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新妻という言葉に慣れない2(カラム視点)
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「そうなのか、母が褒めるのも分かる腕前だが、そうか母が」
「はい、お義母様に褒めて頂き自信がつきました。ですから一番最初にカラム様に使って頂けるものを作りたいとお義母様に相談したらハンカチに家紋を刺すと良いと」
キティは少し照れたような顔で、ハンカチに刺繍した理由を話している。
いつもキティは、カラムの顔を見ながら嬉しそうに話をするのがカラムには不思議だった。
若いキティにとって、カラムはどう見えているのだろうと考えてもカラムには分からない。
恨まれても好かれたりする筈が無いと考えているし、カラムは感情の半分以上に蓋をして塞いでいる状態だったから人の気持ちが良く分からなかった。
十三歳から戦場にその身を置いていたカラムは、人としての感情も食欲も性欲も戦場で生きるために自ら失くしていた。
感情を持ったまま人の命を屠るという行いは、まだ子供だったカラムには重すぎて、これは国を守る為の行いだと自分に言い聞かせながら心で泣き敵に謝りながら戦うしかないのだと割り切ろうとした。
それでも辛くて辛くて出来る事なら逃げ出しだかった。
敵を自分の魔法で殺すことも、味方が死んでいくのも辛かった、辛くて辛くてたまらなかった。
幼い頃から自分の気持ちを外に出すことは苦手だったし、幼いころから人付き合いも苦手だった。
学校に行けば友達が出来ると言われて通い始めても、入学年齢に達していないのに天才だと言われて入学したカラムと仲良くなろうという者はいなかった。
キティの父であるロークだけがカラムと親しくしてくれて、友達だと言ってくれたのだ。
そして家族と使用人達だけがずっと自分に優しくしてくれたし、大切にしてくれた。
カラムが戦争に出たのは、国の為じゃなく家族と使用人達とロークの為だった。
自分が戦わなければ、大切な人達が傷付くかもしれない。彼らを守るのは自分だ。
カラムは彼らを守る為に戦っていたのだ。
大切な人達を守る為、そう思っても辛かった。辛くてたまらなかった。
だからカラムは自分自身に呪いを掛けた。
それは家族と使用人達とローク彼らを思う心だけを残し、他の感情すべてに蓋をする呪いだった。
心を持ったままではカラムは戦えなくなっていた、だから感情に蓋をしようと考えたのだ。
感情に蓋をしたカラムは、食欲まで無くしていた。
食べ物を食べて美味しいと思う感情、空腹が満たされて嬉しいという感情が無くなり、味を感じても感じていない様になり、空腹が辛いという感覚すら忘れると次第にカラムから食べたいという欲求は消えていた。
自分が敵兵を一人でも多く屠る事が出来れば、大切な家族とロークを守れる。
感情を表に出せず、まともに会話も出来ない自分に優しくしてくれた人達。
学校では、誰もがカラムを恐ろしそうに見ていた。
自分達よりも幼い子供が恐ろしい攻撃魔法を使いこなし、どれだけ魔法を使っても魔力切れを起こさない。
カラムは尊敬されながら、それ以上に恐れられていた。
きっとロークも最初はそうだったのだろう、それでもロークはカラムが望む時側に居て話を聞いてくれた。
ロークと一緒に試験勉強をし、図書館で好みの本を読む時間がカラムは好きだった。
何よりも大切な時間だった。
学校で唯一心が穏やかになる時間だった。
ロークの穏やかな口調は、カラムを癒してくれた。
普通の魔法使いよりも遥かに魔力量が多いカラムは、魔力を上手く制御出来ず苛々することが多かったけれどロークはそれを気にすることも無くカラムと付き合ってくれていた。
カラムは多すぎる魔力のせいで常に不機嫌だった。
魔力制御が上手く行かないと、感情を上手く制御出来ず荒々しい気持ちを持つようになる。
すべてを魔法で壊してしまいたい衝動、そんな恐ろしい感情をカラムは常に持ちながらも人を害する魔法は使いたくは無いからカラムは常に気を張っていた。
カラムは優しい子供だった、それなのに攻撃魔法への才能があり過ぎて魔力量がありすぎて破壊衝動に幼い頃から悩まされていた。
国はカラムの攻撃魔法の才能に早くから気が付き、戦いの要とするべく特例でカラムを学校に入れてしまった。
優秀な魔法使いになる様に強制的に勉強させ、カラムの攻撃魔法の力を底上げさせていったのだ。
早すぎる、そして過剰な教育はカラムの精神に負担を掛け続けた。
気を抜けば魔力暴走を起こして周囲を巻き込んだ大事故になる、だからカラムは細心の注意を払い魔力制御をし続けていた。
そんな日々は、カラムに不眠をもたらしていた。
常に寝不足で、常に感情は不安定、それを自覚しながらカラムは心の奥底の破壊衝動を堪え魔力制御に苦慮していた。
自分が心の思うままに魔法を使えば、王都は壊れてしまう。
感情表現が苦手で、他人と上手く関われない自分を愛してくれている家族も、自分が少しでも居心地よく毎日を過ごせる様に心を配る使用人達も、自分の気持ちを表現するのが苦手で上手く話をすることも出来ない自分とそれでも会話しようとしてくれるロークを害してしまうかもしれない。
大切な人を害さない、害したくない、その思いだけで学生時代のカラムは魔力制御をし続けた。
学校を卒業し、前線に送られてホッとしたのはここなら大切な人を害さないで済むという安堵からだった。
その代わりカラムは敵兵を自分の魔法で殺し続ける苦しみに責めれられ続けた。
そうしてカラムは自分の感情に蓋をしたのだ、もし大切な人達の元に帰る事が出来たら少しずつ人に戻れる。
それまでは感情を殺す呪いを。
「刺繍は得意なので、勉強の合間の息抜きに丁度いいのです。今回は紋章でしたがカラム様がご希望のものがあれば次はそれを刺繍したいと思います。カラム様何か好きな物はありますか」
「好きな物か、考えて置こう。キティの刺繍の腕は本当に素晴らしいから楽しみだ」
「ありがとうございます。カラム様に褒めて頂けるように私頑張りますね」
キティは嬉しそうに微笑みながらカラムと会話し続けている。
キティの微笑みはカラムには眩し過ぎて、自分が夫で居続けるのはいけないから早く離縁しなければと焦り始めていた。
「はい、お義母様に褒めて頂き自信がつきました。ですから一番最初にカラム様に使って頂けるものを作りたいとお義母様に相談したらハンカチに家紋を刺すと良いと」
キティは少し照れたような顔で、ハンカチに刺繍した理由を話している。
いつもキティは、カラムの顔を見ながら嬉しそうに話をするのがカラムには不思議だった。
若いキティにとって、カラムはどう見えているのだろうと考えてもカラムには分からない。
恨まれても好かれたりする筈が無いと考えているし、カラムは感情の半分以上に蓋をして塞いでいる状態だったから人の気持ちが良く分からなかった。
十三歳から戦場にその身を置いていたカラムは、人としての感情も食欲も性欲も戦場で生きるために自ら失くしていた。
感情を持ったまま人の命を屠るという行いは、まだ子供だったカラムには重すぎて、これは国を守る為の行いだと自分に言い聞かせながら心で泣き敵に謝りながら戦うしかないのだと割り切ろうとした。
それでも辛くて辛くて出来る事なら逃げ出しだかった。
敵を自分の魔法で殺すことも、味方が死んでいくのも辛かった、辛くて辛くてたまらなかった。
幼い頃から自分の気持ちを外に出すことは苦手だったし、幼いころから人付き合いも苦手だった。
学校に行けば友達が出来ると言われて通い始めても、入学年齢に達していないのに天才だと言われて入学したカラムと仲良くなろうという者はいなかった。
キティの父であるロークだけがカラムと親しくしてくれて、友達だと言ってくれたのだ。
そして家族と使用人達だけがずっと自分に優しくしてくれたし、大切にしてくれた。
カラムが戦争に出たのは、国の為じゃなく家族と使用人達とロークの為だった。
自分が戦わなければ、大切な人達が傷付くかもしれない。彼らを守るのは自分だ。
カラムは彼らを守る為に戦っていたのだ。
大切な人達を守る為、そう思っても辛かった。辛くてたまらなかった。
だからカラムは自分自身に呪いを掛けた。
それは家族と使用人達とローク彼らを思う心だけを残し、他の感情すべてに蓋をする呪いだった。
心を持ったままではカラムは戦えなくなっていた、だから感情に蓋をしようと考えたのだ。
感情に蓋をしたカラムは、食欲まで無くしていた。
食べ物を食べて美味しいと思う感情、空腹が満たされて嬉しいという感情が無くなり、味を感じても感じていない様になり、空腹が辛いという感覚すら忘れると次第にカラムから食べたいという欲求は消えていた。
自分が敵兵を一人でも多く屠る事が出来れば、大切な家族とロークを守れる。
感情を表に出せず、まともに会話も出来ない自分に優しくしてくれた人達。
学校では、誰もがカラムを恐ろしそうに見ていた。
自分達よりも幼い子供が恐ろしい攻撃魔法を使いこなし、どれだけ魔法を使っても魔力切れを起こさない。
カラムは尊敬されながら、それ以上に恐れられていた。
きっとロークも最初はそうだったのだろう、それでもロークはカラムが望む時側に居て話を聞いてくれた。
ロークと一緒に試験勉強をし、図書館で好みの本を読む時間がカラムは好きだった。
何よりも大切な時間だった。
学校で唯一心が穏やかになる時間だった。
ロークの穏やかな口調は、カラムを癒してくれた。
普通の魔法使いよりも遥かに魔力量が多いカラムは、魔力を上手く制御出来ず苛々することが多かったけれどロークはそれを気にすることも無くカラムと付き合ってくれていた。
カラムは多すぎる魔力のせいで常に不機嫌だった。
魔力制御が上手く行かないと、感情を上手く制御出来ず荒々しい気持ちを持つようになる。
すべてを魔法で壊してしまいたい衝動、そんな恐ろしい感情をカラムは常に持ちながらも人を害する魔法は使いたくは無いからカラムは常に気を張っていた。
カラムは優しい子供だった、それなのに攻撃魔法への才能があり過ぎて魔力量がありすぎて破壊衝動に幼い頃から悩まされていた。
国はカラムの攻撃魔法の才能に早くから気が付き、戦いの要とするべく特例でカラムを学校に入れてしまった。
優秀な魔法使いになる様に強制的に勉強させ、カラムの攻撃魔法の力を底上げさせていったのだ。
早すぎる、そして過剰な教育はカラムの精神に負担を掛け続けた。
気を抜けば魔力暴走を起こして周囲を巻き込んだ大事故になる、だからカラムは細心の注意を払い魔力制御をし続けていた。
そんな日々は、カラムに不眠をもたらしていた。
常に寝不足で、常に感情は不安定、それを自覚しながらカラムは心の奥底の破壊衝動を堪え魔力制御に苦慮していた。
自分が心の思うままに魔法を使えば、王都は壊れてしまう。
感情表現が苦手で、他人と上手く関われない自分を愛してくれている家族も、自分が少しでも居心地よく毎日を過ごせる様に心を配る使用人達も、自分の気持ちを表現するのが苦手で上手く話をすることも出来ない自分とそれでも会話しようとしてくれるロークを害してしまうかもしれない。
大切な人を害さない、害したくない、その思いだけで学生時代のカラムは魔力制御をし続けた。
学校を卒業し、前線に送られてホッとしたのはここなら大切な人を害さないで済むという安堵からだった。
その代わりカラムは敵兵を自分の魔法で殺し続ける苦しみに責めれられ続けた。
そうしてカラムは自分の感情に蓋をしたのだ、もし大切な人達の元に帰る事が出来たら少しずつ人に戻れる。
それまでは感情を殺す呪いを。
「刺繍は得意なので、勉強の合間の息抜きに丁度いいのです。今回は紋章でしたがカラム様がご希望のものがあれば次はそれを刺繍したいと思います。カラム様何か好きな物はありますか」
「好きな物か、考えて置こう。キティの刺繍の腕は本当に素晴らしいから楽しみだ」
「ありがとうございます。カラム様に褒めて頂けるように私頑張りますね」
キティは嬉しそうに微笑みながらカラムと会話し続けている。
キティの微笑みはカラムには眩し過ぎて、自分が夫で居続けるのはいけないから早く離縁しなければと焦り始めていた。
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