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海編
60.新たな敵
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戦闘が終わり、空域より一気に艦載機が帰ってきたので、キティーホークの飛行甲板上はまるで某国の巨大ターミナル駅の様相を呈していた。
中にはアレスティングワイヤに引っ掛からず、着艦をやり直すためにタッチアンドゴーの要領でアフターバーナーを吹かせ再び飛び立ってゆく姿が見られた。おそらく先ほどの初戦闘と混乱によって、パイロットたちは相当消耗したことがうかがえる。
このアレスティングワイヤとは艦載機の後方下部ついているフックを引っ掛け急制動をかける為の空母に搭載された金属製の太い縄のようなもののことだ。これは船の後方に横断する形で縦並びに備え付けられているのだが、艦載機のフックがそれに引っ掛からないと着陸時約200㎞/h出ている機体を止めることができず、オーバーランしてしまいそのまま艦首から海へと真っ逆さまに落ちてしまう。そのため止められなかった場合はすぐにエンジン全開にして再び着陸態勢に戻るのだ。
俺はウィスティリアと一緒に彼らの着艦を見守ろうと、艦橋に近い上甲板で見ていた。
「陛下、まことに勝手なことだとは思いますが、私を航空団司令から辞任させていただけないでしょうか?」
「ダメだ、というよりこんなことで諦めるのか?君らの悲願を達成したいんじゃないのか?しかも今回の件は俺にも非がある」
「いえ、陛下には非はありません、あの時感情的になってあの場で冷静な判断ができなかった私自身に非があります、こんな私には航空団はもとより一指揮官として成り立ちません」
「そうかもしれないが、今回の件は根本的な大きな問題があるんだ」
この作戦中に大きな問題が二つ浮き彫りになっていた。一つはレーダーの情報に頼りすぎたため分析をせずそのまま行動に移してしまったこと、もう一つがその情報を空母に乗り合わせている司令部内でしっかりと情報共有出来ていなかったため、それを起因とする、悪い言い方をすればくだらないプライドの張り合いが起きてしまっていたことが挙げられる。
そして根本的な問題として、LiSMの能力で隊員たちに運用能力自体を付与することはできるが、経験というものまでは付与できないので、特にハイテク技術や先進的な運用思想が含まれているものについてはこの世界の人が扱うとなるとどうしたってハードルが高くなる。これまで銃の運用が上手くいっていたのは、あれは現代の人たちでも少しの訓練で運用できるほど比較的簡単に扱うことができるからで、且つ、もともとが対人戦闘や矢や魔法が飛んでくることにも慣れているという戦士として戦いにおいての“経験”があったからだ。
ただ、逆に今回このように問題が浮き彫りになってくれたおかげで次に出す兵器を実戦配備する前に訓練期間をもっと長く設けなければいけないことが分かった、もとより訓練のことについては短すぎたと前々から思っていたが甘く考えすぎていた。
「……ということだから、俺の考えが甘かった部分がある、特に今回はそれが顕著に出てしまった。申し訳ない」
俺はウィスティリアに向かって頭を下げていた。
「陛下、頭を上げてください、我々は本来陛下のご命令をもとに任務を完遂させることが使命なので、私が謝ることは筋が通っていますが、陛下が頭を下げてしまっては私にはどうすることもできません……ただ、そんな陛下の姿勢や考えがみんなの信頼の元となっていることはいいことだと思います」
「そうだな、ありがとう」
こうやって実際言われてみると照れ臭いが、この完全に上からではなく時に非を認めたり、足りない部分を助けてもらう姿勢をもって接することというのは他人から見れば頼ることもできるし、頼ってもらえるというその人自身の存在の肯定にもつながる。
「陛下!今すぐCDCにお越しください!」
必死の形相で俺に報告してきたのはベイル艦長だった。
「何があった?」
「敵の奇襲です!」
「分かったすぐに行こう」
急いで3人はCDCに戻ると、中央の大型ディスプレイ上には空母機動艦隊の前線の一番右に位置するイージス艦こんごうのレーダーが映し出されていた。
「敵の航空部隊と思われる機影およそ100!さらに接近!」
「何だと?さっきので敵航空部隊は排除したのではないのか?」
「ええ、前の航空部隊は“海軍所属”と申しましょうか、帝国にはもう一つ“陸軍所属”の航空部隊があります。なので恐らくその部隊が出張ってきたのではないかと……」
いつの間にいたのかアリサはCDC中央に位置する指揮官席に座っていた。そして俺が部屋に入ってきた途端に立ち上がり、何故か俺に抱き着いてきていた。
「あ、アリサ?なぜそれが今となってしかも海に出てくるんだ?それとなぜくっついてきた?」
「よいではありませんかワタ様、いいえ、旦那様?……そんなことより敵の航空部隊のことでしたよね?きっと彼らは内陸で“獲物”を食い尽くして新たな“獲物”を探そうとのこのこと出てきたのだと推察します、きっと彼らのことなので海軍所属の航空部隊とは違って本能の赴くままに動く野蛮な連中しかいないので、深いことは考えていないと思います、さらに言うとこちらの存在にはおそらく死んでも気づくことはないでしょう」
「お、おう……」
(そんなことより、アリサの柔らかくて心が躍るものが背中に当たってるんですけど!?そんなことしたら俺のリトルブラザーが大変なことに)
アリサの身長はそんなに高くはないが、出るところは出て(特に胸)引っ込んでいるところは引っ込んでいて、まるでA〇女優のような〇〇イ体付きをしている。そんな体を密着されている当の俺の理性はもはや我慢の限界である。
この状態の俺に気付かないふりをしているのか自然にやっているかわからないが、そんなアリサ曰く。
さっきまで相手をしていた海軍所属機は高度な訓練と教育がなされた所謂エリート集団だったのに対して、陸軍所属機は言ってしまえばただの現場上がりの兵卒や下士官で、その中でも少しでも乗りこなすことができる連中の寄せ集めなので質よりも量を優先した部隊と言えよう。
「第一駆逐戦隊旗艦こんごうより入電!我、対空戦闘必須と認める、指示を!です」
「こんごうに打電、第一駆逐戦隊全艦で対空戦闘を開始せよ!……それと更なる事態に備えて給油と補給を済ませ終わった機体を10機ほど発艦させろ!」
「陛下、お言葉ではありますが艦載機部隊は非常に消耗しております、誠に勝手ながら意見を具申させていただきますと、艦載ヘリ発艦を提案いたします」
「そうだなウィスティリア、そうしよう、ただ、ここは戦場だ!時には無理も必要なことだけはわかっているよな?」
「はッ、心得ております。帰還してきた艦載機はすぐさま給油と補給を終わらせ、即時待機にしておきます」
「では、ウィスティリアと艦長は空母上空の状況を注視し発艦が必要とあれば航空部隊を発艦させのその指揮をとれ、アリサは艦隊の状況を注視し、もし対空戦闘の能力が限界と判断したならば艦載機発艦命令と第一艦隊の救援要請を出してくれ、何か質問は?」
「「「ありません!」」」
「状況開始!」
中にはアレスティングワイヤに引っ掛からず、着艦をやり直すためにタッチアンドゴーの要領でアフターバーナーを吹かせ再び飛び立ってゆく姿が見られた。おそらく先ほどの初戦闘と混乱によって、パイロットたちは相当消耗したことがうかがえる。
このアレスティングワイヤとは艦載機の後方下部ついているフックを引っ掛け急制動をかける為の空母に搭載された金属製の太い縄のようなもののことだ。これは船の後方に横断する形で縦並びに備え付けられているのだが、艦載機のフックがそれに引っ掛からないと着陸時約200㎞/h出ている機体を止めることができず、オーバーランしてしまいそのまま艦首から海へと真っ逆さまに落ちてしまう。そのため止められなかった場合はすぐにエンジン全開にして再び着陸態勢に戻るのだ。
俺はウィスティリアと一緒に彼らの着艦を見守ろうと、艦橋に近い上甲板で見ていた。
「陛下、まことに勝手なことだとは思いますが、私を航空団司令から辞任させていただけないでしょうか?」
「ダメだ、というよりこんなことで諦めるのか?君らの悲願を達成したいんじゃないのか?しかも今回の件は俺にも非がある」
「いえ、陛下には非はありません、あの時感情的になってあの場で冷静な判断ができなかった私自身に非があります、こんな私には航空団はもとより一指揮官として成り立ちません」
「そうかもしれないが、今回の件は根本的な大きな問題があるんだ」
この作戦中に大きな問題が二つ浮き彫りになっていた。一つはレーダーの情報に頼りすぎたため分析をせずそのまま行動に移してしまったこと、もう一つがその情報を空母に乗り合わせている司令部内でしっかりと情報共有出来ていなかったため、それを起因とする、悪い言い方をすればくだらないプライドの張り合いが起きてしまっていたことが挙げられる。
そして根本的な問題として、LiSMの能力で隊員たちに運用能力自体を付与することはできるが、経験というものまでは付与できないので、特にハイテク技術や先進的な運用思想が含まれているものについてはこの世界の人が扱うとなるとどうしたってハードルが高くなる。これまで銃の運用が上手くいっていたのは、あれは現代の人たちでも少しの訓練で運用できるほど比較的簡単に扱うことができるからで、且つ、もともとが対人戦闘や矢や魔法が飛んでくることにも慣れているという戦士として戦いにおいての“経験”があったからだ。
ただ、逆に今回このように問題が浮き彫りになってくれたおかげで次に出す兵器を実戦配備する前に訓練期間をもっと長く設けなければいけないことが分かった、もとより訓練のことについては短すぎたと前々から思っていたが甘く考えすぎていた。
「……ということだから、俺の考えが甘かった部分がある、特に今回はそれが顕著に出てしまった。申し訳ない」
俺はウィスティリアに向かって頭を下げていた。
「陛下、頭を上げてください、我々は本来陛下のご命令をもとに任務を完遂させることが使命なので、私が謝ることは筋が通っていますが、陛下が頭を下げてしまっては私にはどうすることもできません……ただ、そんな陛下の姿勢や考えがみんなの信頼の元となっていることはいいことだと思います」
「そうだな、ありがとう」
こうやって実際言われてみると照れ臭いが、この完全に上からではなく時に非を認めたり、足りない部分を助けてもらう姿勢をもって接することというのは他人から見れば頼ることもできるし、頼ってもらえるというその人自身の存在の肯定にもつながる。
「陛下!今すぐCDCにお越しください!」
必死の形相で俺に報告してきたのはベイル艦長だった。
「何があった?」
「敵の奇襲です!」
「分かったすぐに行こう」
急いで3人はCDCに戻ると、中央の大型ディスプレイ上には空母機動艦隊の前線の一番右に位置するイージス艦こんごうのレーダーが映し出されていた。
「敵の航空部隊と思われる機影およそ100!さらに接近!」
「何だと?さっきので敵航空部隊は排除したのではないのか?」
「ええ、前の航空部隊は“海軍所属”と申しましょうか、帝国にはもう一つ“陸軍所属”の航空部隊があります。なので恐らくその部隊が出張ってきたのではないかと……」
いつの間にいたのかアリサはCDC中央に位置する指揮官席に座っていた。そして俺が部屋に入ってきた途端に立ち上がり、何故か俺に抱き着いてきていた。
「あ、アリサ?なぜそれが今となってしかも海に出てくるんだ?それとなぜくっついてきた?」
「よいではありませんかワタ様、いいえ、旦那様?……そんなことより敵の航空部隊のことでしたよね?きっと彼らは内陸で“獲物”を食い尽くして新たな“獲物”を探そうとのこのこと出てきたのだと推察します、きっと彼らのことなので海軍所属の航空部隊とは違って本能の赴くままに動く野蛮な連中しかいないので、深いことは考えていないと思います、さらに言うとこちらの存在にはおそらく死んでも気づくことはないでしょう」
「お、おう……」
(そんなことより、アリサの柔らかくて心が躍るものが背中に当たってるんですけど!?そんなことしたら俺のリトルブラザーが大変なことに)
アリサの身長はそんなに高くはないが、出るところは出て(特に胸)引っ込んでいるところは引っ込んでいて、まるでA〇女優のような〇〇イ体付きをしている。そんな体を密着されている当の俺の理性はもはや我慢の限界である。
この状態の俺に気付かないふりをしているのか自然にやっているかわからないが、そんなアリサ曰く。
さっきまで相手をしていた海軍所属機は高度な訓練と教育がなされた所謂エリート集団だったのに対して、陸軍所属機は言ってしまえばただの現場上がりの兵卒や下士官で、その中でも少しでも乗りこなすことができる連中の寄せ集めなので質よりも量を優先した部隊と言えよう。
「第一駆逐戦隊旗艦こんごうより入電!我、対空戦闘必須と認める、指示を!です」
「こんごうに打電、第一駆逐戦隊全艦で対空戦闘を開始せよ!……それと更なる事態に備えて給油と補給を済ませ終わった機体を10機ほど発艦させろ!」
「陛下、お言葉ではありますが艦載機部隊は非常に消耗しております、誠に勝手ながら意見を具申させていただきますと、艦載ヘリ発艦を提案いたします」
「そうだなウィスティリア、そうしよう、ただ、ここは戦場だ!時には無理も必要なことだけはわかっているよな?」
「はッ、心得ております。帰還してきた艦載機はすぐさま給油と補給を終わらせ、即時待機にしておきます」
「では、ウィスティリアと艦長は空母上空の状況を注視し発艦が必要とあれば航空部隊を発艦させのその指揮をとれ、アリサは艦隊の状況を注視し、もし対空戦闘の能力が限界と判断したならば艦載機発艦命令と第一艦隊の救援要請を出してくれ、何か質問は?」
「「「ありません!」」」
「状況開始!」
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