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陸編
19.作戦会議
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時は少し遡り、アルダート城内の会議室ではハミルトンへの援軍について会議していた。
作戦会議にはメリア、ヴァーテ(総参謀長)、ウェルシュ(陸軍司令官)、リメリア・セレナ(近衛師団長)、ポーラ(陸軍情報部長)ベルが参加した。
席につくとまず陸軍情報部長のポーラが恐縮したようすで話し出す
「で、では、情報部から……ほ、報告させていただきます、現在ハミルトン城は帝国軍4万によって北の方角から侵攻を受けています、対するハミルトン城防衛隊はハミルトン・エレシア様が率いるハミルトン親衛隊1万と商人ギルド支部長率いる義勇兵が2千の総計1万2千とこちら側は数の上では劣勢です」
「“数の上では”とはどういう事なの?」
「はっ、はい、え~と、彼の帝国軍は全体的に傭兵や狩猟民俗を取り込んだため指令系統があまり機能しておらず、集団戦闘ではこちらに分があります、しかし侮れないのが、元々傭兵や狩猟民俗であったので個人戦闘ではあちらに軍配が上がります、ですので戦術の使い方・攻め方等でも優劣が決まってくるかと思います、以上です」
「増援については誰だ?」
「ハッ!わたくしが話させて頂きます」
すると、俺の隣に座っていたウェルシュが立ち上がる
「今、増援の準備が完了しているのは、リメリア中将の率いる近衛師団の約3万、ベル准将率いる騎兵3千です、以上の部隊で総勢約3万3千です、敵の増援がない限りはこちらが優勢になります」
「他には、何か有るか?」
「ないと思うは……いつもだとここでエレシア姉さんが訂正とかをするんだけどね、今姉さんはきっと城を守るのに手一杯なんだろうな……そうだ、ウェルシュ!余っている部隊ない?」
「今はもう何処の部隊も国境地域防衛に遠征してしまって、特に……残っている部隊は、今女王陛下のまわりを守る従軍侍女と護衛メイドのみです」
「そうね、そうよね、ごめんなさい」
「大丈夫だ、俺に良い案がある、というよりそもそも俺を期待していたんだろう?」
そういうと、自分のポケットからLiSMをとりだし銃器の項目を開きあるものを探し出す
探している間、皆何をしているのか分からずじっとこちらを見つめていた、ただ、急に話を中断し訳のわからないことをし始めたことに対して怒っているのか、約1名は憤怒の形相でこちらを威嚇している。
このときワタは何を探していたかと言うと、約80年以上に渡って使用し続けられてきた“ブローニングM2重機関銃”だ、この銃は12.7×99㎜ NATO弾を使用し有効射程が2000mも有り、毎分約500~600ぐらいの速さで(他の機関銃に比べると発射速度は遅いが)弾を発射し、音速の3倍程度の弾丸を撃ち出し、約800m先にも正確に命中する。
前回の防衛作戦で使っていたM240でもよかったが、今回は作戦の都合上、長射程で高威力M2を選んだ
俺は選び終えると机の上にM2を召喚してみる
M240を召喚した時と同じように淡い光を放った後にM2が現れる
「ワタ様、これはこの間の銃と何が違うのですか?」
「いい質問だベル、この銃はこの間の銃より、より遠く、ある程度正確に撃つことができる、これによって遠くを狙撃することも可能だし、前みたいにばらまくことも可能だ!」
「では、この間のように私も活躍できるのですね!」
「そ、そうだな、ただ、ベルには本来の……と言うより別の指令があるからそっちを頑張ってくれ」
「……はい」
ベルは残念そうな顔をするが気にせず続ける
「それとポーラ、敵はいつ動き出しそうだ?」
「ハッ、情報によりますと現地敵部隊は補給部隊と増援部隊を待ってから攻撃しそうだとのことなので約一週間後には攻勢が始まるかと思われます!」
「ここからどのぐらいでハミルトンに着く?」
「補給をしながらだと1週間、途中での補給を無視し、補給をハミルトンでよいのならば5日で到達可能です」
「補給のことは任せた、今すぐハミルトン救出のために全救援部隊に出撃命令を伝達!出撃は今夜!」
その言葉を聞いた各々は最敬礼をした後、早々と部屋を出ていき各部署に戻ってゆく、会議室には俺とメリアだけが残る
メリアは顔を手で覆い動かなくなっていた
「メリア……そんなに落ち込むなって今すぐ救ってこられるだろ?」
「今、私はものすごく怖いの……また、戦場で家族を失うかもしれないから……もしかしたらあなたまで失うかもしれないから」
メリアは過去にあった帝国との戦争で多くの家臣、友人、家族、部下を亡くし、今回も今唯一残っている親族(エレシア)をも失うかもしれないという恐怖、ハミルトン城をとられ首都に迫ってくるかもしれないという焦燥感からパニックに陥っている
「大丈夫、そんなことはさせない、俺に任せろ!まだまだ俺には秘策があるから」
俺はこの救出作戦で召喚物の“試運転”みたいなものをしてみようと思った、例えば今まで銃器だけだったが、車両や装甲車などを出してこの世界でどの程度役に立つか、自分が操縦、操作できないものはどんな感じに運用できるのかを知りたかったからだ。
「絶対に私の元から離れないで!もう家族は失いたくないの」
「わかった、戻ってくるよ」
その後、俺はメリアを抱き寄せ、何かに吸い込まれるように俺はメリアに軽くキスをしていた、最初は驚かれたが、そのまま身をゆだねてくれた。
二人はそのまま静かに出立の時を待つのであった。
アルダートからは予定通り夜に行軍を開始した、兵の顔は緊張からか固まってしまっているものが多い、この国の存亡がかかっているかもしれない責任に押しつぶされそうになりながらも“召喚された者”が同行しているという一筋の希望の光に身をゆだね一歩一歩前進していく。
「このまま、俺たちはこの国に殉じていくのか?」
「やめろよ!縁起でもない、第一今回はあのリメリア閣下の直率だぞ、そんなに勝てない戦じゃないだろう?」
「そうだといいが」
三日たち、王都とハミルトンを結ぶ街道の中間にたどり着き、野営するための場所を探すため小休止させていた時だった、敵の斥候部隊接近の報が届き、部隊全体に緊張が走った。
「状況知らせ!」
「申し上げます、先ほど我が方の斥候部隊が、ここから約2キロ先に敵の斥候部隊と思しき集団を発見!こちらの斥候部隊に気づきそのままこちらに接近中!なお敵斥候部隊は騎兵約200程度とみられます」
「威力偵察か、面白い直ちに部隊を編成し“お迎え”してやれ!」
「はっ!直ちに出撃します!」
セレナは伝令にそう言って伝えると、自らも装備を整え接敵に備えた
つられて、俺はもってきていたSIG716に弾を込めた。
俺は、馬に乗った完全武装のセレナに近づき戦闘に参加したいことを伝える
「セレナ!俺にも行かせてくれないか?」
「ワタ、何を言っている!お前は下がっていろ、ここはお前の出る幕ではない!それにお前に下の名前を呼ばせる許可を与えたわけでは無いぞ!」
「ここは俺にやらせてくれ、ちょっとした腕慣らしをしたいんだ……それに名前のことぐらい今はいいだろう?」
「まぁいい、何を企んでいるか知らんが、お前の命を守れと、陛下からの厳命があるからな!そう簡単にいかせるわけにはいかん!」
「で、でしたら、わたくしがお供しましょう、そうすればいくらか安全では?」
するとベルはSIG716を取り出し、慣れた手つきでマガジンを交換し、槓桿を引き薬室内に初弾を装填した。
「これで、ワタ様をご守護させて頂きます、たとえ命に代えてでも」
それにつられたかのように、一緒に行軍に参加していたシルヴィア、キューレも同じくSIG716を取り出し、エレザ、ミレイユは無言で依然渡したHK416を構え、全員が弾を装填する。
「私も、御身のご守護に同行させていただきます、この命、ワタ様に捧げましょう」
「みんなありがとう」
「フンッ、そんなので何ができる?確かに“銃”は私も撃たせてもらった、その有効性についてもよくわかっている、しかし、いくら何でも無策すぎやしないか?」
「大丈夫だ!こんなこともあろうかと、まだ秘策を用意しているんだ」
「閣下、あのエルベを窮地から救ったワタ様なら何とかしてくれると思いますが」
横からセレナの部下であるミントとサクラがやってきた、ミントはエルベでの出来事を知っていたらしく、助け舟を出してくれた。
「わかった、わかったよ!そんなに行きたきゃ行ってこい!ただそんなんでは足りんだろう?サクラ、ミントお前たち二人もついて行け!」
「「ハッ」」
セレナはまだ不満が残っているようだが、渋々了承してくれた。
「こんなわがままな俺のためにありがとう」
「そ、そんなことより、さっさと行かんか!もうお前らのことなんかは知らん!一応この後向かってはみてやるがな、そのころにはもうくたばっているだろう?……でもそんなことしたら許さないんだから」
最期に何か聞こえたような気がするが小さくて聞きとれなかった
そうして俺ら計8人は斥候部隊撃破に向け進軍を開始した――――
作戦会議にはメリア、ヴァーテ(総参謀長)、ウェルシュ(陸軍司令官)、リメリア・セレナ(近衛師団長)、ポーラ(陸軍情報部長)ベルが参加した。
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「で、では、情報部から……ほ、報告させていただきます、現在ハミルトン城は帝国軍4万によって北の方角から侵攻を受けています、対するハミルトン城防衛隊はハミルトン・エレシア様が率いるハミルトン親衛隊1万と商人ギルド支部長率いる義勇兵が2千の総計1万2千とこちら側は数の上では劣勢です」
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「大丈夫だ、俺に良い案がある、というよりそもそも俺を期待していたんだろう?」
そういうと、自分のポケットからLiSMをとりだし銃器の項目を開きあるものを探し出す
探している間、皆何をしているのか分からずじっとこちらを見つめていた、ただ、急に話を中断し訳のわからないことをし始めたことに対して怒っているのか、約1名は憤怒の形相でこちらを威嚇している。
このときワタは何を探していたかと言うと、約80年以上に渡って使用し続けられてきた“ブローニングM2重機関銃”だ、この銃は12.7×99㎜ NATO弾を使用し有効射程が2000mも有り、毎分約500~600ぐらいの速さで(他の機関銃に比べると発射速度は遅いが)弾を発射し、音速の3倍程度の弾丸を撃ち出し、約800m先にも正確に命中する。
前回の防衛作戦で使っていたM240でもよかったが、今回は作戦の都合上、長射程で高威力M2を選んだ
俺は選び終えると机の上にM2を召喚してみる
M240を召喚した時と同じように淡い光を放った後にM2が現れる
「ワタ様、これはこの間の銃と何が違うのですか?」
「いい質問だベル、この銃はこの間の銃より、より遠く、ある程度正確に撃つことができる、これによって遠くを狙撃することも可能だし、前みたいにばらまくことも可能だ!」
「では、この間のように私も活躍できるのですね!」
「そ、そうだな、ただ、ベルには本来の……と言うより別の指令があるからそっちを頑張ってくれ」
「……はい」
ベルは残念そうな顔をするが気にせず続ける
「それとポーラ、敵はいつ動き出しそうだ?」
「ハッ、情報によりますと現地敵部隊は補給部隊と増援部隊を待ってから攻撃しそうだとのことなので約一週間後には攻勢が始まるかと思われます!」
「ここからどのぐらいでハミルトンに着く?」
「補給をしながらだと1週間、途中での補給を無視し、補給をハミルトンでよいのならば5日で到達可能です」
「補給のことは任せた、今すぐハミルトン救出のために全救援部隊に出撃命令を伝達!出撃は今夜!」
その言葉を聞いた各々は最敬礼をした後、早々と部屋を出ていき各部署に戻ってゆく、会議室には俺とメリアだけが残る
メリアは顔を手で覆い動かなくなっていた
「メリア……そんなに落ち込むなって今すぐ救ってこられるだろ?」
「今、私はものすごく怖いの……また、戦場で家族を失うかもしれないから……もしかしたらあなたまで失うかもしれないから」
メリアは過去にあった帝国との戦争で多くの家臣、友人、家族、部下を亡くし、今回も今唯一残っている親族(エレシア)をも失うかもしれないという恐怖、ハミルトン城をとられ首都に迫ってくるかもしれないという焦燥感からパニックに陥っている
「大丈夫、そんなことはさせない、俺に任せろ!まだまだ俺には秘策があるから」
俺はこの救出作戦で召喚物の“試運転”みたいなものをしてみようと思った、例えば今まで銃器だけだったが、車両や装甲車などを出してこの世界でどの程度役に立つか、自分が操縦、操作できないものはどんな感じに運用できるのかを知りたかったからだ。
「絶対に私の元から離れないで!もう家族は失いたくないの」
「わかった、戻ってくるよ」
その後、俺はメリアを抱き寄せ、何かに吸い込まれるように俺はメリアに軽くキスをしていた、最初は驚かれたが、そのまま身をゆだねてくれた。
二人はそのまま静かに出立の時を待つのであった。
アルダートからは予定通り夜に行軍を開始した、兵の顔は緊張からか固まってしまっているものが多い、この国の存亡がかかっているかもしれない責任に押しつぶされそうになりながらも“召喚された者”が同行しているという一筋の希望の光に身をゆだね一歩一歩前進していく。
「このまま、俺たちはこの国に殉じていくのか?」
「やめろよ!縁起でもない、第一今回はあのリメリア閣下の直率だぞ、そんなに勝てない戦じゃないだろう?」
「そうだといいが」
三日たち、王都とハミルトンを結ぶ街道の中間にたどり着き、野営するための場所を探すため小休止させていた時だった、敵の斥候部隊接近の報が届き、部隊全体に緊張が走った。
「状況知らせ!」
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セレナは伝令にそう言って伝えると、自らも装備を整え接敵に備えた
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俺は、馬に乗った完全武装のセレナに近づき戦闘に参加したいことを伝える
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「ここは俺にやらせてくれ、ちょっとした腕慣らしをしたいんだ……それに名前のことぐらい今はいいだろう?」
「まぁいい、何を企んでいるか知らんが、お前の命を守れと、陛下からの厳命があるからな!そう簡単にいかせるわけにはいかん!」
「で、でしたら、わたくしがお供しましょう、そうすればいくらか安全では?」
するとベルはSIG716を取り出し、慣れた手つきでマガジンを交換し、槓桿を引き薬室内に初弾を装填した。
「これで、ワタ様をご守護させて頂きます、たとえ命に代えてでも」
それにつられたかのように、一緒に行軍に参加していたシルヴィア、キューレも同じくSIG716を取り出し、エレザ、ミレイユは無言で依然渡したHK416を構え、全員が弾を装填する。
「私も、御身のご守護に同行させていただきます、この命、ワタ様に捧げましょう」
「みんなありがとう」
「フンッ、そんなので何ができる?確かに“銃”は私も撃たせてもらった、その有効性についてもよくわかっている、しかし、いくら何でも無策すぎやしないか?」
「大丈夫だ!こんなこともあろうかと、まだ秘策を用意しているんだ」
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横からセレナの部下であるミントとサクラがやってきた、ミントはエルベでの出来事を知っていたらしく、助け舟を出してくれた。
「わかった、わかったよ!そんなに行きたきゃ行ってこい!ただそんなんでは足りんだろう?サクラ、ミントお前たち二人もついて行け!」
「「ハッ」」
セレナはまだ不満が残っているようだが、渋々了承してくれた。
「こんなわがままな俺のためにありがとう」
「そ、そんなことより、さっさと行かんか!もうお前らのことなんかは知らん!一応この後向かってはみてやるがな、そのころにはもうくたばっているだろう?……でもそんなことしたら許さないんだから」
最期に何か聞こえたような気がするが小さくて聞きとれなかった
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