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第一章 まさかの同居
第3話 お買い物
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弟の鈴に頼まれて、夕飯を作ることになったが、引っ越し初日の冷蔵庫には、何も入っていない。
そこで、近くのスーパーに買い出しに行くことになったのだが…
「鈴。買い出しがてらに散歩していかないか?」
俺たちはこの街のことをよく知らない。だから一緒に探検みたいな感じで散歩したいなぁと、俺は考えていた。
「えぇ。僕凄いお腹空いちゃってるからすぐご飯食べたいんだけど…」
そうか。じゃあ明日の朝にでも一人で行くか。
「分ったよ。じゃあ行こうか。」
既に二人とも準備は整っていたので、玄関のドアを開けてあるき出した。
スーパーまでは歩いて5分ほどの位置だ。やはり便利なところにある。一人で家賃を払うとなると、きっと、いや絶対に住めないだろう。
新生活について二人で話しているうちに、スーパーへとついた。
「今日の晩御飯は何がいい?」
「う~ん。何でもいいや!」
鈴はそれだけ答えると、どこかへあるき出す。きっとお菓子売り場だ。いや絶対そこだ。
俺は適当な野菜をカゴに入れて、続いて豚バラ肉を入れる。
今日は簡単なものが良いと思ったので、麺のコーナで乾麺のうどんを買った。
すると、いつの間にか鈴は戻ってきていて、カートの下段には、お菓子がたっぷり入ったカゴが当たりまえかのように鎮座していた。
「何ヶ月分だ?鈴。」
「今月分!」
もう10日だぞ。どんだけ食うんだよ。そう思いながら、調味料一式をかごに入れる。
「明日はパンと米どっちがいい?」
「パンでいいよ!」
いや、鈴の場合はパン『で』いいよではなく、パン『が』いいよだと思う。
二卵性のせいなのか、俺は米派、鈴はパン派と二分されていた。
これには、いつも母が苦労していた記憶がある。
「了解。」
俺は安い食パンと適当なジャムとかごに入れる。
必要なものは一通り整ったので、レジに向かう。お会計は6980円になります。
なんでこんなに。いや、犯人なら分かっている。あいつだ鈴だ。あいつの菓子が大部分を締めている。
会計を済ませて荷詰め台へ向かうと、鈴が鼻歌を歌いながら荷物を袋へしまっていた。
「お前が全部持てよ。」
「えっ?」
もう外は街頭が光り始めている。
そこで、近くのスーパーに買い出しに行くことになったのだが…
「鈴。買い出しがてらに散歩していかないか?」
俺たちはこの街のことをよく知らない。だから一緒に探検みたいな感じで散歩したいなぁと、俺は考えていた。
「えぇ。僕凄いお腹空いちゃってるからすぐご飯食べたいんだけど…」
そうか。じゃあ明日の朝にでも一人で行くか。
「分ったよ。じゃあ行こうか。」
既に二人とも準備は整っていたので、玄関のドアを開けてあるき出した。
スーパーまでは歩いて5分ほどの位置だ。やはり便利なところにある。一人で家賃を払うとなると、きっと、いや絶対に住めないだろう。
新生活について二人で話しているうちに、スーパーへとついた。
「今日の晩御飯は何がいい?」
「う~ん。何でもいいや!」
鈴はそれだけ答えると、どこかへあるき出す。きっとお菓子売り場だ。いや絶対そこだ。
俺は適当な野菜をカゴに入れて、続いて豚バラ肉を入れる。
今日は簡単なものが良いと思ったので、麺のコーナで乾麺のうどんを買った。
すると、いつの間にか鈴は戻ってきていて、カートの下段には、お菓子がたっぷり入ったカゴが当たりまえかのように鎮座していた。
「何ヶ月分だ?鈴。」
「今月分!」
もう10日だぞ。どんだけ食うんだよ。そう思いながら、調味料一式をかごに入れる。
「明日はパンと米どっちがいい?」
「パンでいいよ!」
いや、鈴の場合はパン『で』いいよではなく、パン『が』いいよだと思う。
二卵性のせいなのか、俺は米派、鈴はパン派と二分されていた。
これには、いつも母が苦労していた記憶がある。
「了解。」
俺は安い食パンと適当なジャムとかごに入れる。
必要なものは一通り整ったので、レジに向かう。お会計は6980円になります。
なんでこんなに。いや、犯人なら分かっている。あいつだ鈴だ。あいつの菓子が大部分を締めている。
会計を済ませて荷詰め台へ向かうと、鈴が鼻歌を歌いながら荷物を袋へしまっていた。
「お前が全部持てよ。」
「えっ?」
もう外は街頭が光り始めている。
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