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第7章:愚者の目覚めは月の始まり編
第288話:契約
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「おーいッ、ストレガンド人!出て来ーいッ」
「だ、旦那ッ、マジでやめろよ!」
「あ?何でだよ?」
「何でって、ストレガンド人のヤバさは聞いただろ!?」
「聞いたけどどうせ遅かれ早かれ敵か味方か分からないが出会うだろ」
「そ、そうだが・・・」
ストレガンド人の中隊にやられた帝国の大隊の介抱が一頻り終わり俺達は再び戦場の中心となる場所へとゴリアテを走らせている。
ゴリアテの屋上で風を全身に浴びながら俺は叫ぶ。ストレガンド人よ、出よ!と声高らかに叫ぶ。
そんな俺をドエインは必死に制止するが、何をそんなにビビってるのかと疑問に思ってしまう。
「そのストレガンド人とやらが何でこの戦争に、連合軍に加担してんのかとは分からないけど、だったら直接聞いた方が早いだろ?」
「・・・・・・」
「だから何でそんなにビビってんだよ?」
「・・・ストレガンド人は国民全員が悪魔と契約し存在が呪われてるって言われてんだ。女子供だろうが関係無い、残虐な行為すればするだけ彼処では上に行けるって言われてる」
めちゃくちゃ神妙な顔でそう語るドエインだが、ストレガンド人は歴史から姿を消した時に悪魔の力を得たとかそんな噂が今もずっと付き纏っている。
それは歴史から姿を消す前後でその強さや残虐性、その他諸々全てが格段にレベルアップしていたからに他ならないし、やって来た行いがそれを裏付けている。
老若男女須らく呪われ、悪魔の力を有したストレガンド人は、産まれてくる子供さえ産声を上げた瞬間にその呪いを受けると言われており、悪魔との契約が自動付与されるなんて事も噂されている。
ドエインが語った様にストレガンド国では傭兵家業で戦果を上げ、残虐非道な行いをすればするだけ評価が上がるシステムを採用しているらしく、戦争に参加すれば襲った村や街から、戦った相手から金品を奪うなんて事は勿論、悪逆の限りを尽くす事で有名でどうやらそう言った行動の承認すら契約に組み込まれてるとかなんとか・・・
「―――いや、だから何だって話だ」
「なんだって?」
「だから、残虐性とかそんなのどうでもいいんだって。敵だろうが味方だろうがそんな酷い行いは見過ごせねぇんだろ?もしそんな行いをしてる所を見掛けたら味方だったとしても止めるんだろ?だったら出会ったら殺すでいいじゃねぇか」
「・・・・・・まぁ、そうなんだが」
「それに強いから、残虐だから何だよ?お前にとってそのストレガンド人はお前の姉のリラより恐ろしい存在なのか?」
「ッ!?」
俺はリラの方が恐ろしいと思うがねとドエインに告げると目を見開き固まる。
「言っても結局人間だろ?だったら殺せるじゃねぇか」
「・・・・・・確かにあのゴリラと比べれば」
「だろ?ビビって後手に回るとかやめろよ?お前一応指揮者なんだからな?」
俺達は戦闘に関してはドエインに指揮を一任する事にしている。
それは魔界での連携確認やそう言った事で総合的に判断して全員で話し合って決めた事であり、ドエインはそれに本気で嫌がっていたが全員の総意と言う事もあり押し切られる形で渋々了承している。
ただ、例えば仲間達では手に負えない様な敵が現れた際や緊急時は俺やアリシエーゼが急に指示を出したり単独で動く事も了承済みであるので通常の戦闘ではと言う言葉が付くがそれでもドエインが纏める方が何かと都合が良いし効率的でもあるのは確かだった。
ファンタジー初心者の俺が指示なんて出すよりよっぽど良いだろうしな
なのでここでストレガンド人に対して出会っても居ないのに気後れしていると、いざと言う時にそれが影響するのではと懸念してちょっと小言を言ってみたのだが、俺の心情を理解してかドエインは苦笑いして言う。
「・・・そうだな、確かにビビってたのかも知れない」
まぁ、大丈夫かなと思いその後は別の話をしながら馬車に揺られて過ごす。
途中で連合軍、帝国軍双方の戦闘跡やの様な物が散見しだし死体も時折見かけるが、ストレガンド人どころか、戦闘中の部隊を発見する事は無かった。
俺達が介抱した奴らが居た場所よりもオルフェ側の村や街は特に変わった様子は無かったが、ここからはちょっとそうはいかないのかもな等と思いながら進行方向をぼんやりと見つめる。
とても戦争をしているとは思えない様な静けさで穏やかな風景になんとも言えない感覚に陥る。
あたりは既に穀倉地帯を超えており、見えるのは草原ばかりだが遠くの向かって左側の方には馬鹿デカい森が何となくだが見える。
右側にはそこまで高くは無さそうだが山脈が見える。
俺の行った事の無い土地がそこにはあり、色々な人々が様々な営みを日々育んでいるのだと考えると、先程感じだった穏やかな感覚と相まって本当に異世界に迷い込んだ気がしてくる。
こんな所で静かに暮らせたなら・・・
きっと争いも無く日々農業や林業に汗を流し、早くに結婚して子供を作り、家族幸せに一生を穏やかに終える。
明莉に見せたのならそんな人生も過ごせるのでは無いかとイメージさせたり、心穏やかに過ごさせる事も出来たのでは無いかと思わずには居られなかった。
俺の考えが浅はかだったのは認める
死んでもう一度あの世か何処かで出会えたのなら額が擦り切れるまで土下座をして謝り倒す
でもさ―――
この世界に悪魔だのなんだのなんて要るか?
要らねぇよな
皆穏やかに健やかに静かに、けれど幸せに生まれて死ぬを繰り返せる楽園であるべきだよな
邪魔なんだよ
クズカス共が
時折やってくる表現し難いその衝動を外には漏らさずに静かに心の奥底に溜め込む。
存外日和っているのかもなと思わなくは無い。
こうして思い出さなければあの時の気持ちが、決意が消えてしまいそうな気がして、そんな弱い自分に嫌気が差しながら俺は嗤う。
ストレガンド人が悪魔と繋がってるって言うなら―――
今度こそ本当に歴史からその存在を消し去ってやると心の中で思いながら屋上から皆の居る客室へと降りた。
「酷い・・・」
「生きてる奴は――居るの、か・・・」
「ユーちゃん、馬車の中に入ってなさい」
「先ずは生存者を探し出さねばッ」
俺達の目の前にある街だった物の残骸を見て、仲間達がそれぞれ思いを吐露する。
少し前まではそこはそれなりの人々が生活をし、活気に満ちたそれなりの街だったのだろう。
が、今はその面影は無い。全て破壊され無惨な姿を晒している。
「モニカとムネチカはユーリーと此処に居ろ。マサムネとコテツは周囲に敵影が無いか索敵。後は生存者を探す」
俺は淡々と皆に指示を出して目の前の街だった方へと歩き出す。
皆俺の言葉に何も言わずにそれぞれ動き出すが、家屋は倒壊し焼け落ちていて、ざっと見渡す限り死体がそこら中に転がっているそれをどう言う思いでみているのだろうかと考えるが、きっと皆同じ思いを抱いているのだろうとも思った。
ストレガンド人がやったんだろうな
家屋が焼けるパチパチと言う音がやけに大きく聞こえるがそれ以外は無音だった。
だからもう既にこの光景を作り出した何者達は居ないだろう。
俺が屋上から二階に降りて暫くすると、御者をしていたマサムネとサリーから声が掛かり、前方に煙が見えると報告があった。
先ずは自分の目で確認しないと何も判断出来ないのでその場所へと向かったのだが、今ある目の前の光景に出会す事になる。
様々な思いが込み上げて来るのを抑え込みながら、生存者を先ずは探そうと自分に言い聞かせ仲間達を振り返る事無く俺は進んだ。
だから戦争なんて嫌なんだ
「だ、旦那ッ、マジでやめろよ!」
「あ?何でだよ?」
「何でって、ストレガンド人のヤバさは聞いただろ!?」
「聞いたけどどうせ遅かれ早かれ敵か味方か分からないが出会うだろ」
「そ、そうだが・・・」
ストレガンド人の中隊にやられた帝国の大隊の介抱が一頻り終わり俺達は再び戦場の中心となる場所へとゴリアテを走らせている。
ゴリアテの屋上で風を全身に浴びながら俺は叫ぶ。ストレガンド人よ、出よ!と声高らかに叫ぶ。
そんな俺をドエインは必死に制止するが、何をそんなにビビってるのかと疑問に思ってしまう。
「そのストレガンド人とやらが何でこの戦争に、連合軍に加担してんのかとは分からないけど、だったら直接聞いた方が早いだろ?」
「・・・・・・」
「だから何でそんなにビビってんだよ?」
「・・・ストレガンド人は国民全員が悪魔と契約し存在が呪われてるって言われてんだ。女子供だろうが関係無い、残虐な行為すればするだけ彼処では上に行けるって言われてる」
めちゃくちゃ神妙な顔でそう語るドエインだが、ストレガンド人は歴史から姿を消した時に悪魔の力を得たとかそんな噂が今もずっと付き纏っている。
それは歴史から姿を消す前後でその強さや残虐性、その他諸々全てが格段にレベルアップしていたからに他ならないし、やって来た行いがそれを裏付けている。
老若男女須らく呪われ、悪魔の力を有したストレガンド人は、産まれてくる子供さえ産声を上げた瞬間にその呪いを受けると言われており、悪魔との契約が自動付与されるなんて事も噂されている。
ドエインが語った様にストレガンド国では傭兵家業で戦果を上げ、残虐非道な行いをすればするだけ評価が上がるシステムを採用しているらしく、戦争に参加すれば襲った村や街から、戦った相手から金品を奪うなんて事は勿論、悪逆の限りを尽くす事で有名でどうやらそう言った行動の承認すら契約に組み込まれてるとかなんとか・・・
「―――いや、だから何だって話だ」
「なんだって?」
「だから、残虐性とかそんなのどうでもいいんだって。敵だろうが味方だろうがそんな酷い行いは見過ごせねぇんだろ?もしそんな行いをしてる所を見掛けたら味方だったとしても止めるんだろ?だったら出会ったら殺すでいいじゃねぇか」
「・・・・・・まぁ、そうなんだが」
「それに強いから、残虐だから何だよ?お前にとってそのストレガンド人はお前の姉のリラより恐ろしい存在なのか?」
「ッ!?」
俺はリラの方が恐ろしいと思うがねとドエインに告げると目を見開き固まる。
「言っても結局人間だろ?だったら殺せるじゃねぇか」
「・・・・・・確かにあのゴリラと比べれば」
「だろ?ビビって後手に回るとかやめろよ?お前一応指揮者なんだからな?」
俺達は戦闘に関してはドエインに指揮を一任する事にしている。
それは魔界での連携確認やそう言った事で総合的に判断して全員で話し合って決めた事であり、ドエインはそれに本気で嫌がっていたが全員の総意と言う事もあり押し切られる形で渋々了承している。
ただ、例えば仲間達では手に負えない様な敵が現れた際や緊急時は俺やアリシエーゼが急に指示を出したり単独で動く事も了承済みであるので通常の戦闘ではと言う言葉が付くがそれでもドエインが纏める方が何かと都合が良いし効率的でもあるのは確かだった。
ファンタジー初心者の俺が指示なんて出すよりよっぽど良いだろうしな
なのでここでストレガンド人に対して出会っても居ないのに気後れしていると、いざと言う時にそれが影響するのではと懸念してちょっと小言を言ってみたのだが、俺の心情を理解してかドエインは苦笑いして言う。
「・・・そうだな、確かにビビってたのかも知れない」
まぁ、大丈夫かなと思いその後は別の話をしながら馬車に揺られて過ごす。
途中で連合軍、帝国軍双方の戦闘跡やの様な物が散見しだし死体も時折見かけるが、ストレガンド人どころか、戦闘中の部隊を発見する事は無かった。
俺達が介抱した奴らが居た場所よりもオルフェ側の村や街は特に変わった様子は無かったが、ここからはちょっとそうはいかないのかもな等と思いながら進行方向をぼんやりと見つめる。
とても戦争をしているとは思えない様な静けさで穏やかな風景になんとも言えない感覚に陥る。
あたりは既に穀倉地帯を超えており、見えるのは草原ばかりだが遠くの向かって左側の方には馬鹿デカい森が何となくだが見える。
右側にはそこまで高くは無さそうだが山脈が見える。
俺の行った事の無い土地がそこにはあり、色々な人々が様々な営みを日々育んでいるのだと考えると、先程感じだった穏やかな感覚と相まって本当に異世界に迷い込んだ気がしてくる。
こんな所で静かに暮らせたなら・・・
きっと争いも無く日々農業や林業に汗を流し、早くに結婚して子供を作り、家族幸せに一生を穏やかに終える。
明莉に見せたのならそんな人生も過ごせるのでは無いかとイメージさせたり、心穏やかに過ごさせる事も出来たのでは無いかと思わずには居られなかった。
俺の考えが浅はかだったのは認める
死んでもう一度あの世か何処かで出会えたのなら額が擦り切れるまで土下座をして謝り倒す
でもさ―――
この世界に悪魔だのなんだのなんて要るか?
要らねぇよな
皆穏やかに健やかに静かに、けれど幸せに生まれて死ぬを繰り返せる楽園であるべきだよな
邪魔なんだよ
クズカス共が
時折やってくる表現し難いその衝動を外には漏らさずに静かに心の奥底に溜め込む。
存外日和っているのかもなと思わなくは無い。
こうして思い出さなければあの時の気持ちが、決意が消えてしまいそうな気がして、そんな弱い自分に嫌気が差しながら俺は嗤う。
ストレガンド人が悪魔と繋がってるって言うなら―――
今度こそ本当に歴史からその存在を消し去ってやると心の中で思いながら屋上から皆の居る客室へと降りた。
「酷い・・・」
「生きてる奴は――居るの、か・・・」
「ユーちゃん、馬車の中に入ってなさい」
「先ずは生存者を探し出さねばッ」
俺達の目の前にある街だった物の残骸を見て、仲間達がそれぞれ思いを吐露する。
少し前まではそこはそれなりの人々が生活をし、活気に満ちたそれなりの街だったのだろう。
が、今はその面影は無い。全て破壊され無惨な姿を晒している。
「モニカとムネチカはユーリーと此処に居ろ。マサムネとコテツは周囲に敵影が無いか索敵。後は生存者を探す」
俺は淡々と皆に指示を出して目の前の街だった方へと歩き出す。
皆俺の言葉に何も言わずにそれぞれ動き出すが、家屋は倒壊し焼け落ちていて、ざっと見渡す限り死体がそこら中に転がっているそれをどう言う思いでみているのだろうかと考えるが、きっと皆同じ思いを抱いているのだろうとも思った。
ストレガンド人がやったんだろうな
家屋が焼けるパチパチと言う音がやけに大きく聞こえるがそれ以外は無音だった。
だからもう既にこの光景を作り出した何者達は居ないだろう。
俺が屋上から二階に降りて暫くすると、御者をしていたマサムネとサリーから声が掛かり、前方に煙が見えると報告があった。
先ずは自分の目で確認しないと何も判断出来ないのでその場所へと向かったのだが、今ある目の前の光景に出会す事になる。
様々な思いが込み上げて来るのを抑え込みながら、生存者を先ずは探そうと自分に言い聞かせ仲間達を振り返る事無く俺は進んだ。
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