9 / 15
番外編
それでも愛だった1(ヒロイン視点)
しおりを挟む
「第一王子殿下と共に離宮に籠るか、大富豪の老人の後添え。そのどちらかを選べというのですか」
あの憎たらしい女コーデリアと学園の裏庭での一件があった後日、私は第二王子殿下であるイシュト殿下に呼び出されたのよ。
私はマリアーナ、平民よ。
平民ながら貴族が通う学園の生徒になれたのは私が努力し続けた結果だったわ。
私は少しだけ裕福な家に生まれただけの女だったわ。
生まれは平民だけれど、私は近所に住む子供とは違う人間っだってずっと思っていたの。
だって、私は幼い時から可愛くて、賢かったのよ。
お母さんは幼い私に言ったわ、私くらい可愛ければどんな家にも望まれるって。
裕福な家、貴族の家、王族の男性だって私を妻にしたいと思うだろうって。
そのためには礼儀作法をしっかり学んで、貴族との繋がりを作る為に学園に通う必要もあるのよって言われたの。
努力したわ。
甘いお菓子を食べ過ぎない、美味しいご飯も大好きなお肉もお腹いっぱい食べることは無かったわ。男は馬鹿だから小食で華奢な女だと庇護欲をかきたてられるんですって。
だから常に控えめに食べる様にして、華奢な体を維持出来る様にしたの。
行儀作法は完璧な筈よ。美しいと言われるお辞儀の仕方も頭を揺らさずに歩くのも完璧に覚えたわ。
勉強も完璧、貴族の令嬢と比べられても見劣りしない程にダンスも刺繍も何もかもを完璧に体に覚えさせたわ。
そして、何より笑顔。
貴族女性は、大口を開けて笑わないんですって、おかしい事があっても声を出して笑わないの。
常に気持ちを隠して、心のそこから笑うなんてしない。それが貴族令嬢なんですって。
馬鹿じゃないの? 私はそう思っていたわ。
学園に通う様になって、馬鹿じゃないの? そう思う代表がいたのよ。
コーデリア・ラリット。第一王子殿下の婚約者である彼女は完璧な令嬢とも言われていたわ。
美しくて、いつも穏やかな笑みを絶やさない。
高位貴族の令嬢だというのに高飛車なところはなく、優しい未来の王妃。
誰もが彼女を褒め称えたけれど、私はそれが気に入らなかったの。
だって、笑顔が胡散臭いのよ。本心では笑っていないのが分かる笑顔で、第一王子殿下の隣に立っているのが気に入らなかったの。
第一王子殿下と仲が悪いのは見てすぐにわかったわ。
話したことは無かったけれど、すぐに理解したの。彼女は第一王子殿下を思っていないって。
何よりそれが気に入らなかったのよ。
「聞いているのか、お前」
「聞いております。ですが、あまりのお話に驚いてしまいましたの。私は平民ですが、第一王子殿下を、殿下だけをお慕いしております。殿下も私を愛して下さいました。それなのに殿下を裏切り老人の後添えを等」
イシュト殿下の話についあの女のことを考えてしまっていた私は、慌てて困惑した顔を作り俯いたの。
私が第一王子殿下だけを愛しているのよ。
彼と結婚したくて、他の男子生徒に愛想を振りまいたわ。
味方は一人でも多い方がいいと思ったから、そうしたのよ。特にあの女の弟は私の信者になるように、しむけたのよ。姉に劣等感を持っていたから誑かすのは簡単だったわ。
「兄を慕う? 誰にでも足を開く淫乱が良く言うわ」
「そんな、そんなこと私は」
「していないのか? ほお、まあそんなことどうでもいい。お前にそのつもりがなくとも世間はそう見ているのだから。それが真実だ」
イシュト殿下の言葉にわたしの顔は青くなる。
誰にでも足を開く淫乱。そんなこと、私はしていない。私はまだ乙女だわ。私は第一王子殿下だけのものだもの、気軽に他の男を相手にしたりしないもの。
「お前が兄上と添い遂げたくて何やら画策していたんだろうが、やり方がまずかったな。王家は血筋を何より大事にしている。お前の様に多数の男の影がある女は側妃としても妾としてもおけぬ。理由が分かるか」
「わ、分かりません」
だって私は第一王子殿下だけを愛している。
他の人達に愛想を振りまき、弱いところをわざと見せ同情を誘っていたのはすべて第一王子殿下の妻になる為だもの。私は誰にも体を許したりしていないもの。
「誰の子供を孕んでいるのか分からない女を王家には入れられない。それが理由だ」
「私は、第一王子殿下だけですっ」
「お前にとってそれが事実でも、世間がそう思わなければ意味がないのだよ。分かるか、お前は世間的にはただの男好きのあばずれだっていうことを」
冷ややかな目で、イシュト殿下は私を見下す。
兄弟だというのに、第一王子殿下と彼は顔が似ているだけの他人だと思う。
「あばずれだなんて、私は本当に第一王子殿下だけを思って」
それだけが真実。
だって、皆第一王子殿下と私を応援してくれていたのよ。コーデリアなんて聖女という肩書を持っていても婚約者にすら愛して貰えていない可哀そうな女なのに。
私の方が第一王子殿下に愛されていると言うのに、あばずれだなんて。
「まあ、お前の世間の評価などどうでもいい。それでどちらを選ぶんだ? 兄上か大富豪の老人か」
「そんなの決まっています」
第一王子殿下、そう言おうとしてイシュト殿下の声に止められてしまった。
「兄上を選ぶなら、一年以内に二人は仲良く儚くなってもらう」
「え」
「私は王太子になると決まった。兄上の失態のお陰で無理だと諦めていた王太子の地位が私に転がり込んできた」
「そんな、どうして」
「分からないのか? 兄上は父上が選んだ婚約を勝手に破棄しようとした。コーデリア嬢は聖女だ。彼女との婚約は元々王家と彼女の家との繋がりを強化するための政治的な思惑があってのことだったが、彼女は成長する間に聖女となり、その価値を自ら高めた。愚かな兄上は彼女と親しくなる努力もせずに、自分の欲望に忠実になりお前の様なあばずれを選んでしまった」
あばずれ、そう言われて唇を噛む。
私のやり方が悪かったせいで、第一王子殿下に迷惑を掛けたのかと思うとやりきれなかったのよ。
あの憎たらしい女コーデリアと学園の裏庭での一件があった後日、私は第二王子殿下であるイシュト殿下に呼び出されたのよ。
私はマリアーナ、平民よ。
平民ながら貴族が通う学園の生徒になれたのは私が努力し続けた結果だったわ。
私は少しだけ裕福な家に生まれただけの女だったわ。
生まれは平民だけれど、私は近所に住む子供とは違う人間っだってずっと思っていたの。
だって、私は幼い時から可愛くて、賢かったのよ。
お母さんは幼い私に言ったわ、私くらい可愛ければどんな家にも望まれるって。
裕福な家、貴族の家、王族の男性だって私を妻にしたいと思うだろうって。
そのためには礼儀作法をしっかり学んで、貴族との繋がりを作る為に学園に通う必要もあるのよって言われたの。
努力したわ。
甘いお菓子を食べ過ぎない、美味しいご飯も大好きなお肉もお腹いっぱい食べることは無かったわ。男は馬鹿だから小食で華奢な女だと庇護欲をかきたてられるんですって。
だから常に控えめに食べる様にして、華奢な体を維持出来る様にしたの。
行儀作法は完璧な筈よ。美しいと言われるお辞儀の仕方も頭を揺らさずに歩くのも完璧に覚えたわ。
勉強も完璧、貴族の令嬢と比べられても見劣りしない程にダンスも刺繍も何もかもを完璧に体に覚えさせたわ。
そして、何より笑顔。
貴族女性は、大口を開けて笑わないんですって、おかしい事があっても声を出して笑わないの。
常に気持ちを隠して、心のそこから笑うなんてしない。それが貴族令嬢なんですって。
馬鹿じゃないの? 私はそう思っていたわ。
学園に通う様になって、馬鹿じゃないの? そう思う代表がいたのよ。
コーデリア・ラリット。第一王子殿下の婚約者である彼女は完璧な令嬢とも言われていたわ。
美しくて、いつも穏やかな笑みを絶やさない。
高位貴族の令嬢だというのに高飛車なところはなく、優しい未来の王妃。
誰もが彼女を褒め称えたけれど、私はそれが気に入らなかったの。
だって、笑顔が胡散臭いのよ。本心では笑っていないのが分かる笑顔で、第一王子殿下の隣に立っているのが気に入らなかったの。
第一王子殿下と仲が悪いのは見てすぐにわかったわ。
話したことは無かったけれど、すぐに理解したの。彼女は第一王子殿下を思っていないって。
何よりそれが気に入らなかったのよ。
「聞いているのか、お前」
「聞いております。ですが、あまりのお話に驚いてしまいましたの。私は平民ですが、第一王子殿下を、殿下だけをお慕いしております。殿下も私を愛して下さいました。それなのに殿下を裏切り老人の後添えを等」
イシュト殿下の話についあの女のことを考えてしまっていた私は、慌てて困惑した顔を作り俯いたの。
私が第一王子殿下だけを愛しているのよ。
彼と結婚したくて、他の男子生徒に愛想を振りまいたわ。
味方は一人でも多い方がいいと思ったから、そうしたのよ。特にあの女の弟は私の信者になるように、しむけたのよ。姉に劣等感を持っていたから誑かすのは簡単だったわ。
「兄を慕う? 誰にでも足を開く淫乱が良く言うわ」
「そんな、そんなこと私は」
「していないのか? ほお、まあそんなことどうでもいい。お前にそのつもりがなくとも世間はそう見ているのだから。それが真実だ」
イシュト殿下の言葉にわたしの顔は青くなる。
誰にでも足を開く淫乱。そんなこと、私はしていない。私はまだ乙女だわ。私は第一王子殿下だけのものだもの、気軽に他の男を相手にしたりしないもの。
「お前が兄上と添い遂げたくて何やら画策していたんだろうが、やり方がまずかったな。王家は血筋を何より大事にしている。お前の様に多数の男の影がある女は側妃としても妾としてもおけぬ。理由が分かるか」
「わ、分かりません」
だって私は第一王子殿下だけを愛している。
他の人達に愛想を振りまき、弱いところをわざと見せ同情を誘っていたのはすべて第一王子殿下の妻になる為だもの。私は誰にも体を許したりしていないもの。
「誰の子供を孕んでいるのか分からない女を王家には入れられない。それが理由だ」
「私は、第一王子殿下だけですっ」
「お前にとってそれが事実でも、世間がそう思わなければ意味がないのだよ。分かるか、お前は世間的にはただの男好きのあばずれだっていうことを」
冷ややかな目で、イシュト殿下は私を見下す。
兄弟だというのに、第一王子殿下と彼は顔が似ているだけの他人だと思う。
「あばずれだなんて、私は本当に第一王子殿下だけを思って」
それだけが真実。
だって、皆第一王子殿下と私を応援してくれていたのよ。コーデリアなんて聖女という肩書を持っていても婚約者にすら愛して貰えていない可哀そうな女なのに。
私の方が第一王子殿下に愛されていると言うのに、あばずれだなんて。
「まあ、お前の世間の評価などどうでもいい。それでどちらを選ぶんだ? 兄上か大富豪の老人か」
「そんなの決まっています」
第一王子殿下、そう言おうとしてイシュト殿下の声に止められてしまった。
「兄上を選ぶなら、一年以内に二人は仲良く儚くなってもらう」
「え」
「私は王太子になると決まった。兄上の失態のお陰で無理だと諦めていた王太子の地位が私に転がり込んできた」
「そんな、どうして」
「分からないのか? 兄上は父上が選んだ婚約を勝手に破棄しようとした。コーデリア嬢は聖女だ。彼女との婚約は元々王家と彼女の家との繋がりを強化するための政治的な思惑があってのことだったが、彼女は成長する間に聖女となり、その価値を自ら高めた。愚かな兄上は彼女と親しくなる努力もせずに、自分の欲望に忠実になりお前の様なあばずれを選んでしまった」
あばずれ、そう言われて唇を噛む。
私のやり方が悪かったせいで、第一王子殿下に迷惑を掛けたのかと思うとやりきれなかったのよ。
23
お気に入りに追加
737
あなたにおすすめの小説
私はざまぁされた悪役令嬢。……ってなんだか違う!
杵島 灯
恋愛
王子様から「お前と婚約破棄する!」と言われちゃいました。
彼の隣には幼馴染がちゃっかりおさまっています。
さあ、私どうしよう?
とにかく処刑を避けるためにとっさの行動に出たら、なんか変なことになっちゃった……。
小説家になろう、カクヨムにも投稿中。
悪役令嬢ですが、ヒロインに助けを求められています!
しーしび
恋愛
「だすげてぇええ!」
顔をぐしゃぐしゃにした方が私にすがって来ました。
えっと………どういう事ですか?
一匹狼系悪役令嬢×膀胱最弱系ヒロインのお話
********
2020年に書いた暇つぶし小説です。
手直ししようか何度か考えましたが、これはこのまま手をつけない方がいいと判断して、再投稿。
色々とご都合主義で、知識の足りない設定も沢山ありますが、ご容赦下さい。
醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
悪役令嬢なのかヒロインなのか、まずはそこからが問題だ
霜月零
恋愛
わたし、マルガレーテ・フォンディーヌ伯爵令嬢は、生死の境を彷徨った拍子に前世を思い出した。
わたしは、前世で好きだった乙女ゲームのヒロインに転生していたのだ。
だが、ちょっと待って欲しい。
わたしは、本当にヒロインなのか?
前世のわたしはweb小説も好きだった。
中でも悪役令嬢が主人公の物語が好きで、軽く三桁は読み漁ったと思う。
悪役令嬢が主人公の物語では、ヒロインは大抵お馬鹿で自業自得で悲惨な目に合う。
もしかしてわたしは、乙女ゲームのヒロインじゃなく、悪役令嬢の物語の当て馬ヒロインだったりしないかしら。
わたしは乙女ゲームのヒロインなのかそうじゃないのか、まずはそこから調べることが必要だと思う。
破滅の未来を引き寄せない為にね!
※小説家になろう様等、他サイト様にも掲載予定です
すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした
珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。
色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。
バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。
※全4話。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
転生悪役令嬢は冒険者になればいいと気が付いた
よーこ
恋愛
物心ついた頃から前世の記憶持ちの悪役令嬢ベルティーア。
国の第一王子との婚約式の時、ここが乙女ゲームの世界だと気が付いた。
自分はメイン攻略対象にくっつく悪役令嬢キャラだった。
はい、詰んだ。
将来は貴族籍を剥奪されて国外追放決定です。
よし、だったら魔法があるこのファンタジーな世界を満喫しよう。
国外に追放されたら冒険者になって生きるぞヒャッホー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる