21 / 21
18(3)
しおりを挟む 武田軍の主力部隊は上野原に向かった。相模川沿いに帰るのだ。大悟から聞いていた甲斐へのルートだった。
小山田隊だけが別の道を使った。青根から馳せ参じた、忠勝が加わった農民隊はこの小山田隊に加わった。小山田隊は道志みちを使って郡内に入るのだろう。その途中に青根はある。この隊に加わるのは、配慮があったということだろう。
忠勝らに命じられた仕事は再び小荷駄を守ることだった。
小荷駄といっても食糧は全て主力部隊の小荷駄隊に移されていた。また、今後必要な食糧を残して、それ以外は武田軍に加わった愛川の農民に与えられた。三増の戦闘で武田軍も多くの兵を失い、その屍を残すことになった。その供養を頼んだからである。
忠勝ら青根隊が守るべき荷駄は、恐らく敵から奪った武具だろう。馬の左右にいびつに膨れた袋が下げられていた。何が入っているか不明の長細い袋もあった。馬の頭数は30に満たない数だった。その馬をひく足軽の数の方が倍多かった。
足軽たちは粗末だったが武具を纏(まと)い、陣笠を被っていた。荷も担いでいなかった。この足軽たちもきっと甲斐のどこかの農民なのだろうと忠勝は思った。
忠勝らには旗指物と長槍と甲冑を与えられた。旗指物以外は全て北条の兵から剥ぎ取ったものだ。立派な甲冑だった。本当はこれを運ぶのが仕事だな、と忠勝は思った。報酬である筈がない。青根についたら剥ぎ取られる……。
小山田隊の草薙佐平と呼ばれる武士の指示で動くことになった。指示と言っても、敵がきたら、槍を倒して、槍衾をつくれ、だけだった。そのあとどうするかはなかった。戦闘が起きると思っていないからに違いなかった。
帰路では小荷駄隊は先頭を歩く。重い荷を運ぶので、落伍する危険があるからだ。が、小山田隊では、一番後ろに廻された。これでは落伍してしまう、と忠勝は思った。
落伍してもかまわない。だらだら歩くのはたまらないと考えているのか。
戦闘は起きないからだろう、「安全」の証明だと忠勝は思った。八菅で聞いた話は失念ていた。
道志川沿いの道は狭く、左の山側からしか敵が襲ってくる心配はない。その山側も大半は背丈の有る枯れた雑草がひろがっていて隠れるところもなく、傾斜もきつく大量の兵に襲われる心配はない。右側は崖でその向こうは道志川が流れている。
山を越えると、谷がある。そしてまた山を登る。その繰り返しだ。
沢の水は有難かった。渇いたのどを潤してくれた。
青野原を越えたあたりで、青根隊の先頭を歩いていた髭面の男が小荷駄隊の隊長と思われる草薙佐平に「この山を越えると青根です。そこで酒が用意してあります。ごゆるりとなさってください」と言った。佐平は頷いた。
ただでさえ、遅れているのに……、と忠勝は思った。落伍するのは許されるのか。休憩も許されるのか。不思議なことだと思った。
青根に通じる山道は今までで一番長く、険しい道だった。
長かった坂道を越えると一気に視界が広がった。
右側の山は切り立った崖のように傾斜の強い山だった。枯れ草ばかりで、頂上付近に木が僅かあるだけだった。しかし、目の前に広がる道は次第に広くなり、集落が近いことを知らせていた。正面にまた高い山が見えるが、その間のどこかに青根の集落があるのだろう。右側の崖は反対になだらかだった。歩きやすい道になった。
沢に下りる手前の道で敵の襲撃を受けた。沢に下りる道とは別に左手に道があったのだ。そこから敵が飛び出してきた。
指揮をとる男は落ち着いていた。
敵は山伏だった。
青根隊は男の合図で槍衾をつくる。
敵も槍衾で応じた。
動きが止まった。
派手な甲冑を身に纏った馬上の山伏が、槍衾の間から進み出た。そして、叫んだ。
「青根の衆ではないか。そこをどくのだ。お主らを斬りとうない」
青根隊に動揺がひろがった。
髭面の男はやはり青根隊の代表だった。男は言った。
「どくわけにはいきません。もう、戦いは武田の勝利で終わっています。無駄なことは止めてください。法印様を死なせるわけにはいきません。だから、どくわけにはいきません」
「戦わないわけにはいかない。敵をむざむざ通すわけにはいかないのだ」と法印は言った。暫く、沈黙が続いた後、突然、叫び声が聞こえた。
「伏せろ」
青根隊は一斉に伏せた。
山をも動かすほどの砲声が響き渡った。
青根隊の後ろに、鉄砲を構えた、先ほどまで荷駄を引いていた「農民」が立っていた。彼らが一斉に山伏に発砲した。馬が運んでいた、あの、細長い荷は鉄砲だったのだ。
目の前にいる山伏たちは次々に倒れた。鉄砲を撃ち終わると、足軽たちは青根隊の長槍を奪い、青根隊を踏み越えて、山伏たちに斬りかかった。
山伏たちは、統率が乱れた。指揮をとる法印は、馬から落ち、既に事切れていた。
戦うものもいたが、生き残った大半が逃げた。
足軽たちがそれを追った。
後に、青根隊が残された。
皆、項垂れていた。
暫くすると、足軽たちが帰ってきた。そして、勝鬨をあげた。
犠牲者は一人も出ない、武田隊の完全勝利だった。足軽たちは満面の笑みだったが、青根隊の表情は複雑だった。
小荷駄隊の大将は言った。
「敵は日向薬師の山伏だ。襲ってくるのは分かっていた。だから、武田の本隊から鉄砲隊を派遣してもらったのだ。全て予定通りだ」
青根の諏訪神社までの道々に山伏の死体がいくつも転がっていた。その多くは鼻が剥ぎ取られていた。首がないものもあった。ひと打ちで見事に切られていた。
神社の境内には、茣蓙が一面に敷かれていて、そこに足軽たちは座った。
小荷駄隊の大将は舞台の上の床几に座った。
そのそばに首が一つだけ置かれていた。法印の首だ。
右目から血色の涙が流れていた。眉間には大きな傷があった。
法印はかつて大悟の家で会った、あの島尾だった。
「あの男を知っている」と誰にいうともなく、ぽつりと忠勝は言った。忠勝は酒盛りをする武田隊を取り囲む青根の衆の中にいた。
隣の男が応じた。
「馬鹿なことをいうもんじゃない。法印様はお前みたいな者が近づけるお方ではない。知っているわけがない」
切り落とされた首は法印ではないのだ、法印の影武者にされた島尾なのだと、忠勝は悟った。島尾は大悟と同様に武田側の間者と思われている。だから、勝ち目のない戦の影武者になるしかなかったのか。
島尾の表情は無念で、悲しげだった。
大悟と同じ表情だ。
他にも同様に、甲斐側だと思われた多くの者が不本意な死を迎えた……。
いや、不本意でない死など、どこにもない。甲斐と相模が戦う理由など、そもそもどこにも存在しないのだから……。
酒宴はいつまでも続いた。酒を注ぐ女たちに無礼を働く者も現れた。
「甲斐と戦うなんて、とんでもない。ずっと、仲間だった。我が村は皆、甲斐の村から嫁をもらい、時には婿ももらった。たくさんの娘が甲斐に嫁いだ。ここは、相模でも、甲斐でもない。どちらも味方で、どちらも敵だ」
静かな声だ。
隣で見ていた、長い白髭を生やした、年老いた先ほどの百姓が低い声で忠勝に言った。
青根村も隊を二手に分け、双方に兵を送り込んだ。村をあげて、どう生き延びるか考えればそうするしかなかったのだろう。しかし、それは幸せでもあった。
幸田村ではできないことだった。幸田村は武田を選ぶ道はなかった。
忠勝は寒さを感じた。
細かい雪粒が舞っていた。
忠勝は空を見上げた。
暗空にたくさんの星々が光り輝いていた。
小山田隊だけが別の道を使った。青根から馳せ参じた、忠勝が加わった農民隊はこの小山田隊に加わった。小山田隊は道志みちを使って郡内に入るのだろう。その途中に青根はある。この隊に加わるのは、配慮があったということだろう。
忠勝らに命じられた仕事は再び小荷駄を守ることだった。
小荷駄といっても食糧は全て主力部隊の小荷駄隊に移されていた。また、今後必要な食糧を残して、それ以外は武田軍に加わった愛川の農民に与えられた。三増の戦闘で武田軍も多くの兵を失い、その屍を残すことになった。その供養を頼んだからである。
忠勝ら青根隊が守るべき荷駄は、恐らく敵から奪った武具だろう。馬の左右にいびつに膨れた袋が下げられていた。何が入っているか不明の長細い袋もあった。馬の頭数は30に満たない数だった。その馬をひく足軽の数の方が倍多かった。
足軽たちは粗末だったが武具を纏(まと)い、陣笠を被っていた。荷も担いでいなかった。この足軽たちもきっと甲斐のどこかの農民なのだろうと忠勝は思った。
忠勝らには旗指物と長槍と甲冑を与えられた。旗指物以外は全て北条の兵から剥ぎ取ったものだ。立派な甲冑だった。本当はこれを運ぶのが仕事だな、と忠勝は思った。報酬である筈がない。青根についたら剥ぎ取られる……。
小山田隊の草薙佐平と呼ばれる武士の指示で動くことになった。指示と言っても、敵がきたら、槍を倒して、槍衾をつくれ、だけだった。そのあとどうするかはなかった。戦闘が起きると思っていないからに違いなかった。
帰路では小荷駄隊は先頭を歩く。重い荷を運ぶので、落伍する危険があるからだ。が、小山田隊では、一番後ろに廻された。これでは落伍してしまう、と忠勝は思った。
落伍してもかまわない。だらだら歩くのはたまらないと考えているのか。
戦闘は起きないからだろう、「安全」の証明だと忠勝は思った。八菅で聞いた話は失念ていた。
道志川沿いの道は狭く、左の山側からしか敵が襲ってくる心配はない。その山側も大半は背丈の有る枯れた雑草がひろがっていて隠れるところもなく、傾斜もきつく大量の兵に襲われる心配はない。右側は崖でその向こうは道志川が流れている。
山を越えると、谷がある。そしてまた山を登る。その繰り返しだ。
沢の水は有難かった。渇いたのどを潤してくれた。
青野原を越えたあたりで、青根隊の先頭を歩いていた髭面の男が小荷駄隊の隊長と思われる草薙佐平に「この山を越えると青根です。そこで酒が用意してあります。ごゆるりとなさってください」と言った。佐平は頷いた。
ただでさえ、遅れているのに……、と忠勝は思った。落伍するのは許されるのか。休憩も許されるのか。不思議なことだと思った。
青根に通じる山道は今までで一番長く、険しい道だった。
長かった坂道を越えると一気に視界が広がった。
右側の山は切り立った崖のように傾斜の強い山だった。枯れ草ばかりで、頂上付近に木が僅かあるだけだった。しかし、目の前に広がる道は次第に広くなり、集落が近いことを知らせていた。正面にまた高い山が見えるが、その間のどこかに青根の集落があるのだろう。右側の崖は反対になだらかだった。歩きやすい道になった。
沢に下りる手前の道で敵の襲撃を受けた。沢に下りる道とは別に左手に道があったのだ。そこから敵が飛び出してきた。
指揮をとる男は落ち着いていた。
敵は山伏だった。
青根隊は男の合図で槍衾をつくる。
敵も槍衾で応じた。
動きが止まった。
派手な甲冑を身に纏った馬上の山伏が、槍衾の間から進み出た。そして、叫んだ。
「青根の衆ではないか。そこをどくのだ。お主らを斬りとうない」
青根隊に動揺がひろがった。
髭面の男はやはり青根隊の代表だった。男は言った。
「どくわけにはいきません。もう、戦いは武田の勝利で終わっています。無駄なことは止めてください。法印様を死なせるわけにはいきません。だから、どくわけにはいきません」
「戦わないわけにはいかない。敵をむざむざ通すわけにはいかないのだ」と法印は言った。暫く、沈黙が続いた後、突然、叫び声が聞こえた。
「伏せろ」
青根隊は一斉に伏せた。
山をも動かすほどの砲声が響き渡った。
青根隊の後ろに、鉄砲を構えた、先ほどまで荷駄を引いていた「農民」が立っていた。彼らが一斉に山伏に発砲した。馬が運んでいた、あの、細長い荷は鉄砲だったのだ。
目の前にいる山伏たちは次々に倒れた。鉄砲を撃ち終わると、足軽たちは青根隊の長槍を奪い、青根隊を踏み越えて、山伏たちに斬りかかった。
山伏たちは、統率が乱れた。指揮をとる法印は、馬から落ち、既に事切れていた。
戦うものもいたが、生き残った大半が逃げた。
足軽たちがそれを追った。
後に、青根隊が残された。
皆、項垂れていた。
暫くすると、足軽たちが帰ってきた。そして、勝鬨をあげた。
犠牲者は一人も出ない、武田隊の完全勝利だった。足軽たちは満面の笑みだったが、青根隊の表情は複雑だった。
小荷駄隊の大将は言った。
「敵は日向薬師の山伏だ。襲ってくるのは分かっていた。だから、武田の本隊から鉄砲隊を派遣してもらったのだ。全て予定通りだ」
青根の諏訪神社までの道々に山伏の死体がいくつも転がっていた。その多くは鼻が剥ぎ取られていた。首がないものもあった。ひと打ちで見事に切られていた。
神社の境内には、茣蓙が一面に敷かれていて、そこに足軽たちは座った。
小荷駄隊の大将は舞台の上の床几に座った。
そのそばに首が一つだけ置かれていた。法印の首だ。
右目から血色の涙が流れていた。眉間には大きな傷があった。
法印はかつて大悟の家で会った、あの島尾だった。
「あの男を知っている」と誰にいうともなく、ぽつりと忠勝は言った。忠勝は酒盛りをする武田隊を取り囲む青根の衆の中にいた。
隣の男が応じた。
「馬鹿なことをいうもんじゃない。法印様はお前みたいな者が近づけるお方ではない。知っているわけがない」
切り落とされた首は法印ではないのだ、法印の影武者にされた島尾なのだと、忠勝は悟った。島尾は大悟と同様に武田側の間者と思われている。だから、勝ち目のない戦の影武者になるしかなかったのか。
島尾の表情は無念で、悲しげだった。
大悟と同じ表情だ。
他にも同様に、甲斐側だと思われた多くの者が不本意な死を迎えた……。
いや、不本意でない死など、どこにもない。甲斐と相模が戦う理由など、そもそもどこにも存在しないのだから……。
酒宴はいつまでも続いた。酒を注ぐ女たちに無礼を働く者も現れた。
「甲斐と戦うなんて、とんでもない。ずっと、仲間だった。我が村は皆、甲斐の村から嫁をもらい、時には婿ももらった。たくさんの娘が甲斐に嫁いだ。ここは、相模でも、甲斐でもない。どちらも味方で、どちらも敵だ」
静かな声だ。
隣で見ていた、長い白髭を生やした、年老いた先ほどの百姓が低い声で忠勝に言った。
青根村も隊を二手に分け、双方に兵を送り込んだ。村をあげて、どう生き延びるか考えればそうするしかなかったのだろう。しかし、それは幸せでもあった。
幸田村ではできないことだった。幸田村は武田を選ぶ道はなかった。
忠勝は寒さを感じた。
細かい雪粒が舞っていた。
忠勝は空を見上げた。
暗空にたくさんの星々が光り輝いていた。
0
お気に入りに追加
3
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
天竜川で逢いましょう 起きたら関ヶ原の戦い直前の石田三成になっていた 。そもそも現代人が生首とか無理なので平和な世の中を作ろうと思います。
岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!?
柿ノ木川話譚4・悠介の巻
如月芳美
歴史・時代
女郎宿で生まれ、廓の中の世界しか知らずに育った少年。
母の死をきっかけに外の世界に飛び出してみるが、世の中のことを何も知らない。
これから住む家は? おまんまは? 着物は?
何も知らない彼が出会ったのは大名主のお嬢様。
天と地ほどの身分の差ながら、同じ目的を持つ二人は『同志』としての将来を約束する。
クールで大人びた少年と、熱い行動派のお嬢様が、とある絵師のために立ち上がる。
『柿ノ木川話譚』第4弾。
『柿ノ木川話譚1・狐杜の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/905878827
『柿ノ木川話譚2・凍夜の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/50879806
『柿ノ木川話譚3・栄吉の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/398880017
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
毛利隆元 ~総領の甚六~
秋山風介
歴史・時代
えー、名将・毛利元就の目下の悩みは、イマイチしまりのない長男・隆元クンでございました──。
父や弟へのコンプレックスにまみれた男が、いかにして自分の才覚を知り、毛利家の命運をかけた『厳島の戦い』を主導するに至ったのかを描く意欲作。
史実を捨てたり拾ったりしながら、なるべくポップに書いておりますので、歴史苦手だなーって方も読んでいただけると嬉しいです。
独裁者・武田信玄
いずもカリーシ
歴史・時代
国を、民を守るために、武田信玄は独裁者を目指す。
独裁国家が民主国家を数で上回っている現代だからこそ、この歴史物語はどこかに通じるものがあるかもしれません。
【第壱章 独裁者への階段】 純粋に国を、民を憂う思いが、粛清の嵐を巻き起こす
【第弐章 川中島合戦】 甲斐の虎と越後の龍、激突す
【第参章 戦争の黒幕】 京の都が、二人の英雄を不倶戴天の敵と成す
【第四章 織田信長の愛娘】 清廉潔白な人々が、武器商人への憎悪を燃やす
【最終章 西上作戦】 武田家を滅ぼす策略に抗うべく、信長と家康打倒を決断す
この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。
(前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です))
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
枢軸国
よもぎもちぱん
歴史・時代
時は1919年
第一次世界大戦の敗戦によりドイツ帝国は滅亡した。皇帝陛下 ヴィルヘルム二世の退位により、ドイツは共和制へと移行する。ヴェルサイユ条約により1320億金マルク 日本円で200兆円もの賠償金を課される。これに激怒したのは偉大なる我らが総統閣下"アドルフ ヒトラー"である。結果的に敗戦こそしたものの彼の及ぼした影響は非常に大きかった。
主人公はソフィア シュナイダー
彼女もまた、ドイツに転生してきた人物である。前世である2010年頃の記憶を全て保持しており、映像を写真として記憶することが出来る。
生き残る為に、彼女は持てる知識を総動員して戦う
偉大なる第三帝国に栄光あれ!
Sieg Heil(勝利万歳!)
梅すだれ
木花薫
歴史・時代
江戸時代の女の子、お千代の一生の物語。恋に仕事に頑張るお千代は悲しいことも多いけど充実した女の人生を生き抜きます。が、現在お千代の物語から逸れて、九州の隠れキリシタンの話になっています。島原の乱の前後、農民たちがどのように生きていたのか、仏教やキリスト教の世界観も組み込んで書いています。
登場人物の繋がりで主人公がバトンタッチして物語が次々と移っていきます隠れキリシタンの次は戦国時代の姉妹のストーリーとなっていきます。
時代背景は戦国時代から江戸時代初期の歴史とリンクさせてあります。長編時代小説。長々と続きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
「遺小説」読みましたが、「あらざらむ」を独立させた意味がよくわかりました。でも、不思議な気分です。河井の遺小説だという意識が抜けないので……。また、「遺小説」を読みたくなりました。