騎士アレフと透明な剣

トウセ

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第六章

危険な夜の散歩 (2)

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その日は呪いの件もあり、消灯時間はいつもより早めだった。

ベネットのいびきが響く中、リィンがいない一室はアレフにとって寂しいものだった。

学院に来てからというものの、リィンから色々とセフィラについて、話をして貰っていた。

だが、今日はセフィラについての話はない。

アレフは、寝静まった部屋を抜け出した。

ポケットには柄をしまい、談話室へと降りて行った。

談話室の天井には幽霊のキンブレーが寝転んでおり、アレフの方には気付いていなかった。

アレフが玄関まで差し掛かると、背後から声をかけられた。

「どこへ行くつもり?」

アレフが声の方へ振り返ると、そこにいたのはエトナだった。

緑色のニットにジーパンを着ていたエトナは、どこからどう見ても、寝巻きという風には見えなかった。

「夜のお散歩。付いて来る?」

「見つかったら退学させられるかもよ。まだ授業初日だし」

「知ってる」

エトナに忠告を受けようとも、アレフは部屋に戻るつもりはなかった。

「そちらこそ、そんな服装で、今から寝るのかい?」

「違うわ。私も夜のお散歩するところ」

二人は思わず小さく笑った。

昔、こういう風にマクレインの目を盗んで、ランディたちと夜に街へ出かけたことがあったな、と思い出しながら、アレフは赤の寮の扉をそっと開いた。

ロストフォレストは学校の校庭を抜けた先にある。

校舎内に入るのは、先生に見つかるリスクがあったため、城の壁に沿いながら校庭を目指した。

学院の外はとても静かで、今にもお化けだろうが幽霊だろうが、出てきてもおかしくないほど不気味な景色だった。

校舎から漏れる光を頼りに校庭まで行くと、アレフとエトナは走って校庭を横断した。

校庭を抜けると、目の前には月明かりに照らされた大きな湖に鬱蒼と茂る森。

左手の方には、学校案内の時に見た、呪いの大穴へと続く道が見えていた。

「ロストフォレストはあっち」

エトナが指さす方向には、川と山の間にある大きく広がった森が、木々を揺らしながら佇んでいた。

九月の少し冷たい風が肌に触れると、その森の不気味さが余計に引き立って見えた。

「あそこにはまだ、ベレー先生やケテル先生がいる。鉢合わないように注意しないとね」

「そうだね。ところでマーガレットは来なかったの?」

「うん。悔しいけど規則だから残るって。アレフは誰かに出ていくこと伝えたの?」

「いや、布団の中にリィンの枕を入れて、カモフラージュしてるだけ」

エトナが何それと言わんばかりに、怪訝な顔でアレフを見ていたが、アレフが「行こう」と言って先導すると、エトナも付いて行くのだった。

落ちた枯葉を踏みつけて、等間隔に育った木々を通り抜け、気づけば聞いたことのない鳥の鳴き声が、アレフたちを歓迎していた。

「ロストフォレストという名前は。〝忘れられた森〟、〝忘却の森〟、〝消失の森〟と色んな意味が込められているの。一度入ったら最後、出られない森とまで言われているわ。まぁ、先生たちが入っているから、そんなことはないと思うけど」

アレフたちが森に入って間もなくだった。

エトナはマーガレットから教わったうんちくを披露し始めた。

だがその話し方は早口で、どこかエトナ自身に言い聞かせているみたいだった。

普段の口数は少ないにも関わらず、饒舌な話し方にアレフは首をかしげた。

「怖いのか?」

アレフの言葉にエトナは目を丸くした。

「そんなはずないじゃない」

エトナの声は誰が聞いても震えていた。

そして、エトナの目線はアレフの顔を見ず、ずっとアレフの足元を見ているため、その姿にアレフは少し不気味さを覚えた。

「怖いなら、戻っていいんだぞ?」

「一人で戻ったところで、アレフは呪いを解く薬が、どういう薬草なのか知らないでしょ。ガイアがわざわざ教えてくれたわ」

アレフはエトナに言われて、言われてみればと今さら気づいた。

オズボーンという少年に悪口を言われてから、アレフは感情的に行動してしまい、

冷静さに欠けていたようだ。

リィンを助けるためとはいえ、考えなしに行動していたことに気付いたアレフは「ごめん」とエトナに謝ると、目の前にある大きな大木に手を付き寄りかかった。

「ここの森。月明かりも入るし、見通しがいい。なんだか落ち着く場所だね」

「えっ、不気味じゃない」

「やっぱり怖いんだ」

アレフは意地悪そうに笑うと、エトナはすぐに自分の言った言葉を理解し、そっぽ向いた。

にやにやと笑ってアレフだったが、大木に付いた左手の上を、何かが通った感覚がした。

アレフはすかさず手を見る。手の甲には、丸く黒い物体が何匹も列になって、かさかさとアレフの手の甲を行進していた。

「ひっ」

とっさに手を大木から離したアレフは、丸く黒い物体が行進していた左手をまじまじと見た。

見た目は特に変わりなく、一安心しているとエトナが「何か言った?」と声をかけてきた。

「何でもない」と返すアレフは、丸く黒い物体の行列を調べた。

アレフが手を付き寄りかかった大木には、アレフが見た数よりも、さらにたくさんの丸く黒い物体が、木を覆るように行列を成していた。

さらにその行列は、アレフの足元を通っており、また別の大木へと列を作っていた。

アレフは後退りながら、「早く先に進もう」と声を震わせながらもエトナに言うと、エトナの腕を掴んでは足早にその大木から離れた。

「何よ、アレフ。やっぱりあなたも怖がっているんじゃない」

なぜか楽しそうに話すエトナに見向きもせず、アレフはエトナの腕を離すと、「早く薬草を探そう」と弱弱しい声で言った。

森に入ってから十分ほどが経過した。

アレフは先ほどよりもかなり慎重に辺りを見渡しながら歩んでいた。

対してエトナは先ほどよりも、周りの景色を楽しみながら歩いていた。

発光する花に足を止め観察したり、夫婦のフクロウを見つけては可愛いなどと言っていたり、まるでピクニック気分で、青皮膚の呪いを解く薬草を探していた。

「青皮膚の呪いを解く薬草は、イボの付いた青色の葉っぱの形をしているんだって。二年生の薬学で学ぶらしいよ」

エトナの声には、先ほどの震え声が消えていた。

エトナは地面から顔を出していた紫色の葉っぱを興味深そうに触っていた。

「あんまり植物とか生き物に触れるなよ。毒とかあるかもしれないから」

「はいはい」

すっかり慎重になったアレフは、地面に敷かれた落ち葉でさえ、一歩一歩確かめながら歩いていた。

しばらくして、アレフたちの前方で、仄かに光る明かりが見えた。

とっさに、アレフとエトナは近くの木の陰に隠れ、アレフたちに寄ってくる影の様子を伺った。

「な、なかなか、み、見つかりませんね」

「仕方があるまい。群生地には一本たりとも生えていなあったのだからな」

「道中で探すとしても、それではリィン君の呪いが解けるのはいつ頃になるのやら」

ベレー、グレイアロウズ、ケテルが会話をしながら歩いていた。

どうやら既に薬草の群生地に向かった後らしい。

アレフたちは三人の話に聞き耳を立てた。

「そうだな。ケテル先生。いつ頃解けるようになるのか。薬屋に連絡を取ったが、それでも、届くのに三日は時間がかかるそうで。まるで苦しめるようにタイミングを見計らったようだ。随分とリィン・マオに恨みがあるのでしょうな」

「ええ、あまりにも酷なことをする人がいたものです」

ケテルはグレイアロウズの方を見て言った。

だが、普段のケテルが見せる笑みのある表情から打って変わって、疑い深い眼差しで、グレイアロウズを見ていた。

「そういえば、黒の寮の生徒である、オズボーン君がリィン君と口喧嘩をしたそうじゃないですか。もしかしたら、オズボーン君に加担している者が呪いを掛けたのかもしれませんね」

「何が言いたいのだ」

ケテルはアレフたちと同じ考えに至ったのだろう。

グレイアロウズにケテルは突っかかるように話をした。

「オズボーン君は四大貴族の子です。私たち教師の中に、オズボーン君のために動いた輩がいるかもしれませんね」

「その人物が私とでも言いたいのかね」

お互いに睨みを利かせおり、一触即発の状況に、ベレーは慌てふためきながらも、「喧嘩するのは止めましょう!」と仲裁に入った。

険悪な雰囲気の中、三人の教師たちは隠れているアレフたちの傍を横切ると、そのまま森の奥へと消えていった。

その様子を見ていたアレフたちは、緊張の糸が解けたのか息を吐いた。

「やっぱり、グレイアロウズが仕掛けたに違いない。ケテル先生まで疑ってる」

「エトナの推理通りって訳か」

アレフたちはベレーたちが消えていった方向から目を逸らそうとした。

そのとき、アレフたちの背後から、グルルルル、と声が聞こえた。

アレフとエトナは恐る恐る声のする方へと目線を移した。

アレフたちの顔の真横には、大きな牙に赤い瞳、口元からはよだれを垂らしており、伸びた鼻から白い鼻息を出しながら、こちらと並ぶように座っている犬がいた。

そしてなにより、その犬の体は街中を走るバスよりも大きかった。

アレフたちは思わず叫び声をあげ、一目散に走り出した。

大きな犬の追跡を逃れようと、木々の間を潜り抜け、アレフは自分よりも足の速いエトナから、なんとか離れまいと一生懸命手足に力を込めて走った。

大きな犬は叫びながら駆けていくアレフたちを見ては、後を追うように走っていた。

「犬! 追って来てるよ!」

エトナが大声で叫ぶ。

アレフはその言葉に返事も出来ず、ひたすらに走った。

「早く!」

アレフとエトナは一生懸命走るが、アレフは出っ張っていた木の根っこに足を取られ、勢いよく転んでしまう。

アレフは「わっ!」と声を上げながら地面に倒れた。

偶然にも、地面には落ち葉が多く敷かれており、怪我をすることはなかった。

しかし、歩みを止めたことで、大きな犬がアレフに追いついてしまう。

アレフは犬の方へ振り返り、仰向けになりながらも、大きな犬の方を見ながら少しずつ後退していく。

だが、アレフに追いついた犬は、アレフの体に跨るようにアレフと距離を詰めた。

大きな犬はアレフの顔に、よだれと臭い鼻息をぶつけながらアレフの顔に牙を向けた。

「アレフ!」

アレフの異変に気付いたエトナは、まっすぐにアレフの元へ駆け出していた。

間に合わない、とエトナがそう思った矢先だった。

突然、鈴の音が森中に響いた。

大きな犬はアレフに近づけていた顔を上げて、辺りを見渡し始めた。

エトナも思わず足を止め、辺りを見渡す。

アレフにもその音は聞こえていたが、それよりも大きな犬から離れたくて、地面に這いつくばりながら犬の元から離れた。

「おやおやアレフ君。そんなに鼻息を荒くして、ヘルハウンドの子どもと出会えてそんなに嬉しかったのかい?」

アレフの目の前には、地面に踵を付けながらしゃがんでいるダァトの姿があった。

ローブで隠れた顔から、少し覗かせた口元は、人を子馬鹿にするように、にやにやしていた。

「ダァト……」

「こんばんは。アレフにエトナ。それにヘルハウンドの子どもも」

ダァトにヘルハウンドと呼ばれた犬は、ダァトを見て立ち尽くしていた。

ダァトは手に持っていた銀色の鈴をもう一度鳴らすと、ヘルハウンドは大きく驚いた。

怯えながらのしのしと、ヘルハウンドは後退していく。

「さぁ。住処にお戻り」

ダァトがそう言うと、ヘルハウンドはくーんと泣きながら、急いで森の奥へと消えていった。

息を絶え絶えで、汚れた顔を袖で拭きながら、アレフは立ち上がった。

ほっとしたようにエトナはアレフに近づくと、頬っぺたを指さし、アレフにまだ顔が汚れていることを伝える。

そんな様子を見ていたダァトは、アレフとエトナを見ながら、にやにやと不気味な口元を見せていた。

「……ありがとう、ダァト」

ダァトの様子が気味悪く、アレフはぶっきらぼうに言ってしまう。

それでもいいのかと、ダァトは嬉々として喜びを見せた。

「そうだよね! 私は今、君を救ったんだもの。そのぐらい言ってもらわないと、私は悲しいよ!」

恩着せがましいダァトの態度に、エトナは引き気味な反応を見せた。

「あ、ありがとうダァト。おかけで助かったわ」

「うんうん、エトナも優しい子に育っていて、何より何より」

ダァトの子供染みた態度に、アレフは少し嫌気を見せた。

それはエトナも同じようで、引きつった顔を見せていた。

「ダァトはどうしてここにいるの?」

アレフの質問に、傍にいたエトナは「確かに」と呟いた。

「どうしてって、君たちを守るためさ。だって君たち、ろくにアーティファクトを持っていないだろう? だからさ」

ダァトは持っている杖で、アレフたちを指した。

「本当はおぬしたちに会いたくてだな。おぬしたちが森へ入るのを見て、急いで来たのじゃ。わしらは学院には入れんからの」

杖のコトボーはゆっくりと話した。杖が話したことにエトナは驚いていた。

「杖が喋った」

「学院に入れないってどういうこと」

杖に興味津々なエトナをほっといて、アレフはダァトに質問をする。

「文字通りの意味さ。私たちは騎士学院エルトナムには入れない。今、エルトナムに入ってしまうと最後、最悪な結果をもたらしてしまうからね」

「最悪な結果……。具体的には?」

「悪いけどそれは言えない」

ダァトがアレフの質問に、軽い返事で答えた。

「杖さん。お名前は?」

「わしの名前はコトボーじゃ。コト爺と呼んどくれ」

エトナはエトナで楽しそうに、コトボーと談笑していた。

「そうだ、ダァト。お願いがあるんだけど」

エトナの姿を横目に、アレフはダァトにお願いをし始めた。

「なんだい? 君のためならなんだって答えよう」

「青皮膚の呪いに効く薬草を知らないかい? リィンが呪いを掛けられたんだ」

「リィンか……。なるほどなるほど。つまり君たちは友達を助けるために、ここに入ったということだね。中々の勇敢さと無謀さを兼ね備えている」

褒めているのか、貶しているのか、ダァトの感性はアレフにとっては、いまいち掴みづらいものだった。

「何とかなりそう? ダァト」

エトナがコトボーとの会話を止め、ダァトの方を向いた。

ダァトは顎に手を乗せ、考えながら話した。

「そもそも、エルトナムにありそうなんだけどな……。さっきすれ違った人たちは、エルトナムの教師だろうし。ふーん、なるほどね」

ダァトが口を閉じ、考え始めると同時にコトボーが話し始めた。

「おぬしたちは、薬草の群生地には行ったのか?」

「いや、先生たちが先に行ったみたいで、既に無かったんだって」

「なるほどな。それでは群生地に行く必要はないか」

「そうみたい。それに、あの先生たちの中に、今回の呪いを付与した人がいるみたいで……。グレイアロウズっていうんだけど」

「グレイアロウズ……? ああ、先の戦争で、マルクトに付いていた者か」

コトボーが衝撃な発言をした。

アレフとエトナは、コトボーの言葉に目を見開いた。

血の気が引いたような気がして、木々の合間から抜ける風がより一層冷たく感じた。

「グレイアロウズが、なんだって?」

「グレイアロウズという人物は、悪騎士マルクト側の人間じゃった。お前さんからしてみれば、仇のような存在かもしれん」

「コトボー」

ダァトは持っていた杖を大木に向かって叩いた。

コトボーは「いたっ」と言っては、自分の言葉がアレフたちにとってあまりいい事ではないと気づくと、「すまない」と謝罪した。

「グレイアロウズは別段、戦争に加担していたわけではない。当時はマルクトを支持する人もいたからね。その一人というわけさ。戦争に自体にはグレイアロウズは関与していないよ」

ダァトはコトボーの言葉に訂正を入れるよう話をした。

アレフとエトナはそれでもグレイアロウズがアレフの両親と敵対していたと考えると、腹の底から何か煮えくり返るような感覚に襲われた。

「今回、リィンが青皮膚の呪いにかかったのは、あいつのせいだ」

アレフは握りこぶしを作り、悔しそうに呟いた。

「証拠はあるのかい?」

「ダァトはあいつの味方をするの?」

「するもしないも、証拠がなければ信じられないよ。直感だけで行動すると、誰も付いてこなくなるからね」

「証拠ならある。呪いをリィンにかけたことだ」

「それは推測だよ、二人とも落ち着くんだ。まだ十二歳とはいえ、そこまで短絡的に物事を結び付けると後が怖いよ。さぁ、深呼吸をしてごらん。一度思考をリセットしてみよう。今君たちが行うべきことはなんだい? グレイアロウズに憎しみを抱くことかい?」

ダァトに言われるがまま、アレフとエトナは深呼吸をした。

冷たい風が鼻を通り、湯で立った頭を冷やしてくれる。

アレフは握りこぶしを解き、エトナは頬っぺたを一度持ち上げた。

エトナの姿を見たアレフが「何それ」と言うと、エトナは「マーガレットにたまにされるの。

されるとちょっと落ち着くから」と言った。

「そうだとも、それで良い。優先すべきことは、一刻も早くリィン少年から呪いを解くことだ。そうだろ?」

ダァトの問いかけに、二人は頷いた。

「さぁ、落ち着いたのなら、善は急げだ。……それ!」

ダァトは杖のコトボーを一度振ると、杖のてっぺんから、白い煙が噴き出し、アレフたちを囲うように纏った。

「これは?」

「防犯の術だよ」

アレフとエトナは広がる煙に、口をぽかんと開けながら。

煙が足元までたどり着いては、一瞬で透明に変わる姿を楽しそうに見ていた。

「これでオッケーかな。少なくともね」

ダァトがそう言うと、煙を吐いていた杖ことコトボーは、ゲフンゲフンとむせ返っていた。

「さすがにこの人数に対しては辛い……。ゲフッ」

「ごめんね。コトボー。これも彼らのためだと思って」

「分かっておる」

少し辛そうに話すコトボーに対して、エトナは心配そうに声をかけた。

「大丈夫? コト爺」

「老体にはちとキツイが、おぬしたちのためじゃ。三途の川の一つや二つ、渡ってみせよう」

コトボーがそう言うと、ダァトは何が可笑しかったのか笑っていた。

アレフは後半の言葉の意味をよく知らなかったが、きっとその部分でダァトは笑ったのだと、思っているのだった。
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