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陸編
5.初クエスト
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俺は南門から出るといわれた通り西にあるとされる森に向かう。
森に入る前に俺は装備の確認を行った。宿を出る前にもやってはいるのだが念のためと不意の遭遇戦が起きたときに何らかの不具合があっては遅いからだ。
確認といってもSIG716であればチャージングハンドルを少し引きイジェクションポート(弾の排莢する部分)を見て弾が入っているかどうかをみるのと、P226は本体上部のスライドを少し後ろに引くことによって弾があるか確認しておく。それと装具にゆるみはないか程度ではあるが。
森は奥に進めば進むほど薄暗くなっていき、なんだか不気味な雰囲気だ。
(なんだか、こうしていると興奮してきますネ!)
SIG716を前傾姿勢で構えながら森の中を進んでいく。
しばらくの間森の中を探索してみたがなかなかスライムが見つからず、俺は一息つくため木の幹に身を預けた。
小腹がすいてきたのでLiSMを開き食料の項目から適当に探しだす。
選び終えた俺はLiSMからゼリー飲料を召喚してちょっとした水分補給をする。
これを召喚したのはただ単にこれを出したくて出したのではなく、この世界ではありえないものを放置した場合どうなるのか知りたいのもあった。
実際、飲み切った後のごみは地面に行くと召喚した時と同じように淡い光を放ちながら消えていった。
その後もさまようように森の中を歩いていくとついに数匹のスライムの群れを見つけた。
こちらに気づく前にスライムに狙いをつけセレクタをセミオート(単発)に入れる。
重い破裂音とともに発射された弾が次々にスライムに向かい体を“破壊”していく。
ダンダンダンッ!
7.62mmという大口径の弾を受けた体の小さいスライムは、一部を残してみるも無残な姿に変わってしまっていた。
ただ、このぐちゃぐちゃになったスライムであったものを見ても、今は慣れてしまったせいか何も思えなくなってしまっていた。
このクエストはスライム5匹の討伐となっていて、スライムの“核”と呼ばれるものを5匹分持ち帰ることによって達成される。
その核を探そうと死体に近づくがほぼミンチ状になってしまっているので残念なことにそれらしきものも見当たらない。
衝動的に発砲してしまった自分に毒づきながらも次の獲物を探すべくその場を後にする。
次は体を微塵にしないようにとSIG716を背中に回しハンドガンのP226に切り替えておく。
その後すぐにスライムの群れを発見したのですぐさま狙いを定め発砲を始める。
さっきと違った破裂音を響かせながら、標的を屠ってゆく。
周りを見ずに撃ち始めてしまったため、敵の多さに気づかず囲まれた時には1マガジン(弾倉のことでこの銃は17発)をすぐに撃ち尽くしてしまっていた。
オートハンドガン(自動拳銃)は弾を全弾撃ち尽くすとホールドオープンと言ってスライドと呼ばれる銃上部部分が後退したままになり動作を停止した状態になる。
それを解除するためにはまず弾倉をマガジンリリース(キャッチ)ボタンを押し弾倉を引き抜き、同じ場所に新たなマガジンを差し込み、最後にスライドストップ(リリース)レバーと呼ばれる後退したスライドを固定している金具を押しスライドを前進させると元の発射可能状態に戻る。
その動作を素早く行い再び射撃を始めるころには、すでに至近距離まで何匹かが迫ってきていたがすぐさま撃ち殺し事なきを得る。
2マガジン分を撃ち切る前には視界内にうごめくものはいなくなっていた。
気づくと俺は疲れか緊張からなのか放心状態でその場にへたり込んでしまっていた
(正直スライムだと思って高を括ってたけど、ここまでくると恐怖を覚えるな)
今まで思ったほどの抵抗を受けなかったが、ここへ来て普段は大人しく基本無害なスライムであっても、取り囲むほどの集団で反抗してくるとなると流石に一瞬でもひるみ下手すれば恐れをなして逃げてしまいそうなほどだった、物量作戦にはいくら精強な兵士一人であってもかなわないということか。
しばらく座り込んだまま動けなくなっていた俺は呼吸を整え体制を立て直すと、近くにいたスライムの遺骸がから核をあさり出し始めた。
すると薄い赤色をした小さい球状の光る部位を発見した。これがおそらくスライムの核なるものだろうと思い、あたりに転がっているスライムから回収していった。
中には損傷が激しくとることができなかった個体もあったがざっと25体分もの核を回収できた。このことによって条件である5倍に上る戦果を獲得できたことになる。
回収が終わり再びの疲労感が出てきたところで近くにあった木の根元で体を休めた。
体を急激に動かしたこともあっておなかもすいてきたので、LiSMを構い手ごろなものを呼び出し腹に入れていく。
同時に弾の補給もしておき帰りの戦闘にも備えておく。
自身の中での最大の戦闘を終えちょっとした満足感に浸りながら小一時間その場にとどまっていると、比較的近い場所で剣がぶつかり合う音や悲鳴交じりの声が聞こえてきた。
再び弾を入れ直し、怖いもの見たさでその方向に向かっていく。
近くまで行くと戦闘音はすでに静まり、代わりに誰かのすすり泣く声がきこえてくるだけになっていた。
危機感を察した俺はすぐさま背中に回してあったSIG716を構え直しその場まで速足気味にその場に向かって行く。
木々をかき分け少し開けた場所にたどり着くと、そこには数人の人間が血を流し横たわっていてその中心に女性が剣を構えたまますすり泣いていた。
その周りを見ると深緑色をした小学生ぐらいの大きさをしてナイフやこん棒のようなもので武装した生物が10体ぐらいが囲んでいた。
(これは所謂ゴブリンというやつですね。そして助けを求める女性……期待のテンプレ展開!)
頭の中では楽観的に考えているが、肌で感じる空気は非常にピリピリとしたものが伝わってくる。
俺が現れた瞬間両方とも異形の姿をしたものを見て固まっていたが、すぐさま敵と判断したのかゴブリンたちはギャーギャーと鳥肌の立つような不気味な鳴き声で威嚇してきた。
どう考えても不利な状況に置かれている俺は、すぐさま近くにいたゴブリンの頭頂部に照準を合わせ迷わず引き金を引いた。
ダンッ!
10mも離れていない至近距離であったため撃ったと思ったと同時に弾が着弾し当たった部分が赤いものをまき散らしながら吹き飛ぶ。
その状況についてこれていないゴブリンたちをよそに俺は次々に頭を吹き飛ばしてゆく。
撃ち出される
気づいた時には一切の抵抗もなくゴブリンは全滅していた。
動くものが周りにいないことを確認して、いまだに固まって動かなくなっている女性に近づいて行った。
最初は知らない人間が知らないものをもって近づいてきたので警戒していたが、少しでも警戒心を緩めてもらうために俺は彼女の目の前で膝をつきヘルメットを取って、同時に銃を地面に置き敵意がないことを示した。
そうすると助けに来てくれたと思ってくれたのか、あちらも少しづつ態度を軟化してくれた。
よく見ればかなりの美形で鎧をまとっているため体型まではわからないがよくいる美少女といったところだろう。
「大丈夫かい?けがは?」
「だ、大丈夫です、あ、あなたは?」
「しがない冒険者ってところですか。ちょうどあなたの悲鳴が聞こえたので助けに来たところです」
「そうですか、ありがとうございます。でも……」
彼女は今まで生きて戦っていたはずの戦友たちを一瞥してからまた静まり返ってしまった。
彼女のことを身を挺して守ってくれた仲間たちとの突然の別れに対してなのかまた泣きはじめてしまったが、それを見た俺はそういうことに慣れていないかったため一瞬思考が止まってしまい、しばらくの間慰めることが出来ずそのまま見つめていることしかできなかった。
もしも俺の仲間が一時の間に全員いなくなる状況になっていたとすれば俺自身もおそらく彼女と同じ状態になっていたかもしれない。
相当なショックを受けたからだろうか。いまだに泣き続ける名前もいまだ知らない彼女に対して何かしてあげられないかと思い、彼女の肩を自然な形で自分に寄せ寄り添うことにした。
そうしていると少しして泣き止んでくれた。
「……っ、ありがとうございます」
彼女は俺のほうを向きようやく嗚咽も止まってきたので感謝の言葉を伝えてきたが、まだ目には涙を浮かべ、そしてまたしばらく泣いていた
完全に落ち着く様子がなかったので、彼女にはとりあえずこの場を去ることを提案しいった町へ送ることにした。
森を脱出しようとしたとき、彼女は腰を抜かしてしまっているのか立ち上がれなくなっていたので、俺は背中に彼女のことを乗せそのまま森を出ることにした。
背に乗せた彼女とともに森を出てセレデアについたころにはもうすでに日が沈んでいた。
森に入る前に俺は装備の確認を行った。宿を出る前にもやってはいるのだが念のためと不意の遭遇戦が起きたときに何らかの不具合があっては遅いからだ。
確認といってもSIG716であればチャージングハンドルを少し引きイジェクションポート(弾の排莢する部分)を見て弾が入っているかどうかをみるのと、P226は本体上部のスライドを少し後ろに引くことによって弾があるか確認しておく。それと装具にゆるみはないか程度ではあるが。
森は奥に進めば進むほど薄暗くなっていき、なんだか不気味な雰囲気だ。
(なんだか、こうしていると興奮してきますネ!)
SIG716を前傾姿勢で構えながら森の中を進んでいく。
しばらくの間森の中を探索してみたがなかなかスライムが見つからず、俺は一息つくため木の幹に身を預けた。
小腹がすいてきたのでLiSMを開き食料の項目から適当に探しだす。
選び終えた俺はLiSMからゼリー飲料を召喚してちょっとした水分補給をする。
これを召喚したのはただ単にこれを出したくて出したのではなく、この世界ではありえないものを放置した場合どうなるのか知りたいのもあった。
実際、飲み切った後のごみは地面に行くと召喚した時と同じように淡い光を放ちながら消えていった。
その後もさまようように森の中を歩いていくとついに数匹のスライムの群れを見つけた。
こちらに気づく前にスライムに狙いをつけセレクタをセミオート(単発)に入れる。
重い破裂音とともに発射された弾が次々にスライムに向かい体を“破壊”していく。
ダンダンダンッ!
7.62mmという大口径の弾を受けた体の小さいスライムは、一部を残してみるも無残な姿に変わってしまっていた。
ただ、このぐちゃぐちゃになったスライムであったものを見ても、今は慣れてしまったせいか何も思えなくなってしまっていた。
このクエストはスライム5匹の討伐となっていて、スライムの“核”と呼ばれるものを5匹分持ち帰ることによって達成される。
その核を探そうと死体に近づくがほぼミンチ状になってしまっているので残念なことにそれらしきものも見当たらない。
衝動的に発砲してしまった自分に毒づきながらも次の獲物を探すべくその場を後にする。
次は体を微塵にしないようにとSIG716を背中に回しハンドガンのP226に切り替えておく。
その後すぐにスライムの群れを発見したのですぐさま狙いを定め発砲を始める。
さっきと違った破裂音を響かせながら、標的を屠ってゆく。
周りを見ずに撃ち始めてしまったため、敵の多さに気づかず囲まれた時には1マガジン(弾倉のことでこの銃は17発)をすぐに撃ち尽くしてしまっていた。
オートハンドガン(自動拳銃)は弾を全弾撃ち尽くすとホールドオープンと言ってスライドと呼ばれる銃上部部分が後退したままになり動作を停止した状態になる。
それを解除するためにはまず弾倉をマガジンリリース(キャッチ)ボタンを押し弾倉を引き抜き、同じ場所に新たなマガジンを差し込み、最後にスライドストップ(リリース)レバーと呼ばれる後退したスライドを固定している金具を押しスライドを前進させると元の発射可能状態に戻る。
その動作を素早く行い再び射撃を始めるころには、すでに至近距離まで何匹かが迫ってきていたがすぐさま撃ち殺し事なきを得る。
2マガジン分を撃ち切る前には視界内にうごめくものはいなくなっていた。
気づくと俺は疲れか緊張からなのか放心状態でその場にへたり込んでしまっていた
(正直スライムだと思って高を括ってたけど、ここまでくると恐怖を覚えるな)
今まで思ったほどの抵抗を受けなかったが、ここへ来て普段は大人しく基本無害なスライムであっても、取り囲むほどの集団で反抗してくるとなると流石に一瞬でもひるみ下手すれば恐れをなして逃げてしまいそうなほどだった、物量作戦にはいくら精強な兵士一人であってもかなわないということか。
しばらく座り込んだまま動けなくなっていた俺は呼吸を整え体制を立て直すと、近くにいたスライムの遺骸がから核をあさり出し始めた。
すると薄い赤色をした小さい球状の光る部位を発見した。これがおそらくスライムの核なるものだろうと思い、あたりに転がっているスライムから回収していった。
中には損傷が激しくとることができなかった個体もあったがざっと25体分もの核を回収できた。このことによって条件である5倍に上る戦果を獲得できたことになる。
回収が終わり再びの疲労感が出てきたところで近くにあった木の根元で体を休めた。
体を急激に動かしたこともあっておなかもすいてきたので、LiSMを構い手ごろなものを呼び出し腹に入れていく。
同時に弾の補給もしておき帰りの戦闘にも備えておく。
自身の中での最大の戦闘を終えちょっとした満足感に浸りながら小一時間その場にとどまっていると、比較的近い場所で剣がぶつかり合う音や悲鳴交じりの声が聞こえてきた。
再び弾を入れ直し、怖いもの見たさでその方向に向かっていく。
近くまで行くと戦闘音はすでに静まり、代わりに誰かのすすり泣く声がきこえてくるだけになっていた。
危機感を察した俺はすぐさま背中に回してあったSIG716を構え直しその場まで速足気味にその場に向かって行く。
木々をかき分け少し開けた場所にたどり着くと、そこには数人の人間が血を流し横たわっていてその中心に女性が剣を構えたまますすり泣いていた。
その周りを見ると深緑色をした小学生ぐらいの大きさをしてナイフやこん棒のようなもので武装した生物が10体ぐらいが囲んでいた。
(これは所謂ゴブリンというやつですね。そして助けを求める女性……期待のテンプレ展開!)
頭の中では楽観的に考えているが、肌で感じる空気は非常にピリピリとしたものが伝わってくる。
俺が現れた瞬間両方とも異形の姿をしたものを見て固まっていたが、すぐさま敵と判断したのかゴブリンたちはギャーギャーと鳥肌の立つような不気味な鳴き声で威嚇してきた。
どう考えても不利な状況に置かれている俺は、すぐさま近くにいたゴブリンの頭頂部に照準を合わせ迷わず引き金を引いた。
ダンッ!
10mも離れていない至近距離であったため撃ったと思ったと同時に弾が着弾し当たった部分が赤いものをまき散らしながら吹き飛ぶ。
その状況についてこれていないゴブリンたちをよそに俺は次々に頭を吹き飛ばしてゆく。
撃ち出される
気づいた時には一切の抵抗もなくゴブリンは全滅していた。
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そうすると助けに来てくれたと思ってくれたのか、あちらも少しづつ態度を軟化してくれた。
よく見ればかなりの美形で鎧をまとっているため体型まではわからないがよくいる美少女といったところだろう。
「大丈夫かい?けがは?」
「だ、大丈夫です、あ、あなたは?」
「しがない冒険者ってところですか。ちょうどあなたの悲鳴が聞こえたので助けに来たところです」
「そうですか、ありがとうございます。でも……」
彼女は今まで生きて戦っていたはずの戦友たちを一瞥してからまた静まり返ってしまった。
彼女のことを身を挺して守ってくれた仲間たちとの突然の別れに対してなのかまた泣きはじめてしまったが、それを見た俺はそういうことに慣れていないかったため一瞬思考が止まってしまい、しばらくの間慰めることが出来ずそのまま見つめていることしかできなかった。
もしも俺の仲間が一時の間に全員いなくなる状況になっていたとすれば俺自身もおそらく彼女と同じ状態になっていたかもしれない。
相当なショックを受けたからだろうか。いまだに泣き続ける名前もいまだ知らない彼女に対して何かしてあげられないかと思い、彼女の肩を自然な形で自分に寄せ寄り添うことにした。
そうしていると少しして泣き止んでくれた。
「……っ、ありがとうございます」
彼女は俺のほうを向きようやく嗚咽も止まってきたので感謝の言葉を伝えてきたが、まだ目には涙を浮かべ、そしてまたしばらく泣いていた
完全に落ち着く様子がなかったので、彼女にはとりあえずこの場を去ることを提案しいった町へ送ることにした。
森を脱出しようとしたとき、彼女は腰を抜かしてしまっているのか立ち上がれなくなっていたので、俺は背中に彼女のことを乗せそのまま森を出ることにした。
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