20 / 32
20 記憶の齟齬
しおりを挟む
ベルを宥めてどうにか下がらせ、僕から錫杖の人に事情を話した。
「こちらの宰相から、僕に『魔王を討伐せよ』という命を受けたので、北の塔の魔王を倒して証拠の角を持参しました。城門から兵士にここへ連れてこられて、放って置かれたのです」
「宰相は私だが、そんな命……」
錫杖の人改め……えっ、この人、宰相だったの? とにかく宰相はなにか言いかけ、一瞬黙ると、瞳から光が消えた。
「ああ、そうだったな。手違いがあったようだ。兵は厳罰に処すので許せ」
「いや、兵士は別にそんなことしなくても」
「こちらへ」
僕の言葉を遮って、宰相は扉を大きく開け放ち、部屋の奥へすたすたと歩いていってしまった。
僕たちは顔を見合わせてから、宰相の後を追った。
「では、魔王の角をここに」
部屋には大きな丸テーブルと座り心地のいい椅子が六脚あり、宰相に手振りで「座れ」と言われたので、各々適当に腰を掛けた。
座った途端、角を出せと言われたところだ。
「これです」
僕はマジックバッグから魔王の角を二本とも取り出し、テーブルの真ん中に置いた。
「……なるほど、本物のようだ。よくやってくれた。もう良いぞ、下がれ」
「お待ちを。魔王討伐と角の採取の報奨をきちんと頂きたい」
ギルド長が立ち上がり、今にも魔王の角を取ろうとした宰相の手から、角を守るように手元へ手繰り寄せた。
「報奨……報奨か、そうだったな」
先程から宰相の瞳に光が無いのが気になる。
何かに操られているというか、自我がないというか。
不気味で仕方がない。
<精神:大成功 目の前の正気を失った人物に正気を取り戻させる>
なんとかならないかと考えていたら、ダイスロールが発動した。
「宰相、僕に魔王を倒せと命じたのは貴方本人ですか? それとも、違う人ですか?」
ダイスはクリティカルだったのに、僕の口から出たのは当たり障りのない言葉だけだった。
もっと上手く話せたらと悔いていたら、宰相は動きを止めて、僕の言葉を小さく反芻した。
「魔王を倒せと命じたのは……命じたのは私だ。だが私にそれを命じたのは……ぐっ!」
宰相の瞳に光が戻る。ところが、今度は宰相は頭を抱えてテーブルに突っ伏してしまった。
「どうなさいました?」
ベルが全く心配していない口調で立ち上がり、宰相に近寄って肩を揺する。宰相は動かない。
「治癒」
治癒魔法の淡い光が宰相に降り注ぐと、宰相は顔を上げた。
「……ん? 私は、一体?」
「話を覚えていますか?」
「話? 話……おお? これは魔王の角か? 何故こんなものがここに」
「覚えてませんね」
ベルがこれみよがしに落胆のため息をついた。
僕たちは宰相に、もう一度同じ話をした。
「むぅ、何故そちらの……デガ殿だったか、君に命じたのか……」
「僕たちを召喚したから、じゃないのですか」
「召喚? まさか私たちは、禁術を使ったのか!?」
「そんな、一番最初のところから……」
僕が絶句すると、宰相は申し訳無さそうに目を伏せた。
「すまぬ。ここ最近の記憶が曖昧だ。城で調査をするので、しばらく時間を貰えるだろうか。魔王の報奨は先に渡しておく」
「そういうことなら、わかりました。ベル、いい?」
「デガさんが良いと仰るなら、私に否やはありません」
報奨は何故か一億マグも頂けた。
宰相の権限で今すぐ出せる最高額だそうだ。
「魔王討伐の任を果たした者に対して、この程度しか出せず恥じている。デガ殿の仲間たちの蘇生費用等は、全てこちらで持つのが当然だ。しかし、何にせよ王や他の重役たちから話を聞かねば、これ以上動けぬのだ」
目の前の宰相が、召喚直後に錫杖で思いっきり殴りつけてきた人と同一人物とは思えない。
「デガさん、これが本来されるべき対応なのですよ」
「全くもって、自分のしたことが嘆かわしい」
ベルが思いっきり毒を吐いても、宰相は頭を下げるばかりだ。
「わかっていただけただけで十分です」
尚も何か言いたげなベルを落ち着かせて、宰相にそう告げた。
「俺の出番は殆どなかったな」
城を出て帰りの馬車に乗り込むと、ギルド長が僕を見て頭を掻いた。
「いえ、お願いがあります」
「何だ?」
「宰相達は何かに操られていたか、洗脳されていたか……とにかく、普通の状態じゃありませんでした。今後の城の話し合いで、また宰相の記憶がおかしくなるかもしれません」
「なるほど。では、ギルドの人員を何名か、城へ送り込んでおこう」
「ありがとうございます。それから……これ、どうしましょう」
僕はマジックバッグをぽん、と叩く。
魔王の角は、結局僕が持ち帰ってきていた。宰相が「今はこちらで受け取らない方がいい」と言ったのだ。
「差し支えなければデガが持っていてくれ。魔王の角に関する文献を調べておく。ミヒャエル嬢は教会の方で調べてもらえないか」
「承知しました」
過去にも魔王の角を折り取ったことはあったらしいが、その角がどうなったかという話は誰も詳しく知らなかった。古い文献になら何か情報が残っている可能性があるとのこと。
持ち歩くだけで体力が減るだとか体調不良になることはないので、僕のマジックバッグに入れっぱなしにしておくことにした。
城から自宅のある町へ戻り、冒険者ギルドでギルド長と別れた後、僕とベルは教会へ向かった。
聖石購入も三度目となると、教会のシスターは僕たちを見るなり満面の笑みで迎え入れてくれる。
「こんにちは、ベル様、デガ様。どういったご用件でしょうか」
「聖石ひとつください」
「はい、少々お待ちください」
シスターはぱたぱたと、失礼にならない程度の小走りで教会の奥へ引っ込んだ。
いつもなら一分としないうちに戻ってくるのに、今回はシスターがなかなか奥から出てこなかった。
十分ほど待ってようやくシスターが出てきたが、顔が曇っている。
「申し訳ありません。聖石は今、在庫を切らしております」
「どういうことですか」
今日のベルはよく怒る。
「ここのところ、危険度SS以上の魔物を討伐される方が少ないのと、蘇生を望む方が増えておりまして……」
「……まあ、わたくし達もこの二ヶ月あまりで三回目ですものね」
ベルは冷静に状況を判断して、怒りを引っ込めた。
「次の入荷予定はありませんか?」
「魔核があと二つあれば、聖石一つは作れます。それがいつになるかは、はっきりとは……」
「もし仮に、わたくしたちが魔核を持ち込んだ場合は」
「魔核二つの買取額が一千万マグですので、聖石を九千万マグで……」
結構ぼったくってるようだが、魔核を聖石に錬成するにはかなり手間暇がかかるらしいので、妥当なところだ。
「わかりました。今日のところは諦めましょう」
教会から出ると、日が沈みかけていて辺りは薄暗い。
「ベル、魔核のことだけど」
「はい。明日から危険度SS以上の魔物討伐をしましょう」
魔王を討伐できる僕なら、危険度SS以上の魔物の討伐は難しくないだろう。
ただ、冒険者ランクがSのままだから、冒険者ギルドから正式に仕事を請けることはできない。
「ギルド長に頼めばランクアップできそうですけどね」
「そこも含めて明日ギルド長に相談しよう」
話がまとまる頃には、家についていた。
「おかえり。無事だったか、よかった」
カイトが出迎えてくれた。チャバさんは酒場で仕事中だろう。
「魔王はどうした?」
「倒したよ」
「倒したか! 凄いな、デガ!」
カイトのハイタッチ要求に応じて、頭上で手のひらをパンと打ち合った。
「?」
ベルが僕たちの行動を不思議そうに見ていたので、ベルに向かって手を上げて、頷いてみせた。
「こ、こうですか?」
ぺん、と控えめのハイタッチ。
「そうそう。ハイタッチって言うんだよ。何か成功した時とか、嬉しい時にやるんだ」
「面白い習慣ですね」
楽しかったらしい。ベルはとても可愛らしく微笑んで、もう一度ハイタッチをせがんだ。
「こちらの宰相から、僕に『魔王を討伐せよ』という命を受けたので、北の塔の魔王を倒して証拠の角を持参しました。城門から兵士にここへ連れてこられて、放って置かれたのです」
「宰相は私だが、そんな命……」
錫杖の人改め……えっ、この人、宰相だったの? とにかく宰相はなにか言いかけ、一瞬黙ると、瞳から光が消えた。
「ああ、そうだったな。手違いがあったようだ。兵は厳罰に処すので許せ」
「いや、兵士は別にそんなことしなくても」
「こちらへ」
僕の言葉を遮って、宰相は扉を大きく開け放ち、部屋の奥へすたすたと歩いていってしまった。
僕たちは顔を見合わせてから、宰相の後を追った。
「では、魔王の角をここに」
部屋には大きな丸テーブルと座り心地のいい椅子が六脚あり、宰相に手振りで「座れ」と言われたので、各々適当に腰を掛けた。
座った途端、角を出せと言われたところだ。
「これです」
僕はマジックバッグから魔王の角を二本とも取り出し、テーブルの真ん中に置いた。
「……なるほど、本物のようだ。よくやってくれた。もう良いぞ、下がれ」
「お待ちを。魔王討伐と角の採取の報奨をきちんと頂きたい」
ギルド長が立ち上がり、今にも魔王の角を取ろうとした宰相の手から、角を守るように手元へ手繰り寄せた。
「報奨……報奨か、そうだったな」
先程から宰相の瞳に光が無いのが気になる。
何かに操られているというか、自我がないというか。
不気味で仕方がない。
<精神:大成功 目の前の正気を失った人物に正気を取り戻させる>
なんとかならないかと考えていたら、ダイスロールが発動した。
「宰相、僕に魔王を倒せと命じたのは貴方本人ですか? それとも、違う人ですか?」
ダイスはクリティカルだったのに、僕の口から出たのは当たり障りのない言葉だけだった。
もっと上手く話せたらと悔いていたら、宰相は動きを止めて、僕の言葉を小さく反芻した。
「魔王を倒せと命じたのは……命じたのは私だ。だが私にそれを命じたのは……ぐっ!」
宰相の瞳に光が戻る。ところが、今度は宰相は頭を抱えてテーブルに突っ伏してしまった。
「どうなさいました?」
ベルが全く心配していない口調で立ち上がり、宰相に近寄って肩を揺する。宰相は動かない。
「治癒」
治癒魔法の淡い光が宰相に降り注ぐと、宰相は顔を上げた。
「……ん? 私は、一体?」
「話を覚えていますか?」
「話? 話……おお? これは魔王の角か? 何故こんなものがここに」
「覚えてませんね」
ベルがこれみよがしに落胆のため息をついた。
僕たちは宰相に、もう一度同じ話をした。
「むぅ、何故そちらの……デガ殿だったか、君に命じたのか……」
「僕たちを召喚したから、じゃないのですか」
「召喚? まさか私たちは、禁術を使ったのか!?」
「そんな、一番最初のところから……」
僕が絶句すると、宰相は申し訳無さそうに目を伏せた。
「すまぬ。ここ最近の記憶が曖昧だ。城で調査をするので、しばらく時間を貰えるだろうか。魔王の報奨は先に渡しておく」
「そういうことなら、わかりました。ベル、いい?」
「デガさんが良いと仰るなら、私に否やはありません」
報奨は何故か一億マグも頂けた。
宰相の権限で今すぐ出せる最高額だそうだ。
「魔王討伐の任を果たした者に対して、この程度しか出せず恥じている。デガ殿の仲間たちの蘇生費用等は、全てこちらで持つのが当然だ。しかし、何にせよ王や他の重役たちから話を聞かねば、これ以上動けぬのだ」
目の前の宰相が、召喚直後に錫杖で思いっきり殴りつけてきた人と同一人物とは思えない。
「デガさん、これが本来されるべき対応なのですよ」
「全くもって、自分のしたことが嘆かわしい」
ベルが思いっきり毒を吐いても、宰相は頭を下げるばかりだ。
「わかっていただけただけで十分です」
尚も何か言いたげなベルを落ち着かせて、宰相にそう告げた。
「俺の出番は殆どなかったな」
城を出て帰りの馬車に乗り込むと、ギルド長が僕を見て頭を掻いた。
「いえ、お願いがあります」
「何だ?」
「宰相達は何かに操られていたか、洗脳されていたか……とにかく、普通の状態じゃありませんでした。今後の城の話し合いで、また宰相の記憶がおかしくなるかもしれません」
「なるほど。では、ギルドの人員を何名か、城へ送り込んでおこう」
「ありがとうございます。それから……これ、どうしましょう」
僕はマジックバッグをぽん、と叩く。
魔王の角は、結局僕が持ち帰ってきていた。宰相が「今はこちらで受け取らない方がいい」と言ったのだ。
「差し支えなければデガが持っていてくれ。魔王の角に関する文献を調べておく。ミヒャエル嬢は教会の方で調べてもらえないか」
「承知しました」
過去にも魔王の角を折り取ったことはあったらしいが、その角がどうなったかという話は誰も詳しく知らなかった。古い文献になら何か情報が残っている可能性があるとのこと。
持ち歩くだけで体力が減るだとか体調不良になることはないので、僕のマジックバッグに入れっぱなしにしておくことにした。
城から自宅のある町へ戻り、冒険者ギルドでギルド長と別れた後、僕とベルは教会へ向かった。
聖石購入も三度目となると、教会のシスターは僕たちを見るなり満面の笑みで迎え入れてくれる。
「こんにちは、ベル様、デガ様。どういったご用件でしょうか」
「聖石ひとつください」
「はい、少々お待ちください」
シスターはぱたぱたと、失礼にならない程度の小走りで教会の奥へ引っ込んだ。
いつもなら一分としないうちに戻ってくるのに、今回はシスターがなかなか奥から出てこなかった。
十分ほど待ってようやくシスターが出てきたが、顔が曇っている。
「申し訳ありません。聖石は今、在庫を切らしております」
「どういうことですか」
今日のベルはよく怒る。
「ここのところ、危険度SS以上の魔物を討伐される方が少ないのと、蘇生を望む方が増えておりまして……」
「……まあ、わたくし達もこの二ヶ月あまりで三回目ですものね」
ベルは冷静に状況を判断して、怒りを引っ込めた。
「次の入荷予定はありませんか?」
「魔核があと二つあれば、聖石一つは作れます。それがいつになるかは、はっきりとは……」
「もし仮に、わたくしたちが魔核を持ち込んだ場合は」
「魔核二つの買取額が一千万マグですので、聖石を九千万マグで……」
結構ぼったくってるようだが、魔核を聖石に錬成するにはかなり手間暇がかかるらしいので、妥当なところだ。
「わかりました。今日のところは諦めましょう」
教会から出ると、日が沈みかけていて辺りは薄暗い。
「ベル、魔核のことだけど」
「はい。明日から危険度SS以上の魔物討伐をしましょう」
魔王を討伐できる僕なら、危険度SS以上の魔物の討伐は難しくないだろう。
ただ、冒険者ランクがSのままだから、冒険者ギルドから正式に仕事を請けることはできない。
「ギルド長に頼めばランクアップできそうですけどね」
「そこも含めて明日ギルド長に相談しよう」
話がまとまる頃には、家についていた。
「おかえり。無事だったか、よかった」
カイトが出迎えてくれた。チャバさんは酒場で仕事中だろう。
「魔王はどうした?」
「倒したよ」
「倒したか! 凄いな、デガ!」
カイトのハイタッチ要求に応じて、頭上で手のひらをパンと打ち合った。
「?」
ベルが僕たちの行動を不思議そうに見ていたので、ベルに向かって手を上げて、頷いてみせた。
「こ、こうですか?」
ぺん、と控えめのハイタッチ。
「そうそう。ハイタッチって言うんだよ。何か成功した時とか、嬉しい時にやるんだ」
「面白い習慣ですね」
楽しかったらしい。ベルはとても可愛らしく微笑んで、もう一度ハイタッチをせがんだ。
6
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ハズレ召喚として追放されたボクは、拡大縮小カメラアプリで異世界無双
さこゼロ
ファンタジー
突然、異世界に転生召喚された4人の少年少女たち。儀式を行った者たちに言われるがまま、手に持っていたスマホのアプリを起動させる。
ある者は聖騎士の剣と盾、
ある者は聖女のローブ、
それぞれのスマホからアイテムが出現する。
そんな中、ひとりの少年のスマホには、画面にカメラアプリが起動しただけ。
ハズレ者として追放されたこの少年は、これからどうなるのでしょうか…
if分岐の続編として、
「帰還した勇者を護るため、今度は私が転移します!」を公開しています(^^)
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる