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性癖館の主
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「お姉ちゃん!起きて!」
「うっ…。」
美桜は目を覚ました。すると、そこには嬉しそうに自分の顔を見る沙羅がいた。
「…沙羅。」
「お姉ちゃん!よかった~!」
沙羅はほっと胸をなでおろした。美桜はそれを見て、少し微笑んでから起き上がった。
美桜は周りを見渡した。そこは普通の部屋で奥にステージがあった。
そしてそこには、サングラスとマスクをかけ、ロングコートを着たおじさんがいた。
「はっはっは!目を覚ましたかい?お嬢さん。」
そのおじさんは指をパチンと鳴らした。すると、そのおじさんは光に包まれた。
そして、しばらくした後、その光からは、杖を持って、スーツを着て、シルクハットを被った紳士が出てきた。
「…。あなた、誰?」
「はっはっは!私の名前は『ジェントル』だ。コンビニのトイレで君と会ったのに、もう忘れてしまったのかい?」
「…。あー…最初の露出狂か…。いっぱいいたから忘れてた。」
その紳士はステージを歩きながら、美桜に尋ねた。
「君はこの館でいろいろな性癖を体験してきたはずだ。
それなのに何にもなびかなかったし、何にもハマることがなかった。
君には”素質”があるにも関わらずだ。…。どうして、そこまで性癖を否定するんだい?
もしかしたら、君は私の後を継いで、この館の主になることだってできるかもしれないのに。」
それを聞いた美桜は呆れながら、それに答えた。
「なんかよくわからないけど、性癖なんて他人に無理矢理強要するもんじゃないでしょ?各々で楽しむもんだから。…そんなこといいから、早く私と沙羅をここから出してくれない?」
美桜の言葉を聞いたジェントルは、帽子を深くかぶりなおた。
「なるほど。達観しているね、君は。しかし、私は君を諦めない!また、いつか、君をこの館に誘い出して…そして、目覚めさせてあげるよ、君の心の奥底に眠っている欲望をね。」
そういうとジェントルは持っている杖で床をトントンと叩いた。
「では、さようなら。元気でね、お2人さん。」
美桜と沙羅を光が包んだ。
「うっ…。」
美桜は目を覚ました。すると、そこには嬉しそうに自分の顔を見る沙羅がいた。
「…沙羅。」
「お姉ちゃん!よかった~!」
沙羅はほっと胸をなでおろした。美桜はそれを見て、少し微笑んでから起き上がった。
美桜は周りを見渡した。そこは普通の部屋で奥にステージがあった。
そしてそこには、サングラスとマスクをかけ、ロングコートを着たおじさんがいた。
「はっはっは!目を覚ましたかい?お嬢さん。」
そのおじさんは指をパチンと鳴らした。すると、そのおじさんは光に包まれた。
そして、しばらくした後、その光からは、杖を持って、スーツを着て、シルクハットを被った紳士が出てきた。
「…。あなた、誰?」
「はっはっは!私の名前は『ジェントル』だ。コンビニのトイレで君と会ったのに、もう忘れてしまったのかい?」
「…。あー…最初の露出狂か…。いっぱいいたから忘れてた。」
その紳士はステージを歩きながら、美桜に尋ねた。
「君はこの館でいろいろな性癖を体験してきたはずだ。
それなのに何にもなびかなかったし、何にもハマることがなかった。
君には”素質”があるにも関わらずだ。…。どうして、そこまで性癖を否定するんだい?
もしかしたら、君は私の後を継いで、この館の主になることだってできるかもしれないのに。」
それを聞いた美桜は呆れながら、それに答えた。
「なんかよくわからないけど、性癖なんて他人に無理矢理強要するもんじゃないでしょ?各々で楽しむもんだから。…そんなこといいから、早く私と沙羅をここから出してくれない?」
美桜の言葉を聞いたジェントルは、帽子を深くかぶりなおた。
「なるほど。達観しているね、君は。しかし、私は君を諦めない!また、いつか、君をこの館に誘い出して…そして、目覚めさせてあげるよ、君の心の奥底に眠っている欲望をね。」
そういうとジェントルは持っている杖で床をトントンと叩いた。
「では、さようなら。元気でね、お2人さん。」
美桜と沙羅を光が包んだ。
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