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〜IF〜なっていたかもしれない世界
誠一郎×蛍 ※
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「夢みたいだな、蛍と一夜を過ごせるなんて。」
「親衛隊と関係を持っていた男の台詞じゃないだろ。それともリップサービスか?」
蜂須賀に弟だと思っている、それ以上の好意を持てないと告げて京本を選んだ。
自信に満ちた理想的な存在。
そんな京本が、俺の前では弱みを見せる。
支えてやりたいと思った。
2人だけで海に行き、そばの小屋に1泊することになった。
それぞれ風呂に入り、ベッドに座る。
恋人と2人っきり、それなりに期待しているが問題はどちらが受け入れる方なのかだ。
前から京本に嫁に来いと言われていたが、性行為でも俺が嫁側なのか?
なんて考えていると、京本が距離を詰めて座り直し、肩が触れる。
流れるようにベッドに押し倒され、俺に跨っている京本は捕食者の目をしている。
「蛍、抱くぞ。」
ああ…食われる。
だが、こいつの血肉になるのもいいな。
「抱いてくれ……誠一郎。」
腕を伸ばし、京本の首元に縋り付く。
圧倒的オスには抗えない。
「ちっ…煽ってんじゃねーよ!」
「んむっ…んん…ふぁ……」
貪られるようなキス。
舌を絡ませ、呼吸が追いつかない。
飲みきれない唾液が首筋へと流れる。
食われると錯覚するほどの目なのに、手つきは優しい。
大事にされていると実感できる。
キスに夢中な俺の様子を伺いながら、京本は背中に回していた手をすーっと尻へと下ろす。
尻を揉みしだかれ、履いていた寝巻きの中へと手が伸び、下着の中…肌に手が触れる。
風呂の後だから綺麗だとは思うが、流石にナカまでは自信がない。というかやっぱりソコを使うのか……
「んっ…」
「大丈夫だ、ゆっくり慣らすから…力抜け。」
無意識に身体が強張っていたらしい。
キスをやめ、京本の首に抱きつき後ろに集中する。
ぶちゅっと音がしたかと思えば、後孔にぬるっとした感触が這う。
「ひっ…」
「悪りぃ冷たかったか?」
「嫌、冷たくはないが…ぬるぬるしてる…」
「今1本入ってるけど、どうだ?」
ぐちぐちとナカを弄られる感覚が分かる。
1本入ってるって…痛くはないが気持ち悪い。
無言の様子で察したのか、ゆっくりするからと優しい声音で背中を撫でてくれた。
緊張が解けたのか、されるがままで暫く経つ。
違和感だけだったのが、たまにぞわっとする部分を指が掠める。
「3本目も余裕だな、あと1本くらい入れた方が蛍の負担もない。もう少しだからな~。」
「んっうあっ…くっそ、余裕そうな顔しやがって…腹につきそうなくらい勃ってるくせに…ひぁっ!」
「煽るなって、慣らしてるときに蛍がイったら後が大変だと思って前立腺避けてやったのに……」
前立腺…聞いたことはあるが、まさか本当に触れられただけであれほどの快感とは…
慣らされた後のことを想像して少し涙目になってしまう。あの快感を、京本のアレで抉られる。指とは比べものにならない太さで……
ヤリ殺されてしまう。
「京本、一旦!一旦イった方がいいと思うぞ。手でやろうか?」
弾数を減らせばどうにかなるだろうとこの時の俺は思っていた。
「ならありがたくやってもらおうか?」
この男が親衛隊を相手にしている理由が性欲が強すぎるから、手頃な相手を選んでいると知らなかったんだ。
_____
「もうっ!イったぁ!イったからぁ…出ないって馬鹿!んんっ!」
「もうナカだけでイけるだろ?蛍の子種…もう要らないよな。取るか?」
「へぇ?何?誠何言った?」
「んー蛍が可愛いって言った。俺の誕生日が来たら結婚しような。待たせてしまうが、婚約期間というのも楽しまないと。」
愛おしそうに俺を見る京本から目を逸せない。
結婚…何だっけ…そうだ、俺は誠の奥さんになるんだ。
「分かった…結婚する。するからぁ…」
「ん、イきたい?」
「イきたい……誠イかせて?」
「本当に可愛いな、俺の婚約者様は……後でお前の親にも連絡しておくから。これでずっと一緒だ。」
そう言ってキスをされる。
充足感に浸る俺の心が、正常な思考を隅へと追いやる。
「愛してる蛍。」
「ん…俺も。」
「親衛隊と関係を持っていた男の台詞じゃないだろ。それともリップサービスか?」
蜂須賀に弟だと思っている、それ以上の好意を持てないと告げて京本を選んだ。
自信に満ちた理想的な存在。
そんな京本が、俺の前では弱みを見せる。
支えてやりたいと思った。
2人だけで海に行き、そばの小屋に1泊することになった。
それぞれ風呂に入り、ベッドに座る。
恋人と2人っきり、それなりに期待しているが問題はどちらが受け入れる方なのかだ。
前から京本に嫁に来いと言われていたが、性行為でも俺が嫁側なのか?
なんて考えていると、京本が距離を詰めて座り直し、肩が触れる。
流れるようにベッドに押し倒され、俺に跨っている京本は捕食者の目をしている。
「蛍、抱くぞ。」
ああ…食われる。
だが、こいつの血肉になるのもいいな。
「抱いてくれ……誠一郎。」
腕を伸ばし、京本の首元に縋り付く。
圧倒的オスには抗えない。
「ちっ…煽ってんじゃねーよ!」
「んむっ…んん…ふぁ……」
貪られるようなキス。
舌を絡ませ、呼吸が追いつかない。
飲みきれない唾液が首筋へと流れる。
食われると錯覚するほどの目なのに、手つきは優しい。
大事にされていると実感できる。
キスに夢中な俺の様子を伺いながら、京本は背中に回していた手をすーっと尻へと下ろす。
尻を揉みしだかれ、履いていた寝巻きの中へと手が伸び、下着の中…肌に手が触れる。
風呂の後だから綺麗だとは思うが、流石にナカまでは自信がない。というかやっぱりソコを使うのか……
「んっ…」
「大丈夫だ、ゆっくり慣らすから…力抜け。」
無意識に身体が強張っていたらしい。
キスをやめ、京本の首に抱きつき後ろに集中する。
ぶちゅっと音がしたかと思えば、後孔にぬるっとした感触が這う。
「ひっ…」
「悪りぃ冷たかったか?」
「嫌、冷たくはないが…ぬるぬるしてる…」
「今1本入ってるけど、どうだ?」
ぐちぐちとナカを弄られる感覚が分かる。
1本入ってるって…痛くはないが気持ち悪い。
無言の様子で察したのか、ゆっくりするからと優しい声音で背中を撫でてくれた。
緊張が解けたのか、されるがままで暫く経つ。
違和感だけだったのが、たまにぞわっとする部分を指が掠める。
「3本目も余裕だな、あと1本くらい入れた方が蛍の負担もない。もう少しだからな~。」
「んっうあっ…くっそ、余裕そうな顔しやがって…腹につきそうなくらい勃ってるくせに…ひぁっ!」
「煽るなって、慣らしてるときに蛍がイったら後が大変だと思って前立腺避けてやったのに……」
前立腺…聞いたことはあるが、まさか本当に触れられただけであれほどの快感とは…
慣らされた後のことを想像して少し涙目になってしまう。あの快感を、京本のアレで抉られる。指とは比べものにならない太さで……
ヤリ殺されてしまう。
「京本、一旦!一旦イった方がいいと思うぞ。手でやろうか?」
弾数を減らせばどうにかなるだろうとこの時の俺は思っていた。
「ならありがたくやってもらおうか?」
この男が親衛隊を相手にしている理由が性欲が強すぎるから、手頃な相手を選んでいると知らなかったんだ。
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「もうっ!イったぁ!イったからぁ…出ないって馬鹿!んんっ!」
「もうナカだけでイけるだろ?蛍の子種…もう要らないよな。取るか?」
「へぇ?何?誠何言った?」
「んー蛍が可愛いって言った。俺の誕生日が来たら結婚しような。待たせてしまうが、婚約期間というのも楽しまないと。」
愛おしそうに俺を見る京本から目を逸せない。
結婚…何だっけ…そうだ、俺は誠の奥さんになるんだ。
「分かった…結婚する。するからぁ…」
「ん、イきたい?」
「イきたい……誠イかせて?」
「本当に可愛いな、俺の婚約者様は……後でお前の親にも連絡しておくから。これでずっと一緒だ。」
そう言ってキスをされる。
充足感に浸る俺の心が、正常な思考を隅へと追いやる。
「愛してる蛍。」
「ん…俺も。」
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