上 下
8 / 32
第二章 後悔するもの

8 得難き友人たち

しおりを挟む
「で、でも、こ、ここは私の……」
「貴女の素性はもうバレているの。貴女と私は腹違いの姉妹ではないし、貴女の母親と私の父親は何の関係もなかった。つまり、今ここにいる貴女は、詐欺師の娘で、この部屋にいる権利も何も無いのよ」
「う、うそ……」
 真っ青な顔になる、詐欺師の娘。
 この様子だと、真実を知らなかったみたいね。
「本当よ。もう裁判を起こす準備もしてる。……というか、私がこうやって真実を知って、全使用人に通達したはずなのに、どうして貴女はまだここにいるのかしら?」
 先程から屋敷中が妙に静かなのよね。
 少し前には、ちょっとした騒ぎが起きて、悲鳴やらなにやらでうるさかったのだけど。

 屋敷から出たら稲妻が落ちる魔法を掛けておいたら、被害者が出たみたい。
 それを見た使用人たちは逃げ出すのを諦めて、皆、使用人用の部屋で息を潜めてる。
 違うでしょ。
 使用人は使用人の仕事をして頂戴な。
 私は厨房を除く屋敷中の床に、弱電流を流した。
「ひゃああああああああああ!」
 目の前の詐欺師の娘が悲鳴を上げる。似たような悲鳴が屋敷中から上がった。
 今度は喉に魔法を掛けて、屋敷中に声が聞こえるようにした。
「ちゃんと仕事しなさい。ひとりでもサボったり、手を抜いたりしたら、また今のを、もう少し強めにやるわ。連帯責任よ」
 屋敷のあちこちから扉を開ける音、ぱたぱたと廊下を走る音が聞こえはじめた。
 私はため息も魔法に乗せた。
「主人が言わなきゃ普段の仕事もできない使用人なんて、本当は全員黒焦げにしてやりたいのだけどね」
 足音はもはや全速力で走ってるんじゃないかってくらい、激しくなった。
 今はこのくらいで丁度いいかしら。

 さて、次は目の前の娘について。
「少なくともここは私の部屋なのだから、出ていって。そうね、とりあえず侍女の誰かを捕まえて、仕事を手伝えばいいわ。勿論、貴女も連帯責任のひとりよ」
「そんな……わ、私に使用人の仕事をやれというの!?」
 私は思わず、稲妻の鞭を床に思い切り叩きつけた。
「ひあ゜っ!」
「よく貴女の口からそんな言葉が出てくるわね」
「ひ、ひぃぃ……だ、だって、私が、伯爵令嬢だって……」
「さっきの話、ちゃんと聞いてたかしら。それとも理解する知能もないの? 貴女に、伯爵家の血は、一滴も、流れてないの」
 細かい話をすれば、詐欺師の女にはどこかの貴族の血が流れているかもしれない。
 貴族に詳しくなければ、伯爵が急死した話に付け込もうなんて考えない。貴族の事情は貴族が一番詳しいの。
 でも、詐欺師をやるくらいだから、その貴族の血はだいぶ薄まっているか、どこかの代で潰えている。それに、我がナティビタスの血が一滴も流れていないのは疑いようもない真実。
「……ううっ、ぐすっ」
 娘は顔を両手で覆って泣き出した。
「何泣いてるの? さっさと出ていって」
 同情を引こう等と考えているなら、甘いというか浅いというか。
 人の話を聞かない人間って本当に厄介ね。一番嫌いだわ。
「出ていってと言ってるの!」
 鞭をバシンとやると、娘はまた奇妙な悲鳴を上げて飛び上がるように立ち、ようやく扉に向かって歩き始めた。
 ものすごく名残惜しそうに、よろよろと。
 三度目の鞭バシン。
 今度こそ、娘は走って部屋から出ていった。

「……全く。って、誰もこの部屋の掃除に来ないの?」
 使用人たちは屋敷のあちこちを歩き回っている。おそらく掃除する箇所や洗濯物を探しているのだろう。
 誰一人、この部屋に近づこうともしない。
 私はまた魔法で拡声した。
「私の部屋の掃除は? それと、喉が渇いたからお茶と、お茶菓子の用意をよろしくね」
 何か言い争う気配があって、二十分もたっぷり待たされてから、ようやく侍女のひとりが部屋にやってきた。
 赤毛を両サイドで三つ編みにした、私より少し年下くらいの侍女だ。
 見たことのない顔だから、新しい人を勝手に雇っていたのね。
「し、失礼します。お、お掃除をしに参りました。お茶は、別の者がテラスにご用意しております」
「わかったわ」
 ちゃんと仕事をする人は好き。
「さっきはごめんなさいね。貴女みたいな新入りがいるの、知らなかったのよ。貴女はいつからこの屋敷に?」
 おさげの侍女は桶の上で雑巾を絞りながら、答えた。
「七日前です。仕事はしなくていいと言われて雇われたので、正直なところ、現状をよく把握しておりません。なにかご無礼を……」
「七日じゃ仕方ないわ。そうね、掃除は後回しにして、貴女もテラスへ来てくれる?」
「はい、仰せのままに」

 日当たりの良いテラスには、趣味の悪い装飾品が並べてある。
 詐欺女の趣味だ。
 売れるものは売り払うよう、あとで家令に言っておこう。

 お茶の準備をしてくれた侍女も、私の知らない顔だった。こちらはエメラルドグリーンのきれいな髪を、ひとつにまとめてある。
 他の使用人たちは、新人二人に私の世話を押し付けたってところかしら。
「貴女はいつからこの屋敷に?」
「七日前です」
「あら、じゃあこっちの……ええと、なんて呼んだらいい? 貴女も名前を教えて」
 赤毛はマノア、もう一人はフェーヌと名乗った。
「マノアとフェーヌは一緒に雇われたのね。フェーヌも『働かなくて良い』って言われて?」
「は、はい。伯爵家として箔をつけるために、人員を増やしたいと言われて……。でも、本当になにもしないのも辛かったので、勝手にこっそり掃除を……。だ、駄目でしたでしょうか」
「ううん、貴女達は悪くない。ますます、無差別に電流流したのが申し訳なかったわね。ごめんなさい」
 私が頭を下げると、二人は立ち上がり、両手を前に突き出してぶんぶんと振った。
「お顔を上げてくださいませ!」
「お嬢様が謝ることなどありませんっ!」
「ふふっ」
 お嬢様と言われて思わず吹き出してしまったから、二人は不思議そうな顔になった。
「この家の事情を殆ど知らないのよね。掻い摘んで説明するわ」

 伯爵とは亡くなった父が持っていた爵位であること。
 詐欺師女とその娘について。
 私がこれまで受けた仕打ち。
 他の使用人たちの態度の理由。

 話し終えると、マノアは目を潤ませ、フェーヌは真っ青になっていた。
「お嬢様……いえ、伯爵様が、そんな、お辛い目に……」
「なんて酷い……あの電流や先輩方の態度の理由がわかりました」
 マノアは私の境遇に同情し、フェーヌは怒り心頭といったところかしら。
 良い子達ね。
「これからは違うわ。私に酷いことをしてきた人たちにはきっちり償ってもらう。だけど、貴女達は何も悪くない。辞めるなら他の貴族に紹介状を……」
「いえっ! ここまで事情を知っておいて、おじょ、はくしゃ、ええっと、何とお呼びすれば」
「ノーヴァでいいわ」
「ノーヴァ様を置いて屋敷を出るなんて嫌です!」
「私もマノアと同じ考えです」
「本当に? 正規の給金しか払えないし、他の使用人たちが使い物にならないから、負担をかけるわ」
「ノーヴァ様が耐えてきた日々を思えば些細な事です!」
 フェーヌも「同意」とばかりに頷いた。
 マノアはよく喋るけれど、フェーヌは物静かな方ね。
「ありがとう。では、貴女達は私専属の侍女に任命するわ」
「光栄です!」「畏まりました」


 話している間に、日が暮れてきた。
「あら、もうこんな時間。夕食の支度はできているのかしら」
「私が聞いてまいります」
 マノアが立ち上がった。
「では、お願いね」

 マノアが廊下へ出ると、複数人の足音と声が聞こえた。
「どうだったのっ!?」
「どいてください、用事がありますので」
「お嬢様のご機嫌は取れたのかってきいてるの!」
「ご自身でノーヴァ様にお伺いを立ててください」
 マノアはなかなか前へ進めない。

 私が出ていくと、マノアに群がっていた使用人たちは一斉に走って逃げた。
 その前方に、電流を流す。
「貴女達。いままで不正に受け取ったお金を働きで返すのと、現金で返すの、どちらがいいの?」
 両足がしびれて動けない使用人たちは、一斉に首を横に振った。
「げ、現金は無理ですぅ!」
「無給労働も、どうかご勘弁を……」
「わかったわ。貴女達は囚人になりたいわけね」
 魔法で出した縄で不届きな使用人たちを縛り上げて、適当な部屋に放り込んでおいた。

「ノーヴァ様、ありがとうございます」
「羽虫を払っただけよ。……ねぇ、辞めるなら今のうちよ?」
「いいえ。改めて、食事の支度を聞いてまいります」
 マノアはいい笑顔で去っていった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ

トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!? 自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。 果たして雅は独りで生きていけるのか!? 実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。 ※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~

明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!! 『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。  無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。  破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。 「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」 【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し

gari
ファンタジー
 突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。  知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。  正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。  過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。  一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。  父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!  地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……  ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!  どうする? どうなる? 召喚勇者。  ※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。  

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

処理中です...