12 / 18
願いが叶うならば
しおりを挟む
──ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
鎮まり返った屋敷で、ドアノブを回す音がする。恐怖から、身が竦みガタガタと震える身体。狂ったように激しく音を立てるドアノブ。それが、ピタッと止まったかと思うと……
──ドン!
乱暴に何かがぶつかる音がした。
「セリーナ……待っていろ。こんなモノすぐに壊して、お前の傍に側にソバに……逝くから」
──ドン!ドン!ドン!
ブツブツと呟くお義兄様の声。叩かれる扉に耳を塞ぎ頭を振る。ごめんなさいお義兄様……狂わせてしまってごめんなさい。
──ドッ!ガッ!ガキィッン!
鉄のぶつかる音!?えっ!嘘!ドアノブ事破壊する気だわ!
このまま此処で蹲っていても助けは来ない。自分でなんとかしなきゃ。兎に角、扉から離れて……まっ窓辺へ……バルコニーから木を蔦って外へ……。
恐怖で竦む足を引き摺り、窓へ手をかける。後方を確認する余裕なんてない。あと少し。外に……。窓を開けバルコニーに出た所で、絶句する。ああ……木を蔦うにも……こんな細い枝では、とても私の体重を支えられない。そんな……そんな……
──バキィ!ギッ……ギギ……
「……待たせたな。セリーナ」
窓を開け、呆然とする私。背後からかけられる声に絶望を覚える。
「そんな所で何をしている? 危ないからこっちにおいで」
優しい声色でそう問いかけるお義兄様。差し伸べられた手からは、ボタボタと血が滴り落ちている。それは、細やかな装飾の施された絨毯を赤く染め上げて……
月明かりの下、優しく微笑むお義兄様と流れ落ちる鮮血。その異様な光景が、絵になる程美しく歪で恐ろしい。
「セリーナ。最期だ……俺の手をとれ。お前の意思で、俺の元にくるなら、お前の心を尊重する。無理矢理暴く事も、お前の大切なモノにも手を出さない。俺には、普通の愛し方というのが……わからない……が、お前が望むなら、そう努力する。だからお願いだ……俺から逃げないで……お前まで、俺を……捨てないでくれ」
雨の中捨てられた子犬のように……私を見つめ哀願するお義兄様。その様子が私にソレを想い出させる。
─あぁ……そうだった。お義兄様は、愛を知らない。愛し方を知らないのだ。
遠縁にあたるお義兄様の家庭は、複雑だった。お義兄様の父親は、気紛れに若い女中に手をだす。女中……お義兄様の母は、当時恋人がいたが捨てられた。望まぬ関係を強いられたその女は、失意の中お義兄様を出産。精神的にも追い詰められ、無理も祟りお義兄様を残し彼女は亡くなった。そうして、本妻に疎まれながら過ごす幼少期。其処に彼の居場所なんてなかった。やがて、本妻が身篭り弟が生まれ……捨てられるようにヴィスコンティ家にきた。それが、レイズ・ヴィスコンティの過去。
ゲームの中での設定。過去持ちキャラ。ヒロインが寄り添う事で、愛を知っていくという為の設定。それがお義兄様を苦しめている。【愛し方を知らない】と張り裂けそうな声で訴えるお義兄様。【愛して欲しい】と縋るお義兄様。私は……私はそれを拒絶できるの?
推しキャラだったのだ。前世の私の……お義兄様のその真っ直ぐで歪な愛は、底沼のように深く激しい事をわたしは、知っていた。知っていたからこそ、怖くて仕方なかった。お義兄様に恋し、ヒロインに絆されていくお義兄様を見て、悪役令嬢になる私が怖かった。だから、お義兄様の全てを拒絶した。
「セリーナ……お前は、本当に俺の事が嫌いか? なんとも思っていない? 俺は、お前の為なら……お前が愛してくれるなら、なんでもするのに」
お義兄様の手が、恐る恐る私の手をとる。その指先は微かに震えていて……冷たく凍えるその手は、温もりを求めるように私に触れる。ぬるりとぬめるお義兄様の手。前世の私なら……ヒロインなら、傷付いたお義兄様を抱きしめ、お義兄様を選ぶ。でも、それでも
「ごめんなさい」
はらはらと涙が零れる。恐怖からでも懺悔からでもない。
「それでも……クラウスが好きなの」
お義兄様を選んでも、今の私では、貴方を幸せにできない。私も貴方とでは幸せになれない。共依存。抜け出せない沼に堕ちていくだけ。同情で人を愛せない。私は薄情だから。私は嘘が下手だから。寄り添えばきっと、今以上にお義兄様を傷付けてしまう。だから、
「お義兄様は、家族よ。兄妹。親愛は持てても……異性として見る事は今までも、この先もありませんわ」
そう、告げる。
顔をあげ、お義兄様の瞳を見て、その言葉が、お義兄様を深く傷付けるとわかっていながら、
「だから私は、貴方の手は選ばない」
ハッキリとそう口にした。
*****
月が雲に隠れ、光が消える。
「私は、クラウスが好きだから。お義兄様の手は選べない」
そう、お義兄様に告げた。それでお義兄様に襲われ、心を壊されるのだとしても……私は今、きちんと告げなければいけない。それが、ずっと避け続けてきたお義兄様への誠意だ。
「正直に……お義兄様が怖かった。お義兄様に惹かれるかもしれない事も……それで私が私でなくなる事も……」
悪役になりたくなかった。嫉妬に狂い、醜い感情で周りを傷付け、ヒロインを憎く思う存在になりたくなかった。攻略対象に好意を持てなかったのは、自分の事が可愛かったからだ。人を憎む事も、人から憎まれる事も怖い……曖昧な笑顔と態度で、誤魔化して……。そんな私を叱り、傍で護ってくれたのはクラウス。
「お義兄様の事は、大切な家族です。遠回りしてしまったけれど、私は貴女の大切な妹でありたい」
手遅れかもしれない。こんなにまでお義兄様を追い詰めてしまった。それでも兄妹として共にありたい。家族として。それは私の我儘だ。
「私は、家族として……貴方を愛したい」
お義兄様の傷付いた手を、そっと包む。私では、貴方の闇は癒せない。それでも、家族として愛を育みたい……だから。
「う……うう……」
月の光が消えた今、お義兄様の表情はわからない。静寂の中、お義兄様の声がその苦しみを伝えてくる。
「セリーナ……俺は……それでも」
再び射し込んだ光。月灯りに照らされたお義兄様の瞳は、大きく見開かれ……其処からぼろぼろと、大粒の泪が零れ落ちていた。
「お義兄様……」
「っ! やめろ! 今更……そんな顔で……今触れられたら、俺はまたお前を……」
涙を拭おうと伸ばした手を、弾かれる。お義兄様の拒絶。それは当然だと思った。私は彼を、無自覚にたくさん傷付けたのだから……弾かれた瞬間、身体が仰け反る。意に反して、身体はバルコニーの柵を越えて……
「……あ」
「! セッ……セリーナ!」
視界がゆっくりと横転する、目に映るのは青白く光る銀の月で……その色が、クラウスの髪と重なる。それを不覚にも綺麗だと思った。
─ああ、私、このまま死ぬのね。
悪役令嬢の結末ってどれもこれも似たようなモノばかり。
願うなら、貴方の腕の中で、終わりを迎えたかったわ。
─クラウス。
鎮まり返った屋敷で、ドアノブを回す音がする。恐怖から、身が竦みガタガタと震える身体。狂ったように激しく音を立てるドアノブ。それが、ピタッと止まったかと思うと……
──ドン!
乱暴に何かがぶつかる音がした。
「セリーナ……待っていろ。こんなモノすぐに壊して、お前の傍に側にソバに……逝くから」
──ドン!ドン!ドン!
ブツブツと呟くお義兄様の声。叩かれる扉に耳を塞ぎ頭を振る。ごめんなさいお義兄様……狂わせてしまってごめんなさい。
──ドッ!ガッ!ガキィッン!
鉄のぶつかる音!?えっ!嘘!ドアノブ事破壊する気だわ!
このまま此処で蹲っていても助けは来ない。自分でなんとかしなきゃ。兎に角、扉から離れて……まっ窓辺へ……バルコニーから木を蔦って外へ……。
恐怖で竦む足を引き摺り、窓へ手をかける。後方を確認する余裕なんてない。あと少し。外に……。窓を開けバルコニーに出た所で、絶句する。ああ……木を蔦うにも……こんな細い枝では、とても私の体重を支えられない。そんな……そんな……
──バキィ!ギッ……ギギ……
「……待たせたな。セリーナ」
窓を開け、呆然とする私。背後からかけられる声に絶望を覚える。
「そんな所で何をしている? 危ないからこっちにおいで」
優しい声色でそう問いかけるお義兄様。差し伸べられた手からは、ボタボタと血が滴り落ちている。それは、細やかな装飾の施された絨毯を赤く染め上げて……
月明かりの下、優しく微笑むお義兄様と流れ落ちる鮮血。その異様な光景が、絵になる程美しく歪で恐ろしい。
「セリーナ。最期だ……俺の手をとれ。お前の意思で、俺の元にくるなら、お前の心を尊重する。無理矢理暴く事も、お前の大切なモノにも手を出さない。俺には、普通の愛し方というのが……わからない……が、お前が望むなら、そう努力する。だからお願いだ……俺から逃げないで……お前まで、俺を……捨てないでくれ」
雨の中捨てられた子犬のように……私を見つめ哀願するお義兄様。その様子が私にソレを想い出させる。
─あぁ……そうだった。お義兄様は、愛を知らない。愛し方を知らないのだ。
遠縁にあたるお義兄様の家庭は、複雑だった。お義兄様の父親は、気紛れに若い女中に手をだす。女中……お義兄様の母は、当時恋人がいたが捨てられた。望まぬ関係を強いられたその女は、失意の中お義兄様を出産。精神的にも追い詰められ、無理も祟りお義兄様を残し彼女は亡くなった。そうして、本妻に疎まれながら過ごす幼少期。其処に彼の居場所なんてなかった。やがて、本妻が身篭り弟が生まれ……捨てられるようにヴィスコンティ家にきた。それが、レイズ・ヴィスコンティの過去。
ゲームの中での設定。過去持ちキャラ。ヒロインが寄り添う事で、愛を知っていくという為の設定。それがお義兄様を苦しめている。【愛し方を知らない】と張り裂けそうな声で訴えるお義兄様。【愛して欲しい】と縋るお義兄様。私は……私はそれを拒絶できるの?
推しキャラだったのだ。前世の私の……お義兄様のその真っ直ぐで歪な愛は、底沼のように深く激しい事をわたしは、知っていた。知っていたからこそ、怖くて仕方なかった。お義兄様に恋し、ヒロインに絆されていくお義兄様を見て、悪役令嬢になる私が怖かった。だから、お義兄様の全てを拒絶した。
「セリーナ……お前は、本当に俺の事が嫌いか? なんとも思っていない? 俺は、お前の為なら……お前が愛してくれるなら、なんでもするのに」
お義兄様の手が、恐る恐る私の手をとる。その指先は微かに震えていて……冷たく凍えるその手は、温もりを求めるように私に触れる。ぬるりとぬめるお義兄様の手。前世の私なら……ヒロインなら、傷付いたお義兄様を抱きしめ、お義兄様を選ぶ。でも、それでも
「ごめんなさい」
はらはらと涙が零れる。恐怖からでも懺悔からでもない。
「それでも……クラウスが好きなの」
お義兄様を選んでも、今の私では、貴方を幸せにできない。私も貴方とでは幸せになれない。共依存。抜け出せない沼に堕ちていくだけ。同情で人を愛せない。私は薄情だから。私は嘘が下手だから。寄り添えばきっと、今以上にお義兄様を傷付けてしまう。だから、
「お義兄様は、家族よ。兄妹。親愛は持てても……異性として見る事は今までも、この先もありませんわ」
そう、告げる。
顔をあげ、お義兄様の瞳を見て、その言葉が、お義兄様を深く傷付けるとわかっていながら、
「だから私は、貴方の手は選ばない」
ハッキリとそう口にした。
*****
月が雲に隠れ、光が消える。
「私は、クラウスが好きだから。お義兄様の手は選べない」
そう、お義兄様に告げた。それでお義兄様に襲われ、心を壊されるのだとしても……私は今、きちんと告げなければいけない。それが、ずっと避け続けてきたお義兄様への誠意だ。
「正直に……お義兄様が怖かった。お義兄様に惹かれるかもしれない事も……それで私が私でなくなる事も……」
悪役になりたくなかった。嫉妬に狂い、醜い感情で周りを傷付け、ヒロインを憎く思う存在になりたくなかった。攻略対象に好意を持てなかったのは、自分の事が可愛かったからだ。人を憎む事も、人から憎まれる事も怖い……曖昧な笑顔と態度で、誤魔化して……。そんな私を叱り、傍で護ってくれたのはクラウス。
「お義兄様の事は、大切な家族です。遠回りしてしまったけれど、私は貴女の大切な妹でありたい」
手遅れかもしれない。こんなにまでお義兄様を追い詰めてしまった。それでも兄妹として共にありたい。家族として。それは私の我儘だ。
「私は、家族として……貴方を愛したい」
お義兄様の傷付いた手を、そっと包む。私では、貴方の闇は癒せない。それでも、家族として愛を育みたい……だから。
「う……うう……」
月の光が消えた今、お義兄様の表情はわからない。静寂の中、お義兄様の声がその苦しみを伝えてくる。
「セリーナ……俺は……それでも」
再び射し込んだ光。月灯りに照らされたお義兄様の瞳は、大きく見開かれ……其処からぼろぼろと、大粒の泪が零れ落ちていた。
「お義兄様……」
「っ! やめろ! 今更……そんな顔で……今触れられたら、俺はまたお前を……」
涙を拭おうと伸ばした手を、弾かれる。お義兄様の拒絶。それは当然だと思った。私は彼を、無自覚にたくさん傷付けたのだから……弾かれた瞬間、身体が仰け反る。意に反して、身体はバルコニーの柵を越えて……
「……あ」
「! セッ……セリーナ!」
視界がゆっくりと横転する、目に映るのは青白く光る銀の月で……その色が、クラウスの髪と重なる。それを不覚にも綺麗だと思った。
─ああ、私、このまま死ぬのね。
悪役令嬢の結末ってどれもこれも似たようなモノばかり。
願うなら、貴方の腕の中で、終わりを迎えたかったわ。
─クラウス。
1
お気に入りに追加
1,528
あなたにおすすめの小説

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

小説主人公の悪役令嬢の姉に転生しました
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
第一王子と妹が並んでいる姿を見て前世を思い出したリリーナ。
ここは小説の世界だ。
乙女ゲームの悪役令嬢が主役で、悪役にならず幸せを掴む、そんな内容の話で私はその主人公の姉。しかもゲーム内で妹が悪役令嬢になってしまう原因の1つが姉である私だったはず。
とはいえ私は所謂モブ。
この世界のルールから逸脱しないように無難に生きていこうと決意するも、なぜか第一王子に執着されている。
そういえば、元々姉の婚約者を奪っていたとか設定されていたような…?

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?

変な転入生が現れましたので色々ご指摘さしあげたら、悪役令嬢呼ばわりされましたわ
奏音 美都
恋愛
上流階級の貴族子息や令嬢が通うロイヤル学院に、庶民階級からの特待生が転入してきましたの。
スチュワートやロナルド、アリアにジョセフィーンといった名前が並ぶ中……ハルコだなんて、おかしな

悪役令嬢の生産ライフ
星宮歌
恋愛
コツコツとレベルを上げて、生産していくゲームが好きなしがない女子大生、田中雪は、その日、妹に頼まれて手に入れたゲームを片手に通り魔に刺される。
女神『はい、あなた、転生ね』
雪『へっ?』
これは、生産ゲームの世界に転生したかった雪が、別のゲーム世界に転生して、コツコツと生産するお話である。
雪『世界観が壊れる? 知ったこっちゃないわっ!』
無事に完結しました!
続編は『悪役令嬢の神様ライフ』です。
よければ、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

ヤンデレお兄様に殺されたくないので、ブラコンやめます!(長編版)
夕立悠理
恋愛
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せっかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※小説になろうさまでも掲載しています
※以前連載していたやつの長編版です
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる