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第22話 レベルが上がった!
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今日は気分がいい。町中を歩きながら思う。
なにせお金が手に入った!
俺たちが合計で倒したゴブリンは合計して12体。報酬は3体にコーン硬貨1枚なのでコーン硬貨4枚だ。ボーナスとして30体までいけばさらに追加でコーン硬貨10枚と書いてあったが多分これは嘘だろう。
あの洞窟にはそこまでのゴブリンはいなかった……と思う。
いたらなにかしらの気配とか音とかでわかる気がする。
つまり、ボーナスってのは最初から俺たちのような奴を釣るためのものだったのだろう。だからあの時レインさんはちょっと困った顔していたらしい。
……これに関しては文句いってもいいよね!? そうだよね!
俺悪くないし。圧倒的に誰が見ても酷いし! なんなら依頼者のところまで直談判していってもいいんだよ!
「はぁ……まあ、文句なんか言えないんだけどね。仮にもお金貰ってる立場だし。他の奴に比べたら美味しい話だったし……」
他のクエストはもっと酷かった。それを考慮したら許してやらんでもない。
ってなんでこんなに上から目線なんですかね、今日の俺!?
「しかも……お金を稼ぐのにこんなに疲れるとは思わなかったな……俺の計算だったらもう爺さんとかのところにお金を持っていって孤児院作り直すところだったのにさ」
考えが甘すぎたんだ。あの時は相当自分に自信があったし、なんでもできるって思ってたからな。ここに来て全部ぶっ壊れたけど。
「ミクはまだ寝てたからおいてきてよかったのかな。後で私も行きたかったんだけど!? とか怒鳴られそうだ……ああヤダヤダ。それは帰ってから考えよう。バレない可能性もある。見て、すぐに帰ればいいのだ」
いまは日の出直後で少し明るいくらいだ。ミクはまだ寝ていたが、起きたら我慢できなくなりいつの間にか出発していた。
「……そんなこと考えてないで、さっさと行くか。早くステータスがどうなってるか見てみたい。レベル上がってるといいなぁ……。」
ギルドに向かった理由はレベルだ。もっといえばステータスだな。
ステータスがかかれたサーティーをギルドに人に渡して、ある機械に通すとレベルが上がったり、ステータスが確認できるようになるらしい。
クエストが終わったらやるものだとミクから聞いた。
昨日から気になっていたが、見れなかったのでどうなったか知りたかったのだ。
そんなこんなでギルドについた。扉をあけ、中に入る。
あまり人がいない。朝だからだろうか。どうせ、ここにいる連中だ。昼まで寝てから仕事に行くんだろう。
ラグナロクとかと二人きりとかにはならなくてよかった。気まずさは半端ない。
それだったらすぐに逃げる気がする。
すると、奥の受付の方から声をかけられる。
「あ、ファクト君じゃん。おはよ~。朝、早いね~。どうかしたの~?」
「……レインさんか。おはようございます。ちょっと見せてもらいたいものがありまして……」
「なになに?」
「ステータスですよステータス!」
「ああ、初心者の冒険者にありがちな奴ね。気になって早く来ちゃったってことか~。かわいいね~」
ニヤニヤとしながら俺を見て来る。
「ちょっと心の中を読まないでくださいよ。実際その通りですけど。……お願いします」
レインさんに渡す。
すぐに受け取って手慣れた手つきで機械を通した。
これがミクの言ってた機械か。変な機械だ。サーティーを入れる穴があって、それに入れるといいらしい。
「……ん、終わったみたいだね~。じゃ、早速見てみよっか」
「はい」
意外と早く終わったらしい。大丈夫なんだろうか。
「あ、あとあんまり期待しない方がいいよ。昔から君みたいな冒険者はいたしたくさん見て来たけどあんまりいい顔はしなかったし。私もその一人だよ。最初のころはどんなのかな! って期待してたけどだんだんやっているうちにそういうのが消えていくから」
「はぁ……」
よくわからないけど相槌は打っておこう。
「……ってことでどうぞ」
返される。
俺はその中身を見た。
「な、な、なんだこれ……!?」
名前:ファクト
ステータス
レベル:2
HP:102
攻撃力:104
防御力:102
回復力:11
魔力:110
魔法力:104
素早さ:103
「ぜ、全然上がってない!?」
「だから期待しないでっていったじゃん。最初なんかそんなものなんだって。ちなみにもちろんだけど位も上がってないよ。まだまだって感じだね。なんか大きなことでもしない限り君にはまだ早いよ~」
あはは、と笑いながら言われた。
酷い。それにしても酷い。ミクになんか及びそうにない。
レベルは1しか上がらないし。ステータスは10ぐらい増えるかと思ったけど、それは魔力だけだった。他は平均2~3くらいだろう。
「……このステータスってことはファクト君、洞窟で魔法とか使ったりした? 練習もしたからそれもあると思うけど」
「はい、まあ多少」
「ファクト君にはお得情報を上げよう! 実はね、ステータスってのはやったらやった分伸びやすいんだよ。例えば、魔法。魔法を使ったら魔力が伸びやすい。魔法の強さにこだわれば魔法力が伸びやすいんだ~。ってそんな感じでやるといいと思うよ。自分の思うステータスにしたいならね!」
「なるほど……自分の思うステータスですか……」
そういえば、少ないとか言ってるけど俺の理想のステータスってどれくらいだろう。
やっぱ、最強って感じがするくらいかな。
それくらいなら満足しそうな気がする。……何年、何十年かかるのやら。
「レインさんアドバイスありがとうございます。頑張ってみます! とりあえず魔法を鍛えるって感じで!」
「うん、頑張れ~。きっと頑張れば強くなれるよ」
そういい終わり、俺はギルドを出た。
やっぱりいい人だ。色々教えてくれる。
流石はギルド長だな。頼りしてますよっと。
「とりあえず、一旦戻ってミクに言ってから魔法の練習にでも行くか。ステータスを上げるにはそれに対応してやることが大事って言ってたし。練習はこれから欠かさないことにしよう。そうしよう」
でもお金はどうしよう。
「まあ……明日稼ぐってことでいっか」
その日、俺は一旦帰り、あの場所に行って、魔法の練習をしたのだった。
いい練習になった。
なにせお金が手に入った!
俺たちが合計で倒したゴブリンは合計して12体。報酬は3体にコーン硬貨1枚なのでコーン硬貨4枚だ。ボーナスとして30体までいけばさらに追加でコーン硬貨10枚と書いてあったが多分これは嘘だろう。
あの洞窟にはそこまでのゴブリンはいなかった……と思う。
いたらなにかしらの気配とか音とかでわかる気がする。
つまり、ボーナスってのは最初から俺たちのような奴を釣るためのものだったのだろう。だからあの時レインさんはちょっと困った顔していたらしい。
……これに関しては文句いってもいいよね!? そうだよね!
俺悪くないし。圧倒的に誰が見ても酷いし! なんなら依頼者のところまで直談判していってもいいんだよ!
「はぁ……まあ、文句なんか言えないんだけどね。仮にもお金貰ってる立場だし。他の奴に比べたら美味しい話だったし……」
他のクエストはもっと酷かった。それを考慮したら許してやらんでもない。
ってなんでこんなに上から目線なんですかね、今日の俺!?
「しかも……お金を稼ぐのにこんなに疲れるとは思わなかったな……俺の計算だったらもう爺さんとかのところにお金を持っていって孤児院作り直すところだったのにさ」
考えが甘すぎたんだ。あの時は相当自分に自信があったし、なんでもできるって思ってたからな。ここに来て全部ぶっ壊れたけど。
「ミクはまだ寝てたからおいてきてよかったのかな。後で私も行きたかったんだけど!? とか怒鳴られそうだ……ああヤダヤダ。それは帰ってから考えよう。バレない可能性もある。見て、すぐに帰ればいいのだ」
いまは日の出直後で少し明るいくらいだ。ミクはまだ寝ていたが、起きたら我慢できなくなりいつの間にか出発していた。
「……そんなこと考えてないで、さっさと行くか。早くステータスがどうなってるか見てみたい。レベル上がってるといいなぁ……。」
ギルドに向かった理由はレベルだ。もっといえばステータスだな。
ステータスがかかれたサーティーをギルドに人に渡して、ある機械に通すとレベルが上がったり、ステータスが確認できるようになるらしい。
クエストが終わったらやるものだとミクから聞いた。
昨日から気になっていたが、見れなかったのでどうなったか知りたかったのだ。
そんなこんなでギルドについた。扉をあけ、中に入る。
あまり人がいない。朝だからだろうか。どうせ、ここにいる連中だ。昼まで寝てから仕事に行くんだろう。
ラグナロクとかと二人きりとかにはならなくてよかった。気まずさは半端ない。
それだったらすぐに逃げる気がする。
すると、奥の受付の方から声をかけられる。
「あ、ファクト君じゃん。おはよ~。朝、早いね~。どうかしたの~?」
「……レインさんか。おはようございます。ちょっと見せてもらいたいものがありまして……」
「なになに?」
「ステータスですよステータス!」
「ああ、初心者の冒険者にありがちな奴ね。気になって早く来ちゃったってことか~。かわいいね~」
ニヤニヤとしながら俺を見て来る。
「ちょっと心の中を読まないでくださいよ。実際その通りですけど。……お願いします」
レインさんに渡す。
すぐに受け取って手慣れた手つきで機械を通した。
これがミクの言ってた機械か。変な機械だ。サーティーを入れる穴があって、それに入れるといいらしい。
「……ん、終わったみたいだね~。じゃ、早速見てみよっか」
「はい」
意外と早く終わったらしい。大丈夫なんだろうか。
「あ、あとあんまり期待しない方がいいよ。昔から君みたいな冒険者はいたしたくさん見て来たけどあんまりいい顔はしなかったし。私もその一人だよ。最初のころはどんなのかな! って期待してたけどだんだんやっているうちにそういうのが消えていくから」
「はぁ……」
よくわからないけど相槌は打っておこう。
「……ってことでどうぞ」
返される。
俺はその中身を見た。
「な、な、なんだこれ……!?」
名前:ファクト
ステータス
レベル:2
HP:102
攻撃力:104
防御力:102
回復力:11
魔力:110
魔法力:104
素早さ:103
「ぜ、全然上がってない!?」
「だから期待しないでっていったじゃん。最初なんかそんなものなんだって。ちなみにもちろんだけど位も上がってないよ。まだまだって感じだね。なんか大きなことでもしない限り君にはまだ早いよ~」
あはは、と笑いながら言われた。
酷い。それにしても酷い。ミクになんか及びそうにない。
レベルは1しか上がらないし。ステータスは10ぐらい増えるかと思ったけど、それは魔力だけだった。他は平均2~3くらいだろう。
「……このステータスってことはファクト君、洞窟で魔法とか使ったりした? 練習もしたからそれもあると思うけど」
「はい、まあ多少」
「ファクト君にはお得情報を上げよう! 実はね、ステータスってのはやったらやった分伸びやすいんだよ。例えば、魔法。魔法を使ったら魔力が伸びやすい。魔法の強さにこだわれば魔法力が伸びやすいんだ~。ってそんな感じでやるといいと思うよ。自分の思うステータスにしたいならね!」
「なるほど……自分の思うステータスですか……」
そういえば、少ないとか言ってるけど俺の理想のステータスってどれくらいだろう。
やっぱ、最強って感じがするくらいかな。
それくらいなら満足しそうな気がする。……何年、何十年かかるのやら。
「レインさんアドバイスありがとうございます。頑張ってみます! とりあえず魔法を鍛えるって感じで!」
「うん、頑張れ~。きっと頑張れば強くなれるよ」
そういい終わり、俺はギルドを出た。
やっぱりいい人だ。色々教えてくれる。
流石はギルド長だな。頼りしてますよっと。
「とりあえず、一旦戻ってミクに言ってから魔法の練習にでも行くか。ステータスを上げるにはそれに対応してやることが大事って言ってたし。練習はこれから欠かさないことにしよう。そうしよう」
でもお金はどうしよう。
「まあ……明日稼ぐってことでいっか」
その日、俺は一旦帰り、あの場所に行って、魔法の練習をしたのだった。
いい練習になった。
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