目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。

桐山じゃろ

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第四章

16 アオミの決意

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 スタグハッシュ城を出てからの俺の収入源は、魔道具制作と、魔道具への魔力の補充のバイトだ。
 前者についてはジストから「こういう仕事がある」と教えてもらった。

「この前、ボクを一時期雇ってくれた人にお詫びしに行ったんだ。港町に住むって言ったらこっちの魔道具屋さんを紹介してくれて、クエスト行かない日のバイト先がそこなんだ。今ちょうど光属性持ちを募集してるから、どう?」

 ジストとザクロは週に三日、冒険者ギルドでクエストを請け、残りの四日のうち二日はバイトへ行っている。
 冒険者の収入だけで食べていけるのだが、冒険者は引退年齢が比較的早いため、稼げるうちに稼ぐというのがこの世界の一般的な過ごし方だそうだ。
 城にいた時、衣食住はタダだったが、今はそうはいかない。
 俺も本に浪費するのはバイト代の六分の一までと決め、残りはなるべく貯めておくことにした。


 バイト先で光属性は重宝された。使い手が少ないのに需要は高いらしく、俺が魔法を込めた魔道具は飛ぶように売れた。
 雇い主が太っ腹な人で、時給の他に魔道具の売上の何割かを俺に渡してくれる。
 お陰で欲しい本が買えずに涙を飲むことは一切ない生活ができている。

 電子書籍などという便利なものはないし、製紙の技術があまり発展していないから本は分厚くなり、物理的に場所を取る。
 ヨイチが大きな屋敷の広い書庫を好きにしていいと言ってくれた時は、ヨイチが神に見えた。


 先日も、増えた蔵書を一旦アイテムボックスに仕舞って転移魔法で持っていったばかりだ。

「相変わらず何でも読むよね」
 積み上げた本のタイトルを斜め読みしたヨイチが、「イデリク村南東の魔物の巣跡地地質調査報告書―Ⅱ」というタイトルの本を摘み上げた。
「それは、魔物の巣が発生する条件に、地質的な法則性はないかと調べている研究者が書いているんだ。興味深い内容だったぞ」
「へぇ、法則性がわかれば対策できるもんね。それで、なにか解ったの?」
 ヨイチがパラパラと本をめくる。地質学の専門用語が細かい文字で綴られている横に、地層の断面や採取した岩の破片が精緻なスケッチで描かれているのを見て、ヨイチは眉をしかめていた。
「今の所法則性は見当たらない。だが、別のことが判明したんだ」
「どんなこと?」
 ヨイチはぱたんと本を閉じて、積み上げた本の一番上へ置いた。自力で読んで理解するつもりは無さそうだ。
 ならば俺が語ってやらねば。

「イデリク村周辺の土は、スタグハッシュ城で取れた土と成分が同じ、ということだ」
 研究者が血の滲むような努力で研究し続けた結果を一言に集約してしまう罪深さに心から懺悔しながら伝えたというのに、何故かヨイチはがくりと項垂れた。
「そりゃ、地続きだし、当然なのでは……」
「いやいや、同じだと判明するのとしないのでは雲泥の差があってだな」
 このあと俺は地質調査の重要性について熱弁した。
「……わかった、大事ってことはわかったよ」
 最後は解ってくれたようだった。

 本を棚へ収めるのは、いつもヨイチが手伝ってくれる。
 ヨイチは元から背が高いが、こっちの世界へ来てから更に十センチも伸びたとかで、一番上の棚まで脚立なしで手が届くのだ。
 俺はというと、百七十センチ前半から全く伸びていない。このあたりは平均身長が高く、俺は男にしては低い方になってしまう。
 まあ仕方がない。ヨイチは力仕事を易易とこなすので、頼らせてもらうことにしている。

「俺も冒険者登録はしたのだがな、やっぱり向かない。レベルを上げれば腕力も上がるのは解っているんだが」
 自分のだろうが他者のだろうが、魔物だろうが、血を見るのが苦手だ。
 ジストは回復と支援だけでも助かると言ってくれたが、目の前で生死のやりとりを見るのが耐えられなかった。
 思わずそんなことをこぼすと、ヨイチはきょとん、とした表情で俺を見た。
「向き不向きは誰にでもあるさ。アオミがここの本を全部読んでて、僕や皆に必要な知識をくれるのは助かってる。クエストに出掛けたら、本を読む暇なんてないだろ?」
「本の知識だけならな。さっきの地質調査の話と被るが、実際に見ないとわからないことの方が多いぞ」
「それでも十分だよ」
 ヨイチはニッと笑うと、本の収納を再開した。
「それで、これはどこに?」
「右の棚に同じ著者の本があるだろう、そこだ」

 実際に、俺の活字中毒が役に立った覚えは、今の所殆どない。
 これから先、もっと役に立てるだろうか。
 だが、ヨイチの言葉は俺の心を軽くするのに十分だった。


「ヨイチくん、そろそろ……あら、アオミくん来てたのね。こんにちは」
 今回持ってきた百冊を全て収めるべきところへ収めた頃、この家の住人でありメイドであるヒスイが書庫の扉からヨイチを呼んだ。
「お邪魔してます」
「お茶くらい出すって言ってるのに、いつも本だけ仕舞って帰っちゃうんだもの。……でもごめんなさい、今日はこれから用事があるのよ」
「今終わったから、行くよ。アオミも来ない?」
 どうやらこれから、孤児院へ行くらしい。
 予定もなかったので、ついていくことにした。

「孤児院、定期的に行くのか?」
「ヒスイはね。僕は用事があるときだけ」
「定期的に支援でもしているのか? 偉いな」
「ただのボランティアだよ」
 ヨイチが謙遜するから、本当に人手が足りない時に手伝っているだけかと思ったが、違った。

「なあヨイチ、それ、俺はいつも仕事でやってるんだが……」
「ああうん、ゴメン。こういう仕事の存在は知ってるんだけど……子供たちがここにいる間だけっていう約束で渡してるから、見逃して」

 ヨイチは孤児院の周辺に落ちている魔力含有量の殆どない普通の石ころに、防護魔法を二つも込めて子供たちに渡していた。
 今日は、新しく増えた子供のぶんを作りにきたというわけだ。
「頻繁なのか、こういうことは」
 孤児院に子供が増えるというのは、嬉しい話ではない。
 子供が孤児になる何かがあったわけで、その何かが平和的なはずがない。
「魔物がいる世界だからね。でも、僕らが元いた世界だって、事故とかでさ」
 そこまで言うと、ヨイチは言葉に詰まってしまった。
「お前、もしかして……」
「はい、終わったよ。失くさないようにね」
「ありがとう、にーちゃん」
 ヨイチは俺の問いかけに答えることなく、魔法を込め終わった石を子供らに渡すと立ち上がった。


 ヒスイはまだ用事に時間がかかるとかで、俺とヨイチは先に孤児院を出た。
 そのままなんとなく、ヨイチの屋敷の方へ向かう。
 俺はもう用事も済んだし、帰っても良かった。
 しかし、先程のヨイチの話の切り方が気になる。あれこれ聞き出そうとしたが、適当にはぐらかされてしまった。
「放っておけないってだけ。偽善は自覚してるよ」
「偽善とは思わないが」
 あまり言いたくなさそうだったので、俺も差し出がましい真似はやめておいた。



***



 傷ついたヨイチを家で匿うために、久しぶりに暗黒属性を使った。
 ヨイチの[魔眼]は一度見た魔法や属性をコピーできるというチート能力がついているが、なぜか暗黒属性だけはコピーできないと言っていた。
 何故できないのか。危険な代物かもしれない。あるいは別の理由があるのか、今の今までわからなかった。

 モモに「暗黒属性で」と言われた瞬間に、俺がこの属性を得た理由を理解した。

 孤児院へ結界を張ろうとした時、以前ヨイチが護りの石を渡した男児がこちらを指差した。
「このまえの、にーちゃん」
 まだ就学前といったくらいだろうか。この年齢で孤児院に来ることになるとは。
 俺は「大丈夫だ」という意味で笑みを浮かべてみせると、男児は指を広げて俺に手を振ってみせた。

 実際はあまり大丈夫ではない。魔力の枯渇は魔力回復ポーションで回避できたが、俺自身に体力や精神力がなさすぎる。

 血が苦手だとか、命のやり取りを見たくないだとか、女々しいことを言っていられる世界ではなかったのだ。

「ジスト、この騒動が終わったら、俺をまたパーティへ入れてくれないか」
 冒険者登録は済ませ、何度かクエストも請けたが、パーティからは抜けた状態にしていた。
「歓迎するけど、どうしたの急に」
「必要性を感じた。ヌルいことを言ってる場合じゃない」
 結界魔法を発動させる。モモとジストが俺の背中から魔力を流し込んでくる。その魔力で、孤児院の敷地全てを覆う結界を張ることが出来た。
 張り終えると同時に膝をついてしまったが。情けない。
「はっ、はぁ……こう、ならないように、体力つけたい……」
 息を切らしながらそれだけ言うと、ジストは一瞬驚いたような顔をした。
「今回のコレはイレギュラーだと思うよ。とりあえずポーション、飲めるか?」
 ジストが栓を抜いた魔力回復ポーションを差し出す。自分を叱咤して立ち上がり、受け取ったポーションを一気に飲み干した。
「イレギュラーかもしれないが、あまり情けない姿ばかり晒していたら、男が廃る」
 次に差し出されたのは、珍しい体力回復ポーションだ。それも受け取って飲み干す。魔力回復ポーションと違い、酒でも飲んだかのように喉がカッと熱くなった。
「イケメンがそんなカッコイイこと言い出したら、敵わないだろ……」
 ジストが額に手を当てて小声で何か言っていたが、アルコールに似た刺激に酔いそうになり、よく聞こえなかった。
「今のポーション、アルコール入ってないか」
「え? ……ああ、そうかも。大丈夫?」
「なんとか。 酔いが回る前に行こう。モモ、頼む」
「はい。では、失礼しますね」

 転移魔法で飛ぶ直前、一番年下だろう男児がジストの服を引き、ヨイチのことを尋ねてきた。
 孤児たちは皆、ヨイチが渡した護りの石を掲げている。
 ヨイチに何かがあったと察しているのだ。

 家に寝かせてきたヨイチは、青褪めた顔を血の涙が伝っていた。
 普通の人間だったら耐えられない苦痛を受け、それを排除してきたのだと、ひと目でわかった。
 応急処置程度の治癒魔法しか施せなかったが、ヨイチなら、大丈夫だ。きっと。

「いま忙しくて、ここにはこれないんだ。今度来るよう言っておくよ」
 俺が冷静を装って言い聞かせると、子供は大きく頷いて、手を離した。


 レベルが足りていない。力が、魔力が足りていない。
 全て努力で補えたことだ。
 この事態が終わったら、なんて悠長なことは言わず、この後すぐにでも、やれるだけのことはやろう。


 修道院の結界も張り終わり、家に戻るとヨイチが消えていて、不東が予言めいたことを口にした。


 完徹だったので少しだけ仮眠を取っている間に、ザクロが襲撃未遂に遭っていたとジストが話した。


「行こう」

 睡眠で回復できた魔力は、半分ほどだった。
 貰ってきたポーションを立て続けに三本飲み切り、ザクロとジストに声をかけた。二人共、頷いた。
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