29 / 119
1 始まり
村へと進む2
しおりを挟む
「キョーナは自分のステータスを見たことあるのか?」
キョーナのステータス画面を見ながら聞くと、小さく首を横に振った。
「じゃあ見方から教えるよ。名前は読めるか? 名前のその下のレベルが今のキョーナの強さ、職業はまだ空欄だからレベルは一だな。これを魔法使いにする。あ、今からやるのは」
「文字は読めるよ。そしてこれは秘密なんでしょ。わかってるもん。ジュンの行動は内緒が多すぎだよ」
呆れたように、キョーナが突っ込みを入れてくる。
「魔法使いを選択っと。お、キョーナ水属性スキル持ってるんだ。生活魔法も使えそうだな」
「持ってるって、なんで?」
キョーナが不思議そうに聞いてくる。そりゃ疑問に思って当然だ。スキルは自分で取得しないといけない、というのはこの世界の常識だ。運がよければ先天的に持っている人もいるけれど、そんなの稀だ。
「なんで? 先天的に持ってる奴がいるんだよ。俺は火属性もってたぞ。スキルを取るにはポイントが必要になるんだよ。最初から持ってるって、運がいいな」
俺が昨日取ったというのはバレていないと思うけど、ちょっと不自然過ぎるかな。まあ、珍しいけどゼロじゃないからいいことにしよう。
「じゃあ、魔法使えるってこと?」
「んー。昨日やった魔力循環を思い出しながら、俺が言う通り詠唱してみて、《我は望む、我の身体、身に付けているものの不浄を取り除け、クリーン》」
「我は望む、我の身体身に付けているものの不浄を取り除け、クリーン」
キョーナの詠唱の後、仄かな光がキョーナの全身を覆い一瞬で消えた。やっぱりキョーナは筋が良い。自分でスキルを取得しても上手く出来ない奴は出来ないのだ。
「出来た?」
「上出来。今のは汚れを落とす魔法。対象物を変えれば他人を浄化することも出来る。水を出す魔法は後で教えるよ」
「うん。凄い魔法が使えた」
嬉しそうな小さな声が聞こえた。顔を見たら今朝、芋餅もどきを食べた時みたいな幸せそうな顔をしてるんだろう。
「生活魔法は使える人も居ただろ?」
攻撃魔法は使えなくても、生活魔法だけは使えるという人は居る。ただし、使える回数は本人が持ってるって魔力の量に左右されるけど。
「居たのかな。見たことないけど」
「そっか、あ。忘れてた。ここの体力がキョーナの生命力、魔力は魔法が使える量。強い魔法は消費する魔力の量が増える。昨日の珠の中の羽を回すとか、さっきの浄化とかの生活魔法はだいたい1から3位の魔力を使う。キョーナの今の魔力は150だな、これはレベルが上がれば増えるし、ポイントを使って増やすことも出来る」
「ポイントって」
「ポイントや経験値は魔物を狩ったり能力を使ったりすると取得出来る。これを使ってスキルを取ったり能力を上げたりするんだ。スキルは使えば使うほどレベルが上がるけど、ポイントで意図的に上げることも出来るんだ」
説明下手な俺の話をキョーナは、うんうんと頷きながら聞いている。昨日に比べて馬のスピードはゆっくりだから、会話をすることは支障がないから助かった。これなら村についてギルドに登録する前準備として、色々教える事が出来そうだ。
「スキルは魔法使いだと属性の取得、魔法の取得なんかに使える。キョーナの年ならウォーターボール位持ってたら上等かな」
「ウォーターボールは、ご飯作る時にお水出してた奴?」
「あれは生活魔法。後で休憩の時に教えるよ」
「うん」
「とりあえずウォーターボールを取得するよ。いいかな」
「お願いします」
キョーナが頷いたのを確認し、スキル付与でウォーターボールをキョーナに付与する。
「これで何十回か使うと、スキルのポイントが貯まってウォーターボールのレベルが上がる。今はウォーターボールはレベル1だろ。使えば使うほどこれのレベルが上がるんだ」
今のキョーナのスキルはこんな感じだ。昨日こっそり底上げしておいたから、今から追加で能力値を上げても無理矢理上げまくったという感じにはならない筈だ。
ちなみに、俺のスキルは能力値全部∞になっているし、スキルも持ってるスキルが多過ぎて表示エラーになってるから見てもしょうがない。
名前:キョーナ
職業:魔法使いレベル1
体力:110/110
魔力:150/151
所持金:銀貨3、小銀貨15、銅貨34
取得スキル/生活魔法(浄化、水、火、灯り)水属性(ウォーターボール レベル1)
STR:50
VIT:34
DEX:88
AGI:70
INT:125
SPI:97
LUC:180
CHA:95
「これから能力値とレベルを上げるから。いいかな」
「お願いします」
とりあえず、参考にテリーのステータスを見ることにする。
名前:テリー
職業:冒険者C級 魔法使いレベル15
体力:300/300
魔力:200/205
取得スキル/生活魔法(浄化、水、火、灯り)水属性(ウォーターボール レベル8)風属性(エアカッター レベル9)火属性(ファイヤーボールレベル10)補助魔法(スリプル レベル1、ディフェンス レベル5、解体、カプセル、料理補助)
STR:110
VIT:100
DEX:205
AGI:170
INT:150
SPI:97
LUC:90
CHA:34
キョーナの年だと魔法使いレベルは8前後あれば優秀だけど、そこまで高いのも問題かな。ポイント付与にスキル付与を使いまくり、キョーナのスキルと能力値を上げていく。属性はポイントじゃないと取得できないけど、それに準ずる魔法はスキル付与で取得させられる。
なんか、テリーの能力低い様な気がする。これを参考にするのは微妙な気もするけど、まあいいか。
ギルドに登録する時に怪しまれない程度にするだけで、登録後はどんどんレベル上げする予定だし。
名前:キョーナ
職業:魔法使いレベル5
体力:110/121
魔力:150/151
取得スキル/生活魔法(浄化、水、火、灯り)水属性(ウォーターボール レベル5)雷属性(ライトニング レベル3)補助魔法(解体、カプセル)
STR:80
VIT:76
DEX:143
AGI:74
INT:189
SPI:97
LUC:180
CHA:95
こんなもんかな。これで残りのポイントは8。
レベル5ならポイントありすぎも良くないし。
「これで完成。キョーナ珠出して羽を回してみな」
「うん」
器用値を上げたから魔力循環もスムーズに出来る様になってる筈だ。
「あ、凄い昨日より上手く回せるよ」
「よしよし。じゃあ、キョーナが持ってる魔法スキルを教えるから声に出さずに暗記するんだ」
「はい」
「最初はカプセル化だ」
「カプセル化、はい」
間違って魔法を発動しないように、キョーナの魔力を封じ込めながら一つ一つ魔法を教えていく。
自分で取得したスキルの場合は、取得した時点で魔法の詠唱とかも一緒に覚えるのだけど、スキル付与で取得した場合は自力で詠唱を暗記しないといけないのが面倒だ。
自転車を買って与えただけじゃ乗れる様にはならない。練習が必要ってことだ。
「覚えた」
「よし、じゃあ忘れないように頭のなかで繰り返し唱えてるんだ。使うときボロを出さないようにな」
「はい」
「キョーナの杖は鞄に入れておくよ。俺のお古だけど」
「ジュンが使ってる杖?」
「俺が魔法使い成り立ての頃に使ってた奴。キョーナが魔法を使いこなせる様になったらもっと良いの買ってやるから」
「十分だよ、ありがとう。大事に使うね」
無限収納から、キョーナの鞄に杖を一本移す。
昔の俺が、魔法使い成り立ての頃に使ってた杖だ。
桧で出来た細身の杖だ。俺が今持ってる樫の杖と同レベル。初心者よりちょい上位のランクの杖だ。
あの当時はこれでも高かったんだよな。
レベルが上がれば杖が無くてもいいけど、初心者は杖があった方が、上手く魔法が発動するから無理しても良いものを使った方がいい。
「そうだな、馬を繋いでおく杭の代わりにするのは止めたほうがいいと思うよ」
「そんなことしないもん」
キョーナをちょっとからかいながら、のんびりと馬を進めた。
まだ昼時を少し過ぎたばかり、村に着くのはまだまだ先になりそうだった。
キョーナのステータス画面を見ながら聞くと、小さく首を横に振った。
「じゃあ見方から教えるよ。名前は読めるか? 名前のその下のレベルが今のキョーナの強さ、職業はまだ空欄だからレベルは一だな。これを魔法使いにする。あ、今からやるのは」
「文字は読めるよ。そしてこれは秘密なんでしょ。わかってるもん。ジュンの行動は内緒が多すぎだよ」
呆れたように、キョーナが突っ込みを入れてくる。
「魔法使いを選択っと。お、キョーナ水属性スキル持ってるんだ。生活魔法も使えそうだな」
「持ってるって、なんで?」
キョーナが不思議そうに聞いてくる。そりゃ疑問に思って当然だ。スキルは自分で取得しないといけない、というのはこの世界の常識だ。運がよければ先天的に持っている人もいるけれど、そんなの稀だ。
「なんで? 先天的に持ってる奴がいるんだよ。俺は火属性もってたぞ。スキルを取るにはポイントが必要になるんだよ。最初から持ってるって、運がいいな」
俺が昨日取ったというのはバレていないと思うけど、ちょっと不自然過ぎるかな。まあ、珍しいけどゼロじゃないからいいことにしよう。
「じゃあ、魔法使えるってこと?」
「んー。昨日やった魔力循環を思い出しながら、俺が言う通り詠唱してみて、《我は望む、我の身体、身に付けているものの不浄を取り除け、クリーン》」
「我は望む、我の身体身に付けているものの不浄を取り除け、クリーン」
キョーナの詠唱の後、仄かな光がキョーナの全身を覆い一瞬で消えた。やっぱりキョーナは筋が良い。自分でスキルを取得しても上手く出来ない奴は出来ないのだ。
「出来た?」
「上出来。今のは汚れを落とす魔法。対象物を変えれば他人を浄化することも出来る。水を出す魔法は後で教えるよ」
「うん。凄い魔法が使えた」
嬉しそうな小さな声が聞こえた。顔を見たら今朝、芋餅もどきを食べた時みたいな幸せそうな顔をしてるんだろう。
「生活魔法は使える人も居ただろ?」
攻撃魔法は使えなくても、生活魔法だけは使えるという人は居る。ただし、使える回数は本人が持ってるって魔力の量に左右されるけど。
「居たのかな。見たことないけど」
「そっか、あ。忘れてた。ここの体力がキョーナの生命力、魔力は魔法が使える量。強い魔法は消費する魔力の量が増える。昨日の珠の中の羽を回すとか、さっきの浄化とかの生活魔法はだいたい1から3位の魔力を使う。キョーナの今の魔力は150だな、これはレベルが上がれば増えるし、ポイントを使って増やすことも出来る」
「ポイントって」
「ポイントや経験値は魔物を狩ったり能力を使ったりすると取得出来る。これを使ってスキルを取ったり能力を上げたりするんだ。スキルは使えば使うほどレベルが上がるけど、ポイントで意図的に上げることも出来るんだ」
説明下手な俺の話をキョーナは、うんうんと頷きながら聞いている。昨日に比べて馬のスピードはゆっくりだから、会話をすることは支障がないから助かった。これなら村についてギルドに登録する前準備として、色々教える事が出来そうだ。
「スキルは魔法使いだと属性の取得、魔法の取得なんかに使える。キョーナの年ならウォーターボール位持ってたら上等かな」
「ウォーターボールは、ご飯作る時にお水出してた奴?」
「あれは生活魔法。後で休憩の時に教えるよ」
「うん」
「とりあえずウォーターボールを取得するよ。いいかな」
「お願いします」
キョーナが頷いたのを確認し、スキル付与でウォーターボールをキョーナに付与する。
「これで何十回か使うと、スキルのポイントが貯まってウォーターボールのレベルが上がる。今はウォーターボールはレベル1だろ。使えば使うほどこれのレベルが上がるんだ」
今のキョーナのスキルはこんな感じだ。昨日こっそり底上げしておいたから、今から追加で能力値を上げても無理矢理上げまくったという感じにはならない筈だ。
ちなみに、俺のスキルは能力値全部∞になっているし、スキルも持ってるスキルが多過ぎて表示エラーになってるから見てもしょうがない。
名前:キョーナ
職業:魔法使いレベル1
体力:110/110
魔力:150/151
所持金:銀貨3、小銀貨15、銅貨34
取得スキル/生活魔法(浄化、水、火、灯り)水属性(ウォーターボール レベル1)
STR:50
VIT:34
DEX:88
AGI:70
INT:125
SPI:97
LUC:180
CHA:95
「これから能力値とレベルを上げるから。いいかな」
「お願いします」
とりあえず、参考にテリーのステータスを見ることにする。
名前:テリー
職業:冒険者C級 魔法使いレベル15
体力:300/300
魔力:200/205
取得スキル/生活魔法(浄化、水、火、灯り)水属性(ウォーターボール レベル8)風属性(エアカッター レベル9)火属性(ファイヤーボールレベル10)補助魔法(スリプル レベル1、ディフェンス レベル5、解体、カプセル、料理補助)
STR:110
VIT:100
DEX:205
AGI:170
INT:150
SPI:97
LUC:90
CHA:34
キョーナの年だと魔法使いレベルは8前後あれば優秀だけど、そこまで高いのも問題かな。ポイント付与にスキル付与を使いまくり、キョーナのスキルと能力値を上げていく。属性はポイントじゃないと取得できないけど、それに準ずる魔法はスキル付与で取得させられる。
なんか、テリーの能力低い様な気がする。これを参考にするのは微妙な気もするけど、まあいいか。
ギルドに登録する時に怪しまれない程度にするだけで、登録後はどんどんレベル上げする予定だし。
名前:キョーナ
職業:魔法使いレベル5
体力:110/121
魔力:150/151
取得スキル/生活魔法(浄化、水、火、灯り)水属性(ウォーターボール レベル5)雷属性(ライトニング レベル3)補助魔法(解体、カプセル)
STR:80
VIT:76
DEX:143
AGI:74
INT:189
SPI:97
LUC:180
CHA:95
こんなもんかな。これで残りのポイントは8。
レベル5ならポイントありすぎも良くないし。
「これで完成。キョーナ珠出して羽を回してみな」
「うん」
器用値を上げたから魔力循環もスムーズに出来る様になってる筈だ。
「あ、凄い昨日より上手く回せるよ」
「よしよし。じゃあ、キョーナが持ってる魔法スキルを教えるから声に出さずに暗記するんだ」
「はい」
「最初はカプセル化だ」
「カプセル化、はい」
間違って魔法を発動しないように、キョーナの魔力を封じ込めながら一つ一つ魔法を教えていく。
自分で取得したスキルの場合は、取得した時点で魔法の詠唱とかも一緒に覚えるのだけど、スキル付与で取得した場合は自力で詠唱を暗記しないといけないのが面倒だ。
自転車を買って与えただけじゃ乗れる様にはならない。練習が必要ってことだ。
「覚えた」
「よし、じゃあ忘れないように頭のなかで繰り返し唱えてるんだ。使うときボロを出さないようにな」
「はい」
「キョーナの杖は鞄に入れておくよ。俺のお古だけど」
「ジュンが使ってる杖?」
「俺が魔法使い成り立ての頃に使ってた奴。キョーナが魔法を使いこなせる様になったらもっと良いの買ってやるから」
「十分だよ、ありがとう。大事に使うね」
無限収納から、キョーナの鞄に杖を一本移す。
昔の俺が、魔法使い成り立ての頃に使ってた杖だ。
桧で出来た細身の杖だ。俺が今持ってる樫の杖と同レベル。初心者よりちょい上位のランクの杖だ。
あの当時はこれでも高かったんだよな。
レベルが上がれば杖が無くてもいいけど、初心者は杖があった方が、上手く魔法が発動するから無理しても良いものを使った方がいい。
「そうだな、馬を繋いでおく杭の代わりにするのは止めたほうがいいと思うよ」
「そんなことしないもん」
キョーナをちょっとからかいながら、のんびりと馬を進めた。
まだ昼時を少し過ぎたばかり、村に着くのはまだまだ先になりそうだった。
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
「元」面倒くさがりの異世界無双
空里
ファンタジー
死んでもっと努力すればと後悔していた俺は妖精みたいなやつに転生させられた。話しているうちに名前を忘れてしまったことに気付き、その妖精みたいなやつに名付けられた。
「カイ=マールス」と。
よく分からないまま取りあえず強くなれとのことで訓練を始めるのだった。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる