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第五章 必死になるもの
22 ノーヴァ
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「悪いが、俺も抜ける」
「なっ、あんたそれでも……!」
「ああ、今まで世話になった。元気でな」
奴らを殺す前に、リインのパーティを抜けた。
私はリインに魔法を――具体的にはエリクシール中毒による影響の遅延と、私が『救う術を見つけてくる』と思い込む魔法だ――を施し、リインの傍から一旦離れた。
元仲間である奴らの企みを知ったのは、リインに最後まで付き添う素振りを見せていた仲間、ルルスとの会話を偶然聞いた時だ。
私は最初から、奴らのことを信頼していなかった。
わざわざ私とリインの故郷近くのクエストを請けた連中は、ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべながらギルドを後にした。
連中の後をつけ、街から離れた場所で、魔法で殺した。
奴らが行方不明になったのは、魔物の仕業とされて終わった。
死体と遺品は全て魔法で消滅させたから、証拠も何もない。
私が疑われることはないし、何より奴らには身内や心配してくれる仲間などいない。
心残りは、リインを裏切った罪を後悔させる間もなく死なせてしまったことだ。
私は自らの手を汚したことに少しも罪悪感を覚えなかった。
それどころか、リイン本人に害なす人間を排除できたことに悦びさえ感じていた。
それで気づいたのだ。
私が救うべき相手が誰であるかを。
彼を、リインをこのまま人の手によって死なせたら、世界は神の手によって滅ぼされるということを。
答えの一つにたどり着くと、成すべきことも見えてきた。
まず着手したのは、足りない人員の補充だ。
世界中を巡り、戦争の起きそうな国同士の片方を焚き付けて魔王を召喚させ、付随的に勇者をも召喚させた。
次に、自ら異世界へ渡り、素質のある者を本人に無断で連れ帰ってきた。
そして、異世界の記憶を持って生まれた彼女――ノーヴァの成長を待った。
ノーヴァの前世と、今生の境遇について、全て視えていた。
前世はともかく今生は、やろうと思えば助けられたのだが、あえて放置した。
その方が、ノーヴァの魔力が高まると予測がついたからだ。
魔力は多ければ多い方がいい。リインのためには勿論だが、ノーヴァのためにも。
十分に成長したところで、初めてノーヴァに接触した。
「貴女は、こことは別の世界の記憶がありませんか?」
私の質問に、ノーヴァは素直に頷いた。
魔法を使って強制や誘導はしていない。
ただ、ノーヴァ自身が、秘密を抱えて生きることに対し息苦しさを感じるよう仕向けたのは認めよう。
この世界はそこそこ広いが、私のように異世界があることを知るものは少ない。隠したところで誰にも害はないし、公言したところで特にどうというわけでもない。
ノーヴァの屋敷に新しく雇われ、ノーヴァの信頼を得た侍女たちは皆、私が選りすぐった心の清い者たちだ。
彼女らの人生を少しだけ軌道修正して、ノーヴァの傍に置くよう細工する作業は、なかなか骨が折れた。
ノーヴァも彼女たちも、そんなことは知らない。知らないままでいい。
「お客様、お待ちを」
ノーヴァとの話を終えて屋敷を辞そうとした私に声をかける者がいた。
長身の美丈夫で、目元を憎々しげにしかめていても、それすら色気になるような男だ。
「何か?」
「私はノーヴァ様にお仕えする家令です」
ノーヴァと話をする前に、会話をなるべく広めたくなかったので、同席する人間を最小限にしてくれと頼んだ。
その時に最後まで食い下がっていたのが、目の前の男だったか。
「ノーヴァ様に何を言ったのですか」
色事に疎い私でも解る。これは、自分の主人に道ならぬ恋をしてしまった者だ。
「少々頼み事をしただけです。この話はなるべく他の人に聞かせたくないので……失礼しますよ」
私は家令の前で右手をぱちんと弾き、彼から私の記憶を消して、そのまま立ち去った。
もしノーヴァが信頼していない者に同じ問いかけをされたら、私はあらゆる手段をもってその人物を屋敷から排除せねばならなかった。
しかしあの男は、ノーヴァに心から忠誠を誓い、あまつさえ恋慕すら抱いている。
利用価値がある。
記憶を消すにとどめたのは、そんな思惑からだった。
ノーヴァに再び会いに行ったのは、それから五ヶ月後、期限まであとわずかひと月にも満たない頃だった。
ことはほぼ全て順調に進んでいたが、私がやろうとしているのは、人間四名の運命、人生を捻じ曲げる行為だ。慎重を期していたら時間を食ってしまった。
私は屋敷から転移魔法でノーヴァを連れ出し、別の大陸と偽って異世界へ向かい、そこに建てた小屋に入ってもらうと、再び屋敷へ戻った。
屋敷では、侍女たちやあの長身の家令が落ち着きなくうろうろとしていた。
「どうも」
私が声をかけると、皆の肩がびくりと震え、私を見た。
「貴方は……っ! ノーヴァ様はどうしたのですかっ!」
家令が私に掴みかかってくる。私はあえてそれを受けた。
家令の、私を掴んでいない方の手に力がこもる。私を殴り飛ばしたい衝動と闘っている様子だ。
「ご安心を。ちゃんと安全な場所に送り届けてきました」
「だからそれはどこだとっ」
「答えられません」
「何っ!?」
ノーヴァの前では取り澄ましていた男だったが、今は興奮状態だ。
「ノーヴァ嬢の前でそういう姿を見せたことはありますか?」
私の質問に、家令はぐう、と口をつぐみ、それから小さく答えた。
「無い、と思う」
「そこは自信を持ってほしいのですがね」
私の言葉に、家令は眉をひそめた。
「ノーヴァ嬢は、必ず無事にこの屋敷までお返しします。長くとも三日もかからないでしょう。ご安心を」
私が重ねてノーヴァの無事を約束すると、家令はようやく私から手を離した。
人心を少々操る魔法はあるが、魔法などに頼らず相手を御せれば、それが一番効率がいい。
「もし、ノーヴァ様に何かあったら」
家令が声を絞り出す。私の言葉に嘘偽りはないと信じたいが、まだ納得はいかない様子だ。
「お前を許さない」
底冷えするような声だった。
見かけとは裏腹に……いや、こちらが素なのかもしれない。
「構いません。私の用が終わるまではお待ちいただきますが、ことが済んでノーヴァ嬢を返したあと、やはり私が気に入らないというのであれば、その時は私を好きになさってください。逃げも隠れもしません」
これは本心だ。
私の命は、リインのためだけにある。
リインさえ助かれば、あとはどうでもいい。
と、リインのことはともかくとして、私が本気であることは伝わったようだ。
家令は肩を落として長嘆息し、顔を上げた。
「その言葉、お忘れなきよう。……ところで、ノーヴァ様を連れ出してまたこちらへ戻ってきたのは、何か用があったのでは?」
「ええ。でも、もう済みました」
「済んだ? 大陸間を転移魔法で移動するには、常人の何十倍もの魔力を必要とすると聞いています。そうしてまで貴方はこの屋敷へ戻ってきて……」
「貴方とお話がしたかったのですよ」
「は? どういう意味だ」
一旦は落ち着いていた家令が、再び混乱し始めた。
私も少し、喋りすぎたか。
会話を忘れさせることはできるが、今回はこのままにしておこう。
「では今度こそ、帰ります。お邪魔しました」
なおも何か言いたそうな家令を放っておいて、私は転移魔法を発動させた。
小屋へ戻ると、私が魔法と魔力で作り上げた特別製の椅子に、三人が大人しく座っていた。
焚いておいた眠りの香がようやく効き始めたのだろう。
「……いるのか、賢者」
寝ていないのがひとりいた。
ヨシヒデだ。
ノーヴァは尋常でない魔力を持つが、ヨシヒデは魔力ではない、未知の力を持っている。
しかし私たちが本来いた世界では、ヨシヒデの力も魔力と勘違いされていた。
だからヨシヒデは一部の魔法のようなことはできるが、治癒魔法は使えないと思い込んでいるのだ。
元々力の源が違うのだから、魔法自体使えなくて当然だ。
「俺はお前を許さないからな」
「さっきも同じ台詞を聞いてきたところだよ」
私はヨシヒデの前に立った。ヨシヒデなら、気配で私の居場所を察知することができる。
「許してくれなんて言わない。すべてが終わったら、私のことは好きにしていい。ただ今は……眠ったほうが身のためだ」
私はヨシヒデに強めの睡眠魔法を掛けた。
未知の力が阻害して、なかなか魔法が通らない。
数分、魔法を掛け続けて、ヨシヒデはようやく寝息を立て始めた。
「なっ、あんたそれでも……!」
「ああ、今まで世話になった。元気でな」
奴らを殺す前に、リインのパーティを抜けた。
私はリインに魔法を――具体的にはエリクシール中毒による影響の遅延と、私が『救う術を見つけてくる』と思い込む魔法だ――を施し、リインの傍から一旦離れた。
元仲間である奴らの企みを知ったのは、リインに最後まで付き添う素振りを見せていた仲間、ルルスとの会話を偶然聞いた時だ。
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連中の後をつけ、街から離れた場所で、魔法で殺した。
奴らが行方不明になったのは、魔物の仕業とされて終わった。
死体と遺品は全て魔法で消滅させたから、証拠も何もない。
私が疑われることはないし、何より奴らには身内や心配してくれる仲間などいない。
心残りは、リインを裏切った罪を後悔させる間もなく死なせてしまったことだ。
私は自らの手を汚したことに少しも罪悪感を覚えなかった。
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答えの一つにたどり着くと、成すべきことも見えてきた。
まず着手したのは、足りない人員の補充だ。
世界中を巡り、戦争の起きそうな国同士の片方を焚き付けて魔王を召喚させ、付随的に勇者をも召喚させた。
次に、自ら異世界へ渡り、素質のある者を本人に無断で連れ帰ってきた。
そして、異世界の記憶を持って生まれた彼女――ノーヴァの成長を待った。
ノーヴァの前世と、今生の境遇について、全て視えていた。
前世はともかく今生は、やろうと思えば助けられたのだが、あえて放置した。
その方が、ノーヴァの魔力が高まると予測がついたからだ。
魔力は多ければ多い方がいい。リインのためには勿論だが、ノーヴァのためにも。
十分に成長したところで、初めてノーヴァに接触した。
「貴女は、こことは別の世界の記憶がありませんか?」
私の質問に、ノーヴァは素直に頷いた。
魔法を使って強制や誘導はしていない。
ただ、ノーヴァ自身が、秘密を抱えて生きることに対し息苦しさを感じるよう仕向けたのは認めよう。
この世界はそこそこ広いが、私のように異世界があることを知るものは少ない。隠したところで誰にも害はないし、公言したところで特にどうというわけでもない。
ノーヴァの屋敷に新しく雇われ、ノーヴァの信頼を得た侍女たちは皆、私が選りすぐった心の清い者たちだ。
彼女らの人生を少しだけ軌道修正して、ノーヴァの傍に置くよう細工する作業は、なかなか骨が折れた。
ノーヴァも彼女たちも、そんなことは知らない。知らないままでいい。
「お客様、お待ちを」
ノーヴァとの話を終えて屋敷を辞そうとした私に声をかける者がいた。
長身の美丈夫で、目元を憎々しげにしかめていても、それすら色気になるような男だ。
「何か?」
「私はノーヴァ様にお仕えする家令です」
ノーヴァと話をする前に、会話をなるべく広めたくなかったので、同席する人間を最小限にしてくれと頼んだ。
その時に最後まで食い下がっていたのが、目の前の男だったか。
「ノーヴァ様に何を言ったのですか」
色事に疎い私でも解る。これは、自分の主人に道ならぬ恋をしてしまった者だ。
「少々頼み事をしただけです。この話はなるべく他の人に聞かせたくないので……失礼しますよ」
私は家令の前で右手をぱちんと弾き、彼から私の記憶を消して、そのまま立ち去った。
もしノーヴァが信頼していない者に同じ問いかけをされたら、私はあらゆる手段をもってその人物を屋敷から排除せねばならなかった。
しかしあの男は、ノーヴァに心から忠誠を誓い、あまつさえ恋慕すら抱いている。
利用価値がある。
記憶を消すにとどめたのは、そんな思惑からだった。
ノーヴァに再び会いに行ったのは、それから五ヶ月後、期限まであとわずかひと月にも満たない頃だった。
ことはほぼ全て順調に進んでいたが、私がやろうとしているのは、人間四名の運命、人生を捻じ曲げる行為だ。慎重を期していたら時間を食ってしまった。
私は屋敷から転移魔法でノーヴァを連れ出し、別の大陸と偽って異世界へ向かい、そこに建てた小屋に入ってもらうと、再び屋敷へ戻った。
屋敷では、侍女たちやあの長身の家令が落ち着きなくうろうろとしていた。
「どうも」
私が声をかけると、皆の肩がびくりと震え、私を見た。
「貴方は……っ! ノーヴァ様はどうしたのですかっ!」
家令が私に掴みかかってくる。私はあえてそれを受けた。
家令の、私を掴んでいない方の手に力がこもる。私を殴り飛ばしたい衝動と闘っている様子だ。
「ご安心を。ちゃんと安全な場所に送り届けてきました」
「だからそれはどこだとっ」
「答えられません」
「何っ!?」
ノーヴァの前では取り澄ましていた男だったが、今は興奮状態だ。
「ノーヴァ嬢の前でそういう姿を見せたことはありますか?」
私の質問に、家令はぐう、と口をつぐみ、それから小さく答えた。
「無い、と思う」
「そこは自信を持ってほしいのですがね」
私の言葉に、家令は眉をひそめた。
「ノーヴァ嬢は、必ず無事にこの屋敷までお返しします。長くとも三日もかからないでしょう。ご安心を」
私が重ねてノーヴァの無事を約束すると、家令はようやく私から手を離した。
人心を少々操る魔法はあるが、魔法などに頼らず相手を御せれば、それが一番効率がいい。
「もし、ノーヴァ様に何かあったら」
家令が声を絞り出す。私の言葉に嘘偽りはないと信じたいが、まだ納得はいかない様子だ。
「お前を許さない」
底冷えするような声だった。
見かけとは裏腹に……いや、こちらが素なのかもしれない。
「構いません。私の用が終わるまではお待ちいただきますが、ことが済んでノーヴァ嬢を返したあと、やはり私が気に入らないというのであれば、その時は私を好きになさってください。逃げも隠れもしません」
これは本心だ。
私の命は、リインのためだけにある。
リインさえ助かれば、あとはどうでもいい。
と、リインのことはともかくとして、私が本気であることは伝わったようだ。
家令は肩を落として長嘆息し、顔を上げた。
「その言葉、お忘れなきよう。……ところで、ノーヴァ様を連れ出してまたこちらへ戻ってきたのは、何か用があったのでは?」
「ええ。でも、もう済みました」
「済んだ? 大陸間を転移魔法で移動するには、常人の何十倍もの魔力を必要とすると聞いています。そうしてまで貴方はこの屋敷へ戻ってきて……」
「貴方とお話がしたかったのですよ」
「は? どういう意味だ」
一旦は落ち着いていた家令が、再び混乱し始めた。
私も少し、喋りすぎたか。
会話を忘れさせることはできるが、今回はこのままにしておこう。
「では今度こそ、帰ります。お邪魔しました」
なおも何か言いたそうな家令を放っておいて、私は転移魔法を発動させた。
小屋へ戻ると、私が魔法と魔力で作り上げた特別製の椅子に、三人が大人しく座っていた。
焚いておいた眠りの香がようやく効き始めたのだろう。
「……いるのか、賢者」
寝ていないのがひとりいた。
ヨシヒデだ。
ノーヴァは尋常でない魔力を持つが、ヨシヒデは魔力ではない、未知の力を持っている。
しかし私たちが本来いた世界では、ヨシヒデの力も魔力と勘違いされていた。
だからヨシヒデは一部の魔法のようなことはできるが、治癒魔法は使えないと思い込んでいるのだ。
元々力の源が違うのだから、魔法自体使えなくて当然だ。
「俺はお前を許さないからな」
「さっきも同じ台詞を聞いてきたところだよ」
私はヨシヒデの前に立った。ヨシヒデなら、気配で私の居場所を察知することができる。
「許してくれなんて言わない。すべてが終わったら、私のことは好きにしていい。ただ今は……眠ったほうが身のためだ」
私はヨシヒデに強めの睡眠魔法を掛けた。
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