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苛々する気持ちをぶつけて、それで
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「ど、どうしてフィリップ様の杯が? フィリップ様に何の罪があるというのですか」
「それは私には言えないわ。フィリップ殿下もあなたにそれを知られることを望んではいらっしゃらない筈」
何故私は彼女を傷つけたい等と急に思い始めたのでしょう。
彼女がフィリップ殿下の愛の為、自らを犠牲にしようとしているからでしょうか。
彼女が罪を犯しながら、それでもそれがフィリップ殿下の為になると信じて満足しているからでしょうか。
いいえ、違います。
そうではありません。
「神の裁きを飲むと、この杯一つで一ヶ月罪を償うための苦しみを受けるのよ。どんなに苦しくても正気を失うことは無いそうよ。もう一つ杯を飲むとその期間が一ヶ月増えるの」
「杯一つが一ヶ月、もう一つ飲むともう一ヶ月増える」
エミリアさんは私が持つ銀盆を恐ろしそうに見つめ、震え始めました。
これはまともな貴族の家に生まれた子供なら大罪を犯した者の恐ろしい刑として、必ず教えられる刑罰です。
神の裁きの話を聞いた幼い頃の私は、その恐ろしさから熱を出した程です。
娘と同じ刑を望んでいるという男爵家の当主は、善良な方だったのでしょう。
エミリアさんの反応から、神の裁きの刑について彼女がしっかりと学んでいたと分かります。
本来であれば彼女はこんな裁きなど無縁の人生を送るでした。
フィリップ殿下と親しくなり、将来を望んでしまったことで王妃様に排除対象となり、罪を自ら作りフィリップ殿下の前から消えようとしているのです。
「私の罪はそれ程に重かったのですね。放火の罪よりもフィリップ様との未来を望んだことによる罪なのですね」
私の考えを超える言葉を、エミリアさんは口にしました。
晴れ晴れとした顔で、エミリアさんはそう言い切って驚くべきことを告げました。
「その罪は私が負うべきものです。どうぞフィリップ様の杯も私に賜りたく」
気負う事も、悲壮感を漂わせることもなくエミリアさんは私に向かってそう言いました。
愛する方の為ならば、恐ろしい刑罰の期間が増えることも厭わない。そういうことなのでしょうか。
「神の裁きは恐ろしい刑罰よ。その恐ろしい期間が増えるのは、その先にあるのが死だとしても苦しい事に変わりがないわ。それでもフィリップ殿下の分まで引き受けようと思うの?」
「フィリップ様の何が罪だと言うのでしょう。あの誠実で優しい方が罪を犯す筈がありません。罪だというのなら、それは私とフィリップ様が二人の未来を望んだ事でしょう。陛下と王妃様が定めた婚約を、私達が壊したのです。それを罪だというのなら、それはフィリップ様ではなく私が負うべきものです。私が悪いのです。私だけが悪いのですフィリップ様は愚かな私に同情しただけです。何も悪くありません。私が愚かにも望んでしまった未来を、優しいフィリップ様が叶えてくれ様としただけです。それだけで死罪だなんて、神の裁きを受けなければならないなんて、フィリップ様がお気の毒です。私が悪いのです、私だけが悪いのです」
エミリアさんはフィリップ殿下には罪が無いと言うのです。
優しいフィリップ殿下、そう優しい人だからエミリアさんを捨てられなかったのだと言うのです。
「どうかお願いします。私だけに罪の裁きを、フィリップ様に罪はございません。私が悪いのです。私が、私だけが悪いのです」
それ程の献身を捧げる価値があの人にあるのでしょうか。
私にはその価値は見出せませんでした。
ずっと傍に居たのに、傍に居るしかなかったというのに。
たった一年、それだけの時間しか傍に居なかったエミリアさんがフィリップ殿下の価値を声高に言うのです。
アヌビートが、フィリエ伯爵が、フィリップ殿下の延命を願うのです。
私には理解できないというのに、フィリップ殿下が自分の苦痛の時間を増やしてでも延命を願いたいと思う程の価値を思い願う。そんなことがどうして出来るのでしょう。
私はどうしてフィリップ殿下に何の価値も見いだせないのでしょう。
長年傍にいたのは私です。
傍に居るしかなかったのは私だけです。
なのに私はフィリップ殿下と親しくなるのを諦め、未来の夫となるのが絶望の未来だとしか思えず、ただ最低の未来を粛々と受け入れるしかないと諦めて接していたのです。
彼は最低の人間だと思っていました。
こんな人が夫になるのだと、絶望を感じていました。
でも王命での婚約を破棄することは出来ず。いっそ浮気をしてくれたら、それを理由に唯一の権利を施行出来るのにと思っていました。
彼が優しい人かなんて、私は知りません。
誰かと幸せになる未来を望んでいたなんて、想像したことすらありません。
私と一緒にただ夫婦になるだけ、互いに望んでいない不幸な未来を過ごすだけ。
そうとしか思っていなかった人でした。
エミリアさんという存在が現れて、婚約破棄を喜々として行ってそれで終わりになる筈でした。
最低な人と過ごさなくて良くなった未来、それを私は喜べばいい。
それだけの筈だったのに。
「あなたにとってフィリップ殿下は優しく頼りになる人だったのですね」
「はい。私には過ぎた方でした。フィリップ様の身分は尊く、それなのに私に優しく思いやりがある方で、だから私は諦められませんでした。だからこれは愚かな私の罪なんです。フィリップ様の罪ではありません。彼は、あの方は優しすぎて私を排除出来なかったのです」
優しいと最後までそういうエミリアさんは、本当に二杯の神の裁きを目の前に出されても笑顔のまま受け入れるでしょう。それでフィリップ殿下の命が救われると言われたら、何杯でも笑顔のまま飲むのでしょう。
敗北です。
これは私の敗北でしかありません。
婚約者だったら、もっとフィリップ殿下の気持ちに寄り添うべきでした。
私がそうしていたら、フィリップ殿下ももしかしたら変わっていたのかもしれないのです。
例え王妃様の魔法があったとしても、エミリアさんはそれを超えた付き合いをフィリップ殿下としていたのですから。
私も諦めず努力をしていたら、もしかしたらそういう関係を築けていたかもしれないのです。
「あなたの刑の執行は、後ほどお伝えします」
逃げる様に私は扉を開き外に出ました。
どうしてでしょう。
私の視界は歪んでいました、止められない涙で視界が歪んでいたのです。
「それは私には言えないわ。フィリップ殿下もあなたにそれを知られることを望んではいらっしゃらない筈」
何故私は彼女を傷つけたい等と急に思い始めたのでしょう。
彼女がフィリップ殿下の愛の為、自らを犠牲にしようとしているからでしょうか。
彼女が罪を犯しながら、それでもそれがフィリップ殿下の為になると信じて満足しているからでしょうか。
いいえ、違います。
そうではありません。
「神の裁きを飲むと、この杯一つで一ヶ月罪を償うための苦しみを受けるのよ。どんなに苦しくても正気を失うことは無いそうよ。もう一つ杯を飲むとその期間が一ヶ月増えるの」
「杯一つが一ヶ月、もう一つ飲むともう一ヶ月増える」
エミリアさんは私が持つ銀盆を恐ろしそうに見つめ、震え始めました。
これはまともな貴族の家に生まれた子供なら大罪を犯した者の恐ろしい刑として、必ず教えられる刑罰です。
神の裁きの話を聞いた幼い頃の私は、その恐ろしさから熱を出した程です。
娘と同じ刑を望んでいるという男爵家の当主は、善良な方だったのでしょう。
エミリアさんの反応から、神の裁きの刑について彼女がしっかりと学んでいたと分かります。
本来であれば彼女はこんな裁きなど無縁の人生を送るでした。
フィリップ殿下と親しくなり、将来を望んでしまったことで王妃様に排除対象となり、罪を自ら作りフィリップ殿下の前から消えようとしているのです。
「私の罪はそれ程に重かったのですね。放火の罪よりもフィリップ様との未来を望んだことによる罪なのですね」
私の考えを超える言葉を、エミリアさんは口にしました。
晴れ晴れとした顔で、エミリアさんはそう言い切って驚くべきことを告げました。
「その罪は私が負うべきものです。どうぞフィリップ様の杯も私に賜りたく」
気負う事も、悲壮感を漂わせることもなくエミリアさんは私に向かってそう言いました。
愛する方の為ならば、恐ろしい刑罰の期間が増えることも厭わない。そういうことなのでしょうか。
「神の裁きは恐ろしい刑罰よ。その恐ろしい期間が増えるのは、その先にあるのが死だとしても苦しい事に変わりがないわ。それでもフィリップ殿下の分まで引き受けようと思うの?」
「フィリップ様の何が罪だと言うのでしょう。あの誠実で優しい方が罪を犯す筈がありません。罪だというのなら、それは私とフィリップ様が二人の未来を望んだ事でしょう。陛下と王妃様が定めた婚約を、私達が壊したのです。それを罪だというのなら、それはフィリップ様ではなく私が負うべきものです。私が悪いのです。私だけが悪いのですフィリップ様は愚かな私に同情しただけです。何も悪くありません。私が愚かにも望んでしまった未来を、優しいフィリップ様が叶えてくれ様としただけです。それだけで死罪だなんて、神の裁きを受けなければならないなんて、フィリップ様がお気の毒です。私が悪いのです、私だけが悪いのです」
エミリアさんはフィリップ殿下には罪が無いと言うのです。
優しいフィリップ殿下、そう優しい人だからエミリアさんを捨てられなかったのだと言うのです。
「どうかお願いします。私だけに罪の裁きを、フィリップ様に罪はございません。私が悪いのです。私が、私だけが悪いのです」
それ程の献身を捧げる価値があの人にあるのでしょうか。
私にはその価値は見出せませんでした。
ずっと傍に居たのに、傍に居るしかなかったというのに。
たった一年、それだけの時間しか傍に居なかったエミリアさんがフィリップ殿下の価値を声高に言うのです。
アヌビートが、フィリエ伯爵が、フィリップ殿下の延命を願うのです。
私には理解できないというのに、フィリップ殿下が自分の苦痛の時間を増やしてでも延命を願いたいと思う程の価値を思い願う。そんなことがどうして出来るのでしょう。
私はどうしてフィリップ殿下に何の価値も見いだせないのでしょう。
長年傍にいたのは私です。
傍に居るしかなかったのは私だけです。
なのに私はフィリップ殿下と親しくなるのを諦め、未来の夫となるのが絶望の未来だとしか思えず、ただ最低の未来を粛々と受け入れるしかないと諦めて接していたのです。
彼は最低の人間だと思っていました。
こんな人が夫になるのだと、絶望を感じていました。
でも王命での婚約を破棄することは出来ず。いっそ浮気をしてくれたら、それを理由に唯一の権利を施行出来るのにと思っていました。
彼が優しい人かなんて、私は知りません。
誰かと幸せになる未来を望んでいたなんて、想像したことすらありません。
私と一緒にただ夫婦になるだけ、互いに望んでいない不幸な未来を過ごすだけ。
そうとしか思っていなかった人でした。
エミリアさんという存在が現れて、婚約破棄を喜々として行ってそれで終わりになる筈でした。
最低な人と過ごさなくて良くなった未来、それを私は喜べばいい。
それだけの筈だったのに。
「あなたにとってフィリップ殿下は優しく頼りになる人だったのですね」
「はい。私には過ぎた方でした。フィリップ様の身分は尊く、それなのに私に優しく思いやりがある方で、だから私は諦められませんでした。だからこれは愚かな私の罪なんです。フィリップ様の罪ではありません。彼は、あの方は優しすぎて私を排除出来なかったのです」
優しいと最後までそういうエミリアさんは、本当に二杯の神の裁きを目の前に出されても笑顔のまま受け入れるでしょう。それでフィリップ殿下の命が救われると言われたら、何杯でも笑顔のまま飲むのでしょう。
敗北です。
これは私の敗北でしかありません。
婚約者だったら、もっとフィリップ殿下の気持ちに寄り添うべきでした。
私がそうしていたら、フィリップ殿下ももしかしたら変わっていたのかもしれないのです。
例え王妃様の魔法があったとしても、エミリアさんはそれを超えた付き合いをフィリップ殿下としていたのですから。
私も諦めず努力をしていたら、もしかしたらそういう関係を築けていたかもしれないのです。
「あなたの刑の執行は、後ほどお伝えします」
逃げる様に私は扉を開き外に出ました。
どうしてでしょう。
私の視界は歪んでいました、止められない涙で視界が歪んでいたのです。
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