74 / 127
第三章
14 過ぎ去ったもの
しおりを挟む
魔族はニタニタと嗤いながら殴りかかってきた。剣の腹で拳を受けて、弾く。
衝撃波が辺りに散らばった。僕の斜め後ろにいたダルブッカとシェケレ、そしてアイリが壁まで吹っ飛んだ。
三人に防護結界を張っていなかった僕のミスだ。
「アイリっ!」
「平気よ」
アイリはうまく受け身を取れたようだ。すぐに立ち上がると、壁や床に背中をぶつけたダルブッカとシェケレに駆け寄り、回復魔法を使った。
「よそ見とは余裕だなぁ」
アイリの気配を背後に感じつつ、目の前に迫っていた魔族に目を向ける。
ひゅっ、と魔族が息を呑んだ。
アイリは無事だったとはいえ、一歩間違えていたら大怪我をしていた。
回復魔法使いとして優秀なアイリだが、他の回復魔法使いと同じように自分自身に回復魔法を掛けることだけは苦手だ。
僕の拙い回復魔法では治らない怪我をさせてしまっていたかもしれない。
衝撃波を防ぎきれず、防護結界を怠った自分が許せない。
僕は思わず、目の前の魔族を睨みつけていた。
「う、うわああああ!」
突然、なにかに怯えたように殴りかかってきた魔族の拳を剣で防ぐ。今度は衝撃波が出ないよう、威力を完全に相殺した。
魔族がたたらを踏んだ瞬間に、左手で魔族の頭を掴んだ。
「あぐぁっ!?」
「ラウト!」
そのまま握りつぶすつもりだったが、アイリの声で我に返った。
確か、辺境伯に似ているのだっけ。
身体を乗っ取られただけなら「人間は斬らない」と強く心を込めて剣で斬れば、魔族だけを斬ることができる。
一旦手を離して、魔族が逃げようとして向けたその背中を、斜めに斬った。
剣は魔族の身体が空気でできているかのように通り抜けた。
辺境伯に似た人の身体から、黒い靄が吹き出る。
辺境伯の身体は糸が切れたように倒れ込み、黒い靄はそのまま天井を抜けて空へ逃げようとした。
逃がすつもりはない。
剣で天井を砕いて後を追い、炎の竜巻で靄を薙ぎ払った。
キィィン、という音は魔族の断末魔だろう。声はすぐに消え去り、核がぼとりと僕の足元に落ちた。
「ストラム、ああ……」
砦の内部に戻ると、ダルブッカが半ば腐りかけた人の遺体に縋りつき、目から滂沱の涙を流していた。
生きたまま取り憑かれていたか、死した後に身体を使われていたか。
どちらにせよ、辺境伯はもう……。
「すまない、ラウト。こいつは俺にとって数少ない、気の許せる友人だった」
ダルブッカは絞り出すように言うと、嗚咽を漏らした。
「砦を見回ってきます。アイリ、シェケレ」
僕はダルブッカを部屋に残し、シェケレに扉の見張りを頼んで、アイリとともに砦の入っていない部屋を確認した。
砦の屋上に出てから、一階まで降り、再び五階の部屋まで、全ての道のりで階段を使い、できるだけゆっくり歩いた。
魔物は物陰に隠れていたものや、外へ逃げ出したものを含めて、全て殲滅した。
見つけるなり剣で一閃したり、魔法をぶつけたりを繰り返していたら、アイリに袖を引かれた。
「ラウト、その……気持ちはわかるのだけど、ちょっと怖いわ」
「えっ」
僕は自分の手と、魔物が居たはずの場所を交互に見る。
剣を強く握りしめすぎていたせいで柄は血まみれになっていたし、魔法を放った所は砦の石垣もろとも穴の空いている場所もあった。
なにより、落ち着いて自分と向き合うと、力を抑えているはずの膜が二枚も減っていた。歩く度に砦からミシミシと音がしていたのは、そのせいか。
「ごめん。冷静じゃなかったよ」
膜を張り直し、剣を鞘に収めた。アイリが僕の手を取って、回復魔法を掛けてくれる。
「魔物まだいる?」
「いや、気配は感じない」
「それなら、ダルブッカも落ち着いたでしょうし、戻りましょ」
五階の部屋の扉の前では、シェケレが扉にもたれかかり、目を閉じて腕を組んでいた。
「何か変わったことは?」
声をかける前にシェケレは目を開け、扉から身体を離した。
「特に無い。なあ、一階で魔物を三匹倒した後、外出たか?」
「んー、多分三匹だったと思う。外にも魔物がいたから、倒しに出たよ」
「そうかそうか。俺にも気配ってやつが解ってきたかもしれねぇ」
シェケレは満足そうに頷いた。
部屋に入ると、横たわった辺境伯のすぐ側で、ダルブッカが立ち尽くしていた。
ダルブッカの目は赤く腫れていたが、もう涙は出ていない。
「格好悪いところを見せたな。俺はこいつを砦の入り口近くに埋めてやりたい。手伝ってくれないか」
僕が快諾すると、ダルブッカは辺境伯を担いだ。
外に出て、僕とダルブッカとシェケレの三人で砦の門の脇に穴を掘り、辺境伯を埋葬した。
アイリは砦の周辺で花を摘んできて、墓標代わりの剣の前に供えた。
ダルブッカが胸に左手を当てて目を閉じたので、僕たちも真似をして哀悼の意を表した。
再び魔法を使って高速移動し、その日の夜には城へ帰還した。
出迎えてくれた宰相や兵士さんたちをダルブッカは面倒くさそうに追い払った。
「今日は疲れている。明日にせよ」
家臣は王様の命令に逆らえない。
僕たちはひとり一部屋、豪華過ぎる客室を与えられて休んだ。
真夜中に目が覚めた。
隣の客室にいるはずのシェケレの気配が外にある。
上着だけ羽織って城の庭に出ると、シェケレが素振りをしていた。
「気配が分かるってのも考えものだな。人の気配が気になりすぎて眠れねぇんだ」
シェケレは僕の方を見ずに素振りを続けたまま、呟いた。
僕が気配を察知できるようになったばかりの時は、そんなことはなかった。
ここ最近、シェケレは急激と言える程の速度で冒険者として成長している。
気配察知の加減がわからないのは、そのせいだろうか。
「俺の両親、冒険者だったんだよ」
素振りの手を止めないまま、シェケレは話しだした。
「親父が剣士でおふくろが空間魔法使い。パーティに剣士がもう一人と、回復魔法使いがいた。俺が八歳の時、その剣士と回復魔法使いが、親父とおふくろの遺品を持って俺のところに来た」
*****
「これしか残らなかった」
「すまない」
「君が成人するまで私達が面倒を見る」
耳障りの良い言葉に釣られて、シェケレは両親の元仲間だという二人を家に招き入れた。
二人の化けの皮はすぐに剥がれた。
家にあった数少ない金目のものは、両親の遺品も含めていつの間にか売り払われ、シェケレは日々の食事にも事欠いた。
面倒を見ると言う割に、二人はシェケレを養おうとしない。面倒を見るどころかシェケレを奴隷のように扱い、時には力で従わされた。
家の中のものが粗方なくなると、二人は家まで売った。
シェケレはある朝突然、知らない大人に身一つで家を追い出された。
わけもわからないまま冒険者ギルドへ出かけ、二人のことを話したが、ギルドからの返答は到底信じられないものだった。
「その二人は仲間を故意に死なせた咎で冒険者資格を剥奪されています」
動揺するシェケレの様子を見咎めた冒険者ギルドの受付は、シェケレにあれこれと事情を聞いた。
「貴方のご両親は残念でした。冒険者の過ちはギルドが償います。ですが、条件として……」
シェケレは冒険者になる道しか残されていなかった。
*****
「十二歳で冒険者になった。パーティを組めって言われたけど、五年くらいは突っぱねたな。誰も信じられねぇ。だが、ひとりじゃ限界がある。だから仕方なく組んだが……俺は俺の命を最優先した。そしたら、裏切っただの、何だの……。終いにゃ報酬を持ち逃げしたことにもなってるが、その時のクエストで魔物を倒したのは俺だけで、他の奴は野営場所から一歩も動かずに酒盛りしてたんだ」
話の半分くらいは、シェケレが冒険者資格を剥奪された経緯としてギルドから聞いていた。
僕にはシェケレの話が嘘には思えなかった。
「そんでまあ、資格剥奪されたのが納得行かなくて、ギルドに忍び込んで……って、どうして俺はこんな話してるんだか」
シェケレはいつの間にか素振りを止めていた。僕に顔を向けて、ハハハ、と力なく笑う。
「なあ、どうせ俺は死刑か、良くて永久労働だろ。解ってるんだ。だけど、お前といると調子が狂う。こんな俺でも、まだ冒険者でやってけるんじゃねぇかって錯覚しちまう」
僕は言うべき言葉を探したが、結局何も言えなかった。
「お前も、自分の命を最優先しろよ、ラウト。余計な心配かもしれねぇがな」
シェケレは通りすがりに僕の肩をぽんと叩いて、城の中へ戻っていった。
衝撃波が辺りに散らばった。僕の斜め後ろにいたダルブッカとシェケレ、そしてアイリが壁まで吹っ飛んだ。
三人に防護結界を張っていなかった僕のミスだ。
「アイリっ!」
「平気よ」
アイリはうまく受け身を取れたようだ。すぐに立ち上がると、壁や床に背中をぶつけたダルブッカとシェケレに駆け寄り、回復魔法を使った。
「よそ見とは余裕だなぁ」
アイリの気配を背後に感じつつ、目の前に迫っていた魔族に目を向ける。
ひゅっ、と魔族が息を呑んだ。
アイリは無事だったとはいえ、一歩間違えていたら大怪我をしていた。
回復魔法使いとして優秀なアイリだが、他の回復魔法使いと同じように自分自身に回復魔法を掛けることだけは苦手だ。
僕の拙い回復魔法では治らない怪我をさせてしまっていたかもしれない。
衝撃波を防ぎきれず、防護結界を怠った自分が許せない。
僕は思わず、目の前の魔族を睨みつけていた。
「う、うわああああ!」
突然、なにかに怯えたように殴りかかってきた魔族の拳を剣で防ぐ。今度は衝撃波が出ないよう、威力を完全に相殺した。
魔族がたたらを踏んだ瞬間に、左手で魔族の頭を掴んだ。
「あぐぁっ!?」
「ラウト!」
そのまま握りつぶすつもりだったが、アイリの声で我に返った。
確か、辺境伯に似ているのだっけ。
身体を乗っ取られただけなら「人間は斬らない」と強く心を込めて剣で斬れば、魔族だけを斬ることができる。
一旦手を離して、魔族が逃げようとして向けたその背中を、斜めに斬った。
剣は魔族の身体が空気でできているかのように通り抜けた。
辺境伯に似た人の身体から、黒い靄が吹き出る。
辺境伯の身体は糸が切れたように倒れ込み、黒い靄はそのまま天井を抜けて空へ逃げようとした。
逃がすつもりはない。
剣で天井を砕いて後を追い、炎の竜巻で靄を薙ぎ払った。
キィィン、という音は魔族の断末魔だろう。声はすぐに消え去り、核がぼとりと僕の足元に落ちた。
「ストラム、ああ……」
砦の内部に戻ると、ダルブッカが半ば腐りかけた人の遺体に縋りつき、目から滂沱の涙を流していた。
生きたまま取り憑かれていたか、死した後に身体を使われていたか。
どちらにせよ、辺境伯はもう……。
「すまない、ラウト。こいつは俺にとって数少ない、気の許せる友人だった」
ダルブッカは絞り出すように言うと、嗚咽を漏らした。
「砦を見回ってきます。アイリ、シェケレ」
僕はダルブッカを部屋に残し、シェケレに扉の見張りを頼んで、アイリとともに砦の入っていない部屋を確認した。
砦の屋上に出てから、一階まで降り、再び五階の部屋まで、全ての道のりで階段を使い、できるだけゆっくり歩いた。
魔物は物陰に隠れていたものや、外へ逃げ出したものを含めて、全て殲滅した。
見つけるなり剣で一閃したり、魔法をぶつけたりを繰り返していたら、アイリに袖を引かれた。
「ラウト、その……気持ちはわかるのだけど、ちょっと怖いわ」
「えっ」
僕は自分の手と、魔物が居たはずの場所を交互に見る。
剣を強く握りしめすぎていたせいで柄は血まみれになっていたし、魔法を放った所は砦の石垣もろとも穴の空いている場所もあった。
なにより、落ち着いて自分と向き合うと、力を抑えているはずの膜が二枚も減っていた。歩く度に砦からミシミシと音がしていたのは、そのせいか。
「ごめん。冷静じゃなかったよ」
膜を張り直し、剣を鞘に収めた。アイリが僕の手を取って、回復魔法を掛けてくれる。
「魔物まだいる?」
「いや、気配は感じない」
「それなら、ダルブッカも落ち着いたでしょうし、戻りましょ」
五階の部屋の扉の前では、シェケレが扉にもたれかかり、目を閉じて腕を組んでいた。
「何か変わったことは?」
声をかける前にシェケレは目を開け、扉から身体を離した。
「特に無い。なあ、一階で魔物を三匹倒した後、外出たか?」
「んー、多分三匹だったと思う。外にも魔物がいたから、倒しに出たよ」
「そうかそうか。俺にも気配ってやつが解ってきたかもしれねぇ」
シェケレは満足そうに頷いた。
部屋に入ると、横たわった辺境伯のすぐ側で、ダルブッカが立ち尽くしていた。
ダルブッカの目は赤く腫れていたが、もう涙は出ていない。
「格好悪いところを見せたな。俺はこいつを砦の入り口近くに埋めてやりたい。手伝ってくれないか」
僕が快諾すると、ダルブッカは辺境伯を担いだ。
外に出て、僕とダルブッカとシェケレの三人で砦の門の脇に穴を掘り、辺境伯を埋葬した。
アイリは砦の周辺で花を摘んできて、墓標代わりの剣の前に供えた。
ダルブッカが胸に左手を当てて目を閉じたので、僕たちも真似をして哀悼の意を表した。
再び魔法を使って高速移動し、その日の夜には城へ帰還した。
出迎えてくれた宰相や兵士さんたちをダルブッカは面倒くさそうに追い払った。
「今日は疲れている。明日にせよ」
家臣は王様の命令に逆らえない。
僕たちはひとり一部屋、豪華過ぎる客室を与えられて休んだ。
真夜中に目が覚めた。
隣の客室にいるはずのシェケレの気配が外にある。
上着だけ羽織って城の庭に出ると、シェケレが素振りをしていた。
「気配が分かるってのも考えものだな。人の気配が気になりすぎて眠れねぇんだ」
シェケレは僕の方を見ずに素振りを続けたまま、呟いた。
僕が気配を察知できるようになったばかりの時は、そんなことはなかった。
ここ最近、シェケレは急激と言える程の速度で冒険者として成長している。
気配察知の加減がわからないのは、そのせいだろうか。
「俺の両親、冒険者だったんだよ」
素振りの手を止めないまま、シェケレは話しだした。
「親父が剣士でおふくろが空間魔法使い。パーティに剣士がもう一人と、回復魔法使いがいた。俺が八歳の時、その剣士と回復魔法使いが、親父とおふくろの遺品を持って俺のところに来た」
*****
「これしか残らなかった」
「すまない」
「君が成人するまで私達が面倒を見る」
耳障りの良い言葉に釣られて、シェケレは両親の元仲間だという二人を家に招き入れた。
二人の化けの皮はすぐに剥がれた。
家にあった数少ない金目のものは、両親の遺品も含めていつの間にか売り払われ、シェケレは日々の食事にも事欠いた。
面倒を見ると言う割に、二人はシェケレを養おうとしない。面倒を見るどころかシェケレを奴隷のように扱い、時には力で従わされた。
家の中のものが粗方なくなると、二人は家まで売った。
シェケレはある朝突然、知らない大人に身一つで家を追い出された。
わけもわからないまま冒険者ギルドへ出かけ、二人のことを話したが、ギルドからの返答は到底信じられないものだった。
「その二人は仲間を故意に死なせた咎で冒険者資格を剥奪されています」
動揺するシェケレの様子を見咎めた冒険者ギルドの受付は、シェケレにあれこれと事情を聞いた。
「貴方のご両親は残念でした。冒険者の過ちはギルドが償います。ですが、条件として……」
シェケレは冒険者になる道しか残されていなかった。
*****
「十二歳で冒険者になった。パーティを組めって言われたけど、五年くらいは突っぱねたな。誰も信じられねぇ。だが、ひとりじゃ限界がある。だから仕方なく組んだが……俺は俺の命を最優先した。そしたら、裏切っただの、何だの……。終いにゃ報酬を持ち逃げしたことにもなってるが、その時のクエストで魔物を倒したのは俺だけで、他の奴は野営場所から一歩も動かずに酒盛りしてたんだ」
話の半分くらいは、シェケレが冒険者資格を剥奪された経緯としてギルドから聞いていた。
僕にはシェケレの話が嘘には思えなかった。
「そんでまあ、資格剥奪されたのが納得行かなくて、ギルドに忍び込んで……って、どうして俺はこんな話してるんだか」
シェケレはいつの間にか素振りを止めていた。僕に顔を向けて、ハハハ、と力なく笑う。
「なあ、どうせ俺は死刑か、良くて永久労働だろ。解ってるんだ。だけど、お前といると調子が狂う。こんな俺でも、まだ冒険者でやってけるんじゃねぇかって錯覚しちまう」
僕は言うべき言葉を探したが、結局何も言えなかった。
「お前も、自分の命を最優先しろよ、ラウト。余計な心配かもしれねぇがな」
シェケレは通りすがりに僕の肩をぽんと叩いて、城の中へ戻っていった。
31
お気に入りに追加
1,974
あなたにおすすめの小説
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。
udonlevel2
ファンタジー
修学旅行中に異世界召喚された教師、中園アツシと中園の生徒の姫島カナエと他3名の生徒達。
他の三人には国が欲しがる力があったようだが、中園と姫島のスキルは文字化けして読めなかった。
その為、城を追い出されるように金貨一人50枚を渡され外の世界に放り出されてしまう。
教え子であるカナエを守りながら異世界を生き抜かねばならないが、まずは見た目をこの世界の物に替えて二人は慎重に話し合いをし、冒険者を雇うか、奴隷を買うか悩む。
まずはこの世界を知らねばならないとして、奴隷市場に行き、明日殺処分だった虎獣人のシュウと、妹のナノを購入。
シュウとナノを購入した二人は、国を出て別の国へと移動する事となる。
★他サイトにも連載中です(カクヨム・なろう・ピクシブ)
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ハズレ属性土魔法のせいで辺境に追放されたので、ガンガン領地開拓します!
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:ハズレ属性土魔法のギフトを貰ったことで、周囲から蔑すまれ、辺境の僻地へ追放された俺だけど、僻地の村でガンガン領地開拓!
アルファポリス第13回ファンタジー大賞にて優秀賞受賞!
アルファポリスにてコミカライズ連載中!
「次にくるライトノベル大賞2022」ノミネート!(2022/11現在、投票受付中。詳細は近況ボードへ)
15歳の託宣の儀でハズレ属性である土魔法のスキルをもらった俺、エクト。
父である辺境伯や兄弟達から蔑まれ、辺境の寒村、ボーダ村へ左遷されることになる。
Bランク女性冒険者パーティ『進撃の翼』の五人を護衛につけ、ボーダの村に向かった俺は、道中で商人を助け、奴隷メイドのリンネを貰うことに。
そうして到着したボーダ村は、危険な森林に隣接し、すっかり寂れていた。
ところが俺は誰も思いつかないような土魔法の使い方で、村とその周囲を開拓していく。
勿論、辺境には危険もいっぱいで、森林の魔獣討伐、ダンジョン発見、ドラゴンとの攻防と大忙し。
宮廷魔術師のオルトビーンや宰相の孫娘リリアーヌを仲間に加え、俺達は領地を発展させていく――
※連載版は一旦完結していますが、書籍版は3巻から、オリジナルの展開が増えています。そのため、レンタルと連載版で話が繋がっていない部分があります。
※4巻からは完全書き下ろしなので、連載版とはまた別にお楽しみください!
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる