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1 始まり
繰り返しのはじまり
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ふと気が付くと、俺は真っ白な空間に立っていた。
「また戻ってきてしまったのですね」
呆れたような声が背後から聞こえ、俺は舌打ちしながら振り返った。
「お願いです。いい加減諦めてください。もう充分でしょう」
百人いたら百人が綺麗だと讃えそうな容姿の女、俺にとっては胸糞悪い対象でしかないそれを見た瞬間、失敗したのだと理解した。
いいや、白いこの空間に居ると気が付いた時から分かっていたんだ。この空間に引き寄せられた瞬間、頭の中に入ってくる記憶。何度も何度も俺は失敗を繰り返した。
さっきまでの解放感、ほの暗い喜びと少しの寂しさそれら全てが一瞬で消し飛んで、残ったのは絶望感だけだった。
「なにがだよ。なにが充分なんだよ、俺が納得できる答えを言ってみろよ」
「答えって、私も辛いのです。あなたの憤りは理解できますけれど、でも」
「はんっ。満足出来る答えも無しになんで充分だなんて言えんだよ。そっちこそもう充分だろ。満足しただろ。いい加減俺を解放してくれよ」
反論しながら考える。目の前に立つ女の胸ぐらを掴んで、気のすむまで殴ったら少しは気持ちがマシになるんだろうか。
目の前で罪悪感に苛まれた気になっている胸糞悪い女、この顔が変わるほど殴って、そして。
「それで気がすむならそうして下さい」
「なんだよ。またお得意の心を読みましたって奴かよ。本当に最低な存在だよな。お前」
「どれだけ罵られてもいいです。殴ってください。ねえ、剣でこの体を切り刻んでもいいです。何をしてもいいから」
「やらないよ。そんな意味の無いこと」
「意味が無い?」
「それで気がすむのは俺じゃなくてお前だろ。お前を殴っても俺の手が痛むだけ。お前はそれで償った気になる。神なんて存在、傷つけることも殺すことも出来ねえんだろ? なんで俺が自分の体を痛めてお前の気持ちを楽にしてやんなきゃなんねーんだよ」
「そんな、そんなつもり」
しょんぼりと俯いて、女はポタポタと涙をこぼし始めた。
金色の長い髪に隠された顔は、苦しそうに歪んでいるんだろう。
細い肩を震わせ泣く姿。胸糞悪い毎度の光景。
「俺に悪いと思うなら、素直に俺の命を終わらせてくれよ。俺の記憶も何もかも消して、輪廻転生の中に放り込んでくれって何度も頼んでんだろ」
「それは出来ません。死ななくていい命を私の不注意で殺してしまったのですから、本来の寿命が尽きるまであなたには生きてもらわないといけないんです」
畑野純平という名前で俺は平凡な高校生だった。
会社員の父とパン屋でパートしている母、一つ下の妹の四人家族。
幼なじみの杏子(きょうこと読むけど、彼女はこの名前を嫌っていたから、俺達家族は杏と書いてアンて呼んでいた)に告白されたのは中学卒業の時、高校は違ったけど家が隣りだから毎日会えてたし、バカップルと言われるくらい仲が良かった。
進学校でバイト禁止されてたから、常に金欠なのが悩みの種だったけど、楽しい毎日を送ってたんだ。
「なら地球に戻せよ。俺の体を生き返らせろよ、俺が生きていた場所で寿命が尽きるまで生きさせろよっ!!」
楽しい幸せな毎日は、ある日突然終わった。
学校帰りに杏と一緒にコンビニに行って、予算は厳しいけど冬休みにどこか出掛けたいなって言いながら旅行雑誌を立ち読みしてただけだったのに。
コンビニに入ってきた頭がイカれた野郎に、俺は刺されたのだ。
男が持ってたナイフから、杏を庇うので精一杯だった。
脇腹を刺されながら、ささやかな抵抗として商品棚に並んでたドリンク剤を投げつけると、男は叫び声を上げながら逃げていった。
杏は無事なんだよね、良かった。安心した途端目を開けてることすら出来なくなって俺はそこで力尽きた。
それが最後の記憶。
俺はそこで死んだのだ。
「それは出来ないと何度も説明した筈。あなたの体は既に亡くなっているんです。私があなたの死に関わってしまったために、あなたは地球の輪廻転生の枠から弾かれてしまった。もうあなたが地球で生きることは無理なんです」
死んだと思った。
なのに、気が付くと白い空間に居て女が泣いていた。
『ごめんなさい。私のせいであなたを殺してしまいました』
死んで、この空間に来て始めて聞いた言葉がこれだった。
『ごめんなさい。許してください』
そう言って頭を下げられて、状況をすぐに理解出来る奴っているんだろうか。
女は自分は地球とは違う世界の神だと言った。そして俺が死んだのだと告げ、死んだ理由はこの女の不注意が原因だったと話し始めた。
曰く、異世界の神はたまに自分の世界以外に視察にやって来るのだそうだ。
異世界に降りても、その世界の人間に姿を見せたり声を掛けたりしてはいけない。
うっかり関わってしまうと、その人間は狂ってしまうのだそうだ。
人間のキャパは、他の世界の神を受け入れられる程大きくない。受け入れられない物を人間は、本能で恐怖の存在として認知してしまう。
恐怖から逃げようとして人間は狂い、狂っても恐怖からは逃げられずパニックを起こすのだ。
俺を殺した男は、路上で歌っていた歌手だった。
地球に来たばかりの女は男の歌に魅了され、つい声を掛けてしまったのだ。
その瞬間、男は狂ってしまった。
叫び声をあげ、男は女から逃げた。
街中を走り回り、目についた飲食店に飛び込んでキッチンに隠れていたところ、男を追いかけてきた女に気付きまた逃げたした。
キッチンで見つけたナイフを握り、それを振り回しながら男は逃げた。
「あの時あの店に私が行かなければ良かったの。狂ってしまったあの人を、追いかけて行かなければ良かったの」
コンビニに逃げ込んだ男の目の前に、女は立ち塞がった。狂った男をなんとかしなければ、その一心で男を追いかけた。その行為が狂った男の心を更に追い詰めるなど思いもしなかったのだ。
男は俺ではなく、女を刺したつもりだった。
実態が無い女を刺すことが男には出来ず、女の後ろに立っていた俺が刺されてしまったのだ。
女の姿は、俺を刺した男にしか見えなかった。
精神鑑定で責任能力がないと判断された男は、俺の死後病院に閉じ込められているという。
「彼の人生を狂わせてしまったのも、あなたの命を失わせてしまったのも私。だから私は償わなくてはいけないの」
「だから俺を死なせてくれって何度も頼んでるだろ? 俺はお前が治める世界でなんか生きたくないんだ。何度言ったら分かるんだよっ」
何度言っても、この女は自己満足のために俺を自分の治める世界で生かそうとする。
俺にとって畑野純平の人生は一度きり。
地球以外での生に意味はないというのに。
畑野純平の記憶を持ったまま、家族も友達も、杏もいない世界で生きろという事が死ぬよりマシな事だとは決して思えないというのに。
「今度こそ死んでやる。お前が何度俺をあの世界に送ろうとも、俺は今度こそ死んでやる」
「死なせない。また三年、あなたの体を不死にするわ。どうか今度こそあの世界で生きて。生きる意味を見つけて、幸せを見つけて欲しいの」
女のただの自己満足。
俺は死にたくても死ねない体で、またあの世界に送られるのか。
「力をあげるわ。今までの経験を全部加算してあげる。稼いだお金も集めた道具も持ったまま。取得したスキルも全部持ったまま。送る先は始めと同じ時と場所だから人脈は一から作らないといけないけど。あなたはこの世界でなんでもできる。この世界で最強になれる。地球での暮らしと人を望まなければあたなは私と変わらない力を持てるのよ」
「止めてくれ、もう嫌なんだ俺はもう眠りたい。死にたいんだよっ!」
「今までは地球での記憶しか残していなかったけれど、今回は今までの記憶も全部残しておきます。それで何かが変わるといいのだけれど」
声の限り叫んでも、この女の心には届かない。
女の自己満足の為だけに俺はまた生きるのか。
あの世界で。
死んでやる、また三年後。
不死の呪いが切れた瞬間、俺は今度こそ死んでやる。
女の泣き顔にそう誓いながら、俺はまたあの場所に戻されてしまった、
「また戻ってきてしまったのですね」
呆れたような声が背後から聞こえ、俺は舌打ちしながら振り返った。
「お願いです。いい加減諦めてください。もう充分でしょう」
百人いたら百人が綺麗だと讃えそうな容姿の女、俺にとっては胸糞悪い対象でしかないそれを見た瞬間、失敗したのだと理解した。
いいや、白いこの空間に居ると気が付いた時から分かっていたんだ。この空間に引き寄せられた瞬間、頭の中に入ってくる記憶。何度も何度も俺は失敗を繰り返した。
さっきまでの解放感、ほの暗い喜びと少しの寂しさそれら全てが一瞬で消し飛んで、残ったのは絶望感だけだった。
「なにがだよ。なにが充分なんだよ、俺が納得できる答えを言ってみろよ」
「答えって、私も辛いのです。あなたの憤りは理解できますけれど、でも」
「はんっ。満足出来る答えも無しになんで充分だなんて言えんだよ。そっちこそもう充分だろ。満足しただろ。いい加減俺を解放してくれよ」
反論しながら考える。目の前に立つ女の胸ぐらを掴んで、気のすむまで殴ったら少しは気持ちがマシになるんだろうか。
目の前で罪悪感に苛まれた気になっている胸糞悪い女、この顔が変わるほど殴って、そして。
「それで気がすむならそうして下さい」
「なんだよ。またお得意の心を読みましたって奴かよ。本当に最低な存在だよな。お前」
「どれだけ罵られてもいいです。殴ってください。ねえ、剣でこの体を切り刻んでもいいです。何をしてもいいから」
「やらないよ。そんな意味の無いこと」
「意味が無い?」
「それで気がすむのは俺じゃなくてお前だろ。お前を殴っても俺の手が痛むだけ。お前はそれで償った気になる。神なんて存在、傷つけることも殺すことも出来ねえんだろ? なんで俺が自分の体を痛めてお前の気持ちを楽にしてやんなきゃなんねーんだよ」
「そんな、そんなつもり」
しょんぼりと俯いて、女はポタポタと涙をこぼし始めた。
金色の長い髪に隠された顔は、苦しそうに歪んでいるんだろう。
細い肩を震わせ泣く姿。胸糞悪い毎度の光景。
「俺に悪いと思うなら、素直に俺の命を終わらせてくれよ。俺の記憶も何もかも消して、輪廻転生の中に放り込んでくれって何度も頼んでんだろ」
「それは出来ません。死ななくていい命を私の不注意で殺してしまったのですから、本来の寿命が尽きるまであなたには生きてもらわないといけないんです」
畑野純平という名前で俺は平凡な高校生だった。
会社員の父とパン屋でパートしている母、一つ下の妹の四人家族。
幼なじみの杏子(きょうこと読むけど、彼女はこの名前を嫌っていたから、俺達家族は杏と書いてアンて呼んでいた)に告白されたのは中学卒業の時、高校は違ったけど家が隣りだから毎日会えてたし、バカップルと言われるくらい仲が良かった。
進学校でバイト禁止されてたから、常に金欠なのが悩みの種だったけど、楽しい毎日を送ってたんだ。
「なら地球に戻せよ。俺の体を生き返らせろよ、俺が生きていた場所で寿命が尽きるまで生きさせろよっ!!」
楽しい幸せな毎日は、ある日突然終わった。
学校帰りに杏と一緒にコンビニに行って、予算は厳しいけど冬休みにどこか出掛けたいなって言いながら旅行雑誌を立ち読みしてただけだったのに。
コンビニに入ってきた頭がイカれた野郎に、俺は刺されたのだ。
男が持ってたナイフから、杏を庇うので精一杯だった。
脇腹を刺されながら、ささやかな抵抗として商品棚に並んでたドリンク剤を投げつけると、男は叫び声を上げながら逃げていった。
杏は無事なんだよね、良かった。安心した途端目を開けてることすら出来なくなって俺はそこで力尽きた。
それが最後の記憶。
俺はそこで死んだのだ。
「それは出来ないと何度も説明した筈。あなたの体は既に亡くなっているんです。私があなたの死に関わってしまったために、あなたは地球の輪廻転生の枠から弾かれてしまった。もうあなたが地球で生きることは無理なんです」
死んだと思った。
なのに、気が付くと白い空間に居て女が泣いていた。
『ごめんなさい。私のせいであなたを殺してしまいました』
死んで、この空間に来て始めて聞いた言葉がこれだった。
『ごめんなさい。許してください』
そう言って頭を下げられて、状況をすぐに理解出来る奴っているんだろうか。
女は自分は地球とは違う世界の神だと言った。そして俺が死んだのだと告げ、死んだ理由はこの女の不注意が原因だったと話し始めた。
曰く、異世界の神はたまに自分の世界以外に視察にやって来るのだそうだ。
異世界に降りても、その世界の人間に姿を見せたり声を掛けたりしてはいけない。
うっかり関わってしまうと、その人間は狂ってしまうのだそうだ。
人間のキャパは、他の世界の神を受け入れられる程大きくない。受け入れられない物を人間は、本能で恐怖の存在として認知してしまう。
恐怖から逃げようとして人間は狂い、狂っても恐怖からは逃げられずパニックを起こすのだ。
俺を殺した男は、路上で歌っていた歌手だった。
地球に来たばかりの女は男の歌に魅了され、つい声を掛けてしまったのだ。
その瞬間、男は狂ってしまった。
叫び声をあげ、男は女から逃げた。
街中を走り回り、目についた飲食店に飛び込んでキッチンに隠れていたところ、男を追いかけてきた女に気付きまた逃げたした。
キッチンで見つけたナイフを握り、それを振り回しながら男は逃げた。
「あの時あの店に私が行かなければ良かったの。狂ってしまったあの人を、追いかけて行かなければ良かったの」
コンビニに逃げ込んだ男の目の前に、女は立ち塞がった。狂った男をなんとかしなければ、その一心で男を追いかけた。その行為が狂った男の心を更に追い詰めるなど思いもしなかったのだ。
男は俺ではなく、女を刺したつもりだった。
実態が無い女を刺すことが男には出来ず、女の後ろに立っていた俺が刺されてしまったのだ。
女の姿は、俺を刺した男にしか見えなかった。
精神鑑定で責任能力がないと判断された男は、俺の死後病院に閉じ込められているという。
「彼の人生を狂わせてしまったのも、あなたの命を失わせてしまったのも私。だから私は償わなくてはいけないの」
「だから俺を死なせてくれって何度も頼んでるだろ? 俺はお前が治める世界でなんか生きたくないんだ。何度言ったら分かるんだよっ」
何度言っても、この女は自己満足のために俺を自分の治める世界で生かそうとする。
俺にとって畑野純平の人生は一度きり。
地球以外での生に意味はないというのに。
畑野純平の記憶を持ったまま、家族も友達も、杏もいない世界で生きろという事が死ぬよりマシな事だとは決して思えないというのに。
「今度こそ死んでやる。お前が何度俺をあの世界に送ろうとも、俺は今度こそ死んでやる」
「死なせない。また三年、あなたの体を不死にするわ。どうか今度こそあの世界で生きて。生きる意味を見つけて、幸せを見つけて欲しいの」
女のただの自己満足。
俺は死にたくても死ねない体で、またあの世界に送られるのか。
「力をあげるわ。今までの経験を全部加算してあげる。稼いだお金も集めた道具も持ったまま。取得したスキルも全部持ったまま。送る先は始めと同じ時と場所だから人脈は一から作らないといけないけど。あなたはこの世界でなんでもできる。この世界で最強になれる。地球での暮らしと人を望まなければあたなは私と変わらない力を持てるのよ」
「止めてくれ、もう嫌なんだ俺はもう眠りたい。死にたいんだよっ!」
「今までは地球での記憶しか残していなかったけれど、今回は今までの記憶も全部残しておきます。それで何かが変わるといいのだけれど」
声の限り叫んでも、この女の心には届かない。
女の自己満足の為だけに俺はまた生きるのか。
あの世界で。
死んでやる、また三年後。
不死の呪いが切れた瞬間、俺は今度こそ死んでやる。
女の泣き顔にそう誓いながら、俺はまたあの場所に戻されてしまった、
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