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試練の時 〜フレイ〜
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「フレイ、久しぶりだな。」
城内を歩いているところへ、後ろから声をかけられる。
振り向けば、中庭を横切ってこちらに近づいて来る2人の男がいた。
「カール隊長。ダナン副隊長。」
よっ!と、片手を上げ気さくな感じで近寄って来るこの姿だけを見れば、2人とも王国騎士団の隊長と副隊長とは思えないフレンドリーさだ。
まあ、私が小さい頃からの顔見知りだということもあるだろうが、2人の親しみやすい人柄もその一因だろう。
ダナン副隊長が私の肩に腕を回し、顔を近づけてニカッと笑うと腰を小突いてきた。
「お前、婚約したんだって?俺達より先に結婚するなんて許せないなぁ。」
「何言ってるんです?私はもう20歳ですよ。これでも遅い方じゃないですか。貴方達が結婚するのを待っていたら、一生独身のままです。」
ニッコリ笑って嫌味を言えば、2人は肩を竦めてお互いに目を合わせる。
この国の成人は16歳。皆、成人前には婚約し、成人したら1~2年の間に大体結婚するというのが一般的だった。
うちは政略結婚を推奨しない派だから、親が強制的な婚約をさせなかった。
私も3歳年下のコーディア嬢と出会うまでは、結婚なんてまだまだ先かな、なんて思っていたし、それでいいとも思っていた。
でも、花咲くように可憐に笑うコーディア嬢に一目惚れし、優しく、おっとりとした中身に恋をしてしまえば、そんな考えは一瞬で吹き飛んだ。
コーディア嬢に猛アタックをしてプロポーズを成功させれば、結婚まではすんなり決まった。
「とにかくおめでとう。結婚式は半年後だって?未来の宰相様の結婚だからね、騎士団総出で祝わせてもらうよ。」
カールさんが私の肩をポンポンと叩きながら祝福してくれる。
「アヤナには連絡取れたのか?将来のお義兄様の結婚式なんだ、勿論出席するんだろ?2年振りにアヤナに会えるのか~。」
「楽しみだね。早くアヤナに会いたいな。待ち遠しいよ。」
そうだ。私だってそう思っていた。
昨日までは。
「……コトネオールには、結婚が決まって直ぐに知らせを出しました。けれど、昨日届いた返事では……。」
私は、届いた返信内容を思い出し眉を顰める。
「まさか……戻って来れないのか?」
「はあ?そんな訳ないだろ。なあ?」
カール隊長は驚いて目を見開き、ダナン副隊長は訝し気に声を荒げた。
ーー結果を言えば、アヤナは戻って来ない。
パルラ姫の結婚がコトネオール国内で同時期に決まり、そちらに出席させるとの書面が、昨日届いたのだ。
因みに、こちら側からパルラ姫の結婚式参列はしなくていいとの書面も同封されていた。
「……それはどうにもタイミングが良過ぎるね。」
「アヤナを帰す気がないのは明らかだな。………….今日、一段とリスターの機嫌が悪いのは、これが原因か。」
……リスターはアヤナの事になると感情の抑えが効かなくなる。
幼少期からリスターはニコニコと微笑みを絶やさない子だった。何処にいても、何をしても、誰に対しても態度が変わらない。いつも微笑んでいて、穏やかな子だった。
……そう、いつも微笑んでいるから、感情が表に出ないのだ。
周りは、何でも卒なくこなし穏やかなリスターを、流石は宰相の子だ、私の弟だと言って褒め称えた。
けれど、それがリスターにとっては賛辞などで無く、プレッシャーにしかならない事を私は知っている。
私も侯爵家の跡取りとして、宰相の長男として生まれ、周りからのプレッシャーは相当なものだ。
幸いな事に、私の勉学や運動の才は他の人よりも優れていたらしく、優秀な成績を修める事が出来た。
……決して自慢などではない。
リスターには、侯爵家、宰相の息子としての重圧に、兄という私の存在がプラスされている。
私よりも繊細な心の持ち主のリスターが、微笑みという鎧をつけて周囲から自分の身を守ろうとするのを、私には理解できた。
そのリスターが、ある日、叔父上の屋敷から帰って来ると、顔を真っ赤にし興奮した様子で私にまくしたてるという事件が起きる。
私達家族にとって、リスターの興奮した姿を見る事は、まさに事件と言ってもいいくらいのものだったのだ。
アヤナに出会った日から、リスターは変わった。
周囲の人達からすれば、どこが変わったのかと思うかもしれないけれど。
リスターが微笑みを絶やさないのは通常通りだったが、足繁く叔父上の屋敷へ通い、アヤナに会いに行った。
そして、私達家族に、その日のアヤナがいかに可愛かったかを頬を染めて力説する。
それがリスターの日常になる程に、リスターはアヤナの虜になったのだ。
出会ってすぐアヤナの可愛さに一目惚れし、侯爵家とか宰相の息子とか関係なくリスターのことを好きだと言って慕ってくれるアヤナに、また恋に落ちた。
リスターは微笑むだけでなく、心の底から笑い、泣き、怒るようになったと思う。
全部、アヤナ絡みでだけどね。
そのアヤナが2年前、半ば強制的にコトネオールへ旅立ってしまった。
アヤナが旅立つまでの間、私の知る限り、リスターの表情筋はとてもよく働いていたと思う。
リスターは、アヤナと一緒に泣き、アヤナを怒り、アヤナと声を出して笑い合っていた。
ーーそして、アヤナがいなくなった日から、表情豊かだったリスターもまたいなくなったのだった。
城内を歩いているところへ、後ろから声をかけられる。
振り向けば、中庭を横切ってこちらに近づいて来る2人の男がいた。
「カール隊長。ダナン副隊長。」
よっ!と、片手を上げ気さくな感じで近寄って来るこの姿だけを見れば、2人とも王国騎士団の隊長と副隊長とは思えないフレンドリーさだ。
まあ、私が小さい頃からの顔見知りだということもあるだろうが、2人の親しみやすい人柄もその一因だろう。
ダナン副隊長が私の肩に腕を回し、顔を近づけてニカッと笑うと腰を小突いてきた。
「お前、婚約したんだって?俺達より先に結婚するなんて許せないなぁ。」
「何言ってるんです?私はもう20歳ですよ。これでも遅い方じゃないですか。貴方達が結婚するのを待っていたら、一生独身のままです。」
ニッコリ笑って嫌味を言えば、2人は肩を竦めてお互いに目を合わせる。
この国の成人は16歳。皆、成人前には婚約し、成人したら1~2年の間に大体結婚するというのが一般的だった。
うちは政略結婚を推奨しない派だから、親が強制的な婚約をさせなかった。
私も3歳年下のコーディア嬢と出会うまでは、結婚なんてまだまだ先かな、なんて思っていたし、それでいいとも思っていた。
でも、花咲くように可憐に笑うコーディア嬢に一目惚れし、優しく、おっとりとした中身に恋をしてしまえば、そんな考えは一瞬で吹き飛んだ。
コーディア嬢に猛アタックをしてプロポーズを成功させれば、結婚まではすんなり決まった。
「とにかくおめでとう。結婚式は半年後だって?未来の宰相様の結婚だからね、騎士団総出で祝わせてもらうよ。」
カールさんが私の肩をポンポンと叩きながら祝福してくれる。
「アヤナには連絡取れたのか?将来のお義兄様の結婚式なんだ、勿論出席するんだろ?2年振りにアヤナに会えるのか~。」
「楽しみだね。早くアヤナに会いたいな。待ち遠しいよ。」
そうだ。私だってそう思っていた。
昨日までは。
「……コトネオールには、結婚が決まって直ぐに知らせを出しました。けれど、昨日届いた返事では……。」
私は、届いた返信内容を思い出し眉を顰める。
「まさか……戻って来れないのか?」
「はあ?そんな訳ないだろ。なあ?」
カール隊長は驚いて目を見開き、ダナン副隊長は訝し気に声を荒げた。
ーー結果を言えば、アヤナは戻って来ない。
パルラ姫の結婚がコトネオール国内で同時期に決まり、そちらに出席させるとの書面が、昨日届いたのだ。
因みに、こちら側からパルラ姫の結婚式参列はしなくていいとの書面も同封されていた。
「……それはどうにもタイミングが良過ぎるね。」
「アヤナを帰す気がないのは明らかだな。………….今日、一段とリスターの機嫌が悪いのは、これが原因か。」
……リスターはアヤナの事になると感情の抑えが効かなくなる。
幼少期からリスターはニコニコと微笑みを絶やさない子だった。何処にいても、何をしても、誰に対しても態度が変わらない。いつも微笑んでいて、穏やかな子だった。
……そう、いつも微笑んでいるから、感情が表に出ないのだ。
周りは、何でも卒なくこなし穏やかなリスターを、流石は宰相の子だ、私の弟だと言って褒め称えた。
けれど、それがリスターにとっては賛辞などで無く、プレッシャーにしかならない事を私は知っている。
私も侯爵家の跡取りとして、宰相の長男として生まれ、周りからのプレッシャーは相当なものだ。
幸いな事に、私の勉学や運動の才は他の人よりも優れていたらしく、優秀な成績を修める事が出来た。
……決して自慢などではない。
リスターには、侯爵家、宰相の息子としての重圧に、兄という私の存在がプラスされている。
私よりも繊細な心の持ち主のリスターが、微笑みという鎧をつけて周囲から自分の身を守ろうとするのを、私には理解できた。
そのリスターが、ある日、叔父上の屋敷から帰って来ると、顔を真っ赤にし興奮した様子で私にまくしたてるという事件が起きる。
私達家族にとって、リスターの興奮した姿を見る事は、まさに事件と言ってもいいくらいのものだったのだ。
アヤナに出会った日から、リスターは変わった。
周囲の人達からすれば、どこが変わったのかと思うかもしれないけれど。
リスターが微笑みを絶やさないのは通常通りだったが、足繁く叔父上の屋敷へ通い、アヤナに会いに行った。
そして、私達家族に、その日のアヤナがいかに可愛かったかを頬を染めて力説する。
それがリスターの日常になる程に、リスターはアヤナの虜になったのだ。
出会ってすぐアヤナの可愛さに一目惚れし、侯爵家とか宰相の息子とか関係なくリスターのことを好きだと言って慕ってくれるアヤナに、また恋に落ちた。
リスターは微笑むだけでなく、心の底から笑い、泣き、怒るようになったと思う。
全部、アヤナ絡みでだけどね。
そのアヤナが2年前、半ば強制的にコトネオールへ旅立ってしまった。
アヤナが旅立つまでの間、私の知る限り、リスターの表情筋はとてもよく働いていたと思う。
リスターは、アヤナと一緒に泣き、アヤナを怒り、アヤナと声を出して笑い合っていた。
ーーそして、アヤナがいなくなった日から、表情豊かだったリスターもまたいなくなったのだった。
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