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サイラスとは"可愛い"が共有できません!?
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「バイバーイ!また遊ぼうねー!」
ブンブンと大きく手を振り、クレイブさん親子を見送る。
ジョシュア君も後ろを振り返り、私に満面の笑みで手を振ってくれた。
ジョシュア君の妹のミアちゃんは、クレイブさんに抱っこされてスヤスヤと気持ち良さそうに寝ている。
今日は、ジョシュア君とミアちゃんが遊びに来てくれて、私の部屋で遊んだのだ。
ミアちゃんは、最初人見知りをしてジョシュア君の背中にピタッとくっ付いていたんだけど、徐々に慣れてくれたみたいで、途中からは私にとっても懐いてくれた。メチャクチャ可愛い。
こっちに来てからお友達と遊ぶなんてことが全然無かったから、久しぶりに思い切り遊べて楽しかった。
ミアちゃんが遊び疲れて、途中で寝ちゃったから予定していた時間より、ちょっと早めにお開きになったんだけど。
ミアちゃんが眠くなり始めた時に、モゾモゾと私の膝の上に乗っかるとウトウトしだして……ミアちゃんのその可愛さに、悶え死ぬかと思うくらいキュンキュンしてしまいましたよ。
眠気と戦っているのか,ミアちゃんが私のお腹に頭をグリグリと擦り付けてきた。
その可愛さにニヤけながらミアちゃんの頭をヨシヨシと撫でていると、何やら視線を感じて顔を上げる。
視線の主はジョシュア君で、頬を赤く染めながら私とミアちゃんをジッと見つめていた。
「……羨ましいなぁ」
「え~?ジョシュア君はいつもミアちゃんと一緒なんだから、今くらい私がミアちゃんを愛でてもいいじゃん。まあ、これだけ可愛かったら独占したくなっちゃう気持ちも分かるけどさ。」
「…………そっちじゃないよ。」
抗議の声を上げる私にジョシュア君は苦笑しながら、私の手を取り甲にチュッとキスをした。
突然のことに目を丸くしていたら、ジョシュア君は男の子とは思えないくらい、とびきり可愛い笑顔で私を見つめてくるではないか。
「今度は僕にも膝枕でヨシヨシしてね?」
「えっ!?は、はいっ!!」
こんな可愛い子に、コテンと首を傾げてお願いされてしまえば、頷くしかないでしょ!
……なにこの兄妹……私をキュン死にさせるつもりですか?
その様子を見守っていたエマさんが、ジョシュア君付きの侍女に指示を出していたみたいで、ミアちゃんがスゥスゥと寝息を立て始めた頃に丁度タイミングよくクレイブさんがお迎えに来てくれた。
本当にエマさんは仕事の出来るカッコイイ女性だ。
「約束だよー!」と、何度もそう言って帰って行くジョシュア君達を見送ってから、私はサイラスの部屋へと足を進める。
「サイラス様の所へ行かれるのですか?」
「うん。さっきはちょっと言い過ぎちゃったから、謝ろうと思って。」
何回も部屋を覗きに来るサイラスに、ミアちゃんが人見知りを発動して凄く怖がってたから、ついキツく言って追い出しちゃったんだよね。
ちゃんと謝らないと。
手を繋いで一緒に歩いているエマさんを見上げると、エマさんはなんとも複雑そうな表情をしていた。
「先程の……ジョシュア様とのやり取りは,サイラス様にご報告なさらない方がいいと思います。」
「え?なんで?兄弟揃って私に甘えてくれちゃうとか、メチャクチャ可愛くない?私ってば,2人が可愛過ぎてキュン死にするかと思ったもん!この"可愛い"を誰かと共有したいんだよね!」
私が興奮しながら言っているのを、エマさんは残念な子を見るような目で見てきた。
「…………残念ながら、サイラス様とは共有出来ないと思います。」
「え~、なんで?あんなに可愛いんだよ?」
私が必死にアピールするも、エマさんは苦笑しつつ首を横に振るだけだった。
「サイラス様がこれ以上拗ねてしまわれると、後々ユーカ様が大変に……」
「はい!サイラスには言いません!」
私はビシッ!と手を挙げ、食い気味に答えた。
拗ねているサイラスは、正直言って面倒くさいんだよね。
ただでさえ、さっきサイラスが覗きに来たのを追い出しちゃったんだから……もう、これ以上サイラスの機嫌を損ねるワケにはいかない。
エマさんに言われた通り、下手に喋らず、黙っていよう。
サイラスの部屋の前に着いたら、丁度メイソンさんが部屋から出てくるところだった。
「おや、ユーカ。もうクレイブの子供達は帰ったのですか?思っていたよりも早いですね?」
「うん、ミアちゃんが寝ちゃったから。サイラスは部屋にいますか?」
メイソンさんに答えながら部屋の様子を窺おうとすると、中からバタバタバタと走る音が聞こえて、メイソンさんの脇から、ガバッとサイラスが顔を出した。
「やっぱりユーカの声だった!なになに?俺に会いに来てくれたの?」
「うん。」
メチャクチャ嬉しそうなサイラスに、私まで嬉しくなって、謝るより先に思わず抱きついてしまった。
サイラスも、そんな私を軽々と抱き上げてギューッとしてくれる。
「楽しかった?」
「うん!とっても楽しかったよ!それでね、あのね、さっきはせっかく心配して来てくれたのに、追い出すみたいなこと言って本当にごめんなさい。」
サイラスに抱き上げられたまま、ペコリと頭を下げて謝ると、サイラスは眉尻を下げてニッコリ微笑んだ。
「ううん。俺の方こそ、何回も覗いて邪魔しちゃったよね。ゴメン。」
お互いに謝って、「これで仲直りだね」と、クスクスと笑い合う。
「今日は何をして遊んだの?」
「えーっとねぇ、お絵描きしたり、ミアちゃんに絵本を読んであげたり、色々したの!ミアちゃん、とっても可愛かったんだよ!」
「そう。良かったね。ーーところで、クレイブの息子には何もされてないよね?」
私の話しをニコニコと微笑んで聞いてくれていたサイラスが、ふいにジョシュア君のことを聞いてきたので、一瞬ギクリとしてしまった。
「いやだなぁ、何もされてないよー。」
えへへ、と笑う私を見つめながら、サイラスの目がスッと細くなる。
ほんの一瞬、ギクリとしただけなのに、サイラスにはバレてしまったようだ。
「…………本当に?」
「ほ、本当だよ!」
内心ドキドキしつつニッコリ笑う私を、ふ~ん、と言って見つめるサイラスの目が、段々と怖くなっている気がする。
「エマ。本当に何もなかった?」
「はい。何もございませんでした。」
私を見据えたまま、サイラスがエマさんに確認する。
サイラスの低い声に動じることなく、エマさんはサラリと答えた。
そんなエマさんを一瞥すると、サイラスは目を細め、再び私をジッと見つめた。
「……まあ、いいや。これからユーカがクレイブの息子と会う時は、絶対に俺も一緒に会うから。……いいよね?ユーカ。」
「も、もちろんだよ~……」
ーー圧が……圧がスゴイですよ、サイラスさんや。
それって、もう、決定事項ですよね?
「よかった」
そう言って笑うサイラスは、とっても嬉しそうで。
サイラスが嬉しいんなら、まぁいっかーって思っちゃった私も、サイラスにつられてニコニコしてしまう。
ーーそんな私を、エマさんが再び残念な子を見るような目で見つめていたことを、私は知らない。
ブンブンと大きく手を振り、クレイブさん親子を見送る。
ジョシュア君も後ろを振り返り、私に満面の笑みで手を振ってくれた。
ジョシュア君の妹のミアちゃんは、クレイブさんに抱っこされてスヤスヤと気持ち良さそうに寝ている。
今日は、ジョシュア君とミアちゃんが遊びに来てくれて、私の部屋で遊んだのだ。
ミアちゃんは、最初人見知りをしてジョシュア君の背中にピタッとくっ付いていたんだけど、徐々に慣れてくれたみたいで、途中からは私にとっても懐いてくれた。メチャクチャ可愛い。
こっちに来てからお友達と遊ぶなんてことが全然無かったから、久しぶりに思い切り遊べて楽しかった。
ミアちゃんが遊び疲れて、途中で寝ちゃったから予定していた時間より、ちょっと早めにお開きになったんだけど。
ミアちゃんが眠くなり始めた時に、モゾモゾと私の膝の上に乗っかるとウトウトしだして……ミアちゃんのその可愛さに、悶え死ぬかと思うくらいキュンキュンしてしまいましたよ。
眠気と戦っているのか,ミアちゃんが私のお腹に頭をグリグリと擦り付けてきた。
その可愛さにニヤけながらミアちゃんの頭をヨシヨシと撫でていると、何やら視線を感じて顔を上げる。
視線の主はジョシュア君で、頬を赤く染めながら私とミアちゃんをジッと見つめていた。
「……羨ましいなぁ」
「え~?ジョシュア君はいつもミアちゃんと一緒なんだから、今くらい私がミアちゃんを愛でてもいいじゃん。まあ、これだけ可愛かったら独占したくなっちゃう気持ちも分かるけどさ。」
「…………そっちじゃないよ。」
抗議の声を上げる私にジョシュア君は苦笑しながら、私の手を取り甲にチュッとキスをした。
突然のことに目を丸くしていたら、ジョシュア君は男の子とは思えないくらい、とびきり可愛い笑顔で私を見つめてくるではないか。
「今度は僕にも膝枕でヨシヨシしてね?」
「えっ!?は、はいっ!!」
こんな可愛い子に、コテンと首を傾げてお願いされてしまえば、頷くしかないでしょ!
……なにこの兄妹……私をキュン死にさせるつもりですか?
その様子を見守っていたエマさんが、ジョシュア君付きの侍女に指示を出していたみたいで、ミアちゃんがスゥスゥと寝息を立て始めた頃に丁度タイミングよくクレイブさんがお迎えに来てくれた。
本当にエマさんは仕事の出来るカッコイイ女性だ。
「約束だよー!」と、何度もそう言って帰って行くジョシュア君達を見送ってから、私はサイラスの部屋へと足を進める。
「サイラス様の所へ行かれるのですか?」
「うん。さっきはちょっと言い過ぎちゃったから、謝ろうと思って。」
何回も部屋を覗きに来るサイラスに、ミアちゃんが人見知りを発動して凄く怖がってたから、ついキツく言って追い出しちゃったんだよね。
ちゃんと謝らないと。
手を繋いで一緒に歩いているエマさんを見上げると、エマさんはなんとも複雑そうな表情をしていた。
「先程の……ジョシュア様とのやり取りは,サイラス様にご報告なさらない方がいいと思います。」
「え?なんで?兄弟揃って私に甘えてくれちゃうとか、メチャクチャ可愛くない?私ってば,2人が可愛過ぎてキュン死にするかと思ったもん!この"可愛い"を誰かと共有したいんだよね!」
私が興奮しながら言っているのを、エマさんは残念な子を見るような目で見てきた。
「…………残念ながら、サイラス様とは共有出来ないと思います。」
「え~、なんで?あんなに可愛いんだよ?」
私が必死にアピールするも、エマさんは苦笑しつつ首を横に振るだけだった。
「サイラス様がこれ以上拗ねてしまわれると、後々ユーカ様が大変に……」
「はい!サイラスには言いません!」
私はビシッ!と手を挙げ、食い気味に答えた。
拗ねているサイラスは、正直言って面倒くさいんだよね。
ただでさえ、さっきサイラスが覗きに来たのを追い出しちゃったんだから……もう、これ以上サイラスの機嫌を損ねるワケにはいかない。
エマさんに言われた通り、下手に喋らず、黙っていよう。
サイラスの部屋の前に着いたら、丁度メイソンさんが部屋から出てくるところだった。
「おや、ユーカ。もうクレイブの子供達は帰ったのですか?思っていたよりも早いですね?」
「うん、ミアちゃんが寝ちゃったから。サイラスは部屋にいますか?」
メイソンさんに答えながら部屋の様子を窺おうとすると、中からバタバタバタと走る音が聞こえて、メイソンさんの脇から、ガバッとサイラスが顔を出した。
「やっぱりユーカの声だった!なになに?俺に会いに来てくれたの?」
「うん。」
メチャクチャ嬉しそうなサイラスに、私まで嬉しくなって、謝るより先に思わず抱きついてしまった。
サイラスも、そんな私を軽々と抱き上げてギューッとしてくれる。
「楽しかった?」
「うん!とっても楽しかったよ!それでね、あのね、さっきはせっかく心配して来てくれたのに、追い出すみたいなこと言って本当にごめんなさい。」
サイラスに抱き上げられたまま、ペコリと頭を下げて謝ると、サイラスは眉尻を下げてニッコリ微笑んだ。
「ううん。俺の方こそ、何回も覗いて邪魔しちゃったよね。ゴメン。」
お互いに謝って、「これで仲直りだね」と、クスクスと笑い合う。
「今日は何をして遊んだの?」
「えーっとねぇ、お絵描きしたり、ミアちゃんに絵本を読んであげたり、色々したの!ミアちゃん、とっても可愛かったんだよ!」
「そう。良かったね。ーーところで、クレイブの息子には何もされてないよね?」
私の話しをニコニコと微笑んで聞いてくれていたサイラスが、ふいにジョシュア君のことを聞いてきたので、一瞬ギクリとしてしまった。
「いやだなぁ、何もされてないよー。」
えへへ、と笑う私を見つめながら、サイラスの目がスッと細くなる。
ほんの一瞬、ギクリとしただけなのに、サイラスにはバレてしまったようだ。
「…………本当に?」
「ほ、本当だよ!」
内心ドキドキしつつニッコリ笑う私を、ふ~ん、と言って見つめるサイラスの目が、段々と怖くなっている気がする。
「エマ。本当に何もなかった?」
「はい。何もございませんでした。」
私を見据えたまま、サイラスがエマさんに確認する。
サイラスの低い声に動じることなく、エマさんはサラリと答えた。
そんなエマさんを一瞥すると、サイラスは目を細め、再び私をジッと見つめた。
「……まあ、いいや。これからユーカがクレイブの息子と会う時は、絶対に俺も一緒に会うから。……いいよね?ユーカ。」
「も、もちろんだよ~……」
ーー圧が……圧がスゴイですよ、サイラスさんや。
それって、もう、決定事項ですよね?
「よかった」
そう言って笑うサイラスは、とっても嬉しそうで。
サイラスが嬉しいんなら、まぁいっかーって思っちゃった私も、サイラスにつられてニコニコしてしまう。
ーーそんな私を、エマさんが再び残念な子を見るような目で見つめていたことを、私は知らない。
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