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第6章:迷宮勇者と巨人王編
第248話:巨人の王
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「お前らッ、入口まで戻ってろ!!」
俺は仲間の目の前を駆け抜けながらそう叫んで更に加速する。
「アンタはどうすんのよッ!?」
イリアが叫び返すがそれには答えず俺は九十度向きを巨人に変える。
チラリと横を見るとアリシエーゼは苦い顔をしながら俺とは別方向から巨人へと向かっていた。
ホルスのあの巨人と同一種だったとして、違うのは大きさだけか・・・?
ホルスで相対した黄褐色の肌のハ●クの様な巨人。
あの巨人は筋肉が異様に発達した大男と言った様相だったが、目の前の巨人の肌が黄褐色なのかどうかは分からない。
何せ全身金属鎧で覆われており、顔さえ見えない。
だが、明らかにホルスの巨人とは大きさが異なり、鎧越しでも分かる発達した筋肉がホルスのそれとは異次元の強さである事を物語っていた。
ホルスの奴もスピードもパワーも相当だったが、目の前の巨人が身体の大きさに比例してそのパワーもスピードも上がっているのだとしたら・・・
単純な見た目でもホルスの巨人と比べると五倍以上有りそうだが、どう考えても重量下でホルスの巨人の五倍以上の速さで動けるとは思えない。
いや、でもファンタジー設定な世界だし・・・
地球ではあるものの魔法や魔物、神に悪魔なんてファンタジー要素のあるこの世界で、そんな常識が通用するとは思わない方が良いと一旦この考えを排除する。
丁度、アリシエーゼと俺で巨人を挟み込む形になったので、俺から先に仕掛ける。
「ッ!」
影移動で先程と同じ様に背の高い―――と言うか、二階建てか三階建てのアパート程の高さにある巨人の目の前に躍り出る。
「ガァッ!!!」
先程の一撃を教訓としたか巨人は俺が突然目の前に現れてもおどろくことあは無く、逆にすぐ様俺を叩き落とそうと左腕を振りかぶるが、俺はその時には二度目の影移動で巨人の後ろ――後頭部の辺りに既に回り込んでいた。
「ッラァア!!!」
渾身の一撃で放った拳はまるで上から拳骨を喰らわせた様な形となったが、兜に覆われた巨人の頭が拳が直撃すると同時にガクンッと垂れ下がる。
一撃を喰らわせた俺はそのまま自然落下して行き、巨人の足元あたりまで急降下する。
「もうッ、一丁ぉ!!」
降下時に振りかぶっていた右腕を今度は正拳突きの様に真正面に解き放つ。
頭部に一撃を喰らい少し体勢が下に下がっており、かつ膝も折れ曲がっていた巨人は二撃目をその膝裏に喰らうと、自身の意志に反して急激に膝が折れ、正しく膝カックン状態となった。
巨体がズシンッと地響きを伴って両腕を地面に着く形で倒れ込む。
着地をした俺はすぐ様その場から一旦離れつつアリシエーゼの動向を確認する。
俺の攻撃に合わせてアリシエーゼは巨人に迫っており、丁度巨人の右腕辺りに到達していた。
「喰らえッ!!」
そう叫んだアリシエーゼが巨人の右腕―――手首の部分に自身の右拳を突き入れた。
するとその瞬間、一瞬だが周囲の空気、音何もかもがアリシエーゼの拳に巻取られる、そんな感覚が俺を襲う。
ガツンッとアリシエーゼの拳と巨人が着込む甲冑の手甲部分がぶつかり激しい音が聞こえたと思ったが、その音さえ俺の耳に届くか届かないかくらいで、急にアリシエーゼの方に引き寄せられた。そんな不思議な感覚だったが、そう思ったのも束の間、収束した全ての物がまた一瞬で辺りに飛び散る。
何とも形容し難い、甲高くもあり、重鈍でもある激しい音が拡散し、同時に白と青が混じりあった光が弾ける。
すげぇ!
単純にそう思った。アリシエーゼが何か魔法詠唱の様なものをしている素振りは無かったのだが、何か魔法を使ったのかも知れない。
アニメの様な派手なエフェクトに一瞬期待して目を輝かせたが、その目が巨人のある動作を捉える。
「アリシエーゼッ!!」
名前を咄嗟に叫ぶとアリシエーゼはそれに逸早く反応してその場から飛び退く。
その直後に巨人の左手がまさに今アリシエーゼが居た位置にまるで大気圏に突入して燃え尽きなかった隕石の様な速度で落とされる。
耳を劈く轟音に顔を顰めながらアリシエーゼの無事を確認した俺は一度大きく巨人から離れる。
左手を落とした部分から土煙が舞うが、それを煩わしそうにもせずに巨人はノソリと立ち上がる。
無傷かよッ
完全に立ち上がった巨人の右腕を見るが、手甲すら傷一つ付いていなかった。
かなりの会心の一撃だった筈だが、巨人は一度右腕をグリッと回し調子を確かめた後、一度ググッと腰を沈める。
何か来るッ!?
目の端で仲間達が退却しているのが分かる。
まだ俺達とそう遠く離れていない位置に居り、このまま巨人が何かをして来た場合、余波が仲間達に及ぶかも知れないと逡巡した俺はアリシエーゼに向けて叫ぶ。
「アリシエーゼッ、アイツらを視界に入れされるな!!ラルファ達にも意識が行かない様に位置取るぞ!!」
「分かったのじゃ!」
その言葉の後直ぐに俺とアリシエーゼは巨人が元々座っていた巨大な石造りの椅子――王座とも言うべきなのかその部屋の奥に鎮座している椅子の方へと向かって駆け出した。
巨人を椅子の方に向かせれば、視界には仲間達もラルファ達も入らないだろうと思っての事だったが、俺は駆けながら巨人を見て初めて過ちに気付く。
顔を俺とアリシエーゼ交互に向けていた巨人だったが、俺の叫びを聞き駆け出した事を確認した後、あろう事か巨人は出入口に走る仲間達を見たのだ。
―――此奴ッ!?
部屋の奥へと向かって駆けていた俺はすぐ様方向転換し巨人へと向けて加速する。
此奴、人語を理解してやがる!?
明らかに俺の言葉を理解して、仲間達へと視線を向けた巨人に底知れぬ恐怖が湧き上がって来るのを感じつつ、間に合え!と心の仲で叫ぶ。
やらせるかよ!!!
俺は仲間の目の前を駆け抜けながらそう叫んで更に加速する。
「アンタはどうすんのよッ!?」
イリアが叫び返すがそれには答えず俺は九十度向きを巨人に変える。
チラリと横を見るとアリシエーゼは苦い顔をしながら俺とは別方向から巨人へと向かっていた。
ホルスのあの巨人と同一種だったとして、違うのは大きさだけか・・・?
ホルスで相対した黄褐色の肌のハ●クの様な巨人。
あの巨人は筋肉が異様に発達した大男と言った様相だったが、目の前の巨人の肌が黄褐色なのかどうかは分からない。
何せ全身金属鎧で覆われており、顔さえ見えない。
だが、明らかにホルスの巨人とは大きさが異なり、鎧越しでも分かる発達した筋肉がホルスのそれとは異次元の強さである事を物語っていた。
ホルスの奴もスピードもパワーも相当だったが、目の前の巨人が身体の大きさに比例してそのパワーもスピードも上がっているのだとしたら・・・
単純な見た目でもホルスの巨人と比べると五倍以上有りそうだが、どう考えても重量下でホルスの巨人の五倍以上の速さで動けるとは思えない。
いや、でもファンタジー設定な世界だし・・・
地球ではあるものの魔法や魔物、神に悪魔なんてファンタジー要素のあるこの世界で、そんな常識が通用するとは思わない方が良いと一旦この考えを排除する。
丁度、アリシエーゼと俺で巨人を挟み込む形になったので、俺から先に仕掛ける。
「ッ!」
影移動で先程と同じ様に背の高い―――と言うか、二階建てか三階建てのアパート程の高さにある巨人の目の前に躍り出る。
「ガァッ!!!」
先程の一撃を教訓としたか巨人は俺が突然目の前に現れてもおどろくことあは無く、逆にすぐ様俺を叩き落とそうと左腕を振りかぶるが、俺はその時には二度目の影移動で巨人の後ろ――後頭部の辺りに既に回り込んでいた。
「ッラァア!!!」
渾身の一撃で放った拳はまるで上から拳骨を喰らわせた様な形となったが、兜に覆われた巨人の頭が拳が直撃すると同時にガクンッと垂れ下がる。
一撃を喰らわせた俺はそのまま自然落下して行き、巨人の足元あたりまで急降下する。
「もうッ、一丁ぉ!!」
降下時に振りかぶっていた右腕を今度は正拳突きの様に真正面に解き放つ。
頭部に一撃を喰らい少し体勢が下に下がっており、かつ膝も折れ曲がっていた巨人は二撃目をその膝裏に喰らうと、自身の意志に反して急激に膝が折れ、正しく膝カックン状態となった。
巨体がズシンッと地響きを伴って両腕を地面に着く形で倒れ込む。
着地をした俺はすぐ様その場から一旦離れつつアリシエーゼの動向を確認する。
俺の攻撃に合わせてアリシエーゼは巨人に迫っており、丁度巨人の右腕辺りに到達していた。
「喰らえッ!!」
そう叫んだアリシエーゼが巨人の右腕―――手首の部分に自身の右拳を突き入れた。
するとその瞬間、一瞬だが周囲の空気、音何もかもがアリシエーゼの拳に巻取られる、そんな感覚が俺を襲う。
ガツンッとアリシエーゼの拳と巨人が着込む甲冑の手甲部分がぶつかり激しい音が聞こえたと思ったが、その音さえ俺の耳に届くか届かないかくらいで、急にアリシエーゼの方に引き寄せられた。そんな不思議な感覚だったが、そう思ったのも束の間、収束した全ての物がまた一瞬で辺りに飛び散る。
何とも形容し難い、甲高くもあり、重鈍でもある激しい音が拡散し、同時に白と青が混じりあった光が弾ける。
すげぇ!
単純にそう思った。アリシエーゼが何か魔法詠唱の様なものをしている素振りは無かったのだが、何か魔法を使ったのかも知れない。
アニメの様な派手なエフェクトに一瞬期待して目を輝かせたが、その目が巨人のある動作を捉える。
「アリシエーゼッ!!」
名前を咄嗟に叫ぶとアリシエーゼはそれに逸早く反応してその場から飛び退く。
その直後に巨人の左手がまさに今アリシエーゼが居た位置にまるで大気圏に突入して燃え尽きなかった隕石の様な速度で落とされる。
耳を劈く轟音に顔を顰めながらアリシエーゼの無事を確認した俺は一度大きく巨人から離れる。
左手を落とした部分から土煙が舞うが、それを煩わしそうにもせずに巨人はノソリと立ち上がる。
無傷かよッ
完全に立ち上がった巨人の右腕を見るが、手甲すら傷一つ付いていなかった。
かなりの会心の一撃だった筈だが、巨人は一度右腕をグリッと回し調子を確かめた後、一度ググッと腰を沈める。
何か来るッ!?
目の端で仲間達が退却しているのが分かる。
まだ俺達とそう遠く離れていない位置に居り、このまま巨人が何かをして来た場合、余波が仲間達に及ぶかも知れないと逡巡した俺はアリシエーゼに向けて叫ぶ。
「アリシエーゼッ、アイツらを視界に入れされるな!!ラルファ達にも意識が行かない様に位置取るぞ!!」
「分かったのじゃ!」
その言葉の後直ぐに俺とアリシエーゼは巨人が元々座っていた巨大な石造りの椅子――王座とも言うべきなのかその部屋の奥に鎮座している椅子の方へと向かって駆け出した。
巨人を椅子の方に向かせれば、視界には仲間達もラルファ達も入らないだろうと思っての事だったが、俺は駆けながら巨人を見て初めて過ちに気付く。
顔を俺とアリシエーゼ交互に向けていた巨人だったが、俺の叫びを聞き駆け出した事を確認した後、あろう事か巨人は出入口に走る仲間達を見たのだ。
―――此奴ッ!?
部屋の奥へと向かって駆けていた俺はすぐ様方向転換し巨人へと向けて加速する。
此奴、人語を理解してやがる!?
明らかに俺の言葉を理解して、仲間達へと視線を向けた巨人に底知れぬ恐怖が湧き上がって来るのを感じつつ、間に合え!と心の仲で叫ぶ。
やらせるかよ!!!
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