婚約破棄された令嬢の慌ただしい一日

 伯爵令嬢・シエナな大橋の上にいた。

 一人、佇んでいると白鳥を見つけて、よく見ようと橋の欄干から身を乗り出す。

 その時、何か凄まじい勘違いをした侯爵令息・セオンがシエナ目掛けて駆けて来た。

 どうやら、先日のある一件でとんでもない勘違いをしたようで──
24h.ポイント 14pt
0
小説 30,883 位 / 193,291件 恋愛 13,687 位 / 57,298件

あなたにおすすめの小説

婚約者と妹の不貞を知って幼なじみに泣きついたら、何故か辺境伯領にいた。

夢草 蝶
恋愛
 伯爵令嬢・クリスティは婚約者のオーフェルとの結婚式を間近に控えていた。  しかし、その矢先にオーフェルとクリスティの妹・リスミィの不貞が発覚する。  本人たちは反省の素振りもなく、世間体重視の両親も二人を叱るどころかクリスティを責める始末。  耐えられなくなったクリスティは幼なじみであるヴィクトの部屋に突撃し、大泣きした。  結婚したくないと泣くクリスティに、ヴィクトは「分かった」と答え、何故か気づけばクリスティはヴィクトの伯父が治める辺境伯領へ連れて来られていた。

《短編集》恋は婚約破棄のあとで

夢草 蝶
恋愛
 婚約破棄の短いお話をぽつぽつと。

私の悪評? って、広げてるの婚約者かよ!?

夢草 蝶
恋愛
 日誌を書いていたリリカは、同じ日直のクラウスから自分の悪い噂を聞く。  怒りに駆り立てられたリリカが犯人を探しに駆け回ると、思いもよらない犯人が現れて?

王子の逆鱗に触れ消された女の話~執着王子が見せた異常の片鱗~

犬の下僕
恋愛
美貌の王子様に一目惚れしたとある公爵令嬢が、王子の妃の座を夢見て破滅してしまうお話です。

婚約破棄?お黙りなさいと言ってるの。-悪役令嬢イレーナ・マルティネスのおとぎ話について-

田中冥土
恋愛
イレーナ・マルティネスは代々女性当主の家系に生まれ、婿を迎えることとなっていた。 そのような家柄の関係上、イレーナは女傑・怪女・烈婦などと好き放題言われている。 しかしそんな彼女にも、近頃婚約者が平民出身の女生徒と仲良くしているように見えるという、いじらしくそして重大な悩みを抱えていた。 小説家になろうにも掲載中。

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります

真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」 婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。  そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。  脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。  王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~

甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」 「全力でお断りします」 主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。 だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。 …それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で… 一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。 令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……

婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。

夢草 蝶
恋愛
 侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。  そのため、当然婚約者もいない。  なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。  差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。  すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?