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第二章 大学生活
第7話 帰りの遅い兄
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大学に入学してから2週間が経った。僕は文学部で現代文を、お兄ちゃんは早速研究をしている。(何部かは知らない。)
しかし、僕はお兄ちゃんの事が少し心配だ。お兄ちゃんは研究が忙しいので毎日帰りが遅い。11時を超えることは当たり前で、テッペンを超えてしまう事もよくあるようだ。
そしてお兄ちゃんは僕が起きた頃にはもう家にいない。
そんな多忙なお兄ちゃんの事が弟としてはとても心配だ。
僕は比較的楽な大学生活を送っているが、お兄ちゃんは大変なのだ。
と、言うことで今日はお兄ちゃんの帰宅を待って、お兄ちゃんの日々の疲れを取るためにもてなしてあげよう!と考えたのだ。
午後10時
お兄ちゃんはまだまだ帰ってこない。だけど帰ってきてからでは遅いから、今のうちから準備を進めていこう!
鈴はエプロンを装備した!
鈴はもてなし計画の算段を立てた!
午後11時
早ければもうそろそろ帰ってくるんだけどなぁ。まあ今日は遅いのかな?とりあえず溜まった録画を消費しなくちゃ!
午後11時30分
あれ?いつもはこのくらいには帰ってくるんだけどなぁ。どうしたのかなぁ?何かあったのかなぁ?
僕は、スマホのチャットアプリを開いた。お兄ちゃんからの連絡はない。いつものことだが、連絡してくれてもいいのに…
午後12時
あれれぇ?お兄ちゃんはいつ帰ってくるうのぉ??
午後12時20分
Zzz…💤Zzz…💤
午前6時30分
ピピピピ ピピピピ と目覚まし時計の音が鳴った。
僕は飛び起きた。ソファーで寝落ちしていた僕の体には、毛布が優しくかけられていた。
机には僕が紙に書いたもてなし計画書の他に、もう一枚の紙が置いてあった。
「今日は帰りが遅くなってゴメンな。また今度早く帰れる日に頼むよ。今日は本当にごめん!」
確かにお兄ちゃんの文字だった。優しい。それでいて角張った独特の字体。
くそう。失敗しちゃった。あとちょっとでお兄ちゃんをもてなせたのに…
まあいいや。久しぶりにお兄ちゃんの優しさに触れられたから。
ドン!と隣の部屋から壁を叩かれる音がした。
「あっ!ヤベ!」
まだなり続けている目覚まし時計を止めに僕は走った。
しかし、僕はお兄ちゃんの事が少し心配だ。お兄ちゃんは研究が忙しいので毎日帰りが遅い。11時を超えることは当たり前で、テッペンを超えてしまう事もよくあるようだ。
そしてお兄ちゃんは僕が起きた頃にはもう家にいない。
そんな多忙なお兄ちゃんの事が弟としてはとても心配だ。
僕は比較的楽な大学生活を送っているが、お兄ちゃんは大変なのだ。
と、言うことで今日はお兄ちゃんの帰宅を待って、お兄ちゃんの日々の疲れを取るためにもてなしてあげよう!と考えたのだ。
午後10時
お兄ちゃんはまだまだ帰ってこない。だけど帰ってきてからでは遅いから、今のうちから準備を進めていこう!
鈴はエプロンを装備した!
鈴はもてなし計画の算段を立てた!
午後11時
早ければもうそろそろ帰ってくるんだけどなぁ。まあ今日は遅いのかな?とりあえず溜まった録画を消費しなくちゃ!
午後11時30分
あれ?いつもはこのくらいには帰ってくるんだけどなぁ。どうしたのかなぁ?何かあったのかなぁ?
僕は、スマホのチャットアプリを開いた。お兄ちゃんからの連絡はない。いつものことだが、連絡してくれてもいいのに…
午後12時
あれれぇ?お兄ちゃんはいつ帰ってくるうのぉ??
午後12時20分
Zzz…💤Zzz…💤
午前6時30分
ピピピピ ピピピピ と目覚まし時計の音が鳴った。
僕は飛び起きた。ソファーで寝落ちしていた僕の体には、毛布が優しくかけられていた。
机には僕が紙に書いたもてなし計画書の他に、もう一枚の紙が置いてあった。
「今日は帰りが遅くなってゴメンな。また今度早く帰れる日に頼むよ。今日は本当にごめん!」
確かにお兄ちゃんの文字だった。優しい。それでいて角張った独特の字体。
くそう。失敗しちゃった。あとちょっとでお兄ちゃんをもてなせたのに…
まあいいや。久しぶりにお兄ちゃんの優しさに触れられたから。
ドン!と隣の部屋から壁を叩かれる音がした。
「あっ!ヤベ!」
まだなり続けている目覚まし時計を止めに僕は走った。
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