3 / 37
第2話 最悪の出来事
しおりを挟む
「よし、ただいま!」
俺の部屋に帰ってきた。部屋の開いてあるところに本を起き、そのまま寝っ転がる。めっちゃ、気持ちがいい。
「ふう……てか、よくよく考えると暇だな」
なんとなく浮かれて、こっちに戻ってきちゃったけど、なにしてようかな。
ご飯も食べちゃってお腹空いてないし、いまあいつらと遊ぼうとしたら、このスキルのこと言ってしまいそうだ。
こういうのは隠しておいて、後々ひけらかすのがかっこいいんだよな。
だから読み聞かせまでガマンだ。ガマンだぞ俺!
「っていっても肝心の読み聞かせまでまだまだ時間があるんだよな……うーん、マジでどうしようか。……あ、そうだ。それならこの能力のことを研究でもするか。どこまでがわかるのとか知りたいし」
万物を見通す目を研究することになった。
スキルと言ってもまだまだ未知数。なにがあるかわからないしな。それに実験ってなんか頭良さそうで非常にいい感じだ。
まずは、どれくらいの距離でなら発揮するのから始めることにする。
「う~んまずはこの至近距離でこの壁を……」
目の前で壁を見つめてみる。
予想通り、材料:木材という文字が映し出される。
「まあこんな近かったら行けるわな。じゃあちょっと後ろに下がってっと……」
少し1mくらい下がってじっくりとみてみる。
これもまだ映った。
「じゃあ最後に壁の端まで来たら……」
じっと見てみるが、映らない。
文字はなく、ただ単に壁しかなかった。
普通の壁だった。
「なんでだよ!? たった3mくらいでこれかよ。範囲少なすぎるでしょ。なにこの能力!? ……いや、まだだ。まだわからない。……次の実験に行こう」
思ったより……あれだったが、今度はどんなことまで見れるのかを実験してみる。
例えば、あそこの本だ。
本の素材は紙だが、ページ数や題名はものによって違う。
そういうことは書かれるのかの実験だ。
「よし……行くぞ。ほい!」
見てみるが……
「材料:紙しか書かれてねぇ……前にミクの下着を見た時はカップの大きさとか出てたのに……マジで意味わかんね……なんでた!?」
ダメらしい。
期待してたものはなにも出なかった。結構期待してたのに……
ていうか下着との差ってなんなんだよ!?
謎が深まってくばかりだ。
「ま、まあこれで諦めるような俺じゃあねぇ……次だ次!」
実験を続けていく。
今度はどれくらいの目を開ければ出来るのか……そしてその次は……
「はぁはぁ……つ、疲れた……」
何分、何時間経過しただろう。
俺の体はもうボロボロだった。へとへとになっていた。
眠るようにベッドの上に飛び乗り、そして考える。
「なにこれ、なにこの能力! 全然いいところなんかないじゃん。何一つ自慢に出来るところなんてないじゃん! この後どうすればいいっていうんだよ!!」
いろんな実験をしたはいいもののろくにいい成果も出ない。
小麦粉のような小さなものは文字としてでるのかとか、宙に舞ってるのは見れるのかとかやってみたけど、別に驚きの発見とかはなかった。
本当にどうしてこうなった。
……マジ意味わからん。誰か教えてくれ……
「もうダメだ。おしまいだ……」
やる気がわいてこない。
正直に言って普通に寝たい。
そんなことをしていると、誰かが部屋に入って来た。
ミクだった。
「ってファクト、あんたはなにしてんのよ。独り言吐きながらとか気持ち悪……」
本当に引いている目で俺をにらむ。
すぐに俺はさっき実験に使っていた小麦粉の袋をバレないように服のポケットに隠す。
「げ……ミク聞いてたのか!?」
「いいえ……あんたがぶつぶつ呟きながら、変なことやってるのなんか見てないわよ」
「見てんじゃねーか!」
どうやらばっちり見られていたらしい。
最悪だ。めちゃ恥ずかしい……だってどう見ても変なことやってるとしか思えないでしょ。スキルのこと知らないのもあるし。ああ……もう……どうしたらいいんだ!?
「それで、さっきからなにしてたのよ」
「べ、別に……」
「……そう言いたくないならいいわよ。どうせ、あんたのことだから頭のおかしいことだと思うし」
「俺への偏見凄くない!? 俺、お前になにかした!?」
ほんと、こいつといると調子が狂うぜ。
なんでここまでとげのある言葉が言えるんだよ!
……なんかそう思うと一回くらい殴ってもいい気がしてきた。殴っていい?
「ふん、まあいいわ。それよりもご飯らしいわよ。さっさと食べてましょう。読み聞かせってやつするんでしょ。一応……私も出るから早くしてよね」
「わ、わかってるよ。行くよ……」
まあ結局殴らないんですけどね。
……殴ったら倍以上で返されそうで怖いし。
そしていつも通り、食堂にへ進んでいく。
なんだろう。いつもより足取りが重い。緊張しているのか。
まあ無理もないか。
「早く来なさいよ」
そんなことをやっていると怒られた。
ちょっと足を速めて行く。
すぐに食堂につき、近くにはリンとシンがたわむれているようだった。
「あ、ファクトお兄ちゃん来たー!」
「よ。これが終わったら読み聞かせな」
「「うん!!」」
二人が嬉しそうにつぶやく。
もうここまで来たらやるしかない。読み聞かせをしつつ、スキルのことを打ち明けよう。
別にそこまでの力はなかったとしても一応はスキルなのだ。
これでも自慢になるだろう。うん……なるに違いない。……そうだよな? そう思うことにしよう。
まあ、打ち明けないっていう手もあるけど、それってなんか味気ないし、楽しくないからな。言った方がいいだろう。
そして相変わらずの会話をしつつ、ご飯を食べ終わった。
「ふう……食った食った。ご馳走様」
「うむ、ごちそうさまじゃ」
あいさつをして終わる。
「よし、お前ら。俺の部屋に一緒に来くぞ。読み聞かせだけじゃなくて面白い話もあるから覚悟して聞けよ」
「面白い話って?」
「それを今行ったら面白くなくなるだろうが……馬鹿か」
リンに答える。
なにを言いだすんだこいつは。
「あら、面白い話ならあるわ。さっきファクトがね、一人でぶつぶつなんか言いながら……壁に……」
「それは言わなくていいから。全然面白くないから!」
「え~面白そうじゃん。続き教えてよ、ミク」
「えっとね……」
「いうんじゃねーよ! ていうかシン。お前も聞いてんじゃねぇ!」
「あはははは……」
「笑い事じゃねーから!」
笑い声が食堂に響く。
爺さんも聞いていたらしく少し笑っている。
なんかちょっと恥ずかしい。
「……もういいだろ。さっさと行くぞ。早く来ない子には読み聞かせしません」
「分かりました、隊長。行きましょう!」
「急にいい子ぶるのはやめろ! 後、隊長呼びもやめろ」
そんな会話をかわしつつ、俺の部屋へと戻っていく。
「よしついた」
食堂から近いので一瞬で着いた。
「おお……やっぱりファクトお兄ちゃんの部屋ってなんか凄いね。本とかいっぱいあるし」
確かにそこらじゅうに本が散らばっている。
適当に図書室を漁って出て来た本を片付けるのは面倒なので置いているだけなんだけど……
好意的に受け取ってくれるならいいか。
「じゃあ読み聞かせを始めるか」
「「うん! やろやろ!!」」
元気いっぱいのようだ。
みんな俺のベットの上に座り、俺も本をもって座る。
そして、俺はそれに従って始めることにする。
「ごほん……まずお前ら……スキルって知ってるか?」
「なにそれ……」
全員知らなそうに首をかしげる。
やっぱり知らないか。
俺もこの本で知ったばっかだし、当たり前ちゃ当たり前なんだけど。
「スキルってのは、特殊能力みたいなもので、たまに持ってる人が居るらしいんだ」
「ふぅん……それがどうかしたのかしら? まさかあんたにはあるっていうんじゃないでしょうね」
よくぞ聞いてくれたミクよ。
「実はそのことなんだけど……俺には……」
スキルがあるんだと自慢しようとした瞬間。
ドスン! と小さいが足音が聞こえて来た。
「ってな、なんだ!?」
しかも一度ではない。何度も、何度もだ。
いくら小さいと言えど、何回も聞こえてくれば流石に気にはなるし、イライラする。
ということで一旦、話を止めることにして本を閉じて、部屋の窓の近くに行く。
「ふざけんなよ。せっかく俺がいいこと話そうとしてたのに……」
最悪だよ。もう。……一体何事だっていうんだ……
そして、それを見て、足が自然と止まる。なにも考えられない。
「……ねえあれって……」
ミクが俺の後についてきて、それを見たらしい。
こっちも考えが追い付いてなさそうだ。
……頭が働かない。
見た時から体がどうしていいのかわからず、全く動かない。
正直に言ってしまえば、怖い。
「なんだあれ……何なんだよあれ……」
イノシシのような動物が奥の山の方から数十匹でこっちに向かってくる姿がそこにはあった。
この孤児で育って10年。
最悪といっても過言ではない出来事と遭遇した。
俺の部屋に帰ってきた。部屋の開いてあるところに本を起き、そのまま寝っ転がる。めっちゃ、気持ちがいい。
「ふう……てか、よくよく考えると暇だな」
なんとなく浮かれて、こっちに戻ってきちゃったけど、なにしてようかな。
ご飯も食べちゃってお腹空いてないし、いまあいつらと遊ぼうとしたら、このスキルのこと言ってしまいそうだ。
こういうのは隠しておいて、後々ひけらかすのがかっこいいんだよな。
だから読み聞かせまでガマンだ。ガマンだぞ俺!
「っていっても肝心の読み聞かせまでまだまだ時間があるんだよな……うーん、マジでどうしようか。……あ、そうだ。それならこの能力のことを研究でもするか。どこまでがわかるのとか知りたいし」
万物を見通す目を研究することになった。
スキルと言ってもまだまだ未知数。なにがあるかわからないしな。それに実験ってなんか頭良さそうで非常にいい感じだ。
まずは、どれくらいの距離でなら発揮するのから始めることにする。
「う~んまずはこの至近距離でこの壁を……」
目の前で壁を見つめてみる。
予想通り、材料:木材という文字が映し出される。
「まあこんな近かったら行けるわな。じゃあちょっと後ろに下がってっと……」
少し1mくらい下がってじっくりとみてみる。
これもまだ映った。
「じゃあ最後に壁の端まで来たら……」
じっと見てみるが、映らない。
文字はなく、ただ単に壁しかなかった。
普通の壁だった。
「なんでだよ!? たった3mくらいでこれかよ。範囲少なすぎるでしょ。なにこの能力!? ……いや、まだだ。まだわからない。……次の実験に行こう」
思ったより……あれだったが、今度はどんなことまで見れるのかを実験してみる。
例えば、あそこの本だ。
本の素材は紙だが、ページ数や題名はものによって違う。
そういうことは書かれるのかの実験だ。
「よし……行くぞ。ほい!」
見てみるが……
「材料:紙しか書かれてねぇ……前にミクの下着を見た時はカップの大きさとか出てたのに……マジで意味わかんね……なんでた!?」
ダメらしい。
期待してたものはなにも出なかった。結構期待してたのに……
ていうか下着との差ってなんなんだよ!?
謎が深まってくばかりだ。
「ま、まあこれで諦めるような俺じゃあねぇ……次だ次!」
実験を続けていく。
今度はどれくらいの目を開ければ出来るのか……そしてその次は……
「はぁはぁ……つ、疲れた……」
何分、何時間経過しただろう。
俺の体はもうボロボロだった。へとへとになっていた。
眠るようにベッドの上に飛び乗り、そして考える。
「なにこれ、なにこの能力! 全然いいところなんかないじゃん。何一つ自慢に出来るところなんてないじゃん! この後どうすればいいっていうんだよ!!」
いろんな実験をしたはいいもののろくにいい成果も出ない。
小麦粉のような小さなものは文字としてでるのかとか、宙に舞ってるのは見れるのかとかやってみたけど、別に驚きの発見とかはなかった。
本当にどうしてこうなった。
……マジ意味わからん。誰か教えてくれ……
「もうダメだ。おしまいだ……」
やる気がわいてこない。
正直に言って普通に寝たい。
そんなことをしていると、誰かが部屋に入って来た。
ミクだった。
「ってファクト、あんたはなにしてんのよ。独り言吐きながらとか気持ち悪……」
本当に引いている目で俺をにらむ。
すぐに俺はさっき実験に使っていた小麦粉の袋をバレないように服のポケットに隠す。
「げ……ミク聞いてたのか!?」
「いいえ……あんたがぶつぶつ呟きながら、変なことやってるのなんか見てないわよ」
「見てんじゃねーか!」
どうやらばっちり見られていたらしい。
最悪だ。めちゃ恥ずかしい……だってどう見ても変なことやってるとしか思えないでしょ。スキルのこと知らないのもあるし。ああ……もう……どうしたらいいんだ!?
「それで、さっきからなにしてたのよ」
「べ、別に……」
「……そう言いたくないならいいわよ。どうせ、あんたのことだから頭のおかしいことだと思うし」
「俺への偏見凄くない!? 俺、お前になにかした!?」
ほんと、こいつといると調子が狂うぜ。
なんでここまでとげのある言葉が言えるんだよ!
……なんかそう思うと一回くらい殴ってもいい気がしてきた。殴っていい?
「ふん、まあいいわ。それよりもご飯らしいわよ。さっさと食べてましょう。読み聞かせってやつするんでしょ。一応……私も出るから早くしてよね」
「わ、わかってるよ。行くよ……」
まあ結局殴らないんですけどね。
……殴ったら倍以上で返されそうで怖いし。
そしていつも通り、食堂にへ進んでいく。
なんだろう。いつもより足取りが重い。緊張しているのか。
まあ無理もないか。
「早く来なさいよ」
そんなことをやっていると怒られた。
ちょっと足を速めて行く。
すぐに食堂につき、近くにはリンとシンがたわむれているようだった。
「あ、ファクトお兄ちゃん来たー!」
「よ。これが終わったら読み聞かせな」
「「うん!!」」
二人が嬉しそうにつぶやく。
もうここまで来たらやるしかない。読み聞かせをしつつ、スキルのことを打ち明けよう。
別にそこまでの力はなかったとしても一応はスキルなのだ。
これでも自慢になるだろう。うん……なるに違いない。……そうだよな? そう思うことにしよう。
まあ、打ち明けないっていう手もあるけど、それってなんか味気ないし、楽しくないからな。言った方がいいだろう。
そして相変わらずの会話をしつつ、ご飯を食べ終わった。
「ふう……食った食った。ご馳走様」
「うむ、ごちそうさまじゃ」
あいさつをして終わる。
「よし、お前ら。俺の部屋に一緒に来くぞ。読み聞かせだけじゃなくて面白い話もあるから覚悟して聞けよ」
「面白い話って?」
「それを今行ったら面白くなくなるだろうが……馬鹿か」
リンに答える。
なにを言いだすんだこいつは。
「あら、面白い話ならあるわ。さっきファクトがね、一人でぶつぶつなんか言いながら……壁に……」
「それは言わなくていいから。全然面白くないから!」
「え~面白そうじゃん。続き教えてよ、ミク」
「えっとね……」
「いうんじゃねーよ! ていうかシン。お前も聞いてんじゃねぇ!」
「あはははは……」
「笑い事じゃねーから!」
笑い声が食堂に響く。
爺さんも聞いていたらしく少し笑っている。
なんかちょっと恥ずかしい。
「……もういいだろ。さっさと行くぞ。早く来ない子には読み聞かせしません」
「分かりました、隊長。行きましょう!」
「急にいい子ぶるのはやめろ! 後、隊長呼びもやめろ」
そんな会話をかわしつつ、俺の部屋へと戻っていく。
「よしついた」
食堂から近いので一瞬で着いた。
「おお……やっぱりファクトお兄ちゃんの部屋ってなんか凄いね。本とかいっぱいあるし」
確かにそこらじゅうに本が散らばっている。
適当に図書室を漁って出て来た本を片付けるのは面倒なので置いているだけなんだけど……
好意的に受け取ってくれるならいいか。
「じゃあ読み聞かせを始めるか」
「「うん! やろやろ!!」」
元気いっぱいのようだ。
みんな俺のベットの上に座り、俺も本をもって座る。
そして、俺はそれに従って始めることにする。
「ごほん……まずお前ら……スキルって知ってるか?」
「なにそれ……」
全員知らなそうに首をかしげる。
やっぱり知らないか。
俺もこの本で知ったばっかだし、当たり前ちゃ当たり前なんだけど。
「スキルってのは、特殊能力みたいなもので、たまに持ってる人が居るらしいんだ」
「ふぅん……それがどうかしたのかしら? まさかあんたにはあるっていうんじゃないでしょうね」
よくぞ聞いてくれたミクよ。
「実はそのことなんだけど……俺には……」
スキルがあるんだと自慢しようとした瞬間。
ドスン! と小さいが足音が聞こえて来た。
「ってな、なんだ!?」
しかも一度ではない。何度も、何度もだ。
いくら小さいと言えど、何回も聞こえてくれば流石に気にはなるし、イライラする。
ということで一旦、話を止めることにして本を閉じて、部屋の窓の近くに行く。
「ふざけんなよ。せっかく俺がいいこと話そうとしてたのに……」
最悪だよ。もう。……一体何事だっていうんだ……
そして、それを見て、足が自然と止まる。なにも考えられない。
「……ねえあれって……」
ミクが俺の後についてきて、それを見たらしい。
こっちも考えが追い付いてなさそうだ。
……頭が働かない。
見た時から体がどうしていいのかわからず、全く動かない。
正直に言ってしまえば、怖い。
「なんだあれ……何なんだよあれ……」
イノシシのような動物が奥の山の方から数十匹でこっちに向かってくる姿がそこにはあった。
この孤児で育って10年。
最悪といっても過言ではない出来事と遭遇した。
23
お気に入りに追加
538
あなたにおすすめの小説
【祝・追放100回記念】自分を追放した奴らのスキルを全部使えるようになりました! ~いざなわれし魔の手~
高見南純平
ファンタジー
最弱ヒーラーの主人公は、ついに冒険者パーティーを100回も追放されてしまう。しかし、そこで条件を満たしたことによって新スキルが覚醒!そのスキル内容は【今まで追放してきた冒険者のスキルを使えるようになる】というとんでもスキルだった!
主人公は、他人のスキルを組み合わせて超万能最強冒険者へと成り上がっていく!
~いざなわれし魔の手~ かつての仲間を探しに旅をしているララク。そこで天使の村を訪れたのだが、そこには村の面影はなくさら地があるだけだった。消滅したあるはずの村。その謎を追っていくララクの前に、恐るべき魔の手が迫るのだった。
大自然の魔法師アシュト、廃れた領地でスローライフ
さとう
ファンタジー
書籍1~8巻好評発売中!
コミカライズ連載中! コミックス1~3巻発売決定!
ビッグバロッグ王国・大貴族エストレイヤ家次男の少年アシュト。
魔法適正『植物』という微妙でハズレな魔法属性で将軍一家に相応しくないとされ、両親から見放されてしまう。
そして、優秀な将軍の兄、将来を期待された魔法師の妹と比較され、将来を誓い合った幼馴染は兄の婚約者になってしまい……アシュトはもう家にいることができず、十八歳で未開の大地オーベルシュタインの領主になる。
一人、森で暮らそうとするアシュトの元に、希少な種族たちが次々と集まり、やがて大きな村となり……ハズレ属性と思われた『植物』魔法は、未開の地での生活には欠かせない魔法だった!
これは、植物魔法師アシュトが、未開の地オーベルシュタインで仲間たちと共に過ごすスローライフ物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻き込まれて気づけば異世界 ~その配達員器用貧乏にて~
細波
ファンタジー
(3月27日変更)
仕事中に異世界転移へ巻き込まれたオッサン。神様からチートもらってやりたいように生きる…
と思ってたけど、人から頼まれる。神から頼まれる。自分から首をつっこむ!
「前の世界より黒くないし、社畜感無いから余裕っすね」
周りの人も神も黒い!
「人なんてそんなもんでしょ? 俺だって黒い方だと思うし」
そんな元オッサンは今日も行く!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる