来ない気がして、新たな問題に直面して困り果てていた時に、私は間違えて職業のところの詳細ウィンドウを開いてしまったのだ。
それを見てもう、びっくりしたよ。
ーーーー
【職業】パン屋の店員▲
【所持職業】
・国民
∟現在この職業に設定中です。
・パン屋の店員
∟※現在この職業は使えません。
・王宮使用人見習い
∟この職業に変更可能です。
[変更する/変更しない]
ーーーー
「なんか増えてるー」
これはあくまで予測なんだけれど、私レイに「とりあえず使用人になる?」って言われていたのだ。「いいえ」って言った筈なんだけれども⋯⋯。
あの発言で恐らく、雇用されたのだと思います。
主要キャラ恐るべし(2回目)。
もしかしたら、レイの立場が王子様だったのにも関係してきているのかもしれないけれど。
不幸中の幸い?なのだろうか。
いつの間にか手に入れていた"王宮使用人見習い"を使って、私はめでたく望んでもいない王宮入りを果たしたのだった。
そうしたら、使用人って忙しいんだね!
見習いですらやる事がありまくって、必死で順応しようと思って働いていたら、気が付けばあっという間に1年が経過していた。
私は13歳になったけれども、この1年間で何か進展がありましたか?と聞かれたら、何にもない!と胸を張って答えてやろうじゃないの。
王宮での仕事は生前のブラックにギリ負けるくらいには忙しかったので、慣れてやり易くなるまでは、名前だなんだと言っていられないくらいには大変だった。
朝起きるのも早ければ、夜寝るのも遅すぎる。
見習いでもこのレベルなんだから、見習い明けた使用人とかもっとハードモードでしょう?
いま心から、これ以上のことを涼しい顔でやり続けていたヒロインの事を尊敬出来る。ヒロイン凄いよ本当に。
まぁ正確にはゲーム開始まで3年早いから、ヒロインが働いていた時期と条件が全て同じって訳では無いと思うけれども。
そう言えば、王宮に入って即詰んだ事があった。
年齢も勿論の事。経験値も皆無に等しい自覚はあったので、がっつり見習い使用人スタートでも別に不服は無かった。と言うか当たり前だとすら思っていた。
けれど見習いだから上層の人が寄り付く所には入れないし、行くような仕事も無い。
だからレイに接触する事もそれどころかヴァルデにさえ、すれ違う事すら今のところ出来ていなかったりするのだ。1年合ったのに⋯⋯。
変な話。王宮で働いているのに、王宮に住んでいる人達に会う手段が無かった。
後は運良くレイに接触出来たとしても、あのパン屋のモブが私だって、レイに分からせる方法も無ければ手段も思い付いていなかった。
そもそも分かられたら分かられたで、私は一国の王子を待ち惚けさせたのだ。
王家侮辱罪とか罪状付けられて、あっさり処罰されてしまいそうな予感がする。なんせモブだからね。人権は無いに等しい。
ちなみにいま現段階で、ほんの少しも目は取得していない。取得する兆しすらない。
謎の固定名もどきと追加職業以外、他に変動したところは特に無し。見れるようになった項目も、特に無い。
ただのモブがモブ使用人に変わっただけで、未だ変わらずモブはモブなので、この1年で何が出来るようになったのかって言われたら、めちゃくちゃ洗濯と掃除の腕が上がったぐらいだ。
私の脱モブ計画は、当分達成の見込みが無いようですね。
埃が付いていないかとか髪がほつれていないかとか、確認してから部屋を出た。
早歩きだけれどなるべく音はたてないように歩いて、ついたのは洗濯場。
「おはようございまーす」
と、挨拶をすれば、
「あ!ナイおはよー」
「おはようマリーナ」
メイド服を着た、くるくるの巻き髪の女の子がこちらまで走り寄ってきた。
どうやってこの色素が作られてるのか分からない、綺麗な薄ピンク色の髪。
髪よりもちょっと濃いめの、やっぱりピンクのぱっちりした目。
そばかすも彼女の愛嬌を際立たせていて、すごく可愛い。
そして行動の制限が一切無く、自由に動き回っている姿。
会話も勿論、問題なく可能。
お気付きでしょうか?そうです。
このマリーナは、【フォーチュン♥ラブ♥アドベンチャー】のサブキャラクターだ。
ゲーム序盤でヒロインに色々と王宮のやり方だったり噂話を教えてくれる、おしゃべりなメイドさんが居るのだけれど、彼女がそれ。
マリーナは頻度高くは出てこないキャラだから詳細設定はほとんど無くて、確か公式設定集にも説明は"先輩使用人"の一言だけだった。
だから、どう言う子なのかはよく知らない。
ただゲームをしていた時は、とにかくお喋り大好きな子って印象を持っていた。
新しい噂話を仕入れると「知ってる?」って、わざわざ教えに来てくれるくらいだったから。
実際私のその印象は当たっていて、お陰様でお喋り大好きなマリーナとはすぐに仲良くなれたのだ。
初めて、ゲームっぽくない。ちゃんと人らしい行動を取る子と知り合いになれたので、ちょっとだけこの世界が異世界としてちゃんと機能しているんだなって思わせてくれた、マリーナは凄く人。
凄"い"人じゃないからね?凄"く"人なの。
場所は変わろうとも相変わらず、その辺に居るモブはモブなんだけれども、主要キャラとかマリーナから見た時に、モブってどう見えているんだろう?ってふと気になった。
主に、目が見えているのか否かとか。
レイにパン屋を潰されてしまってから私は、ちゃっかり王宮使用人に転職していた。
と言ってもまだ見習いだから基本的に洗濯物とか掃除とか、下っ端中の下っ端がやる事をお仕事にしているのだけれども。
どうしてこうなったのか、事の経緯を説明する。
◆
まずレイから離れた後の私は、路地裏で"自動お着替え機能"を使って、パン屋の店員Aから女Aに戻った。
そしてその姿で、レイの所に戻ったのだ。
戻るとは言っても話しかけるとも近づくとも言ってはいないから、ちょっと離れた所で様子を見ているって言う屁理屈を最大限に使って。
これは正直、ちょっとした賭けだった。
もしレイが私と同じ、あるいはもっと性能の良いステータスチェックが出来たとしたのならば、この実験は確実に失敗してしまうからだ。
成功率は五分五分。
案の定レイは少し待ったあとに、迷いなく私が"自動お着替え機能"を発動した路地裏まで歩いて行ったから、それを見た時に「絶対何かしらの追跡能力持ってんじゃん」って、ビクビクしていたんだけれど⋯⋯。
もう結論から発表しよう!
無事、回避出来ちゃったんだなー!
私はレイとの約束を破ってはいない。
ちゃんと行ったもん、気付かれなかっただけで。
ちゃんと戻ったもん、違う姿になりますよーとは言っていないだけで。
つまり、気が付かなかった方が悪いと思うの。
途中路地裏まで来たレイに「こう言う子見なかった?」って話しかけられた時にはドキッとしたけれど、幸いな事にレイはステータス確認は出来なかったみたいで、特にバレることもなく、私は逃げるのに成功したのだった。
こんな感じでまたしてもモブなことを良い事に、セコイ小技使って奴から離れたのに⋯⋯。
今、何故そうまでして逃げた王宮に使用人としているのかって言うと、実はちょっとした問題が発生してしまったのだ。
まずレイから逃げた次の日に、私はステータスの確認をした。何が変わったのか、正確に把握して起きたかったから。
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【名前】ナイ/女A ⚠︎
【年齢】12
【職業】国民▼
【■■■】
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【好感度パラメーター】
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・ヴァルデ・ベルク▼
000/100
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・アシュレイ・スティロアビーユ▼
025/100 ⤴︎︎︎⤴︎︎⤴︎︎︎
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ステータスは概ね大丈夫だったんだけど、一部見落としてた記号を見付けた時には、思わず首を傾げてしまった。
名前の横の"⚠︎"マーク。
初めて見た謎のマークがどうにも嫌な予感がしてならなかったから、そのマークの所を凝視してみると、やっぱり⚠︎マークは詳細ウィンドウと同じな様で。
出てきた言葉がこれだった。
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【名前】ナイ/女A ⚠︎この項目はロックされて
います。※変更の場合は
[ナイ]の命名者が解除後
に変更可能になります。
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まぁつまり名前にロックが掛かったせいで、変更が出来なくなったようです⋯⋯。
変更可能だったの?!と言う疑問については、うん、なんか可能だったみたいとしか言えない。
気が付かなかったわ~気が付かないまま使えなくなっちゃったわ~⋯⋯。
とりあえず書いてある事によれば、"ナイの命名者"=レイに名前を解除してもらわないとダメみたいで。名前がナイなのは嫌だし女Aも出来れば取りたいから、折角逃げたのに、結局接触しなくきゃいけない事態になったのだ。
この三歩進んで二歩下がる感じよ⋯⋯。
けれども困った事に、"レイが認識する姿"=パン屋の店員は使えなくなってしまっている。
レイにナイだと認識して貰えなければ名前の解除は出来ない気がして、新たな問題に直面して困り果てていた時に、私は間違えて職業のところの詳細ウィンドウを開いてしまったのだ。
それを見てもう、びっくりしたよ。
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【職業】パン屋の店員▲
【所持職業】
・国民
∟現在この職業に設定中です。
・パン屋の店員
∟※現在この職業は使えません。
・王宮使用人見習い
∟この職業に変更可能です。
[変更する/変更しない]
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「なんか増えてるー」
これはあくまで予測なんだけれど、私レイに「とりあえず使用人になる?」って言われていたのだ。「いいえ」って言った筈なんだけれども⋯⋯。
あの発言で恐らく、雇用されたのだと思います。
主要キャラ恐るべし(2回目)。
もしかしたら、レイの立場が王子様だったのにも関係してきているのかもしれないけれど。
不幸中の幸い?なのだろうか。
いつの間にか手に入れていた"王宮使用人見習い"を使って、私はめでたく望んでもいない王宮入りを果たしたのだった。
そうしたら、使用人って忙しいんだね!
見習いですらやる事がありまくって、必死で順応しようと思って働いていたら、気が付けばあっという間に1年が経過していた。
私は13歳になったけれども、この1年間で何か進展がありましたか?と聞かれたら、何にもない!と胸を張って答えてやろうじゃないの。
王宮での仕事は生前のブラックにギリ負けるくらいには忙しかったので、慣れてやり易くなるまでは、名前だなんだと言っていられないくらいには大変だった。
朝起きるのも早ければ、夜寝るのも遅すぎる。
見習いでもこのレベルなんだから、見習い明けた使用人とかもっとハードモードでしょう?
いま心から、これ以上のことを涼しい顔でやり続けていたヒロインの事を尊敬出来る。ヒロイン凄いよ本当に。
まぁ正確にはゲーム開始まで3年早いから、ヒロインが働いていた時期と条件が全て同じって訳では無いと思うけれども。
そう言えば、王宮に入って即詰んだ事があった。
年齢も勿論の事。経験値も皆無に等しい自覚はあったので、がっつり見習い使用人スタートでも別に不服は無かった。と言うか当たり前だとすら思っていた。
けれど見習いだから上層の人が寄り付く所には入れないし、行くような仕事も無い。
だからレイに接触する事もそれどころかヴァルデにさえ、すれ違う事すら今のところ出来ていなかったりするのだ。1年合ったのに⋯⋯。
変な話。王宮で働いているのに、王宮に住んでいる人達に会う手段が無かった。
後は運良くレイに接触出来たとしても、あのパン屋のモブが私だって、レイに分からせる方法も無ければ手段も思い付いていなかった。
そもそも分かられたら分かられたで、私は一国の王子を待ち惚けさせたのだ。
王家侮辱罪とか罪状付けられて、あっさり処罰されてしまいそうな予感がする。なんせモブだからね。人権は無いに等しい。
ちなみにいま現段階で、ほんの少しも目は取得していない。取得する兆しすらない。
謎の固定名もどきと追加職業以外、他に変動したところは特に無し。見れるようになった項目も、特に無い。
ただのモブがモブ使用人に変わっただけで、未だ変わらずモブはモブなので、この1年で何が出来るようになったのかって言われたら、めちゃくちゃ洗濯と掃除の腕が上がったぐらいだ。
私の脱モブ計画は、当分達成の見込みが無いようですね。
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