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第十八話 冒険者登録
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俺たちは小鳥のさえずり亭という宿に泊まった。そうして朝を迎えると、冒険者登録をするために、ギルドに向かった。
冒険者ギルド
冒険者ギルドの見た目はまあ、悪くは無かったが明らかにデカい扉で開いたら注目が集まること待ったなしだった。
それでも躊躇せずに扉をバァァンと開けてズカズカと入っていった。
そのまま、真っ直ぐに受け付けの方に向かった。
そうして、三人いた受け付け嬢のなかで、暁はエルフの所に行った。
「すまんが、冒険者登録を頼みたいんだが?」
「はい、冒険者登録ですね?ではこの用紙に登録名と得意な戦闘方法、魔法属性を書いて下さい。」
俺は事前にルシと話して偽名でいこうと決めていた。
レッド・ムーン、近接戦闘、炎と雷
ルシ・ムーン、魔法、全属性
あかつき、赤と月ほぼそのままだった。
ルシファーもいつも通りにルシと登録した。
「まあ、お二人は夫婦なんですか?」
「ああ、新婚なんだよ。」
ルシの肩を抱き寄せながらそう言った。
ルシも少し恥ずかしそうにしながらも嬉しさを顔に出していた。
「まあ、仲睦まじいのですね。これで、冒険者登録は完了です。このカードをお持ち下さい。」
そうすると白色のカードを渡された。
「まずは、ギルドカードについて、説明させていただきます。冒険者にはまずランクがあります。ランクはFからSSSまであります。ランクが上がる事にカードの色が変化していきます。」
ちなみに上から、プラチナ、金、銀、赤、青、緑、黄、黒、白となっている。
面倒なことこの上ないぞ。
「ちなみに、試験を受けることでランクを最高でCまで飛ばせますがどうしますか?」
願ったり叶ったりだ。
「ああ、もちろん受けさせて貰おうか。」
「承知致しました。ではまた、明日こちらにいらしてください。準備しておきますので。」
「わかったよ、二人分頼むな。」
「はい。」
冒険者登録は終わったので、街の散策でもしようと思ったその時だった。
「おおー!、そこの麗しき御方よそこの男よりも私のパーティーに入らないかい?」
明らかにきざったらしい、金髪のチャラチャラした男が俺たちの前に立っていた。
内心俺はうへぇぇーと言いたかった。
「うへぇぇー。」
ルシが口に出した。
「おい、ルシ行くぞっ。」
俺たちは無視していこうと思っていたが、また、チャラチャラやろうが立ち塞がった。
「おい、邪魔だ失せろ。」
するとチャラチャラやろうは。
「失せるのは君の方だよ~彼女の美しさはこのAランク冒険者であるペイン・カールにこそ、相応しい!」
もう俺たちは開いた口が塞がらなかった。
(マスター、この不届き者潰した方が身のためですよ?)
(ご主人、切っちゃおうよ?)
(ご主人様、災いの芽は早めにつんでおいたほうが良いですよ?)
「ねぇ、レッド?魔法、撃っていい?」
こっちサイドはかなり物騒な思考しかなかった。
「あの、冒険者終わったな。よりにもよってあのペインだぜ。」
「ああ、寝取りのペインか。」
相手もかなりの悪党っぽいな。てか、寝たりとか。
「へーい!君はお求めではないので彼女を置いてさっさと帰りな!大丈夫だよっ!彼女のことは俺が守ってやるからっ!」
その言葉を聞いて俺は思わず反応してしまった。
「お前ごときがルシを守る、だと?冗談も大概にしろよ?。貴様、最後の警告だ失せろ。」
一方警告してやったにも関わらずペインは。
「なんだと?そこまで言うなら決闘でかたをつけようじゃあないかっ!」
普通なら受ける必要のない決闘だが俺はあえて、受けた。
「いいだろう、その決闘受けてやる。」
その時冒険者たちが歓声をあげた。
「うぉぉぉ決闘だ!おい、はやく決闘の申請出しとけ!」
「賭けだ賭けだ!」
「久しぶりの祭りだぁぁぁー!」
正直いってかなりうるさかった。
「ふっ、俺がかの麗しの姫君を救ってみせよう。」
ルシはそのセリフを聞いて鳥肌が立っていた。
「で、決闘の内容は?」
「決闘は一対一の真剣勝負代理はなしだ。
賭けのチップは俺たちそこの彼女を要求する!」
「じゃあ俺は、お前は今後一切俺たちに関わるな。あとお前の全財産だ。」
「ふっ、いいだろう!待っていて下さいね?私がきっと救ってみせますから!」
道化もここまでくると哀れだった。
きっと彼は自分の勝利を疑っていないのだろう。だが、現実は残酷だ。
「すまんな、ルシ。勝手に賭けの対象にしちまって。」
「ううん、気にしないで。私はレッドがいや、暁がきっと勝つって信じているから。」
ルシははにかみながらそう言った。
「ありがとうなルシ。」
俺は誓ったんだ、彼女を一生をかけて守ると。
だからこそ俺は負けない、負けられない。
絶対にだ。
冒険者ギルド
冒険者ギルドの見た目はまあ、悪くは無かったが明らかにデカい扉で開いたら注目が集まること待ったなしだった。
それでも躊躇せずに扉をバァァンと開けてズカズカと入っていった。
そのまま、真っ直ぐに受け付けの方に向かった。
そうして、三人いた受け付け嬢のなかで、暁はエルフの所に行った。
「すまんが、冒険者登録を頼みたいんだが?」
「はい、冒険者登録ですね?ではこの用紙に登録名と得意な戦闘方法、魔法属性を書いて下さい。」
俺は事前にルシと話して偽名でいこうと決めていた。
レッド・ムーン、近接戦闘、炎と雷
ルシ・ムーン、魔法、全属性
あかつき、赤と月ほぼそのままだった。
ルシファーもいつも通りにルシと登録した。
「まあ、お二人は夫婦なんですか?」
「ああ、新婚なんだよ。」
ルシの肩を抱き寄せながらそう言った。
ルシも少し恥ずかしそうにしながらも嬉しさを顔に出していた。
「まあ、仲睦まじいのですね。これで、冒険者登録は完了です。このカードをお持ち下さい。」
そうすると白色のカードを渡された。
「まずは、ギルドカードについて、説明させていただきます。冒険者にはまずランクがあります。ランクはFからSSSまであります。ランクが上がる事にカードの色が変化していきます。」
ちなみに上から、プラチナ、金、銀、赤、青、緑、黄、黒、白となっている。
面倒なことこの上ないぞ。
「ちなみに、試験を受けることでランクを最高でCまで飛ばせますがどうしますか?」
願ったり叶ったりだ。
「ああ、もちろん受けさせて貰おうか。」
「承知致しました。ではまた、明日こちらにいらしてください。準備しておきますので。」
「わかったよ、二人分頼むな。」
「はい。」
冒険者登録は終わったので、街の散策でもしようと思ったその時だった。
「おおー!、そこの麗しき御方よそこの男よりも私のパーティーに入らないかい?」
明らかにきざったらしい、金髪のチャラチャラした男が俺たちの前に立っていた。
内心俺はうへぇぇーと言いたかった。
「うへぇぇー。」
ルシが口に出した。
「おい、ルシ行くぞっ。」
俺たちは無視していこうと思っていたが、また、チャラチャラやろうが立ち塞がった。
「おい、邪魔だ失せろ。」
するとチャラチャラやろうは。
「失せるのは君の方だよ~彼女の美しさはこのAランク冒険者であるペイン・カールにこそ、相応しい!」
もう俺たちは開いた口が塞がらなかった。
(マスター、この不届き者潰した方が身のためですよ?)
(ご主人、切っちゃおうよ?)
(ご主人様、災いの芽は早めにつんでおいたほうが良いですよ?)
「ねぇ、レッド?魔法、撃っていい?」
こっちサイドはかなり物騒な思考しかなかった。
「あの、冒険者終わったな。よりにもよってあのペインだぜ。」
「ああ、寝取りのペインか。」
相手もかなりの悪党っぽいな。てか、寝たりとか。
「へーい!君はお求めではないので彼女を置いてさっさと帰りな!大丈夫だよっ!彼女のことは俺が守ってやるからっ!」
その言葉を聞いて俺は思わず反応してしまった。
「お前ごときがルシを守る、だと?冗談も大概にしろよ?。貴様、最後の警告だ失せろ。」
一方警告してやったにも関わらずペインは。
「なんだと?そこまで言うなら決闘でかたをつけようじゃあないかっ!」
普通なら受ける必要のない決闘だが俺はあえて、受けた。
「いいだろう、その決闘受けてやる。」
その時冒険者たちが歓声をあげた。
「うぉぉぉ決闘だ!おい、はやく決闘の申請出しとけ!」
「賭けだ賭けだ!」
「久しぶりの祭りだぁぁぁー!」
正直いってかなりうるさかった。
「ふっ、俺がかの麗しの姫君を救ってみせよう。」
ルシはそのセリフを聞いて鳥肌が立っていた。
「で、決闘の内容は?」
「決闘は一対一の真剣勝負代理はなしだ。
賭けのチップは俺たちそこの彼女を要求する!」
「じゃあ俺は、お前は今後一切俺たちに関わるな。あとお前の全財産だ。」
「ふっ、いいだろう!待っていて下さいね?私がきっと救ってみせますから!」
道化もここまでくると哀れだった。
きっと彼は自分の勝利を疑っていないのだろう。だが、現実は残酷だ。
「すまんな、ルシ。勝手に賭けの対象にしちまって。」
「ううん、気にしないで。私はレッドがいや、暁がきっと勝つって信じているから。」
ルシははにかみながらそう言った。
「ありがとうなルシ。」
俺は誓ったんだ、彼女を一生をかけて守ると。
だからこそ俺は負けない、負けられない。
絶対にだ。
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