322 / 335
第7章:愚者の目覚めは月の始まり編
第322話:飛行魔法
しおりを挟む
「ダメだッ、アークデーモンも居ねぇし、何の痕跡も無ぇ」
「まぁ仕方無いだろ。どっち行ったと思う?」
俺がアークデーモンと戦った場所へと直哉と共に再びやって来たが既に荷物を運んで居た奴らの痕跡へ何も無い。
アークデーモンも消えたのか移動したのかほ分からないが既に姿は無く、距離が離れているのか嗅覚による追跡も今は不可能だった。
「わからん・・・上から見てみるか」
「上?」
「あぁ、ちょっと待っててくれ」
俺はそう言ってその場で上空へと影移動を使い飛び上がる。
雲よりも高くは無いが、大分高い位置まで上がりそこから周囲を見下ろす。
だごこの辺りは林や小規模な森が所々に存在しており、それに隠れて移動されると上空からでは見付けられそうに無かった。
「ダメだな、とりあえず帝国首都の方に向かってみるしかないか・・・?」
上空に上がってからそのまま自由落下に任せていた俺は物凄い速度で地上へと落ちていく。
途中でもう一度影移動を発動して上に上がり直す。
その時、下から何か聞こえて来た気がして俺は足元を見る。
「ん?なんだ―――」
「ぉぉおおッ、すっげぇ高ぇ!」
手脚から炎を吹き出してロケットの様に打ち出された直哉が真っ直ぐ此方に向かって来ていた。
しかも現在も凄まじい速度で上昇して来ており、そして直ぐに俺を追い抜く。
マジでア●アン●ンなんだが・・・
直哉は「うひょー」とか言って楽しそうに空を駆け回った。
何やってるんだかと思いながらちょっとばかり羨ましいと思ったのは内緒だ。
俺の影移動はそのまま移動なのだ。つまり俺の感覚では歩いたり走ったりするのと何ら変わりは無いのだ。
なので空に上がってみても自由に空を駆け回ると言う感覚にはなれない。
そう言えばこの世界に飛行魔法とかってあるか?
今迄何で考えなかったのか分からないが、魔法が使える様になったらやりたい事ベストスリーに入っているのが空を飛ぶだ。
だが、そんな魔法があるのか無いのか聞いていないので分からない。
アリシエーゼなどが全くそんな魔法を使っていないと言う事はこの世界に飛行魔法などは無いのだろうなとは思う。
だからか余計直哉が無邪気に空を駆け回っているのを見て内心嫉妬してしまいますよ、はい。
「おー、よく見えるなぁ」
そんな俺の心の内を知ってか知らずか直哉は浮かれながら俺の横にやって来て一緒に自由落下に身を任せながらそんな事を言う。
「・・・・・・」
「なんだよその顔は?」
「・・・別に。とりあえず降りるぞ」
素っ気なく直哉に返して俺は影移動で地上へと降りる。
直ぐに直哉も後を追って降りてくるが―――
ゴォゴォ五月蝿ぇんだよ!!
手と足から一々、物凄い勢いの炎を出して移動する直哉だが、その音はかなり五月蝿い。
五月蝿いと言うか、隣で話していても声が聞き取り辛くて仕方が無い。
「兎に角、一旦帝国の首都方向に向かってみようと思うんだが、首都ってどの方向だ?」
「うん?」
直哉は帝国に転移?してきて今は帝国軍の結構重要な役割を与えられている。
なので普段首都に居る直哉にとってはこの辺りも庭の様なものだろうと聞いてみるが、どうにも直哉の様子がおかしかった。
「いや、ここからだと首都ってどう行くんだよ?」
「・・・何で俺が知ってると思ってんだよ?」
「いや、逆に何で知らねぇんだよ・・・」
「普段首都から離れたこんな所まで来る訳ねえんだから分からねぇよ!」
「いやいや、お前帝国のしかも首都に住んでんだよな・・・?」
「そうだが?だから何だよ、お前帝国民が散歩でこの辺ぶらついてるとでも思ってんのか?」
「うッ、それはそうだが・・・」
確かに直哉の言ってる事は正しい。
車などが無いこの世界では歩きか馬を使うくらいしか移動手段は無い。
なので首都から今いる場所までとれくらい離れているのかは分からないが、少なくとも数日くらいは離れている所に何も目的無しで来る訳は無いので当然地理的にここがどの辺りとかは何となくでしか分からないだろう。
地理の勉強でもしてれば別だろうが・・・
「自慢じゃねぇが俺は面倒臭ぇ事は嫌いだ!だから移動なんてのは基本馬車出して貰って俺は馬車の中で寝てるんだぜ」
本当に自慢になってねぇよ・・・
よく分からない事を自慢げに話す直哉たが、俺は溜息を吐いて頭を振る。
「――分かったよ。とりあえず大体の方角くらい分からねぇか?」
「えー?たぶんこっちの方なんじゃねぇの?」
気だるそうにそんな事を言いながら指を差す直哉だが、指差す方向には何だか山脈が見えているのは俺の気のせいだろうか・・・
「え、いや、お前そっちに進んだら山にぶち当たるんじゃ・・・」
「何言ってんだよ、俺達が居たのはあっちだろ?だったらこっち側に進んで行けばいいって事じゃねぇかよ」
「え、あ?マジ・・・?」
「おうよッ、着いて来い!」
何故か急に自信満々に言う直哉に気圧されて俺は思わずそうなのかと思ってしまうが、先程は此処が何処なのか分からないとか言って無かっただろうか?と悩む。
だが、その間にも直哉はどんどん一人で歩いて行ってしまうので俺も慌てて追い掛ける。
暫く歩いてみたが特に変わった事は無い。
鳥や時折兎が駆ける姿を目にするくらいで至って平和だ。
斥候や狩人等の経験など無いので当然足跡を探す、辿るなどは出来ない。
臭いも辿れないし、上空からでも中々探し出す事が難しいとなると、本当に当てずっぽうで進んだ先に偶然敵が居たなどと言う事が無い限り、かなり厳しいのではと思い始めた頃、俺達の進む方向とは少しズレているが先の方で爆発音が聞こえる。
「「ッ!?」」
俺達は思わず顔を見合わせる。まるで天啓であるかの様に感じたその音はきっとリリが戦闘を開始した事を意味していると思った。
「行くぞッ」
「おう!!」
二人同時に音のした方へと駆け出す。
頼むから荷物運んでる奴らでいてくれッ
「まぁ仕方無いだろ。どっち行ったと思う?」
俺がアークデーモンと戦った場所へと直哉と共に再びやって来たが既に荷物を運んで居た奴らの痕跡へ何も無い。
アークデーモンも消えたのか移動したのかほ分からないが既に姿は無く、距離が離れているのか嗅覚による追跡も今は不可能だった。
「わからん・・・上から見てみるか」
「上?」
「あぁ、ちょっと待っててくれ」
俺はそう言ってその場で上空へと影移動を使い飛び上がる。
雲よりも高くは無いが、大分高い位置まで上がりそこから周囲を見下ろす。
だごこの辺りは林や小規模な森が所々に存在しており、それに隠れて移動されると上空からでは見付けられそうに無かった。
「ダメだな、とりあえず帝国首都の方に向かってみるしかないか・・・?」
上空に上がってからそのまま自由落下に任せていた俺は物凄い速度で地上へと落ちていく。
途中でもう一度影移動を発動して上に上がり直す。
その時、下から何か聞こえて来た気がして俺は足元を見る。
「ん?なんだ―――」
「ぉぉおおッ、すっげぇ高ぇ!」
手脚から炎を吹き出してロケットの様に打ち出された直哉が真っ直ぐ此方に向かって来ていた。
しかも現在も凄まじい速度で上昇して来ており、そして直ぐに俺を追い抜く。
マジでア●アン●ンなんだが・・・
直哉は「うひょー」とか言って楽しそうに空を駆け回った。
何やってるんだかと思いながらちょっとばかり羨ましいと思ったのは内緒だ。
俺の影移動はそのまま移動なのだ。つまり俺の感覚では歩いたり走ったりするのと何ら変わりは無いのだ。
なので空に上がってみても自由に空を駆け回ると言う感覚にはなれない。
そう言えばこの世界に飛行魔法とかってあるか?
今迄何で考えなかったのか分からないが、魔法が使える様になったらやりたい事ベストスリーに入っているのが空を飛ぶだ。
だが、そんな魔法があるのか無いのか聞いていないので分からない。
アリシエーゼなどが全くそんな魔法を使っていないと言う事はこの世界に飛行魔法などは無いのだろうなとは思う。
だからか余計直哉が無邪気に空を駆け回っているのを見て内心嫉妬してしまいますよ、はい。
「おー、よく見えるなぁ」
そんな俺の心の内を知ってか知らずか直哉は浮かれながら俺の横にやって来て一緒に自由落下に身を任せながらそんな事を言う。
「・・・・・・」
「なんだよその顔は?」
「・・・別に。とりあえず降りるぞ」
素っ気なく直哉に返して俺は影移動で地上へと降りる。
直ぐに直哉も後を追って降りてくるが―――
ゴォゴォ五月蝿ぇんだよ!!
手と足から一々、物凄い勢いの炎を出して移動する直哉だが、その音はかなり五月蝿い。
五月蝿いと言うか、隣で話していても声が聞き取り辛くて仕方が無い。
「兎に角、一旦帝国の首都方向に向かってみようと思うんだが、首都ってどの方向だ?」
「うん?」
直哉は帝国に転移?してきて今は帝国軍の結構重要な役割を与えられている。
なので普段首都に居る直哉にとってはこの辺りも庭の様なものだろうと聞いてみるが、どうにも直哉の様子がおかしかった。
「いや、ここからだと首都ってどう行くんだよ?」
「・・・何で俺が知ってると思ってんだよ?」
「いや、逆に何で知らねぇんだよ・・・」
「普段首都から離れたこんな所まで来る訳ねえんだから分からねぇよ!」
「いやいや、お前帝国のしかも首都に住んでんだよな・・・?」
「そうだが?だから何だよ、お前帝国民が散歩でこの辺ぶらついてるとでも思ってんのか?」
「うッ、それはそうだが・・・」
確かに直哉の言ってる事は正しい。
車などが無いこの世界では歩きか馬を使うくらいしか移動手段は無い。
なので首都から今いる場所までとれくらい離れているのかは分からないが、少なくとも数日くらいは離れている所に何も目的無しで来る訳は無いので当然地理的にここがどの辺りとかは何となくでしか分からないだろう。
地理の勉強でもしてれば別だろうが・・・
「自慢じゃねぇが俺は面倒臭ぇ事は嫌いだ!だから移動なんてのは基本馬車出して貰って俺は馬車の中で寝てるんだぜ」
本当に自慢になってねぇよ・・・
よく分からない事を自慢げに話す直哉たが、俺は溜息を吐いて頭を振る。
「――分かったよ。とりあえず大体の方角くらい分からねぇか?」
「えー?たぶんこっちの方なんじゃねぇの?」
気だるそうにそんな事を言いながら指を差す直哉だが、指差す方向には何だか山脈が見えているのは俺の気のせいだろうか・・・
「え、いや、お前そっちに進んだら山にぶち当たるんじゃ・・・」
「何言ってんだよ、俺達が居たのはあっちだろ?だったらこっち側に進んで行けばいいって事じゃねぇかよ」
「え、あ?マジ・・・?」
「おうよッ、着いて来い!」
何故か急に自信満々に言う直哉に気圧されて俺は思わずそうなのかと思ってしまうが、先程は此処が何処なのか分からないとか言って無かっただろうか?と悩む。
だが、その間にも直哉はどんどん一人で歩いて行ってしまうので俺も慌てて追い掛ける。
暫く歩いてみたが特に変わった事は無い。
鳥や時折兎が駆ける姿を目にするくらいで至って平和だ。
斥候や狩人等の経験など無いので当然足跡を探す、辿るなどは出来ない。
臭いも辿れないし、上空からでも中々探し出す事が難しいとなると、本当に当てずっぽうで進んだ先に偶然敵が居たなどと言う事が無い限り、かなり厳しいのではと思い始めた頃、俺達の進む方向とは少しズレているが先の方で爆発音が聞こえる。
「「ッ!?」」
俺達は思わず顔を見合わせる。まるで天啓であるかの様に感じたその音はきっとリリが戦闘を開始した事を意味していると思った。
「行くぞッ」
「おう!!」
二人同時に音のした方へと駆け出す。
頼むから荷物運んでる奴らでいてくれッ
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
魔法使いと彼女を慕う3匹の黒竜~魔法は最強だけど溺愛してくる竜には勝てる気がしません~
村雨 妖
恋愛
森で1人のんびり自由気ままな生活をしながら、たまに王都の冒険者のギルドで依頼を受け、魔物討伐をして過ごしていた”最強の魔法使い”の女の子、リーシャ。
ある依頼の際に彼女は3匹の小さな黒竜と出会い、一緒に生活するようになった。黒竜の名前は、ノア、ルシア、エリアル。毎日可愛がっていたのに、ある日突然黒竜たちは姿を消してしまった。代わりに3人の人間の男が家に現れ、彼らは自分たちがその黒竜だと言い張り、リーシャに自分たちの”番”にするとか言ってきて。
半信半疑で彼らを受け入れたリーシャだが、一緒に過ごすうちにそれが本当の事だと思い始めた。彼らはリーシャの気持ちなど関係なく自分たちの好きにふるまってくる。リーシャは彼らの好意に鈍感ではあるけど、ちょっとした言動にドキッとしたり、モヤモヤしてみたりて……お互いに振り回し、振り回されの毎日に。のんびり自由気ままな生活をしていたはずなのに、急に慌ただしい生活になってしまって⁉ 3人との出会いを境にいろんな竜とも出会うことになり、関わりたくない竜と人間のいざこざにも巻き込まれていくことに!※”小説家になろう”でも公開しています。※表紙絵自作の作品です。
異世界でもプログラム
北きつね
ファンタジー
俺は、元プログラマ・・・違うな。社内の便利屋。火消し部隊を率いていた。
とあるシステムのデスマの最中に、SIer の不正が発覚。
火消しに奔走する日々。俺はどうやらシステムのカットオーバの日を見ることができなかったようだ。
転生先は、魔物も存在する、剣と魔法の世界。
魔法がをプログラムのように作り込むことができる。俺は、異世界でもプログラムを作ることができる!
---
こんな生涯をプログラマとして過ごした男が転生した世界が、魔法を”プログラム”する世界。
彼は、プログラムの知識を利用して、魔法を編み上げていく。
注)第七話+幕間2話は、現実世界の話で転生前です。IT業界の事が書かれています。
実際にあった話ではありません。”絶対”に違います。知り合いのIT業界の人に聞いたりしないでください。
第八話からが、一般的な転生ものになっています。テンプレ通りです。
注)作者が楽しむ為に書いています。
誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめてになります。
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
世界⇔異世界 THERE AND BACK!!
西順
ファンタジー
ある日、異世界と行き来できる『門』を手に入れた。
友人たちとの下校中に橋で多重事故に巻き込まれたハルアキは、そのきっかけを作った天使からお詫びとしてある能力を授かる。それは、THERE AND BACK=往復。異世界と地球を行き来する能力だった。
しかし異世界へ転移してみると、着いた先は暗い崖の下。しかも出口はどこにもなさそうだ。
「いや、これ詰んでない? 仕方ない。トンネル掘るか!」
これはRPGを彷彿とさせるゲームのように、魔法やスキルの存在する剣と魔法のファンタジー世界と地球を往復しながら、主人公たちが降り掛かる数々の問題を、時に強引に、時に力業で解決していく冒険譚。たまには頭も使うかも。
週一、不定期投稿していきます。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。
隻眼の覇者・伊達政宗転生~殺された歴史教師は伊達政宗に転生し、天下統一を志す~
髙橋朔也
ファンタジー
高校で歴史の教師をしていた俺は、同じ職場の教師によって殺されて死後に女神と出会う。転生の権利を与えられ、伊達政宗に逆行転生。伊達政宗による天下統一を実現させるため、父・輝宗からの信頼度を上げてまずは伊達家の家督を継ぐ!
戦国時代の医療にも目を向けて、身につけた薬学知識で生存率向上も目指し、果ては独眼竜と渾名される。
持ち前の歴史知識を使い、人を救い、信頼度を上げ、時には戦を勝利に導く。
推理と歴史が混ざっています。基本的な内容は史実に忠実です。一話が2000文字程度なので片手間に読めて、読みやすいと思います。これさえ読めば伊達政宗については大体理解出来ると思います。
※毎日投稿。
※歴史上に存在しない人物も登場しています。
小説家になろう、カクヨムでも本作を投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる