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第9話 初めてのギルド!?
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「まずはここ。俺の家だ!」
「おお……」
そこは商店街の中にある一つの家だった。
小さくも大きくもなく、普通くらいの平凡な家。
孤児院よりは小さいくらいだ。それが第一印象だ。
ドアの入り口には今日は休み! すまん! と書かれた紙が貼ってある。
このおじいさんがつけたんだろう。
「……あ、そういえば、今更なんだが、まだ自己紹介が住んでいなかったよな。俺の名前はグラン。グラン・ヴァンフェリス」
「グランさん……俺は……ファクトです。でこっちがミク」
ミクが軽く会釈をする。
グランさんか。これからはおじいちゃんじゃなくて、そう呼ぶことにした。
「ファクトとミクね……いい名前だな。これからよろしく!」
「いい名前っていっても孤児院で育ったからあまりいいとは言えないんですけどね」
「そういう事か。お前さんたちは孤児院が燃えちゃったからこっちに移住してきたってわけだな。なるほどなるほど」
うんうんとうなずく。
「……よし、これでお前さんたちのことも少し知れたことだし、次の場所へ移動しよう。今度は商店街だけじゃなくこの町にいろんな観光名所を案内してやる!」
「はい!」
「それなら早く移動しよう!」
めちゃくちゃウキウキだ。
俺たちよりテンションが高い気もする。
もしかして人にこの町を案内するのが好きだったりかするのかな。
そんなことを考えながら移動していく。
やっぱりこの町は盛んだ。
どこへ行っても人であふれかえっていた。
孤児院があった場所とは違い過ぎて全然なれる気がしない。
頭が痛くなりそうだ。これが人ごみに酔うって奴なのかな。
「大丈夫かよ。ほら行くぞ。俺が見せたいのはこの先だ」
「え!? ちょ、ちょっと!?」
手を引っ張られ、グランさんに連れていかれる。
隣には俺と同じ状況のミクが居た。
「ちょっと。なにするのよ! はなせ……」
すると、いきなり手を離され、転びそうになるが、なんとかとどまった。
危ない! ギリギリで耐えられた。なんとかなった……ってうわぁ、ミクのこの顔完全にキレてるな。キレちゃってるわ。怒りそうな顔してる。
ていうか、なんで急にこんなことを……
そう、思っていると。
「びっくりさせちゃってすまんな。でも、お前たちにこれが見せたかったんだ」
自慢そうに言った。
俺も前を向く。
「……デカ!? なにこれ!?」
「そうだろ。そうだろ。これがこの町一番の宝物。そう――ギルドだ!」
衝撃だった。
あまりにも大きすぎる。例えでいったら普通の家の約5~6倍。
つまるところ豪邸だ。
初めて見たぞ。こんな建物。
「凄い……凄いわ……」
さっきまで怒っていたはずのミクもこんな感じになっている。
それほどまでに凄いってことだ。
「あはは……驚いただろ。ここはリンクの町と言ったら一番有名なギルドなのさ」
ギルド……本で見たことがある。それって確か……
「ここは冒険者が生まれる所だ。リンクのギルドはな、この国一位か二位かを争えるほどの実力者が大勢いる。俺の自慢だ」
やっぱりそうだ。
俺。いや、俺たちが目的としていた冒険者になるための申請を行える場所のことだ。
ラッキーだな。簡単に見つけられた。
「そしてなんといってもたくさんの冒険者たちがここにはいる。魔法も使える者や身体能力に優れた者。それにスキルが使える者もいる。どうだ凄いだろ!」
「おおお!」
凄い。そうやって聞くと、本とは違って臨場感がある。
ワクワクがある!
「スキル?」
すると、ミクがわからなそうな顔をしていた。
そういえばこいつにスキルのこと言ってなかったよな。忘れてたってのもあるけど。
……まあ、俺の能力のことも言ってもいいんだけど……なんか馬鹿にされそうだし止めておこう。安易に想像できる。
何言ってんの馬鹿じゃないの。なにそのへっぽこで弱弱しい能力。反吐が出るわ。
一瞬で脳内再生可能だ。絶対に言わないでおこう。
しらを切りとおそうとすると、グランさんが説明をしてくれた。
「スキルってのは、その人自身を表している特殊の能力のことだ。目覚める者もいれば、目覚めない者もいて、それは多種多様。現時点ではほとんどなにもわかっていないものさ」
「へぇ……そんなものがあるのね。初めて知ったわ」
「俺はちょっと……知ったかも。というか第一、ここが目的地だし。知ってて当然」
「!? お前さんたちもしかしてここに来たかったのか!?」
「……まあはい。孤児院の修理費のためのお金を稼げそうなのとなんとなく面白そうなので」
「なるほど……お前さんらの年齢で冒険者か……」
少し嫌な雰囲気が流れる。
怒られるのかな……それとも蔑まれるのかな。どっちにしても嫌だな。この人には嫌われたくない……
「偉い! 自分のやりたいことがあるってのはどこに出ても大事だ。しかもそれがこの年齢であるってのは、凄いことだぞ!?」
反応は想定していたのとはだいぶ違った。
「だけどな、仕事にしろ。遊びにしろ。冒険者ってのは相当にキツイ。最悪死ぬ可能性があるクエストとかをやるかもしれないからな。その辺は覚悟しておくんだぞ!」
「わ、わかってます!」
「ならよし。それと……はいこれ。二人分」
持っていた荷台からなにやら取り出し、俺とミクに渡してくる。
「なによこれ……もしかして……お金!?」
「そうだ。冒険者になるにはギルドの商会に入らなくちゃいけなくてな、その分のお金だ。ちゃんとぴったりあるはずだぞ」
このはビーン硬貨という名前だ。
これを10枚集めると、コーク硬貨さらにそれを100枚集めるとイーン硬貨になる。
ビーン硬貨を20枚貰ったのでコーク硬貨2つと一緒だ。
「後はお前さんたちで頑張れ。俺も店の準備に戻るからな! 今度はお客さんとして来い。そしたらまた歓迎するよ」
「……ありがとうございます。助かりました」
「いいって。やめてくれよ。じゃあ、またな。お嬢さんも」
「……ありがと」
そう言い終わると、グランさんは行ってしまった。
本当にありがとう。心からそう思う。
「じゃあ行くぞ。なかに入る」
「そんなのいちいち言わなくてもいいから。さっさと入んなよ、馬鹿」
「なんでだよ。人間には準備ってのがあるだろ!? それくらい許してくれてもいいじゃん!? 緊張してるんだって!」
「はいはい、入るわよ」
先に行こうとする。
「おい、まて。……ちょっと待って! 速いって!!」
そしてそのまま入って行った。
俺も1回深呼吸をして入っていく。
これから始まるんだ。俺の冒険者生活が。
「おお……」
そこは商店街の中にある一つの家だった。
小さくも大きくもなく、普通くらいの平凡な家。
孤児院よりは小さいくらいだ。それが第一印象だ。
ドアの入り口には今日は休み! すまん! と書かれた紙が貼ってある。
このおじいさんがつけたんだろう。
「……あ、そういえば、今更なんだが、まだ自己紹介が住んでいなかったよな。俺の名前はグラン。グラン・ヴァンフェリス」
「グランさん……俺は……ファクトです。でこっちがミク」
ミクが軽く会釈をする。
グランさんか。これからはおじいちゃんじゃなくて、そう呼ぶことにした。
「ファクトとミクね……いい名前だな。これからよろしく!」
「いい名前っていっても孤児院で育ったからあまりいいとは言えないんですけどね」
「そういう事か。お前さんたちは孤児院が燃えちゃったからこっちに移住してきたってわけだな。なるほどなるほど」
うんうんとうなずく。
「……よし、これでお前さんたちのことも少し知れたことだし、次の場所へ移動しよう。今度は商店街だけじゃなくこの町にいろんな観光名所を案内してやる!」
「はい!」
「それなら早く移動しよう!」
めちゃくちゃウキウキだ。
俺たちよりテンションが高い気もする。
もしかして人にこの町を案内するのが好きだったりかするのかな。
そんなことを考えながら移動していく。
やっぱりこの町は盛んだ。
どこへ行っても人であふれかえっていた。
孤児院があった場所とは違い過ぎて全然なれる気がしない。
頭が痛くなりそうだ。これが人ごみに酔うって奴なのかな。
「大丈夫かよ。ほら行くぞ。俺が見せたいのはこの先だ」
「え!? ちょ、ちょっと!?」
手を引っ張られ、グランさんに連れていかれる。
隣には俺と同じ状況のミクが居た。
「ちょっと。なにするのよ! はなせ……」
すると、いきなり手を離され、転びそうになるが、なんとかとどまった。
危ない! ギリギリで耐えられた。なんとかなった……ってうわぁ、ミクのこの顔完全にキレてるな。キレちゃってるわ。怒りそうな顔してる。
ていうか、なんで急にこんなことを……
そう、思っていると。
「びっくりさせちゃってすまんな。でも、お前たちにこれが見せたかったんだ」
自慢そうに言った。
俺も前を向く。
「……デカ!? なにこれ!?」
「そうだろ。そうだろ。これがこの町一番の宝物。そう――ギルドだ!」
衝撃だった。
あまりにも大きすぎる。例えでいったら普通の家の約5~6倍。
つまるところ豪邸だ。
初めて見たぞ。こんな建物。
「凄い……凄いわ……」
さっきまで怒っていたはずのミクもこんな感じになっている。
それほどまでに凄いってことだ。
「あはは……驚いただろ。ここはリンクの町と言ったら一番有名なギルドなのさ」
ギルド……本で見たことがある。それって確か……
「ここは冒険者が生まれる所だ。リンクのギルドはな、この国一位か二位かを争えるほどの実力者が大勢いる。俺の自慢だ」
やっぱりそうだ。
俺。いや、俺たちが目的としていた冒険者になるための申請を行える場所のことだ。
ラッキーだな。簡単に見つけられた。
「そしてなんといってもたくさんの冒険者たちがここにはいる。魔法も使える者や身体能力に優れた者。それにスキルが使える者もいる。どうだ凄いだろ!」
「おおお!」
凄い。そうやって聞くと、本とは違って臨場感がある。
ワクワクがある!
「スキル?」
すると、ミクがわからなそうな顔をしていた。
そういえばこいつにスキルのこと言ってなかったよな。忘れてたってのもあるけど。
……まあ、俺の能力のことも言ってもいいんだけど……なんか馬鹿にされそうだし止めておこう。安易に想像できる。
何言ってんの馬鹿じゃないの。なにそのへっぽこで弱弱しい能力。反吐が出るわ。
一瞬で脳内再生可能だ。絶対に言わないでおこう。
しらを切りとおそうとすると、グランさんが説明をしてくれた。
「スキルってのは、その人自身を表している特殊の能力のことだ。目覚める者もいれば、目覚めない者もいて、それは多種多様。現時点ではほとんどなにもわかっていないものさ」
「へぇ……そんなものがあるのね。初めて知ったわ」
「俺はちょっと……知ったかも。というか第一、ここが目的地だし。知ってて当然」
「!? お前さんたちもしかしてここに来たかったのか!?」
「……まあはい。孤児院の修理費のためのお金を稼げそうなのとなんとなく面白そうなので」
「なるほど……お前さんらの年齢で冒険者か……」
少し嫌な雰囲気が流れる。
怒られるのかな……それとも蔑まれるのかな。どっちにしても嫌だな。この人には嫌われたくない……
「偉い! 自分のやりたいことがあるってのはどこに出ても大事だ。しかもそれがこの年齢であるってのは、凄いことだぞ!?」
反応は想定していたのとはだいぶ違った。
「だけどな、仕事にしろ。遊びにしろ。冒険者ってのは相当にキツイ。最悪死ぬ可能性があるクエストとかをやるかもしれないからな。その辺は覚悟しておくんだぞ!」
「わ、わかってます!」
「ならよし。それと……はいこれ。二人分」
持っていた荷台からなにやら取り出し、俺とミクに渡してくる。
「なによこれ……もしかして……お金!?」
「そうだ。冒険者になるにはギルドの商会に入らなくちゃいけなくてな、その分のお金だ。ちゃんとぴったりあるはずだぞ」
このはビーン硬貨という名前だ。
これを10枚集めると、コーク硬貨さらにそれを100枚集めるとイーン硬貨になる。
ビーン硬貨を20枚貰ったのでコーク硬貨2つと一緒だ。
「後はお前さんたちで頑張れ。俺も店の準備に戻るからな! 今度はお客さんとして来い。そしたらまた歓迎するよ」
「……ありがとうございます。助かりました」
「いいって。やめてくれよ。じゃあ、またな。お嬢さんも」
「……ありがと」
そう言い終わると、グランさんは行ってしまった。
本当にありがとう。心からそう思う。
「じゃあ行くぞ。なかに入る」
「そんなのいちいち言わなくてもいいから。さっさと入んなよ、馬鹿」
「なんでだよ。人間には準備ってのがあるだろ!? それくらい許してくれてもいいじゃん!? 緊張してるんだって!」
「はいはい、入るわよ」
先に行こうとする。
「おい、まて。……ちょっと待って! 速いって!!」
そしてそのまま入って行った。
俺も1回深呼吸をして入っていく。
これから始まるんだ。俺の冒険者生活が。
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