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第1章:異世界と吸血姫編
第4話:異能
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俺自身が超能力者と呼ばれる事に若干の羞じらいを覚えなくは無いのだが、自分の能力を大別した時にはきっと無理矢理当て嵌めれば超感覚的知覚に分類されるのだろうなと何となく思う。
以前、超能力を研究している稀有な存在の学者と話す機会が有りその時にその学者は俺の能力をPSIと類称していた事を思い出す。
「あの男はPSIと言っていたが、違うんだよなぁ」
自然と口の端が持ち上がり気分がほんの少しだけ高揚している気がした。
PSIとは超感覚的知覚、所謂念力なんて呼ばれるサイコキネシスを合わせたものである訳だが、俺から言わせれば念力なんて使っていないし、そもそも超感覚的知覚ですら無いのにそんな分類なんて何の意味があるんだと一笑に付する処だがかく言う俺も感覚的に使ってると言うだけでこの能力が何なのかまったく分からない。仕方無く世間一般が認識出来る様に当て込むなら超感覚的知覚と言うだけだ。
ただ、あの学者にはそれを指摘はしなかったし、例え指摘しても何の意味も無い。ホモ・サピエンス種である現生人類種が到底理解不能なそれこそ知覚は元より認知すら到底不可能な代物なのだこの能力は。
理解出来るとすればそれは現生人類種ではあり得ない別種の存在だ。
「んな事は今はどうだって良い」
また考え込んでしまったと自分自身を嘲笑し、軽く頭を振る。そして両手を拡げ、さあ平伏せ、崇め畏怖しろと言わんばかりに魔法の言葉を発する。
接続は既に済ませてある。
後は命令するだけだ!
すぅ、と浅い深呼吸をする様に軽く息を吸込み其れを囁く。
「止まれ」
幾ばくかの刻の合間瞳を閉じ、辺りに響いていた剣戟の音も怒号も全ての韻が無となった世界に浸る。まるで時間そのものまでもが止まってしまったか様な錯覚に陥りそうになりながら薄く己の目を開く。
そこにはまるで題名が最終戦争や聖戦と付きそうな超巨大な宗教画がある様に錯覚してしまいそうな光景が、はたまた某超大国が作る冒険映画のワンシーンを再現してるかの様な光景が広がっていて、幻想的であり現実的な一種のアート作品と見紛う。ほうと嘆称交じりの短い吐息が漏れ出た事に気付くと「何を馬鹿な」とそのアート作品へ向かって歩き出した。
拡げていた両腕を下ろして自分の命令の実行結果を改めて確認してみるとやはりここは異世界なんだと実感する。
先程目に付いた茶短髪の偉丈夫の男がすぐ目の前で大剣を両手で振り翳し尻餅を付いて止めてくれと懇願するかの様な素振りの相対者にトドメを刺さんとしているが、今は時を止めた様に微動だにしないでいる。
偉丈夫に近付いて翌々観察してみると、やはりと言うべきか革鎧を纏っており、その革鎧も具に観察してみるとよく鞣した革で出来ている様で所々傷付き擦れたような跡の所は若干色が薄くなっていた。
リアルだな。と感心しつつ偉丈夫の前に移動して革鎧に触れてみる。その間も偉丈夫は視線を尻餅男に向けその形相は鬼気迫るものでまるで肉食獣が懇親の一撃を見舞う直前といった感じではあるのだが、近付く俺には一瞥すらくれない。
そう命じてるんだから当然か
こいつらには眼球の動きすら許していない。
ただ、一切の動きをさせてはいないのだが、生命維持に必要な身体の活動や生理現象は除外しているので、翌々見ていると呼吸による肺の上下運動やたまに瞬きもしていたりする。
自分の命令が確実に実行されている事を軽く確認しつつ、革鎧に触れていた手を離して荷馬車の方へと身体を向け歩き出した。荷馬車へ向かう途中、倒れている男を発見したので側に近寄り真横まで来ると地面に膝を付きまた観察を始めた。
「あー、すげぇ血だな・・・」
うつ伏せに倒れる男は大量の血を流してその上に寝ており、出血量を見る限りはもう死んでいるかと思ったが、まだ浅く呼吸をしている様だった。
「もしかしたら魔法も有りそうな世界だしその辺に治癒魔法の様なものを使える奴がいるかもしれないし、ポーション的なものがあって持ってる奴が近くにいるかもしれない」
そこで一呼吸置き、倒れ伏し、もう余命幾ばくも無さそうな男に語り掛ける。
「けど、すまんね」
そう言って男の手元に金属の剣が落ちている事に気付きそれを拾いながら立ち上がる。
「うわ、思ったより重いなこれ」
手にした剣は所謂ロングソードと言うものだろうか、長さは100センチ程あり、重量は2キロ程ありそうだ。
それを右手で持ち、袈裟斬りから右切上げと振ってみる。ビュッと小気味良い風切り音はするものの片手ではキツいと思えた。
「数合なら全力で片手でもイケそうだけどやっぱり両手じゃないとダメそうだなあ」
もう少し短くて軽いものがいいと思い手にしていたロングソードを放り投げてまた荷馬車へと歩を進めた。
色々と見て触れて異世界を堪能したかったのだが、先ずはこの世界の知識を得て現状を把握する事を優先する。
荷馬車に近付き冒険者のリーダー的な立ち位置であると思われた男を視認しその男の3メートル程手前で歩みを止めた。
「さて、鬼が出るか蛇が出るかってね」
そうファンタジー風に独りごちて男に幌の出入口に掛っている幕を上げさせる――が、ちょっと待てよとその動きを中断させる。
別に男から荷馬車に護衛対象者が居るのか対象物が在るのか、とかその他諸々の情報を引っ張ってくればそれで終わりなのだがそれでは面白くない。
俺は異世界を、言ってしまえばRPGを堪能したいのだ!
だが、幌の幕を上げた瞬間にその中から弓が射られ、何て事も無きにしろ非ずである。
そう言った事を踏まえて対策は取っておくかと先程の偉丈夫へと振り返りそのまま瞬時にデータを書き換えた。
俺の能力は一言で言えば、自分が把握している限りではあるが脳の操作である。ただ俺自身この能力を良く分かっていない。なのでもっと別の事が出来るかもしれないし出来ないかもしれない。それに実は脳の操作じゃないって可能性もあったりする訳で。
自分の思い通りに他人を操りたい。自分の思い描いた結果を得たい。そう思った時に脳が操れて、脳からの分泌物や電気信号を自在に出来ればそれは叶うと思った。実際にそれが出来た。悪魔と契約したり、力が欲しいかなんて問い掛けられた記憶も無い。ただ出来たらいいなと思った事が出来た。それだけだ。
記憶を操れるし、感情さえも思いのままに操れる。こう言ってしまうとこれは非常に危うい表現に思うが――脳を操作出来る能力で感情をも操れるとはそれ即ち…
心とはと言う話になってくる。
安易に「心なんて人間の心臓付近には無く、脳からの電気信号によりー」なんて事は言うつもりはないが、説明出来ないのだ。この次元では。
文字を使っても言葉を使っても図を使っても説明出来ない。もっと高次のそれこそ四次元、五次元、六次元や七次元、無限次元の事象の証明、立証、説明が出来れば或いは表現出来るのかも知れないが、出来ないので脳の操作なのである。
なのだが…
ここへ来て目の前にはファンタジー
そう、ファンタジーだ。
ファンタジーと言えば魔法。魔法とは魔力を糧にあらゆる事象を発現させる技、技術だ。と思っている。
あらゆる事象なんだから、人を思い通りに操れる魔法なんてものが在ってもいいんではなかろうか。
と言うかこの世界に当て嵌めれば正にこの能力は魔法そのものでは無かろうか。
そんな事を逡巡し偉丈夫を見る。
偉丈夫は何事も無かったかの様に自身の目の前で尻餅を付く男から目を離し、振り上げていた両腕を下げると大剣を左手に持ち直し俺の方へと進み出てきた。
「怪我は有りませんか?」
思ったよりも若干高めの声で俺に訪ねて来た。
「ああ、大丈夫、ええと…」
名前は?と偉丈夫を見上げる様に態とらしく見る。
「ナッズです、ハルさん」
俺はまだ言語以外の情報を自分の中に取り込んではいない為ナッズの名前は分からなかったがナッズは違う。
命令自体は至ってシンプル。
新しい主人に付き従えである。
命令の詳細を設定する事は勿論可能であるが、詳細を設定しない場合、命令に関連付く全てが勝手にその都度リアルタイムで書き替わる。
つまりは記憶等の辻褄を合わせる為の情報で当人に無かった情報は勝手に入力される。
もちろんデータの入力元は俺である訳だから俺とナッズの間で話が合わなくなるとか、事実認識の齟齬が発生する事は無い。
命令はシンプルにオレシュジン、オマエツキシタガエとしたが、じゃあ俺とナッズはどこで知り合っただとかどう言う経緯で主従関係になったんだとかそんな事は当然設定してはいない訳だが、この能力の便利な所は全てを包括して俺の思い通りになる能力なのだ。
つまりは主従の関係だけを命令したが、"いつ"、"どこで"、"誰が"、"誰と"、"何をした"を漠然と思うだけで、頭の片隅でこんな感じの全体像、ストーリーと1度思えばその通りに相手は認識し行動する。話が成立してしまうのだ。ちなみに一度繋がって命令した人間は俺が命令を解除しない限りどんなに遠く離れようとその命令を根幹として生活し続ける。
ヤバいよね。マジで便利過ぎるくらい便利なのよ。
今までこれで特に不都合が生じた事がない為、ここが異世界でもとりあえずはこのままいつも通りを貫く所存です。
何かあれば別にその都度そいつの記憶消したり何なりすればいいだけだしね。
何なのこの能力
コワイワー
以前、超能力を研究している稀有な存在の学者と話す機会が有りその時にその学者は俺の能力をPSIと類称していた事を思い出す。
「あの男はPSIと言っていたが、違うんだよなぁ」
自然と口の端が持ち上がり気分がほんの少しだけ高揚している気がした。
PSIとは超感覚的知覚、所謂念力なんて呼ばれるサイコキネシスを合わせたものである訳だが、俺から言わせれば念力なんて使っていないし、そもそも超感覚的知覚ですら無いのにそんな分類なんて何の意味があるんだと一笑に付する処だがかく言う俺も感覚的に使ってると言うだけでこの能力が何なのかまったく分からない。仕方無く世間一般が認識出来る様に当て込むなら超感覚的知覚と言うだけだ。
ただ、あの学者にはそれを指摘はしなかったし、例え指摘しても何の意味も無い。ホモ・サピエンス種である現生人類種が到底理解不能なそれこそ知覚は元より認知すら到底不可能な代物なのだこの能力は。
理解出来るとすればそれは現生人類種ではあり得ない別種の存在だ。
「んな事は今はどうだって良い」
また考え込んでしまったと自分自身を嘲笑し、軽く頭を振る。そして両手を拡げ、さあ平伏せ、崇め畏怖しろと言わんばかりに魔法の言葉を発する。
接続は既に済ませてある。
後は命令するだけだ!
すぅ、と浅い深呼吸をする様に軽く息を吸込み其れを囁く。
「止まれ」
幾ばくかの刻の合間瞳を閉じ、辺りに響いていた剣戟の音も怒号も全ての韻が無となった世界に浸る。まるで時間そのものまでもが止まってしまったか様な錯覚に陥りそうになりながら薄く己の目を開く。
そこにはまるで題名が最終戦争や聖戦と付きそうな超巨大な宗教画がある様に錯覚してしまいそうな光景が、はたまた某超大国が作る冒険映画のワンシーンを再現してるかの様な光景が広がっていて、幻想的であり現実的な一種のアート作品と見紛う。ほうと嘆称交じりの短い吐息が漏れ出た事に気付くと「何を馬鹿な」とそのアート作品へ向かって歩き出した。
拡げていた両腕を下ろして自分の命令の実行結果を改めて確認してみるとやはりここは異世界なんだと実感する。
先程目に付いた茶短髪の偉丈夫の男がすぐ目の前で大剣を両手で振り翳し尻餅を付いて止めてくれと懇願するかの様な素振りの相対者にトドメを刺さんとしているが、今は時を止めた様に微動だにしないでいる。
偉丈夫に近付いて翌々観察してみると、やはりと言うべきか革鎧を纏っており、その革鎧も具に観察してみるとよく鞣した革で出来ている様で所々傷付き擦れたような跡の所は若干色が薄くなっていた。
リアルだな。と感心しつつ偉丈夫の前に移動して革鎧に触れてみる。その間も偉丈夫は視線を尻餅男に向けその形相は鬼気迫るものでまるで肉食獣が懇親の一撃を見舞う直前といった感じではあるのだが、近付く俺には一瞥すらくれない。
そう命じてるんだから当然か
こいつらには眼球の動きすら許していない。
ただ、一切の動きをさせてはいないのだが、生命維持に必要な身体の活動や生理現象は除外しているので、翌々見ていると呼吸による肺の上下運動やたまに瞬きもしていたりする。
自分の命令が確実に実行されている事を軽く確認しつつ、革鎧に触れていた手を離して荷馬車の方へと身体を向け歩き出した。荷馬車へ向かう途中、倒れている男を発見したので側に近寄り真横まで来ると地面に膝を付きまた観察を始めた。
「あー、すげぇ血だな・・・」
うつ伏せに倒れる男は大量の血を流してその上に寝ており、出血量を見る限りはもう死んでいるかと思ったが、まだ浅く呼吸をしている様だった。
「もしかしたら魔法も有りそうな世界だしその辺に治癒魔法の様なものを使える奴がいるかもしれないし、ポーション的なものがあって持ってる奴が近くにいるかもしれない」
そこで一呼吸置き、倒れ伏し、もう余命幾ばくも無さそうな男に語り掛ける。
「けど、すまんね」
そう言って男の手元に金属の剣が落ちている事に気付きそれを拾いながら立ち上がる。
「うわ、思ったより重いなこれ」
手にした剣は所謂ロングソードと言うものだろうか、長さは100センチ程あり、重量は2キロ程ありそうだ。
それを右手で持ち、袈裟斬りから右切上げと振ってみる。ビュッと小気味良い風切り音はするものの片手ではキツいと思えた。
「数合なら全力で片手でもイケそうだけどやっぱり両手じゃないとダメそうだなあ」
もう少し短くて軽いものがいいと思い手にしていたロングソードを放り投げてまた荷馬車へと歩を進めた。
色々と見て触れて異世界を堪能したかったのだが、先ずはこの世界の知識を得て現状を把握する事を優先する。
荷馬車に近付き冒険者のリーダー的な立ち位置であると思われた男を視認しその男の3メートル程手前で歩みを止めた。
「さて、鬼が出るか蛇が出るかってね」
そうファンタジー風に独りごちて男に幌の出入口に掛っている幕を上げさせる――が、ちょっと待てよとその動きを中断させる。
別に男から荷馬車に護衛対象者が居るのか対象物が在るのか、とかその他諸々の情報を引っ張ってくればそれで終わりなのだがそれでは面白くない。
俺は異世界を、言ってしまえばRPGを堪能したいのだ!
だが、幌の幕を上げた瞬間にその中から弓が射られ、何て事も無きにしろ非ずである。
そう言った事を踏まえて対策は取っておくかと先程の偉丈夫へと振り返りそのまま瞬時にデータを書き換えた。
俺の能力は一言で言えば、自分が把握している限りではあるが脳の操作である。ただ俺自身この能力を良く分かっていない。なのでもっと別の事が出来るかもしれないし出来ないかもしれない。それに実は脳の操作じゃないって可能性もあったりする訳で。
自分の思い通りに他人を操りたい。自分の思い描いた結果を得たい。そう思った時に脳が操れて、脳からの分泌物や電気信号を自在に出来ればそれは叶うと思った。実際にそれが出来た。悪魔と契約したり、力が欲しいかなんて問い掛けられた記憶も無い。ただ出来たらいいなと思った事が出来た。それだけだ。
記憶を操れるし、感情さえも思いのままに操れる。こう言ってしまうとこれは非常に危うい表現に思うが――脳を操作出来る能力で感情をも操れるとはそれ即ち…
心とはと言う話になってくる。
安易に「心なんて人間の心臓付近には無く、脳からの電気信号によりー」なんて事は言うつもりはないが、説明出来ないのだ。この次元では。
文字を使っても言葉を使っても図を使っても説明出来ない。もっと高次のそれこそ四次元、五次元、六次元や七次元、無限次元の事象の証明、立証、説明が出来れば或いは表現出来るのかも知れないが、出来ないので脳の操作なのである。
なのだが…
ここへ来て目の前にはファンタジー
そう、ファンタジーだ。
ファンタジーと言えば魔法。魔法とは魔力を糧にあらゆる事象を発現させる技、技術だ。と思っている。
あらゆる事象なんだから、人を思い通りに操れる魔法なんてものが在ってもいいんではなかろうか。
と言うかこの世界に当て嵌めれば正にこの能力は魔法そのものでは無かろうか。
そんな事を逡巡し偉丈夫を見る。
偉丈夫は何事も無かったかの様に自身の目の前で尻餅を付く男から目を離し、振り上げていた両腕を下げると大剣を左手に持ち直し俺の方へと進み出てきた。
「怪我は有りませんか?」
思ったよりも若干高めの声で俺に訪ねて来た。
「ああ、大丈夫、ええと…」
名前は?と偉丈夫を見上げる様に態とらしく見る。
「ナッズです、ハルさん」
俺はまだ言語以外の情報を自分の中に取り込んではいない為ナッズの名前は分からなかったがナッズは違う。
命令自体は至ってシンプル。
新しい主人に付き従えである。
命令の詳細を設定する事は勿論可能であるが、詳細を設定しない場合、命令に関連付く全てが勝手にその都度リアルタイムで書き替わる。
つまりは記憶等の辻褄を合わせる為の情報で当人に無かった情報は勝手に入力される。
もちろんデータの入力元は俺である訳だから俺とナッズの間で話が合わなくなるとか、事実認識の齟齬が発生する事は無い。
命令はシンプルにオレシュジン、オマエツキシタガエとしたが、じゃあ俺とナッズはどこで知り合っただとかどう言う経緯で主従関係になったんだとかそんな事は当然設定してはいない訳だが、この能力の便利な所は全てを包括して俺の思い通りになる能力なのだ。
つまりは主従の関係だけを命令したが、"いつ"、"どこで"、"誰が"、"誰と"、"何をした"を漠然と思うだけで、頭の片隅でこんな感じの全体像、ストーリーと1度思えばその通りに相手は認識し行動する。話が成立してしまうのだ。ちなみに一度繋がって命令した人間は俺が命令を解除しない限りどんなに遠く離れようとその命令を根幹として生活し続ける。
ヤバいよね。マジで便利過ぎるくらい便利なのよ。
今までこれで特に不都合が生じた事がない為、ここが異世界でもとりあえずはこのままいつも通りを貫く所存です。
何かあれば別にその都度そいつの記憶消したり何なりすればいいだけだしね。
何なのこの能力
コワイワー
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