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ゴブリンの魔石
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朝ご飯を食べて、焚火を片付けしていたらそれなりの時間になった。
魔物除けの香を消したらオークが近づいて来たけれど、ゲルトさんがサクッと狩ってしまったので唖然とした。
なんで一太刀で狩れちゃうんだろ、ゲルトさん凄すぎる。
「なんか凄い」
「本当だね。でもワルドさんだってオーク位簡単に狩るよ。もしかしてオークって簡単に狩れる魔物なのかって勘違いしちゃうよ俺」
「本当だよねえ。あれ見たらオークって弱いのって思っちゃうよね」
だけどそんな事は無い、正解はゲルトさんが、強いだ。
オークはパーティーで狩るんじゃないなら、下の上位の級じゃないと狩れない魔物なんだから。
つまり、俺達の級じゃ依頼が単独じゃ受けられないんだ。
まあ、俺でも狩れないことはないよ。魔法がちゃんと俺の思う通りに発動すれば。
「あ、ゴブリンも来た」
まだ俺達は森に入っていない、遠くに森が見えそうな小川の近くで野営していたんだけど、香を消した途端こんなに魔物が出てくるとは思わなかった。
「ウヅキ、魔法使わない狩り方見せてくれねえか」
ワルドさんの言葉に、動こうとしていたゲルトさんが止まる。
「え、いいですよ。じゃあいってきますっ」
なんでそんなこと言われたのか分かんないけれど、ワルドさんの言葉に俺はゴブリンの近くに走りながら右手に石を土魔法で生成する。
作るイメージはまきびしだから、トゲトゲしている石が出来上がった。
これをゴブリンの顔めがけて力いっぱい投げつける。
「ヒット!」
しっかりゴブリンの顔に石の棘が刺さってゴブリンがよろめいたところで、ナイフで首を切りつけた。と思ったったら横からもう一体出てきたのでこっちは蹴りで横倒しにした後、首元をナイフで切り裂く。
「ウヅキ、おめえ本当に蹴りに躊躇いがないな」
あれ、ワルドさん顔が引きつってない?
「躊躇ってたらこっちがやられちゃいますよ?」
ゴブリンの心臓の位置にナイフを突き立てると、カチリと硬い物に刃先が当たった。
ゴブリンの側にも魔石が落ちているけれど、もう一個取れたみたいだ。
やっぱり解体でも取れるんだなあ。でも、ナイフを刺しただけで解体扱いとかいいのかな。
「本当にウズキは魔石が落ちるな」
「そうですね。あ、ワルドさん見ててください」
取得したばかりの魔石を、俺の左手の薬指にはめてる指輪の上に押し付ける。
「魔石が消えた」
「ゴブリンだとそんなに魔力増えないかなぁ。どのくらい入ったか分からないんですけど、こんな感じに魔石でも魔力補充できるみたいです」
「とんでもねえな。魔道具の魔石の魔力が空になったら魔力込めればまた使えるようにはなるが、魔道具そのものに魔石を吸収させて補充出来るとはなぁ」
ワルドさんが呆れた顔をしてる。
まあ、魔道具というか神具だからその辺りは違うんだろうな。
「あ、もう一体出てきた」
ゴブリンが多い場所なんだろうか、結構出てくる。
俺はたたっと駆け寄りながら、石を打つけてナイフで首を切る。
「ウズキ凄い」
「はい、グレオ君も魔石で補充やってみて」
ポイポイっとグレオ君とワルドさんに取れた魔石を投げて、ゲルトさんのところに行って魔石を手渡す。
「はい、ゲルトさんも」
「俺はさっきのオークのがあるぞ」
「試しですから」
強引に受け取ってもらうと、ゲルトさんも無事に魔石で補充が出来た。
「あ、またゴブリン。風の刃」
魔力五と念じながら発動すると、理想的な風の刃が発動した。
「お、ウヅキいい大きさじゃないか」
「へへっ」
倒れたゴブリンから魔石を取って、得意げに胸を張る。
今はまだ念じてるけど、そのうちきっと念じなくても出来るようになりたいな。
魔物除けの香を消したらオークが近づいて来たけれど、ゲルトさんがサクッと狩ってしまったので唖然とした。
なんで一太刀で狩れちゃうんだろ、ゲルトさん凄すぎる。
「なんか凄い」
「本当だね。でもワルドさんだってオーク位簡単に狩るよ。もしかしてオークって簡単に狩れる魔物なのかって勘違いしちゃうよ俺」
「本当だよねえ。あれ見たらオークって弱いのって思っちゃうよね」
だけどそんな事は無い、正解はゲルトさんが、強いだ。
オークはパーティーで狩るんじゃないなら、下の上位の級じゃないと狩れない魔物なんだから。
つまり、俺達の級じゃ依頼が単独じゃ受けられないんだ。
まあ、俺でも狩れないことはないよ。魔法がちゃんと俺の思う通りに発動すれば。
「あ、ゴブリンも来た」
まだ俺達は森に入っていない、遠くに森が見えそうな小川の近くで野営していたんだけど、香を消した途端こんなに魔物が出てくるとは思わなかった。
「ウヅキ、魔法使わない狩り方見せてくれねえか」
ワルドさんの言葉に、動こうとしていたゲルトさんが止まる。
「え、いいですよ。じゃあいってきますっ」
なんでそんなこと言われたのか分かんないけれど、ワルドさんの言葉に俺はゴブリンの近くに走りながら右手に石を土魔法で生成する。
作るイメージはまきびしだから、トゲトゲしている石が出来上がった。
これをゴブリンの顔めがけて力いっぱい投げつける。
「ヒット!」
しっかりゴブリンの顔に石の棘が刺さってゴブリンがよろめいたところで、ナイフで首を切りつけた。と思ったったら横からもう一体出てきたのでこっちは蹴りで横倒しにした後、首元をナイフで切り裂く。
「ウヅキ、おめえ本当に蹴りに躊躇いがないな」
あれ、ワルドさん顔が引きつってない?
「躊躇ってたらこっちがやられちゃいますよ?」
ゴブリンの心臓の位置にナイフを突き立てると、カチリと硬い物に刃先が当たった。
ゴブリンの側にも魔石が落ちているけれど、もう一個取れたみたいだ。
やっぱり解体でも取れるんだなあ。でも、ナイフを刺しただけで解体扱いとかいいのかな。
「本当にウズキは魔石が落ちるな」
「そうですね。あ、ワルドさん見ててください」
取得したばかりの魔石を、俺の左手の薬指にはめてる指輪の上に押し付ける。
「魔石が消えた」
「ゴブリンだとそんなに魔力増えないかなぁ。どのくらい入ったか分からないんですけど、こんな感じに魔石でも魔力補充できるみたいです」
「とんでもねえな。魔道具の魔石の魔力が空になったら魔力込めればまた使えるようにはなるが、魔道具そのものに魔石を吸収させて補充出来るとはなぁ」
ワルドさんが呆れた顔をしてる。
まあ、魔道具というか神具だからその辺りは違うんだろうな。
「あ、もう一体出てきた」
ゴブリンが多い場所なんだろうか、結構出てくる。
俺はたたっと駆け寄りながら、石を打つけてナイフで首を切る。
「ウズキ凄い」
「はい、グレオ君も魔石で補充やってみて」
ポイポイっとグレオ君とワルドさんに取れた魔石を投げて、ゲルトさんのところに行って魔石を手渡す。
「はい、ゲルトさんも」
「俺はさっきのオークのがあるぞ」
「試しですから」
強引に受け取ってもらうと、ゲルトさんも無事に魔石で補充が出来た。
「あ、またゴブリン。風の刃」
魔力五と念じながら発動すると、理想的な風の刃が発動した。
「お、ウヅキいい大きさじゃないか」
「へへっ」
倒れたゴブリンから魔石を取って、得意げに胸を張る。
今はまだ念じてるけど、そのうちきっと念じなくても出来るようになりたいな。
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